こんちは。ぴーなっつです。今回は『ヒマワリと恋の記憶』の感想です。MOREの作品は初めてでしたが、すごくよかったです。
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読後感は非常によく、終わったばかりなのにもう一度やりたくなる、うん、帰れなくなる作品ですね。ああ、僕は夕暮れのヒマワリ畑に閉じ込められてしまったんだな、という感想。
終わっても考察の余地を余す文学的作品なので、
二人のメインヒロインのことばっかり考えちゃいます。なんというか伝えたいけど、言葉にできないという小田和正的な作品なので是非まだやってない人はプレイしてほしい。百聞は一見にしかず。この作品で見て、考えて、感じてほしい。
(今回はネタバレ回避気味です)
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目次

1.はじめに
2.各ルートについて
3.まとめ

1.はじめに
 MOREの『ヒマワリと恋の記憶』は2014年の12月26日発売です。4年前なのでそんなに古くないですね。なんですが、なんですが、実はこの発売日にもちょっと意味があったりします(意外と重要)w
プレイしたらなぜこのクリスマス後に夏の物語なのか?という疑問が解けますのでw
これ発売直後にリアタイでやった人が羨ましすぎる(;`・ω・)
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 テーマは『また君に恋をする』
さて、すごくシンプルなんですが、「君に恋をする」ではなく、「また君に恋をする」なのがこの作品のキモだったりします。また、再び、恋をする訳です。タイムリープかな?って感じですよねw
 シナリオは青春モノをベースに夕暮れのCGが豊富に登場することが特徴的です。

プレイヤーはこの物語を進めるにつれ、真実にたどり着こうと没頭してしまう。その大きな要因となっているのがまさに、この逢魔時。こいつがプレイヤーをこの作品に引き込んで離そうとしないのだ。『昼と夜の間で時が止まる』そう、永遠の夕暮れ時なのである。このようなさよ教要素が多分に含まれているのでホラーゲー感が否めない。この先生めちゃ怪しくない?この世界は本当に主人公の生きるリアルなのか?おかしい、誰か死んでいるのでは?
などなど
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 その一方で、青春時代の甘酸っぱさがダシになってきいているので、もうプレイヤーはこの物語の不思議な魅力の虜になり、ヒマワリ畑から帰れなくなると思います(筆者も被害者)。
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次に音楽や絵について。
 OPはDucaさんの『恋の記憶』
個人的にDucaさんの曲の中では最も爽やかな印象を受けました。これからきっと甘酸っぱい青春の物語が始まるんだと、まぁそう思っていた時期が、私にもありました笑
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 EDは夢乃ゆきさんの『First Love』
これがヤバイぐらいに神曲で、edで流れた瞬間鳥肌がたちました。夢乃ゆきさんを正直、知らなかったですが、これは本当に素晴らしい曲なのでプレイして見てほしい。WA2の『届かない恋』的な感覚です。またこの曲の歌詞がTRUEストーリーにおけるあるヒロインの心情と青春時代のあるヒロインの恋心を見事に表現しきっててえげつなかったです(涙声)(心にダイレクトアタック)
間違いなくヒマこいをやる理由はまず、ここにあります。

 絵についてですが、とても美しいですね。こういうシャープな絵が好きならマストだと思います!僕も絵で購入しました(最初はね?)!さらに、和遥キナ先生がグラフィックデザイナーとして関わっているのでけっこうキナ臭さが出てますwキナの女子高生はいいぞ(語彙力)

とまぁ、はじめに長すぎやろ!というご指摘がありそうなのでこの辺で第1章は終わりです。ゆーて、語彙力失う系のエロゲなのであとは見て、感じてくれって感じ。

2.各ルートについて

攻略可能キャラはメインの亜依、茜とサブのカナちゃんと汐里。
便宜上、メインとサブに分けただけで長さ的には全員標準程度になってます(一人を除いて)。
推奨攻略順はカナor汐里→亜依→茜です。
亜依→茜あたりで、もうヒマワリ畑から帰れなくなると思うので帰ってこれるよう頑張って下さい。

蛇田汐里(へびたしおり)ルート
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無口で不思議系のロリ。私服がオタクを殺すやつ。フォロワーさんから茜は残せとありがたいご指摘を頂いたので汐里からスタート。
ロリの攻略は朝飯前でしたが、こいつ何かが違うぞ?やばいと脳が言っているってなりました笑
この青春の物語としては(あえてそう書く)、最も甘酸っぱくて良かったと思います。
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特に友達から恋人への昇華、デートシーンなどは百点満点でしたね。このクオリティならただの青春イチャラブゲーでも良作以上でしたが、忘れてはいけない、このゲームはプレイヤーを殺すゲームなのだと。衝撃的なエンドから普通ならそろそろ感じるのだろう。「このゲームやばいぞ」と。

水押カナルート
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幼なじみ枠。残念枠だった。物語の真実を知ってしまうとどうしても枠調整だったのかな?という印象を受ける。毒にも薬にもなっていない。伏線を張ってたところも回収されず、親友の隼人もいまいち浮かばれない展開。バブみ系が好きな人なら行けるかも?おそらく、プレイヤーをラストの展開の衝撃から救うための箸休めルートと考えて納得w

月浦亜依(つきのうら あい)ルート
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パッケージヒロイン。冒頭でこのゲーム遊んでくるので、要注意。完全に騙された。
あじ秋刀魚さんの演技が光る光る。あじ秋刀魚と橘まおの共演シーンは必見。
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イチャイチャシーンはほんとかわいい。だけど、なぜか不憫さと哀愁を感じる。不良パート等、不自然にも生き急ぐ亜依。亜依のこの不自然さと唐突な怪しい会話シーンでプレイヤーは物語に引き込まれます。
あじ秋刀魚さんってこういう誘導的な癖のある演技もできるんですか、はーたまげたなあ(;`・ω・)ノ
本編とTRUEで微妙に演技変えてくるのとかヤバイよやばいよ。あーーもう、ありがとうございました、あじ秋刀魚さんのファンになります。繰り返されるラストシーンでのあのCGは本当に泣きます。そしてこの頃にはもうヒマワリ畑から帰れる人はいない。
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亜依と茜ルートは意味が分かればわかるほど、怖くもあり面白いので何度も戻ったり読み返しましたわ。

荻浜茜(おぎのはま あかね)ルート

『また君に恋をする』
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『失恋だって、私の人生の一部だから…』
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『わたしはあなただけを見つめてる それがヒマワリの花言葉』
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泣いた。もうすべてが(ヾノ・∀・`)ムリムリだった。これがあるからエロゲはやめられねぇんだよ。この展開は茜の強い恋心があったからこそ生まれた。抱き締めたい。あえては語りません。感じろ。
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個人的橘まおヒロインNo.1でした。だいしゅき。

最終的に
このゲームは
愛を失った主人公が失った愛を取り戻す、そういったお話です(ケンシロウかな?)
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おまけ

坂本先生(?)
実はこいつが一番ヤバイ。物語の核。
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3.まとめ
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 個人的にグリザイアとかWA2の横に並べても全く遜色ないレベルの作品でエロゲーマーならマストだと思います!(過大評価だとは認めますが)
 ストーリー、音楽、CGどれも隙がないという神ゲーの特徴を押さえてるのも◯
 道中、オトナ帝国現象が起きるのでヒマワリ畑から帰れなくなるのがこの作品の特徴ですね!(私も正直、まだ帰れてない笑、もう帰らなくてもいいかな笑)
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ここまで読んで下さりありがとうございました。Twitter@peenat_nyoroでも感想流してますのでよろしくお願いします(*`・ω-)