2011年05月

2011年05月31日

岩手県大槌町

なかなかどうしてブログって書けない。

今週末はゴールデンウィークに岩手で撮影した写真を編集した。

写真というのはパレスチナ子供のキャンペーンさんに依頼されて撮った集合写真の複写536枚。

パレスチナさんでは被災地で津波で流れた写真を本人に戻すというボランティア活動をやっています。

その写真は例えば僕1人が写真に写っていれば僕の家族がああ僕のだとわかりますけど、集合写真ってのはそこに写ってる誰の集合写真かわからない。だから、そこに写ってる1人が持っていってしまったら他の誰かのものでも無くなってしまってはいおわり、ということになる。

そうなる前に僕がデジカメで複写してデジタル化してしまえばそこに写ってる人は全員その写真を手に入れられるってわけ。

その作業を依頼されて、さすがに少しは被災地への助けになりたいと思っていたからゴールデンウィークを利用して5月1日〜4日までずーっと黙々と流されてしまった集合写真の複写をしてきた。

500枚を超える写真の撮影と編集ってのはさすがに疲弊するけど、いい人ぶれば「もしかしたらこの写真に写ってるこの人はこの写真が最後の1枚かもしれない」と思うと、1枚1枚丁寧に処理せざるを得ない。

あとは最後フォトショップでちょちょちょと最低限の修正入れておしまいです。

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今回の震災で、いろいろ考えたし、いろいろわかったこともある。

その一つに自分は報道写真家になりたいわけではない、ってことがある。

というのも、震災直後、報道写真を一緒に勉強した人達から「一緒に震災を撮りに行かないか?」という撮影は何度もあった。
ただ、ほんと、なんの感情もなくフラットに行く気が起きなかった。

震災を受けたのが地元だからかどうかはわからないけど、とにかく被災した方々にカメラを向けるなんて普通に考えられなかった。
報道写真家ってのは、そういう時「真実を報道する為」と言うものなんだろうけど、何度考えても僕はそういう考えにならなかった。

だから、震災を通して自分が報道写真家になりたいわけではないことがわかったのは今後の為によかった。

僕はノーストレスで集合写真の複写を撮ってるくらいがちょうどいいみたい。


というわけで、来月スーダンに行くっていうと「戦争写真を撮りに行くの?」と言われるけど、それは違います。趣味で行くんです。趣味で。

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最後、複写してる隣で遊んでた子供達の写真をば。

ccp_0016

普通の子達だけど、喧嘩の会話とか聞いてると「やめで、蹴らねぇで」とかってめちゃ岩手弁に訛っていてかわいかった。

people_of_the_sun at 09:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0) photo 

2011年05月26日

Go to SUDAN

ビザはまだ取っていないけど、とりあえず今日、6月18日出国のスーダン行きのチケットを買った。

つまり、あと23日でスーダンに向けて発つことが決定した。
と今打ってみて、23日しかないという事実に自分自身びびった。

それまでに書きたいことはたくさんあるので、これからは毎日ブログを書きます。
(と自分自身にプレッシャーを)


と言っても、嫁さんの隣では未だにブログを書く気が起きないので、嫁さんの寝た後、あるいは朝出た後にでもちょくちょく書いていこうと思います。

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スーダン行きに関してまず書きたいんだけど、その前に結婚したのにそれについて何も書かないというのもモヤモヤするので、結婚についての所見を述べたいと思います。


まず結論から言うと、結婚ってのはいいものですね。

言葉を選ばずそのまま書くと、なんか毎日ワクワクする。

4月17日に入籍したから今はまだ結婚から1ヶ月ちょっとしか経っていないわけで、文字通りの新婚なんですけど、それでも僕等はトータルすると10年以上付き合ってるので今更その付き合い自体にワクワクしているわけではないと思う。
だったらこのワクワクは一体何に対してなんだと考えると「結婚」という存在そのものに対してのものだということになります。


現時点で「結婚」がなんでいいんだろうか、と考えた結論を2,3書いてみると

1.毎日誰か一緒にいる
@僕、同棲とかしたことないし、家帰って誰かが必ずいるって18歳ぶり。当時は反抗期だったから、素直に人がいることに感動できてるのは反抗期が始まる前の15歳ぶり。

2.相手が限定される
@もうこの人しかいない、って考えると覚悟が決まるっつーか投げやりな気分にならない。

3.人生に相手のご両親が登場した
@今まで自分の両親しか知らなかったのに、相手のご両親の考えまで自分のものになって新鮮。

4.ネガティヴにならない。
@一人でいると必ず何か考え出すけど、二人でいると一人で考え事しない。つまり24時間ネガティヴになる暇がない。


考えなしにタイプしてるから話に落ちどころがないけど、言いたいことは、なんつーか基本的に天邪鬼な自分が「結婚」というフィルターを通すだけで今までの人生にないほど人を好きになることができているということです。

なんか書きながら思ったけど、これってとんでもなく恥ずかしいこと書いてんじゃねーの。


ま、話を強引にまとめると、これからはちゃんと嫁を大事にしていこうということです。


って、結婚2ヶ月で海外に出発してしまう夫の言う発言じゃねーか。



つづく



people_of_the_sun at 21:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0) SUDAN | Songs

2011年05月11日

Change the world

いろいろ書きたいことはあるけど、さすがに浜岡原発停止についてはまず書かないといけないでしょう。

昨日、浜岡原発の停止が決定しました。

これは本当にすごい話です。
DAYS JAPAN1月号で浜岡原発中止を求める写真を撮っていた自分にしてみれば、夢を見ているような感覚ですらあります。


日経新聞に中部経済連合会の会長さんが、
“「プロセスで考えるべき余地がある。今後他の原発の停止や制限を加えるのであれば、法整備をした上で行政が命令するのが正当だろう」と苦言を呈した”

とあるけど、そりゃそーだ。

どう考えても政府による浜岡原発の停止要請はイレギュラー中のイレギュラー。

ただ、「そのイレギュラーが何故起きたのか」を考えれば、まずは8割がたその地勢リスクに起因するでしょう。これは知れば誰もが馬鹿らしいと思う話ですから。
ただ、それ以外の数パーセントは広瀬隆さんを含めた反原発の知識人の方々の力、というのは間違いないと思います。

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何度も書いている通り、震災前は電力会社の広告収入の前に新聞もテレビも原発についての反対記事なんて書いてこれなかった。

そのような状況の中で、震災前に浜岡原発の危険性を特集した雑誌なんて間違いなくDAYS JAPAN一誌しかありません。

そのDAYS JAPAN 2011年1月号の中に浜岡原発の写真(記録写真じゃなく告発の為の写真)はわずか3枚しか撮られていません。
そのうちの1枚を撮ったのが僕、っていうのはこれはちょっとすごくないですか?

大袈裟に言ってしまえば、世界の歴史上、震災前に浜岡原発の危険性を告発する写真を撮ったのはわずかに3人。
そのうちの1人が僕、とも言えるわけです。
そしてその浜岡原発の停止が今決定したのです。


これは大袈裟ではなく、今となっては政府の要人のほとんどはDAYS JAPANの浜岡原発の特集は読んでいるはずだし、つまりそれは政府の要人のほとんどが僕の写真を見ている、ということです。

今年、スーダンから帰ってきたらフリーのカメラマンとしてやっていくつもりですけど、さすがにこれは今後の活動の一助になるんじゃないですかね。

hamaoka

この写真が僕のです。
(左下に小さく“Photo by Norihiko ISHIDA”と書いてある)

people_of_the_sun at 02:15|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 反原発 

2011年05月08日

It's a new world

震災からそろそろ2ヶ月が経とうとしています。
この2ヶ月の間に本当にいろんなことがありました。

それらを皆さんに報告しなければいけません。

まず一つ目。

2011年4月17日に旧姓ナイトッチと入籍致しました。
つまり結婚しました。

二つ目。

今月をもって10年以上お世話になってきた会社を退社します(世界旅行の時に一度退社しているから二度目の退社)。

三つ目。

結婚したばっかだというのに来月の中旬から数ヶ月、アフリカのスーダンに渡航します(だから会社を辞めます)。

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どれもこれもすぐにブログ上で報告しなくてはいけない重大な案件なのに、こんなに報告が遅くなったのはなんでだろう。
「震災のせいで」遅れたってことにしておいて下さい。


上記の件についてはもちろんのこと、原発のこと、震災のこと等などここで書きたいことは山ほどあります。
ただ、なんつーか、結婚して今は同居しているのですが、一人じゃないとなかなか文章って書く気起きないものですね。
(今は会社で仕事してるから久々に書いたけど)

今週は原稿の締め切りでずーっと会社でしょうから、原稿に疲れる度、上記の件等について書いていこうかと思います。

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なんか、ほんと文章書くの久々過ぎて全然うまく書けない。
スーダンに行ったら文章書くだろうし、徐々に文章慣れしていかないとね。

people_of_the_sun at 23:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)