2005年08月

2005年08月26日

save water, drink beer

こんにちわわ!

今東京の気温調べたら、30度越えてるみたいですね。
こっちは今調べたら、今日の最高気温17度でした。涼しい通り越して寒いです。

学校も気づいたら明日で2ヶ月勉強したことになります。
最初は1ヶ月の予定でしたが、1ヶ月延長して2ヶ月、さらに2週間伸ばして9月の9日まで勉強することにしました。
今はとにかく勉強することが楽しくて仕方ありません。

もう少し学びたいのですが、何故9月9日で学校をやめるかというと、9月13日から、僕、ドイツに行きます。
と言っても2週間だけの滞在ですが。

なんでドイツ行くことになったかって、元々夏に彼女と会う約束はしていて、当初はカナダで会う予定だったのですが、彼女がハリファックスへ来るには移動時間がかかりすぎると言い出し、移動時間節約の為に日本とカナダの間の国で会うのはどうか、と提案したのです。

最初聞いた時はあまりに常識外れなその発想に苛ついたりもしましたが、ま、気付いたらそういうことになってました。

と言っても、日本からハリファックスへ来るのと日本からドイツへ行くのでは5時間しか移動時間は変わらないらしく、じゃあ一体なんなんだっつー話でもあるのですが。

ま、要は彼女あんまりカナダに興味ないみたいです。

と、いうわけで9月13日〜28日までのハリファックス⇔フランクフルト間の往復チケットを買ったのですが、キャンセル不可のこのチケットを買った直後、とんでもない事実が発覚したのです。

皆さん『オクトーバーフェスト』なるものをご存知でしょうか?

これは、僕もカナダ横断中に他の旅人から何度かその名は聞いていましたが、毎年10月にドイツで催される、世界にその名を轟かせる世界最大のビールフェスティバルです。

僕、ドイツ行きのチケット取る時に、この存在をすっかり忘れていたのです。
そして、キャンセル不可のチケットを購入した、まさにその日の夜、飲み会でこの話があがったのです。
はっ、と気づいた時には時すでに遅しでした。

僕はその時このイベントを『オクトーバーファースト』、つまり10月1日に催されるものだと勘違いしてました。

つまり《世界最大のビール祭りの3日前にドイツを発つ》というビール好きにとってこれ以上ない屈辱を味わう羽目になったと思ったのです。

し、か、し、今回ばっかりは馬鹿勘違いが逆噴射!

その2,3日後、彼女が送ってくれたドイツ版地球の歩き方が宿に届き、それをため息交じりに眺めていたその時、なんと衝撃の事実発覚。
世界最大のビール祭りは『オクトーバーファースト』ではなく『オクトーバーフェスト』だったのです。

しかも2005年の開催日時を見たら、なんと9月17日〜10月3日。

9月17日〜10月3日まで…、っておい全然オクトーバーじゃねえじゃねえかよ!!

つか、もろ俺の滞在期間じゃんかよ!

ちょ、ちょ、超強運!!

ビールの神様ありがとう!!

神は神の子らを愛す。僕は麦芽の子だったのです。

まじ、この時あまりの嬉しさに部屋で1000回弱ガッツポーズして、その後頭痛しました。

てなわけで、そのつもりは一切なかったにかかわらず、世界最大のビール祭りに日本代表として参加することになりました。

体の60%を占める水分が全部ビールになるくらい飲みつくしてやろうと思ってます。

本日は以上です。

people_of_the_sun at 12:03|PermalinkComments(1)TrackBack(0) カナダ 

2005年08月01日

160 Dollar Baby

どうもお久しぶりです。

学校に通い始めてからあっという間に1ヶ月が経過しました。と、同時にカナダへ来てから半年という月日が流れました。
本当に時が経つのは早いです。

しかし、僕が思うに、例えるなら蝉は1週間しか生きられないけど人間の感じる1週間と蝉の感じる一週間は同じではないと思う。
もし同じなら、蝉も「こんな短期間しか生きられないならやる気でない。」とか言ってブルーはいって鳴かなくなっちゃうし、それだと夏の風物詩が無くなって困るので、神様は蝉には1週間をそれなりに感じるようにしてあるはず。

それと一緒で、人間は長くても100年の人生だけど、100年なんて実は悲劇的に短くて、けどそれに気づかれたら人間がブルーはいって何もしなくなっちゃうから、100年は長いような錯覚を起こすように神様は人間を作ってくれたんだと思う。

そう考えると実際の半年なんてこんなもんだろうし、むしろ半年をそれなりに感じさせてくれた神に感謝、とも言えます。

学校の方は、この1ヶ月の間に人生最大の敗北を味わったりなんだりしながらも、なんとか慣れて今では普通にやっています。
進歩してる実感はないけど、学校の2週間の方が、旅をしてた5ヶ月間より英語を勉強したのは確かです。

先週の火曜日、その学校の韓国人のトクチュに誘われてカジノに行ってきました。

トクチュがブラックジャックが好きだと言うので、二人でブラックジャックをしたのですが、ま、普通に負けました。
ただ、ひとつイベントは作っておきました。

場は、40$換えたチップが半分になりかけた頃でしたが、僕に配られたカードが2枚ともエースだったのです。

エース2枚なら当然ですが、ここはスプリットしました。
(ルール注1:ブラックジャックでは2・2や8・8など同じカードが配られた場合、最初の掛け金と同じ額を払えば2つに分けて手を二つにすることができます)
と、スプリットした片方に配られたのはエース、さらにもう片方にもエース!!
これでは、どちらの手も12あるいは2にしかなりません。
(ルール注2:ここのカジノではエースのスプリットに限り、どちらの手にも1枚しか加えることができません)

どちらの手も2じゃん、とか言いながら両手で2を作って「蟹、蟹」なんて言いながら笑っていたのですが、隣のトクチュを見ると「ノ、ノリヒコ、こ、これは…、あー!!」とか言いながら頭を抱えているのです。

ディーラーとか、その他の人にこの手は一体何なの?と聞いたら、ま、とにかく珍しい技らしく(そりゃわかっとる)、ここの机ではその手を特別扱いするルールはないのですが、もし違うテーブルに座っていれば160$の手だった。と、言うのです。

後ろのギャラリーからも「兄ちゃん惜しいことしたな。」とか言われながら、ま、40$の掛け金を4倍にするチャンスを逃してしまったことは理解しました。

ま、そんな手を逃したわけですから、その後の手もツくはずがなく、適当にチップを溶かして終了しました。

テーブルを離れた後、なんかさっきの手についてみんなウダウダ言ってたようだけど、もし違うテーブルならなんだったの?と、トクチュに尋ね、違うテーブルにその手の内容を確かめに行ったのですが、なんとびっくり。
僕の手であったエース4枚、しかもその全てが黒のカード(たしかに全部黒だった)は『ジャックポット』だったのです。

その金額、僕のヒアリングでは「ワンハンドレッド シクスティ ダラーズ」だったのですが、本当は「ワンハンドレッド シクスティ サウザンド ダラーズ」で、160$の下に0がさらに3つ。

つまり、160,000$ということで、1$92円だから、えーと…

1500万円!?

ぎゃー!!

か、か、蟹じゃねえよ!どアホ!!

今日の掛け金4倍とか、今日の勝ち組とかじゃなく、大げさに言えば人生の勝ち組になるチャンスを逃しました。

かなり、頭がくらんで、しばらく夢遊病者みたいにカジノを何も考えずにさまよってました。

ただ、不思議といつもほどダラダラと悔やんだりはしませんでした。
一言、言い分けでもなく「Life like this」と言い残してカジノを去りました。

その後、他の韓国人やメキシコ人と海辺のバーで残念飲み会をしましたが、スロットで勝った女の子らにビールとかおごってもらって、ま、そのひと時はお金で買えない価値があるでした。

本日は以上です。

people_of_the_sun at 14:08|PermalinkComments(0)TrackBack(1) カナダ