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東京地裁 刑事20部  林正彦裁判長







429号法廷

日 午後1時15分 開廷

  傍聴券は裁判所玄関脇で午後1時00分までに配布されます












 
6・2判決公判へ!

 

 

被告人  十亀 弘史

 

 私は本件両事件に関与していない。それが事実の全てです。

 私は本件両事件に使用された砲弾について、信管を製造したことはなく、炸薬を装填したこともありません。本件両事件について誰かと共謀したことはありません。本件について私は無実です。

 証拠は何もありません。事実のないところに証拠はあり得ません。

 検察官の「立証」は立証ではありません。存在しない事実を証明することは出来ません。

 検察官立証がどうやっても立証として成立しない。それが、公訴提起以来すでに22年半に及ぶ本件裁判の全てです。

 

 裁くのは私たち被告だ

 実際には検察官は私たちの無実を初めから十分に知っています。証拠の不在を熟知しているのは検察官だからです。デッチあげ、とりわけ政治的なデッチあげは、偶然の過失によってなされるわけではありません。政治的デッチあげは、いつでも、デッチあげであるとはっきりと意識され、そして計画され、準備され、実践される権力による犯罪です。

 検察官は、私たちの無実と証拠の不在を知りながら、私たちを逮捕し、起訴し、そして15年を越えて独房に勾留した。これが犯罪でないとは言わせません。

 従って、本件において論告と求刑を受けるべきは、まず第一に、デッチあげに手を染めた公安警察と検察官自身です。

 裁判所もまた犯罪的です。検察官の無意味な立証を制限せず、無罪判決までに16年を費やした。しかもその間私たちを独房に勾留し続けた。一体15年2ヵ月の未決勾留など、世界のどこにありますか。裁判長は、そのような長期の未決勾留を聞いたことがありますか。それは、裁判所による拷問であり、判決なしの無期禁固です。

 しかもその上で東京高裁は、長期裁判の結果として極めて詳細な証拠調べとなった差戻し前一審の当たり前の無罪判決を、いっさい証拠調べをしないまま一瞬にして破棄した。

 従って、裁判所もまた、本件において論告と求刑を受けるべきです。自らの犯罪の責任を逃れることは出来ません。

 本件において裁くのは裁判所ではありません。裁くのは私たち被告です。本件で明らかにされるべきは「被告が何をやったか」ではありません。「公安警察と検察官そして裁判所が、被告に対して何をやったのか」です。

 

 私の政治的意思

 この法廷で対峙しているのは直接的には検察官と私たち3人です。しかし、その背後に階級と階級の対決があります。現在の国家権力を維持しようとする階級とそれを打ち倒そうとする階級です。すなわち資本家階級と労働者階級です。

 私は共産主義者です。私は現場労働者(具体的には介護労働者)であり、マルクス・レーニン主義者です。「反帝国主義・反スターリン主義」を信条としています。

 「新自由主義」に行き着いた資本主義体制は打ち倒さない限り、一層の貧困の拡大と、そしていずれ、世界的な戦争に至ると考えています。

 私は今、一種晴れ晴れとした気持も感じています。それは、23年間のたたかいをやり切ったからです。やり切って、次の公判で、本件被告席から最後的に解放されることを確信しているからです。

 しかし、その晴れ晴れとした気持ちも、もっと大きい怒りを消し去るものではありません。私はデッチあげを絶対に許しません。弾圧が育てたその怒りを捨て去ることはありません。

 私たちは、6月2日の判決公判に、単なる無罪判決を求めているのではありません。その判決は、第1に、そこで無罪を確定させる、揺るぎのない強さを持たなければなりません。第2に、その判決は本件デッチあげを実行し、それに加担した者を断罪する判決でなければなりません。そのような無罪判決を、私たちは、断じて要求します。

 



差戻し審においても被告の無実真実=はさらに明らかにされています。
 

 

無実は無罪に!
 

 

 sugasogameitagaki

 


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