Penguin Parade Project

奥様はムンダ居残り。私1人で帰国してエンジンの部品とバッテリー台の材料を持ち帰ります。
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ムンダは波静かでアンカーの効きも良好、現地人が温厚。良い知り合いもできたし風光明媚。奥様には南国でのんびり過ごしていただきましょう。
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いちばん陸に近いのがウチのフネ。右がスコットランド、左がアメリカのカタマラン。
私が旅立った朝にアメリカがギゾに、夕方にスコットランドがベララベラに向けて出て行ったそうです。

アメリカ艇Field Tripはアルゼンチンから始めて北米東岸、カリブ海、南太平洋を西行。これから日本経由の太平洋一周になるかもしれません


スコットランド艇RRHUAはトルコから始めた世界一周中です。

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ムンダを飛び立ったプロペラ機はセゲ経由でホニアラ。ニューギニア航空に乗り換えてポートモレスビー経由で成田に当日中に到着する。
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途中でグアムを見下ろしたときは感慨深いものがありました。『お!MYC
去年の11月からの行程を飛行機で遡ると、たったの16時間!
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エンジンのソレノイドとその関連の部品一式を入手しました。

奥様はソロモンで毎日エンジンをかけてバッテリー充電しています。
ソロモンに戻ってもしも#2バッテリーもエンジン始動できないようだったら、これもまた現地でトラック用のバッテリーを購入することになります。大型のバッテリーを載せる台の材料を日本で準備しました。

成田からの飛行機は週に2便だけ。持っていく荷物の準備が出来上がって、さて一息。。。と思っていたら「日立PS-1800は4JHでも始動できる」という情報が入りました。
4JHが始動できるなら3シリンダーの3JHも大丈夫な筈。これを持っていれば、ソロモン諸島で#2バッテリー購入せずにオーストラリアに行って正規のディープサイクルバッテリーを購入すればよい。

調べてみるとAmazonだと翌日お届けが可能。飛行機は明日。

買うか?

でもPS-18000のAC/DC充電器が何ボルト対応だかわからない。メーカーに問い合わせると「日本国内を対象とした製品なので100V以外はサポートできない」

ソロモンは120V。これから200Vの国にもいくので、100-240Vくらいは対応していないと、、、、。
今回の購入は見送りますが、バックアップバッテリーとしては秀逸な製品だと思います。

ps-18000

「月曜にボナボナラグーンのララアイランドで待ってるよ」前回のムンダでアメリカのカタマラン艇マックが言っていたので、月曜朝にギゾを出ようとしました。

が、なんとエンジンがかかりません!
7回トライして両系統のバッテリーとも上がってしまいました。

そんなときは慌てず騒がず、ただ待つのです。 2時間もするとソーラー発電で12.8ボルトくらいになる。そうなればエンジンは一発始動。
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出発が遅れたのでラグーンに入るのは時間的に無理。ナビに航跡が残っているムンダを目指してモータリングです。

小さな鰹が釣れ、奥様が八丈島·高橋さん直伝の技でさばいて竜田揚げ。
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ムンダにはギゾで出会ったオーストラリア&ブラジルカップルのカタマラン艇がいて「ボアタルジ、セニョーラ」
翌朝、バナナをたくさん頂きました。「ムイット、オブリガード」ですわ。

彼女たちのフネはかれこれ10年ほどソロモン諸島で商業クルーズをしている。センターボーダーなので喫水はたったの40センチ。まさにラグーン航海のための船ですね。FB: Paradise Cruises またはwww.svchemistry.netで詳細をご覧下さい。

さて、Vona vona lagoonですが衛星写真だとこんな感じ。
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GARMINにルートを入れてみるとこんな感じ。水色が前回の航跡でダイヤモンド海峡はこの北方になります。
ぼらぼらじゃあなてボナボナ^_^;
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私のopen CPNには衛星写真を重ね合せて見るオプションを入れています。でもパソコンは電気喰いだし水に弱いのでコクピットに持ち出せない。だから防水のGARMINを使っているのです。

外国艇は衛星写真上で位置表示できるアプリ(ovitalmap, sasplanet)を防水タブレットに入れていたりしますがね。あとナビオニクス利用者が多いようです。
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ブラジル/オーストラリア艇がお客様を乗せて出て行って行ったあと、ムンダには先週からいるスコットランドのカタマラン艇と50FTはあろうかというイタリア艇が残りました。

JICAの金光先生と与那原先生が訪船。明日は金光先生の学校で歌の発表会のあと與那原先生の水泳教室に飛び入り参加することになりました。
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Kokeqolo highschool religionous day.
学校横の教会で子供たちの歌を一日中聞いていました。ヨット航海の毎日とは全く違った一日の過ごし方で頭の中をリフレッシュできました。
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歌のあとは水泳で身体をリフレッシュ。與那原先生のクラスはお祈りと日本語「お願いします」で始まります。
私は4泳法のデモンストレーションをお手伝い。その後は競泳と水球。楽しいね!
このなかからソロモン諸島代表がでたらいいなぁ。
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翌朝はマーケットで買い出し。ヤシガニ、貝、アボカド、ライム、、ボナボナラグーンで食べるために下ごしらえしてお昼にムンダを出発。あれ! 少し風が強いかな。
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10マイルほど走ったところでアメリカ艇マーク一家とすれ違い。

さらに進んでラグーンに入って1マイルも行かないうちに浅瀬に入ってしまいキールが珊瑚に接触。速力は1ノット程度でショックはごく軽いものでした。
アンカー入れてテンダー下ろしてキールの状態確認と通れる水路探しをするのがセオリーですが、日没が近いのと風があったのでそのままムンダに引き返すことにしました。

翌朝、ムンダで潜って状況確認。1ミリ程度の擦り傷なので修理不要と判断。

スコットランド艇ショーンにボナボナラグーンの航跡を見せてもらったら、座礁した位置より南側を進むべきだったことが判明。ってことはGARMINに入れたルート通りだったら座礁しなかったんだ!
現地人のボートにつられて右に行ったのが敗因。

「珊瑚礁のなかを走るには SASPlanetが良いぜ。openCPNだとできないがSASPlanetはネット接続してグーグルやビーイングで衛星写真見るだけで自動で衛星写真が取り込まれるんだ。勿論、選択した範囲だけの取り込みもできる。航跡データは両者共通だ。俺のSASPlanetをあげるからHDD持ってきなよ。」とショーン。

HDD相性の問題がありアメリカ艇マークからSASPlanetをいただき、さあこれでボナボナラグーンへ行ける! っと思ったのですがなんと、またまたエンジンが始動しない!!

インバータでパソコン使うときに電圧計の13.1Vという表示に安心してエンジンかけていなかった。後で思うといくらソーラーが効いていてもそんなに高い電圧になるわけないのに、、、。
最初は応急対応しているソレノイドが怪しいと思っていました。

===ヤンマー江崎さま===
先月から金曜までは数回のトライでかかっていたのですが、昨日からスターターモーターの回転が鈍いように感じます。バッテリーの電圧は12.7ボルト程度ありますがソーラー発電中なので電圧計が不正確かもしれません。

キーを回したときにソレノイドのコンタクト音は聞こえません。始動できなかったあと電圧が上がるまで数分待ってから再トライしています。昨日は以下をためしながら10回以上やりました。

①バッテリー1、バッテリー2、1+2
②ソレノイド白端子と+12ボルトをドライバーでショート(回転が鈍く始動せず)
③メイン電源オフにして、ソレノイドの赤端子に+12ボルトを接続してソレノイド内部の電磁石を動作(コンタクト音がします。10回以上やりました)

今日は一日雨でソーラー発電がほとんど期待できません。船のバッテリーを消費しないよう全てオフにしてソーラー充電ができている状態でまた試します。

もしもバッテリー充電が十分でもかからないようでしたら私が部品をとりに今週末に一時帰国します。お忙しいところ恐縮ですが部品手配をお願いすることになりますのでその際は宜しくお願い致します。
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江崎さまからは「電圧はバッテリーの線を外して測れ。下図15がソレノイド。他に必要そうな部品は?」
一切合切を自宅宛送付して貰うことにして航空券を手配しました。
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翌日、ショーンが手伝ってくれて状況確認、「バッテリー充電が必要。ソーラーでは時間がかかる。」となりました。
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マークが良い充電器持っているのでそちらに#1バッテリーの充電をお願いしたところ、「充電してみたがバッテリーの表示だと70%以下しか入らない。このバッテリーは駄目だぜ。」
#1は2年使っているので買い替えることにします。
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バッテリー取り外しで船のベッドには寝られません。電気もつかないし。
アグネスロッジに宿泊することになり、水も電気も使い放題ですわ。
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JICAの與那原先生がホニアラに帰る、さっちゃん先生もホニアラに用事があるとのことでムンダ空港でお見送り。


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マークがムンダのお店を見てきて「中国製の品質の良くないバッテリーしかない。ノロにはアイランドエンタープライズという店があり良いバッテリーがあるかもしれない。明日一緒に行こう!」と誘ってくれました。
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ありました! 日本製です。
このバッテリーでエンジンは一発始動。

でも大きくて今までのバッテリーケースに入りません。
手持ちの木材でバッテリーベッドを急遽作成です。またまたマークからハンドドリル借用。
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木工のあとはFRPコーティング。若干薄い合板だけどこれで強度大丈夫でしょう。
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もう一つの懸念は#2バッテリー。充電した後でもエンジン始動できませぬ。一応もう一つバッテリーベッドを作れるよう帰国時に木材も持ってくることにしましょう。
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奥様はムンダに慣れてきていて「ムニャムニャラーニャ」などという現地語を使いこなしています。
マーケットやパン屋さんでお買い物するのが日常生活。

帰国前夜は、金光さん宅で夕食。ベーコン野菜炒め、茹でインゲン豆、麻婆豆腐。寺田さんはパパイヤにライム絞って食べるのがマイブームだとか。





 

ギゾから35マイル東のニュージョージア島にノロとムンダがあります。

ノロには大洋漁業の缶詰工場があって、かつては日本人がたくさんいたのですが大洋が撤退しアメリカ資本となってフィリピン人チーフが工場を取り仕切るようになって缶詰の味が落ちたそうです。以前は燻製していたのを水煮にしたから、らしい。
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ムンダではアグネスロッジ の前にアンカリングするのが便利なのですが、いつも頼りにしているSouth Pacific Anchoragesにはロッジ前の図がありません。
ギゾでとなりにいたオーストラリア艇メイソンから航跡とアプローチの注意を教えてもらってから出発。
ギゾを朝に出て昼過ぎにはムンダに到着。その後、夕方まで雷雨。デッキでシャワー浴びてポリタン3つが一杯になったので船の清水タンクに入れて、その間に奥様が洗濯やら洗髪。それでも降り止まずポリタンク2つが一杯になる。こんなに雨水が貯まるなんて幸先が良い。

夜はJICAの金光先生と一献。この国の日本びいきの風潮は彼等が頑張ってくれているおかげです。

金光先生のブログは素敵ですよ。
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翌朝バスでノロに向かいます。ムンダからノロはニュージーランドの支援で四年前にできたジャングルのなかの快適な一本道。
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ムンダは商店街を過ぎた突き当たりが空港。今は国内線たけですが国際線化するための工事(周囲のフェンス作り)がこれまたニュージーランドの支援で行われています。NZ の支援ボランティアの方とロッジで話ていると、なんと彼はラガーで1985年には日本のトヨタでプレーしていたそうです。

イミグレーションの顛末は酷い話。

ノロの入国管理事務所に行くと係官はたいそうご立腹「日曜にギゾに到着して木曜にイミグレーションとは何事か! その間不法滞在だ。警察の捜査が始まっているぞ。」
「日曜夕方に到着して月曜に検疫と税関を済ませた。火曜はエンジントラブル対策、水曜午後にムンダ着。木曜午前にノロに来るのが最速であった。」
「お前が来るからそんなに時間がかかるのだ。なぜ係官の交通費(600SD)を払わなかったのか?」
『ははぁん、コイツ金が欲しいんだ』
「俺達にとって600SDは大金。ギゾの税関もノロに行く選択肢があると言っていた。エンジントラブルは、ほれこの写真を見てみぃ。ノロまでヨットで来なかったのはノロ港入り口のリーフがたいへんに狭く危険と聞き及んでいたからである。」
「写真や口頭の説明では駄目だ。この紙にレポートを書け。」
『ったく面倒くさい、、』それでもStatement of factを、さらさらと書き上げて渡すと、こんどは「エンジントラブルの確認のためにムンダの船に行く」ですと。

「ムンダまでのタクシー代4~500SD払え」
「高すぎる。バス代20SD なら出してやる。」
「俺はオフィサーだからバスには乗らない。よしフネをチャーターして行こう、300SDだ。」
「高すぎる」
「俺のクルマで行こう。ガソリン代100SD払え」
ここで手を打ちました。が、しかしスタンドで給油終わったらお店に100SD払え、だと。
「ムンダに行ったらパスポートにスタンプ捺してくれるんだよな」と言いながらグー握って奴の横腹に当てると、ワリぃなあってニヤニヤ笑いしていやがる。

お金の話はそこまでで、ムンダまでのドライブは快適でビリー氏と話が弾む。
「この川はノロの水源なんだぜ。」
「ほぉ。ところでこの辺りにワニはいるのかい?」
「この辺りにはいないけどソロモン諸島東部にはいる。川ワニだけでなく海にもいるぞ。あるヨットが人里離れた入江にアンカリングして噛まれた。」
「ワニが船に上がってくるのか?」
「いや泳いでいたんだ。そういえば地元の人は祟りだ、と言っていたなぁ。島にはスピリチュアルな場所があって、入ってはいけないというタブーがある。」
「どこの島だ?」
「フロリダ島、ラッセル島、それとイザベル島に聖域がある。知らない所では地元の酋長(チーフ)に挨拶しておくとトラブル回避できるぞ。」

ヨットの検査はあっと言う間に終わりパスポートにスタンプ押され5月7日までの滞在が認められた。さてこれでイミグレ費用300SDを払えば入国審査官ビリー氏とおさらば、、、かと思いきや「今、領収書が無いから300SDは出国時に払え。ノロに税関があるのでノロから出国すれば良かろう」
ビリー氏とのお付き合いは、まだまだ続くのでした。
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ムンダ停泊のヨットは4艇。ウチ以外は全てカタマラン。アイルランド、アメリカ、あとひとつは?
夜にはロッジのバーにみんな集まり会談。奥様はアメリカ人マックと会話が弾んだようです。
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ムンダからギゾへの戻りはダイヤモンド海峡経由にしました。
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ここは100メートルないぐらいの幅、まるで川みたいな海。
その狭いところで向こうから大きな船が来ちゃうのよねえ。
 

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