Penguin Parade Project

タイに外国籍ヨットを置いておけるのは6ケ月で、延長申請を提出すれば1年まで置ける。でも1年をこえたら罰金。だからいったん出国するのです。いちばん近い外国、マレーシアのランカウイまで片道140マイル。
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↑これが六ヶ月滞在延長の税関向け書類。
タイ出国の手続きは、マリーナオフィス、イミグレーション、カスタムの順番で。
空路到着した伊藤さんと一緒にレンタカー(800TB)で廻りました。
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クラビの町では、ベジタリアン達のお祭り。血を流すことが尊いのか?爆竹のなかで裸で踊る、頬に刃物を差す、ベロを切る、、、。なんじゃいこれぁ?
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ランカウイ行きの航海は至極平穏、かとおもいきや、途中アンカリング予定のコームック手前で伊藤さんの悲鳴「浸水してる!」
床下ぎりぎりまで海水が上がってきている。増水しすぎて電動ビルジが効かない。伊藤さんがハンドビルジ、私が手動ポンプでバケツに汲みだし。しばらくやっているうちに水位が下がったので、浸水元を探すと、、、、あららプロペラシャフトのグランドパッキンのカップリングが取れている!
半年前にグランドパッキンを交換していたのにプロペラを回し始めてから点検していなかった私のミス。排水しながらカップリングをどうにか押し込んだときには、とっぷりと陽が暮れていた。
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夜間のアンカリングは危険なのでランカウイまでオールナイトで走りきりました。
テラガマリーナにアンカーしたら、先行したサムライ号がいる!

私たちのテンダーのエンジンが不調なので、サムライに引っ張ってもらって、Naklaを訪問。
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レバックマリーナでヨット整備中の方々を含めて、伊藤さんの手料理でビールが進む。
それにしても70フィートカタマランはデカイ!豪華!
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翌朝、森田さんと本間さんをレバックに送り届けてからExcept Oneは、マレーシア入国のためクアハーバーを目指す。が、そこでオンザロック

テンダーのエンジンが不調なのでクアハーバーは一番の岸よりにアンカー。イミグレーション、ハーバーマスター、カスタムの順番に手続きを完了。
さて、「すぐにも出国したいのだけど、、、」でもねイミグレーションが云うのですよ「最低4時間滞在しなさい」
とりあえずハーバーマスターとカスタムの出国手続きまで済ませてから、ビールなどの買い物(免税!ウッシ!)をしてヨットに戻って、、、、
「ややや!!」パンクしてるじゃないのぉ!

そこいらにいたヨッティに乗せてもらい、引っ張ってきて↓点検したところ布地の接着面が剥がれている。いちおう糊付けしてみたけど高圧空気が入る見込みは無い。

どうやって上陸する?イミグレーション手続きが未だだよ。
二人で通りがかる小船に声かけする。伊藤さんが呼んだ漁船が着てくれた!わけを話すと岸まで乗せてくれるとのこと。10RM(340円)の御礼しました。

あとで聞いたところによるとLangkawiだとFARRIDでディンギーが買えるらしい。
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苦労してたどり着いたイミグレーションでしたが「カスタムに提出した書類だと明日出港することになっているので今日はパスポートにハン押せない」  
ーーーなんだよぉさっき別の係官は17時に来ればよいって云っていたのにーーー
「明日、テラガのイミグレーションで手続きしてもよいですか?」
「OK」
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テラガマリーナでは給油桟橋に着岸できる。でも給油の時間だけ。イミグレーション手続きをするために急遽マリーナにメールして一泊だけ停泊することにしました。
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テラガのバースで隣だったDream Catcherのウォルターは名古屋の三菱重工に三年いたことがあるんだって。では、ウチに来てビールでも飲もうよ!
Nakulaの佐藤さんも加わってヨット談義でビールがすすむ。
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所用で出かけた佐藤さんには悪いのですが、私と伊藤さんとでBeer ATMの店へ。100RMのカードで生ビール6杯セルフサービス。楽しいじゃない、コレ
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あれ、OGビーフハンバーガーも食べ応えある。このお店はYARAのお父さんが言ってた「過去三ヶ月で食べたなかで最高のハンバーガー」
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翌朝KO LIPEまでは20数マイル。釣り糸を流し、ウィンドベーンを試しながら鼻歌交じりに航海していたら、、。
・太さ10センチ以上、長さ10メートルの貝殻がたくさんついた竹竿が折れ曲がってキールに引っかかる
・エンジンの回転が時おり下がる。2000rpmを1500rpmにして様子をみる。あれ!?また下がった。
先日のオンザロックの傷跡も気になるのでKO LIPEでブイを拾った後すぐにダイブ。
プロペラには何も引っかかっていないし、キールの傷もたいしたことは無い。
油濾し器と燃料フィルターを点検して汚れ、水が無いのを確認。

Windityでは7~8mの向かい風だけどそのあと風が落ちる予報なので、翌朝KO MUK目指して出発。機帆走で数時間、、、、あらら。
またエンジンが息継ぎ。カーボン飛ばしのために回転を2000rpmに上げようとしたら、あろうことかエンジン停止
アラームもなく停止したのでワケが分からず、エンジン再起動は障害を増大する危険があるので帆走に切り替え、行き先をクラビ直行に変更。揺れが激しいなかエンジンが冷めてからオイル量をみたら、ゲージの上限プラス2cm。オイルが増えてる。オイルを指でこねこねしてみて、匂いを嗅いで、色を見て、そんなことでは何が混じって増えたのかが分からない。
幸いなことに修理したてのウィンドベーンが快調なので強烈な向かい風のなかセーリングでオーバーナイト。波がドジャーを超えてコクピットに打ち込む。何回も頭からぬるい海水をかぶる。周期的に土砂降りの冷たい雨。合羽を着てもまだ寒い。すっかり体が冷え切ったころに3時間のワッチ交代。37時間、食事はパンにジャム、ビスケット、オレンジ。
kk
クラビの河口についたのは翌日の陽が陰る頃。あと20マイルほどのところで風がぱったり落ちた。その夜の高潮に入港するためにエンジン始動1500rpm。あと10マイル。そこからKBLへはWP1からWP6までをきっちりとトレースしていかないと座礁する。夜間なのでOpen CPNで船位をみながら慎重に。WP1の手前でエンジンの息継ぎが始まる。あと7マイル、頼む走ってくれ!
WP2が河口の浅瀬。エンジンが止まったら即アンカーする、だけどここは周囲に陸地が無いので風が吹いたら危険だ。
WP3、WP4、エンジンの息継ぎは止まらない。ってか頻発している。ブロアーを入れて冷やして、いやオルタネータの過負荷はエンジンの過負荷につながるかも?
WP5はアンカリング適地「ここでアンカーしようか?」いや、このまま行こう!KBLに帰りたい。
WP6にはアンカーしているヨットがいた。おそらくKBL入港まち。
kk
OpenCPNをGoogle Earthモードにして過去の航跡をみるとWP06の手前を右折することになっている。
これはパソコンにつけているUSBのGPSセンサーの精度が低いためだろうと判断して、WP06の真横までいって、月明かりのもとサーチライトでKBL入り口の水路を発見。水路に入った。このマングローブの水路は狭いのでアンカー困難。頼むよエンジン。そう願いながら1000rpmに落とした。

20時30分にKBL着。最後まで動いていてくれたエンジンに感謝!!
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翌朝、点検してみるとオイルがゲージの先端1ミリまで減っている。あぶなかった。
KBLのエンジニア、ウィットさんに見てもらってもエンジン息継ぎの原因は分からず。「ヤンマーの技術者はプーケットにいる。部品を手配できる業者はクラビにもある。」とのこと。
kk
エンジンの息継ぎは燃料系が怪しい。オイルの増えは揺れが激しかったのでウォーターロックを超えて海水が入ったか?それとも風波で揺れてタンクのゴミが舞い上がっている状態でピストンからの戻り系統3ミクロンのフィルターが詰まって戻りきれない燃料がオイル系統に流れ込んだか?
オイルの減りはどうしてだろう。燃料フィルターが詰まり気味だったのでエンジンがオイルを喰った?

燃料をタンクから抜いてみたら最後はかなり黒い。ゲージで1/2の残量だったけど95L抜けました。KBLで廃油処理してもらいます。きれいな燃料でタンク洗浄、燃料濾し器と燃料フィルターを交換、ついでにオイル(CALTEX 15W-40 480TB/5L)も交換して、いざエンジンをかけてみると、、、快調なこと。
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今回は海上係留で4月まで置きます。そのために、チェーンロッカー水洗い、ジブセール取り外し、日除けかけ、、。
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KBLでは週末にギターコンサートをする企画が。KBLマネージャーのJACKやるじゃん。
今回もまた6ヶ月後(20190416)に税関に提出する延長申告書はマリーナに代行を頼みました。
KBL係船料は年間34万円の半額をカードで支払い。KBLは年間契約だと海上でも陸上でも料金が一緒。

タイ入国手続きではボンドが必要。昨年は事前にビザとって来たので不要でしたが今回は20,000TBをボンドしたので次回(来年4月?)にクラビのイミグレーションに行って返金手続きしなければなりません。ってかその後もここにヨットを置くことになるので、期間を変更してボンド書類やり直し手続きでしょう。お金が返ってくるのはタイから出てゆくときだね、きっと。
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入国手続きが終わったところで、クラビのさくらツアーへ。2017年に日本をでてから読んだ本をさくらツアー文庫に寄贈させていただきました。そこで重要情報「4月13日はクラビの水かけ祭り」、お祭りの前後は休暇とる人が多くて飛行機チケット取りにくい」
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KBLでカタマランをレストア中のディック夫妻にピザ昼食によばれた。
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半年前から比べるとだいぶできてきたけど完成まではまだまだかかりそう。リチウム電池モーター駆動。エンジンは発電用ですと。
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さようなら(@^^)/~~~
来年またくるよ。








調査観測船で5ヶ月働いて、1ヵ月の休暇。この10月はタイに行ってヨットの整備をします。

マリーナのメルマガで私達のExcept Oneを見るにつけ「早く行きたい!」 
(左側の船列、緑色のネットが掛かっているのがExcept One)

アンダマン付近のヨッティとメール連絡、タイ、マレーシアあたりにぁ、まだまだ知り合いのヨットがいるようだ。

10月4日の夕方、マリーナに到着。すでに業務時間外だけど事前連絡どおりにコテージに宿泊。
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翌朝、見覚えのあるドイツ夫妻、YARAにお邪魔して話していたら、、一年以上タイにヨットを置いておくと一万バーツの罰金だぞ。罰金を回避するには①いったん出国②故障と偽る、ですと。

マリーナでも再確認したところYARAのおっさん(ロバート)の言うことが正しい。故障と偽っても2-3ヶ月しか延長が認められない。マリーナ奥の大型艇はオーナーが体調不良で二・三年泊めたままなので罰金払ってる、らしい。

なるべく早く修理と整備を済ませてマレーシア往復しよう!
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船底塗装やってくれる業者を探し出した。三人で五日間、38,000バーツ。塗料代別。
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自分たちはウィンドベーンの部品交換で初日が終わった。

陸揚げしておくと船のダメージが少ない?
いやいや、蜂の巣ありましたぞ!それと日焼け劣化でバケツ3個、ロープ類、インシュロック、ショックコード数本が駄目になった。
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マレーシアの出国先は一番近いランカウイにします。奥様は一週間で帰ってしまうので仙台の伊藤さんに同乗お願いします。
さてそぉなると準備が忙しい。

暑い国では午後の時間の作業がしんどいので早朝にひと仕事してから朝食。船底のパットの作業が滞らないようにネ
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クラビリゾートという名のコテージ、900バーツで朝食つきに宿泊。毎度ごはんはキャッチカフェ。マリーナにはもう一軒レストランがありますが、そっちはたまにしかいきません。
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キール前面の裂け目、水線付近のオズモシス、ラダーの水漏れ、パットは見つけ出しては的確に処置してくれます。

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またもやラダーに海水が入っていました。二年前に塩釜で、日本を出る前に大洗で対処して、これが三度目。せめてあと半年前に気づいていれば、ドリル穴あけ放置の期間を長く取れたのに、と悔やまれます。今回はドリル穴あけてブロアで海水吹き出し、数日後にFRP積層といった処置になりました。
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大洗で塗った船底塗料「あっぱれ(中国塗料)」を剥がして、、、。
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プライマはInternational(グレー)5キロ缶で二度塗りできました。下の写真、B缶が硬化剤。左のクリーナーは私のじゃない、たぶんパッドのもの。
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船底塗料はJOTUNのSEAFORCE90(黒色)5キロ缶。300mlシンナーを二本ほど混ぜて二度塗りできました。これは半年前ランカウイ、テラガのショップで買ってきたもの。クラビボートラグーンのPOPEYEでは黒色は売っていませんでした。たしか赤色だけ。
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↓がプライマ塗装後。

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そうこうしていると、なんとなんとKBLに日本人の乗ったヨットが入ってきた。あけみさんとリチャードのサムライ号。これからランカウイにいくのですって。うちらと一緒じゃん。
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現地業者パッドに船底を頼んだメリットは、ここ↓。KBLのハードスタンド担当スタッフと私はコミュニケーションが困難なのですが、パッドはタイ語で作業調整できる。船台をずらしてほっぺた部分もちゃんと塗ってくれました。
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秀逸なのが雨仕舞い。下架期日に間に合わせるために雨対策はテープを使ってこんな↓
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ひと足先にサムライがランカウイ向けて出て行く。
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10月4日からはじめて10月9日には船を水に下ろすことができました。
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奥様はここまで、お疲れ様でした。日本に帰って働くのだそうです。






2月に帰国してしばらくしたら、宮城県のJCIから船検のご案内が届きました。『2018年7月12日期限で中間検査を受けよ』とのことです。

(↓写真は、宮城からお出でいただいた伊藤さんと齋藤さん。2月のことでした。)
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困りました。 ヨットはタイにあるのですよ。
海外でJCI船検を受けられるのは、シンガポール、ラスパルマス、、あとどこだっけ?
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そうこうしているうちに電波管理局から『年末までに船舶無線局の検査を受けよ』との通知が!
なになに? 読み解いたところ4つのオプションがあるようです。
opt 1 検査官の検査を受ける (費用はユーザもち、だけど幾ら掛かるか書いてない)
opt 2 指定業者が検査して報告 (ご丁寧に指定業者の連絡先一覧が同封されているので「ははぁ~ん、これがおススメなのね」という臭いがする」
opt 3 延期申請 (はたして「船が海外にあるから」という理由が通るものか?)
opt 4 廃局申請
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私の場合、船舶無線局の対象機器は、双方向無線、レーダー、それと、、AIS。


(↓ 一時帰国中のログハウスでは、薪ストーブでパンを焼く、手打ちうどんを作る、、、本文とは無関係な話ですが、、、)
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JCI遠洋の船検には双方向無線装置が必要で、双方向無線装置には船舶無線局の免許状が必要という立て付けになっているので、船舶無線局が切れると遠洋船検も通りません。

レーダーはほとんど使っていないし、古い品なので動作が気まぐれで電源が入らないときもある状態。

AISのMMSI番号は国ごとに発行されるもので、海外の港に入るときの書類にMMSI番号を記載するケースが多々ある。シンガポール海峡やタイ海域ではAIS送信機器の装備が必須でした。

さてどうする?

船舶無線局の電波利用料は向こう五年分を先払い済みですが総務省殿に廃局申請することにしましょう。そして船検は日本に帰るまで受けない、、2018年4月にそう方針決めました。

国土交通省発行の船舶国籍証書の裏面に記載された有効期限は2022年4月8日。それまでに海外船籍を取得しましょう。佐藤さんに教えて頂いたマレーシア船籍LIYRです。

(5月になってロードバイク始動。筑波リンリンロードは走りやすい)
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♪♪
昨年、海外をクルージングしてみて「これは楽しい♪ できるだけ長くこの生活をしましょうよ」というのが、奥様と私の一致した考え。出合ったフルタイムセーラー達は定期的に帰国しながらヨットを楽しんでいる人が多かった。
日本で稼いで、物価の安い国で慎ましくヨットを楽しむ、それが私達の目指すところ。

奥様は先月から歯科助手として働いています。
わたしは、海技免状の更新、船員手帳の再交付、、、、
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わたしは5月からサンエイマリン㈱に入社して調査・観測船の航海士として定年まで働くことにしました。60歳定年だとすると2022年3月まで。それまでは3~4ヶ月乗船して1ヵ月程度の休暇がパターン。休暇中にタイに行ってヨットの整備をするのです。

5月7日に尾道で乗船。日本近海で海底の調査などをしてきます。そのあと、次回のタイ行きは2018年10月4日です。

それでは
みなさん
ごきげんよう



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