先日9月15日に、第5回目になる西区民センターの農村こども歌舞伎公演を、無事上演できました。
全部で10回。10回目がお披露目ですから、お稽古は8回+リハーサル


毎年、子供たちの持つ力に驚かされます。

去年のDVDがあるので、(今年も撮影してもらいました)
公演終了後に、出演者にプレゼントします。

それを見た子供たちが、4月の第一回目に役を付けると、5月のお稽古時には、セリフを全部覚えていたので、びっくりしました。

これまで、区民センターさんに育ててもらう間につくりためた衣装が、ほぼそろって、しかも、いろいろ知人からいただいた衣装も増えてきて、楽になりました。

最初のころは、勧進帳の子どものサイズの衣装を夏中かかって縫い上げたり、ま、7月8月は衣装の製作でおおわらわでした。

今は、ともかく、出してきて、アイロン掛けすれば、何とかなります。

今年の収穫は、岐阜県中津川市 常盤座公演で、大人の歌舞伎グループが豊橋娘歌舞伎一座さんの本物の衣装で出演で来たこと。

それで、紐の結び方を見てきました。

そして、ようやく「腰帯」の扱い方がわかりました。

腰帯とは、能の役者さんが前にぶら下げている長方形の札が2枚重なっているもの。
はことら先生がニッセイ基金から頂いた50万円で、勧進帳の衣装全部を自分で縫ってくれた・・・その荷物の中にそれはあるのですが、どう結んでも紐の部分が長すぎるのと、どうぶら下げても、腹から股にの間にキリッと二枚が重ならない

ほっておくと、その両端に札のついたものを、前にぶらぶらぶら下げる着せ方をされてしまう。
間違っているのは、当然だけど、でも、では、どうするのが本当なの?

狂言をする人のブログを見つけたから、「腰帯の付け方を教えてください」とコメントしたけど「口で言われへん。実際にやって見せな。」と(これを東京弁で言われた)
「東京に来られた時に会って、やり方を見せましょう」

そんなこと言われても、ねぇ~めったに東京には、行かないし。

岐阜に行ったおかげで、完全にその謎が解けました。

はかまの紐を一文字に結んだうしろに札を通して、きちんと場所を定めてから、あまった紐を結び合わせて、袴のひもにねじこむ。

昨日は、合計9本必要な腰帯を4本作りました。

先生が残した帯は幅6センチだったけど、出演者が子どもで小さいのと、あまった白生地に合わせて、幅が4センチになってしまった。
その先につける札も帯芯が見当たらないので、ふにゃふにゃしてるけど・・・ま、いいか!
その札には、染か、縫い取りかわからないけど、紋章のようなデザインがあるのだけど、はことら先生が、判を押すように墨色を付けたデザインは、どうみても「いも判」のようなもの・・・

サツマイモを輪切りにして、なんかこしらえようかと知恵を絞る。
でも、眺めているうちに「これ、ピーマンを輪切りにして、墨で押し染めしてない?」

それで、ピーマンで型押ししたよ。(また見せるね)

あとは・・作り替えたいのが、義経一行の衣装。特に袴。

あの能衣装のような背中に背負ったような袴。

岐阜で、ようやく謎が解けた、あの後ろ姿は「畳表」でできているんだって!
だから、立てば平らに、しかも、自在に座れる。

ほしいなあ・・・畳表。
今ならまだ、売ってるかなあ…夏しかないから。

畳屋さんに行って、不要なのをもらってくるつもりだけど・・虫やばい菌がついてそうだよね。

けど、結構高価なんだわ。買えば。

ゴザだと、ゆるゆるだしね。

夢はひろがるよ。
四天王の上着も、ハリのある紗で作りたい。
でも、布地が見つからない。

本物は、何と言っても絹だから、手入れが冗談じゃない。
本気を出せば洗い張りに出して、もう一度縫い上げないと・・・そんなことできない。

化繊の衣装は、助かるわ。洗濯できる。

さいわい、これまで晴れが続いたので、二日続けて洗濯ざんまい。アイロン三昧。
これから、どういう芝居を上演するか、もう、可能性はひろがらないから。
考えて、衣装を限定して整理しないと。

私の後継者になると13歳の男の子が名乗りをあげてくれたから。

ともかく、あなたに、私のもっているもんを、全部残すから、、ね。と伝えたよ。

台本。
音源。
衣装。
道具。
それと、山の神社の小屋掛けの手順。

誰かに伝えることができたら、残していける希望が持てる。

今回は、衣装付けを買って出てくれるお母さんにも出会えた。
化粧を担当してくれそうな人も見つけた。

何事も、はじめの5年が苦しい・・・のだそうだ。

指を折って数を数えるとき、1・2・3・4・5と、親指から握りこんでいくでしょう。
6・7・8・・・と、小指から開くでしょう?

だから、6年目から10年目までは開いていくのです。開けていくのです。

ほんとかいな?と思いつつ、我慢して辛抱して、重い荷物を背負ってきたけど・・・本当かも?と思う。

10まで全部開いたら、あとは隠居だね。

でも、チームを形成するには情報発信をしてくれる部門も、必要だ。
まだ、必要だから・・・やがて、誰か来てくれるだろう。

人生は、一生懸命やっていたら、必ず道がつく。そういうものだ。

だから、巨富の富にまかせて、お天気までいじってしまう神をも畏れぬ仕業が、無事に済むとは思わない。

世の中てそういうものではないと思う。

今回のDVDが出来たので、お礼のお手紙を添えて、子供たちに贈ろうと思う。
感動の波動が、まだ鳴りやまないので、思いばかり膨らんで仕事になりません。

昨日郵便受けに、当日のかわいい写真入りの御礼状が届いていました。

そして、4歳の子のひらがなで「だいすき」と、書かれていました。

子どもたちが、私のことを好きで、大人以上に、私の一生懸命さがわかって、
私の方をじっと見つめて、「この人は、どうしてほしいんだろう?」と、考えて

私を喜ばせようと一心に務めてくれたのがわかるので、私は、感動で、言葉も感想もなかなか出てこないのです。

どの子も、素晴らしかった。


子どもは、大人を喜ばすのが好きなんですよ。
大人が、喜ぶと、すごくうれしいんです。

子どもってね、そういう有難いもの。神様みたいなものですよ。

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