2011年06月12日

MARUZEN “Stream Line” onoto model ・・・

丸善 ストリームライン オノトモデル・・・
marustl5nib-01  本日担当だったガマから『大学の某先生からムチャ振りな仕事を頼まれて、手が回らない!』という救難信号を受信し、急遽代理登板となったカーボンです。
 “岡山半”の異名を与えられ(そうになっ)た彼に、4月以降既に何度か交代を依頼している借りを返す意味も込めて、ちょっとばかり変わった1本をご紹介。
 さて、そんな本日の1本は、丸善が英デ・ラ・ルー社が生んだ名品の名を冠して販売している『ストリームライン・オノトモデル』。PILOTがOEM生産している製品です。
 この製品そのものは現在も販売されており、特段珍品と言うわけではありません。しかし、PILOTの通常ライン製品とは大きな差別化がされているのが魅力的ですね。
 まずはキャップリング。「MARUZEN Stream Line」の文字に、オノト・ブランドの万年筆を愛用した夏目漱石が使用した原稿用紙に描かれていた……という龍の頭が刻印された、幅広なリングが目を引きます。
 クリップには丸善オリジナル製品を示す方位磁針のマーク。これも格好良い! スタンダードなクリップ形状も、実直な印象がありますね。
 14金製のペン先にも同じく龍の頭が刻印されており、通常のPILOT製ペン先とは差別化が図られています。
 ただ、左右非対称な刻印って書き味への影響はどうなんでしょう。
marustl5nib-02
 通常のPILOT刻印のペン先とあまり差が感じられないのですが、僕の筆記感覚は大雑把なので感知できないだけかも知れませんw
 キャップを尻軸に差すと約17.5cmとかなり長大になりますが、大柄な方にはこの長さも受けが良いようですね。何しろ、PARKERのデュオフォールド・センテニアルよりも5mmほど長くなりますので……
 ちなみに僕には長すぎるので、キャップは差さずに使っていますがw
 さて、そんなストリームラインですが、この個体には現在販売されているものとは異なる特徴が。
 まずひとつは、現行品ではキャップ・胴軸の一部に刻まれている杉綾模様が無いこと。全体的につるりとした軸になっています。
marustl5nib-03  そしてもうひとつは、10号ペン先が付いているはずのストリームラインに5号ペン先が付いていること!!
 試しに、以前ご紹介したカスタム67の5号ペン先と比べてみると……間違いなく5号ペン先ですね(画像2枚目右下をご参照ください)。
 このペンはオークションで手に入れたのですが、さすがに驚きました。偽物にしては出来が良すぎるし、果てさて……と調べてみると、手がかりを発見!
 それは、我らが師匠pelikan_1931さんのblog「万年筆評価の部屋」の過去記事。2010年11月30日の“万年筆に嵌まったきっかけは?”というアンケートに『烈風』さんが答えていらっしゃるコメントでした。
 曰く、14〜15年ほど前には現行品と同型のモデル(3万円)と、5号ペン先付き・模様無しのモデル(2万円)のものがあったそうです。
 この廉価版とも言えるモデルがいつ頃まで生産されていたのかは分かりませんが、ペン先を外すと「497」という数字が刻印されていました。
 おそらく97年4月製と推測されますので、少なくともその頃にはあったのでしょう(発売当初の時期かも知れませんが)。
 取り合えず偽物という可能性はほぼ打ち消せたので、安心して使い倒しております(笑) 手がかりを残してくださった『烈風』さんと師匠に感謝の意を表しつつ、代理投手を降板させていただきます。ありがとうございました!

 以上、カーボンがお送りしました。

Posted by カーボン


pen_parade1000 at 22:15│Comments(2)TrackBack(0) 国産万年筆 | 金ペン

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この記事へのコメント

1. Posted by mercuryo   2011年06月12日 22:36
2万円のモデルなんてあったんですねぇ・・・
10号付きのは持ってますが,長すぎて使いにくいですよね(笑)
あと見た目よりだいぶ軽いというのも不思議な感じです。
2. Posted by カーボン   2011年06月15日 22:39
>mercuryoさん

僕も、こんなものがあるとは知りませんでしたので・・・届いたときは唖然としてしまいましたw

重さに関しては同感ですね。
特に、軸に模様が入っているモデルは視覚的に重く感じられるので余計かと思います。

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