March 05, 2010

「 しろいろが通る。 」




「 しろいろが通る。 」






夜感情のボタンを長押しして電源を切るおやすみなさい。

しろいろが通るくろいろの上をぺたぺたと痕を付けてまっしろに。


かみさまを消しゴムで消したらそれはインクで書かれていたのだった。

こんばんはこんばんですか?あしたは地球の下にかくれてますか?。


再起動したせかいには誰もいなくてきっとぼくのこころもない。

夜明けわたしたちの時間ではまだそれを死と呼んでいるおはよう。












           了。

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March 04, 2010

「 炭酸ソーダ。 」




「 炭酸ソーダ。 」






ただいっしんに首を振りあたまの中の炭酸ソーダを泡立てる。

ぱちぱちとはじける泡の数だけあなたに言いたいことばがあるの。


泡も抜け残酷なひとが通りすぎ鏡の向こうで待っている。

完璧な肌の下はこなごなに割れているだって感情はがらす。


またあたまのく奥でぷくぷくと浮き上がることばはじけてこわれちゃう。

どうせなら虫歯になったことにしてあたまごと引き抜いてしまいたい。












           了。

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March 02, 2010

「 みみ。 」




「 みみ。 」






こんなにいたいことば突き刺して今夜あなたの涙がみたいの、

深く刺しすぎた耳掻きはこうばしい脳みそのにおいするなんとなく。



かたつむりの逃げた後をたどるとなまなましいあなたの耳がありました。

おまんこみたいな耳たぶに歯を立ててあなたを犯すあたまから。



ルルル摘んで引きちぎりこのあたらしいパンの耳を縫い付けましょう。

針を刺してあなたのことばおまんこから剥がれないようにしたいの、












           了。

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August 28, 2009

「 あふれだす。 」





「 あふれだす。 」






別れぎわにキスをして手を振って帰りのコンビニでふと…こぼれて。

なみだに濡れた千円札なにごともなかったようにレジに消えはいさようなら。


ひひん!と馬として嘶いて商店街を駈け抜けて馬子にも衣装。

剥がしたいカサブタをぶうぶうとぶたさんが押しとめる真夏の傷。

厚着のおとこをさがしては下着の中にもぐり込みたいと想う熱帯夜。


イヌに向かって「ネコめ!。」と罵ってるそんな気分あなたといるとずっと。

あふれてるありふれてる感情に台風みたいななまえをつけてやり過ごし。


ぽたぽたとあなたの顔から落ちることばいつものしょっぱいいいわけ。

ひとり残らず吸い込まれる駅のホームで忘れられたごみひとり。

またデートがおわり想い出すのはあなたのケータイの背中ばかり。


あふれだすなみだを舐めていつかの海に溺れた記憶あふれだす。

両手いっぱいに受けとめて息とめて時間をとめて待たないで。












           了。

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August 27, 2009

「 あこがれのおまんこ、 」





「 あこがれのおまんこ、 」






おとこらしい彼にぴったりのブラジャー選びリボンをかけてカーニバル。

おんならしくおとこらしく殻に閉じこもりつまらない交尾ばかり。


重なりあわないからだゆがめてあわせふたりすきまを埋めてみても、


殻が取れたらあそんであげるとなめくじみたいな唇なめて。

なめくじみたいなおまんこに塩かけてぺろぺろとツノだせヤリだせ。


どちらかなんてわからないチーズケーキを切るナイフみたいな気分で、

ぎこちないおとこごっこの後はふたりかたつむりにもどり殻のなか。


「おんなになりたいの?かたつむりになりたいの?。」娼年にはわからない。

つくりもののおまんこだっておまんこあの夏の娼年はもういない。



花びらふるわせ走りだす娼年はあこがれのおまんこつけて、












           了。

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August 26, 2009

「 さよならジンルイ。 」





「 さよならジンルイ。 」






「めざめろ!。」と肉をなぶる指がもどかしくてぎゅっと首筋を咬む。

ほてる肉塊を押しつぶし舌先にひとつぶのスパイス効かせて。

気に入らない窪みさがしだし唇できつくふくらませて今夜。

風船がはじけるように眼がさめてベッドの岸でたおれてる朝。

踏みきりの向こうから射精するあなたの精液がさよならジンルイ。

蟲眼鏡で服に付いた精液を焦がしてる今日はいい天気。


夕立にカルキを入れてぶっかけてべとべとにべとべとにべとべとに…。

病気になったたまごをあたため産まれてくるあなたに感染したい。

寝苦しい夜は重ね着をして着ぶくれしたからだで犯して欲しい。

字足らずみたいなキスをして字余りみたいなせっくすをしてひとり。



やさしいひとのやさしさがかたすぎてはじけちゃったおまんこのなかで。












           了。

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「 球形時間。 」





「 球形時間。 」






球形時間に道端でまるまっていると猫がやってきた。

猫はとなりで球のようにまるまりぐるぐると喉を鳴らしている。

タマと呼ぶと「にゃあ。」と鳴いたので猫はタマになったタマはともだちだ。

タマは今日も球形しているぐるぐると喉を鳴らし球のように。

ふと見回すとまわりは猫ではない球モドキがごろごろしていた。

球モドキはどれも尖った顔をぎすぎすゆがめ球形している。

ゆがんだ球形はどこか見覚えのある球形だったあれは…おれだ。

立ち上がり道いっぱいにぼとぼとと落ちている球モドキを避ける歩く。

後ろで「にゃあ。」と声がしたタマがともだちが「にゃあ。」とまるく呼んでいた。

ふり返りありがとうと言った「にゃあ。」これはタマの球形だった。

背筋を伸ばし背骨をS字にゆがめ歩く球形はまだ身に付かない。












           了。

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August 25, 2009

「 否定信仰。 」





「 否定信仰。 」






否定すればするほどすくすく育つあたしの中の黒い世界樹。


信じられるひとからひとりひとり刺して殺してぱっぴーばーすでいとぅみー。

舌先でとがったことばを削りだしあっかんべーしてさようなら。

抱きしめられる肌は誰だっていい…そうあなたでなければ誰だって、

マシュマロの気持ちが知りたくてくちびるきつく噛んでベッドサイド。

「アナタガキライニナッタ。」文字にすればこんなに簡単なことなのに。

ぶん殴ってすっきりしたならはじめましょうあたしはあなたをゆるしてないから。

即死のことばはいらないじわりじわりと追いつめて殺してあげる。


あたまいっぱいに溜め込んだこころ眼からこぼして素敵な否定。












           了。

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「 ことばがでてこない。 」





「 ことばがでてこない。 」






ずっと返してくれると信じてたことばが虚しくてひとり弄び。

足に連れられて歩いてゆくはなしかけることばもないままにただ。

残酷な別れのことばばかり見付けて殺すやさしい休日。

お尻から先に出てきたことばをぺろぺろと舐めてにがいち・ん・も・く。



ことばがでてこないこうやってあなたと別れる準備をはじめても。












           了。

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August 24, 2009

「 ねえ怒ってる?あたしがあなたでオナニーしないから。 」





「 ねえ怒ってる?あたしがあなたでオナニーしないから。 」






例えばあたしがあなただったらもっとやさしくあたしを抱き締めるのに。

クリトリスをちょん切って喉ちんこに付けて歌いたいの大声で。












           了。

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August 21, 2009

「 恋愛密室。 」





「 恋愛密室。 」






泡だらけの手であなたを掴みにゅるにゅると手なずける逮捕前夜。

汗まみれで犯行に使用された「凶器」を握り締め眠る安堵は。

トリックを解くようにフロントホックを外す今夜の名探偵。


誰も死なない夜はさみしくてひとりマッチを擦ってからだに火をつける。

いつかつかまるのが解っているから安心して逃げられる密室。

この血痕を辿ってゆけばどこかにあなたの知らないあたしがいる。


鏡の向こうで知らない顔した女が喘いでる見られてる。

見られたら殺すしかないだから後ろから首を絞められイクイク逝…。

「死ぬ!死ぬ!。」と絶叫しながら果てるあたしのダイイング・メッセージ。


「犯人は犯行現場にもどる!。」だからこの部屋からもう一度…。

共犯ではなく主犯でいたいせめてあなたとのセックスの時は。


そして誰もいなくなり縛られて密室にされたからだを犯される。












           了。

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August 18, 2009

「 除光駅。 」





「 除光駅。 」






除光駅では星たちが手を繋ぎつぎの太陽がくるのを待っている。

惑星になった気分で飛び乗ってなのにここは居場所じゃない気分。

降りる勇気もないのにつぎの駅つぎの駅までと爪伸ばし。


除光液で剥がした夜はまっ暗で星もないから爪を立てて。

きみも剥がされてみればいいのさひかりなんて誰も直視できない。


ぐちゃぐちゃに塗りつぶして消してしまえばいい割れてしまった夜ならば。

星がまっすぐに落ちてくる視界を突き破って瞼を剥がして。


縫い付けた眼の奥からでも眩しい太陽の舌が落ちてくる朝。

時計の針で眼を突いてチクタクと落ちる涙で時を刻んで。

まっ暗な夜に爪を立ててあなたとぼくの星を描いたサヨナラ。


爪のあいだからこぼれる夜をかき集めこの最後のひと晩を。

そうしてホームの向こう端から星たちがかがやきさわぎはじめる。












           了。

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August 12, 2009

「 右眼の恋人。 」





「 右眼の恋人。 」






あなたの右眼と左眼がまるで恋人同士みたいだったから、

瞼の裏でお気に入りの想い出かじり過ごす週末はヴァイブ。

噛み締めるほどの想い出もなかったはずなのに瞼はずっと閉じたまま。


ホルマリンの中のあなたの眼球に犯されて今夜もひとり上手。

不器用な左眼はためらいがちに茂みの奥の沼地に這入り。

ルーズリーフのような耳たぶをかんだのは三白眼のつめたい眼。


眼を閉じてかみ切った想い出からあふれ出すのはまるでしょっぱい、

だんだんと波打ち乱れてゆくシーツの上で難破船のように。


「右眼は恋人左眼は愛人。」ふたつの眼で犯して欲しいのに。

切なくて朝焼けみたいな眼をしたオンナが鏡の向こう。












           了。

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May 03, 2009

「 舌心。 」





「 舌心。 」






シングルベールシングルベール季節はずれのやどり木の下キスをして。

舌を入れるのはまだはやすぎるのかと思っていれば入ってくるのは舌で。

はしたないと想われたくはないけれど入れてしまいたい舌心。

下心などなくはじめられる恋などないはずなのに恥ずかしくて。

手にしてみればこんなにも簡単なひとくやしくて午前三時。

惨事の後には血まみれのシーツと残酷な沈黙が横たわり。

割り切れない感情をKILLためのナイフを探してるあなたの部屋で。












           了。

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