「いたずら子猫のミー」by 三枝隆:プリモは1音で♪生徒母娘の演奏が素敵だ。

来月初旬の発表会で、作曲家 三枝(みえだ)隆氏
「1音のファンタジー」を取り上げる。

三枝隆:ピアノ連弾 「1音のファンタジー」三枝隆:ピアノ連弾 「1音のファンタジー」
著者:三枝 隆
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これは、ピアノ連弾のための作品集です。

「1音」というのは、プリモが弾くのは
それぞれの曲中で、ただ一つの音だ、という事なのです。

例えば、「ド」だけ、「レ」だけ、「ミ」だけの曲...


でも!

セコンドが非常に素敵なので、プリモを弾く人たちは、
拍に合わせ、セコンドの演奏/息づかいに合わせ弾いて行くと、

まさにこれはファンタジー!



来月の発表会では、全7曲(7音)に挑戦します。

曲(プリモの演奏者)によっては、セコンドは
お父様だったり、お母様だったり、私だったり。


今日のレッスンでは、「ミ」の担当

つまり
「いたずら子猫のミー」ですが、これを、
小1の女の子と、そのお母様が聴かせてくれました。

ちなみにこの「いたずら子猫のミー」は、

[しっぽなし]と、[しっぽあり]の二種類あります。

違いはゴージャスなコーダが付いているか否か。

弾き手の力量に任せている嬉しい配慮♪


この母娘は [しっぽあり] に、こだわりました。

お母様、頑張って下さいました!

すっごいカッコいいですよ〜〜☆




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ペンネ(荒井千裕)pennehk  at 20:58  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 教室関係  

ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第2番」復活レッスン#1

さて、始まりました。
ベートーヴェンの「ピアノ・コンチェルト第2番」の復活レッスンです。


今日は、第一楽章の前半だけで終わり。

はじめに通しで弾く際にも、前半部を弾き終えた所で
師匠と目配せ(笑):この後どうする?みたいな。

最後まで続けて弾きたい?と師匠。


いえ、(どうせ、今日レッスンして頂けるのは
第一楽章の前半だけでしょうから、)今はココまでで。
(万が一にも時間が余れば、続きを見て頂けば良いのですから。
 でも、最初に全部通して弾いてしまうと、教えて頂く時間が短くなってしまいますから。)


――――――――――――――――――――――――――――――――――

・重要な事

1. 右手と左手、(それぞれの場面で)どっちが大事か?

 いつも両手で同じように描いていかない。


2. もっと、話す。

 どのフレーズも「Speak !!!」だ。

 言わんとしている事はわかるけれど、
 極めて「棒読み」に近い。

 人にわかってもらおうと話しかける時は、
 「ストレス」の置き場所がその時々で異なるよね?



concerto10


まず、このフレーズは「クエスチョン」だ。

そして、次のフレーズも、「まだクエスチョン」だ。

その次も「まだまだクエスチョン」だ。


なのに、アンタの今の弾き方では、一つ目のフレーズで
「自己解決」しちゃってるんだ。

「・ファミファッレッシッ」はクエスチョン弾きなのに、
次の4分音符の「ファー」で、自分で答えを出してしまっている。

更に、続く左手の和音でも「そうだそうだ!」と、答えを出している(笑)。


まず。

「レッシッ」のスタッカートは、

もっと、指そのものの動きを使うスタッカート

  (指先は鋭敏に、というのは勿論、
   各指の動きを「怠けてはいけない」、
   きちんと動かせ!という意味)



そして、次の4分音符の「ファー」の打鍵は、

首」を使う

つまり、指の付け根の第三関節を使っての打鍵ではなく、
手首から


そして続く左手の和音は、答えを出してしまわないよう
集中して、右手の質問を遮らない、一体となるように。


次のフレーズ(右手)、
「・ふぁみふぁそら」の後の「どし」も、
手首を使う

「ド」打鍵で手を落して上げる。




concerto11


右手「ファミ」も手首!

次の小節の「ドレ」も手首だけれど、
この「ドレ」に入るタイミングも重要。

何しろ、このクエスチョン・フレーズはココで終わり。
しかも、ココはオーケストラは演奏していない。

時間を取って問題はない。

  (と言うより、つまりは「急くな!」という事です。
   急いてしまうと、解決にはならないからです。)





concerto12


右手、「ファッファッ・ファ」と、ファが三つ続くけれど、
この三つは全て違うよね?

  はい〜〜...(汗)

三つ目の「ファ」は、次のフレーズの始まりだ。
打鍵そのものが異なる。




concerto13


右手、「ファミッミー」の「ミ」二つは、
指代えてるよね?

  はい!

どの指使ってるの?

  「ファ」が「4」なので、続く「ミッミー」は
  「3→2」です。


あぁ、それはダメだ。
二つ目の(2分音符の)「ミー」は大事なのに、
「2」の指打鍵では、難しいよ。
必要な音を出すのは大変だ。

「3」の方が易しいから、「2→3」にしなさい。


そしてココ、シンコペーションの「Long Notes」が大事

右手は「ミ」だけだね。こういう所の左手が大事だ。

「・ソミドシソミド|ラファドラシレファシ」の色付きの音が、
ハーモニー・チェンジを表してるよね?

だから、その音をよく聴く!聴かす!




concerto14


さぁ、ココからは、最初のラインのクライマックス。

左手の和音はクレッシェンドを助ける重要な存在だよ!

そして、右手のスフォルツァンドは、どういう意味だ???


躊躇せず、強い意志を持って次の

concerto15


ココの終わりの和音に向かって行く!




concerto16


エネルギーが足りないよっ!

アンタ、ここ、何だと思ってんの???

この右手、付点の「タッカ」のリズムに、同音連打で
スフォルツァンドに向かって行くフレーズは、

「もの凄いエネルギーを持って向かって行く!」

って事が大事だ。

どこに向かって行くんだよ〜〜!


左手は16分音符の中のベース音の打鍵を
スタッカートで、しかも打鍵は落してしまわず、

上げる!指先、打鍵直後に上げる!

その打鍵は、指だけでしないで、
肘から前へ押す!手を前へ出す!




concerto17


左手の和音は、1拍目から2拍目に
向かって行く!




concerto18


cresc. 」と書かれていたら、
意味、わかってるね?

一度、ソフトにしてから始める(出直す)!って事だ。

一度「ピアノ(p)」にするのを忘れない!




concerto19


画像2小節目の出だしは、

ココで璧に変える!

という事だ!なだれ込まない!




concerto20


ココからのフレーズは、右手は
「レドシドミ」
「ソファミファラ」.....と捉えて行く。

そして左手は、最初の和音のトップ音に意識を置くのは、
正しい。

何故なら、次のラインへの伏線だから。


そして、続くライン、「8分音符+4分音符」の
8分音符は「1」の指で取るね?

その「1」の指の打鍵がマズい。

アンタはいつも「1」の指が怠けてる。
アンタの弱点は「1」の指と手首が使えていない、という事だ。


ここの左手は、必ず!「1」の指を一度きちんと
上げてから落す打鍵をする事。



concerto21


この16分音符フレーズは、拍にノル」事が大事


1小節目は、2拍毎。
そして2小節目のノリ所は、
「1拍目」と「3拍目」、そして
3拍目から半音階になり、次の小節の最初の音に
向かっていくのだから、
この小節は、「4拍目の黒鍵の音」が大事。
そこにノル。




concerto22


「・・ソドッソドッソ|ドー」は、

もっと Speak !!!

どんな話し方でも構わない。
私のコピーである必要はない。

でも、ちゃんと、「話す!」。




concerto23


ここのフレーズは、リズムが大事

つまり、いろんな音価の音符が出て来るね。

まず、右手の2分音符だ。

その前が4分音符二つなんだよ。

だから、この2分音符の「伸び」を味わって!

  (この後に、8分3連符も出てくるので、尚更の事。)


もちろん、左手の2分音符和音も、ただの
ハーモニーではなく、これはこれで、「歌」だ。



concerto24


ここの右手の8分音符ラインの捉え方は

「ソファミ」

(ミはだぶるが)

「ミファソラシド|レミファ」

「レドラシソ」 である。

そのようなアーティキュレーションで弾きなさい
(歌いなさい)。


そして、画像2小節目の左手も、

勿論、歌!




concerto25


右手トリルの所の左手、やはり、
スラーの終わりの音(第1拍)に向かって行く。


そして右手はココからこの後、変わるけれど、
はい、問題です。

一体、どこから(何の音から)変わる?

  トリル後のピアニシモの「ミ」から...

そうだよ。そこからだよ。
決して、その次の(二つ目の)ピアニシモからでも、
その1拍前の8分音符「ソファ」からでも、ない。

だから、この一つ目のピアニシモの「ミ」から
完璧に変えるには、トリルの終わり方が重要になるね。

何となく次に入らない事だ。




concerto26


ここは右手の音階フレーズ、上がりと降りるのとでは、
気持ちが異なるね?

アンタのは、上がりの弾き方が良くない。

問題は、指かえをする所。

「ミファソラドレミ|ファー」の
「シ」が4の指で、次の音で「1」を持って来るね?

その「シ(4)」が、いけない。

この打鍵は、手首を使って前へ。
てのひらの下にすっかり空間が出来ている状態にする。

そして、上昇音階の終わりの4分音符「ファ」の打鍵は、

今度は「肘」を使う。

肘から手そのものを「前へ」。
決して肘を外に出すわけではない。

肘を使うけれど、もちろん、手首も使う

ただし、肘は「後付け」ではなく、
肘が先攻して、手首がフォローする、という動きが正しい。





concerto27


この左手のフレーズの始まり、2分音符二つ+4分音符は、

「ノン・レガート!」


そして、もの凄いエネルギーを放出しながら弾いて行く!




concerto28

左手、各指を非常にアクティヴに!

流して弾かない!
一指ずつ、きちんと上げて降ろす!
ノン・レガートで!

それから、このフレーズは、

右手先攻-左手は右手をフォロー、という形!

左手が先を行かない事!



concerto29


ここは、8分3連符の頭の音のライン
「ど・ら・ふぁ・ど|ら・ふぁ・れ・し」が繋がって、

最終目的が、その後の低音の「ドー」だ。

だから、それぞれの8分3連符の頭のスタッカート音の
打鍵は、手首を使って「上げる!」


続く二音スラーは、その前のスタッカートで
上がった手を「落した際に」
「各指を動かして」弾く。

つまり、3連符(各拍)で腕の動きは「一つ」だ。




concerto30


前半の終わり。

ここの左手のオクターブ・トレモロでの音階は、
手首を横に振って!弾いて行く!



今日はココまで。


――――――――――――――――――――――――――――――――――


帰って来てから、反芻した後に録画してみました。

しかし、聴き(見)直すと、ちっとも生きていない!

出て来る音が正しくない!


また明日からひたすら精進です。







ちなみに以下は何年も前の演奏が出て来たので
貼っておきます。
二台ピアノで第一楽章のみ。

めっちゃ走ってます。





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ペンネ(荒井千裕)pennehk  at 21:33  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! エレノア先生のレッスン | ベートーヴェン 

[何を?何故?どのように?]に答えるのが教師の務め。

Facebookで交流のあるヴォイス・トレーナーの
浜渦弘志氏

浜渦氏が、ヴォイス・トレーナーとしての日々感じる事を
ブログに綴っておられますが

hamauzu


今回、綴られた記事は、多くの方に読んで頂きたいと思い、
シェア致します(リンクを貼らせて頂きます)。

「私の役目の一つ「なにを」「なぜ」「どのように」に的確に答えること」

浜渦氏は、ヴォイス・トレーニングの指導をする事になった
大きな理由として、

・疑問に思う事が解決されない

・注意される事が抽象的で理解しがたい

というような事を書かれています。


こちらの質問に的確な答えを示してくれる事なく、

「文句言わずに練習すればいいんだ」

と言い放つ指導者がいるのは事実です。


私が学生だった頃は、そういう先生が多かった。

※ あくまで、私が接して来た先生方に
 そういう方が多かっただけの事かもしれませんが。


でも、浜渦氏のこの記事を読んで、

浜渦氏は、ヴォイス・トレーニングという、
実際に目に見えない部分を使う特殊な事だから、

という事も書かれていますが、でも、ピアノの世界も同じだと
感じました。


「もっと力を抜いて」

と言うは易し。


では、どうやったら力は抜けるのか?


そこまで説明できる先生はどれほどいるのだろうか?


口で言うだけでなく、体感させられる先生は???


私も長い事、疑問に思っていた事でした。


それを、一瞬でわからせてくださったのが、今の師匠です。


だから、今の師匠に出逢うまでは、

「説明できない(教えられない/理解/納得させられない)」事なのかとさえ、思っていました。


でも、そうではない。



だから私は、浜渦氏のこのブログ記事に大変共感しました。


興味のある方は、是非、読んでみて下さい。


ヴォイス・トレーナーの浜渦弘志氏の記事、
「私の役目の一つ「なにを」「なぜ」「どのように」に的確に答えること」はコチラです。





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ペンネ(荒井千裕)pennehk  at 00:33  | コメント(0)  |  この記事をクリップ! 奏法や解釈について  
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