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週刊『前進』  244281)(2010/06/07

 

爆取裁判差し戻し審 証明なし、無実承知で逆転

法廷圧す正義の怒号

被告団 革命家の生涯かけ闘う


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 6月2日、迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判差し戻し第一審の判決公判が開かれた。東京地裁刑事第20部の林正彦裁判長は、断じて許せないことに無実の3同志(須賀武敏・十亀弘史・板垣宏)に対して逆転有罪判決を下した。須賀同志に対して「リーダー」だからと懲役11年(求刑は15年)、十亀・板垣両同志に対して同8年(求刑は13年)という重刑だ。判決公判には、傍聴席を満杯にした上でさらにそれを倍する人びとが詰めかけた。主文が読み上げられた瞬間、怒号が法廷を圧した。23年間にもわたる政治弾圧への怒りの爆発が、退廷命令を連発する裁判長を圧倒した。

 「これのどこが判決なのか」「証明のない作文はやめろ」。怒号が法廷に響いた。一人の労働者が不当にも拘束された。

 判決は階級的憎悪の固まりであり階級闘争への恐怖だ。それは判決要旨の「量刑の理由」にはっきりと表現されている。「本件は、武装闘争による政治体制の変革を目指し、東京サミット等の『爆砕』を繰り返し宣言していた中核派が非公然活動の一環として敢行した犯行であり、まさにテロ行為にほかならず、民主主義に対する卑劣な挑戦である。……標的とされた施設は在日米軍基地や先進国首脳が列席する東京サミットの式典会場であった。我が国の国際関係に深刻な悪影響を与える可能性もなかったとはいえない。また本件各犯行が社会に与えた衝撃と不安も軽視できない」

 敵階級が語るこの東京サミット砲撃戦闘の大きさと正義性こそが、1987年に始まったデッチあげの動機であり根拠なのだ。支配階級の憎悪と恐怖が裁判所に今回の判決を書かせたのである。証拠による証明は一切なくなった。「立証があろうがなかろうが、革命党とその闘いはつぶす」という、「判決」という形の反革命襲撃なのだ。

 証明の不在は、被告を「有罪」とした「判決理由」の冒頭に、別件・鍋爆弾事件への関与しか挙げられなかったことにも示されている。判決は、「3名が(両事件の3、4カ月後に)岩手アジトで短期間に十分な性能を有する鍋爆弾を完成するほど爆発物について高度な専門的知識、経験、技術等を有していたのだから、従前から同様の爆弾関係の任務についていたとうかがわせ、従って両事件にも関与したと考えられる」というのだ。

 これが「有罪理由」なのだ。「本件は証明できないが、別件に関与したから本件にも関与したはずだ」という強弁だ。裁判所は被告の無実を熟知した上で、新たなデッチあげに踏み込んだのだ。

 しかしそんな脆弱(ぜいじゃく)な判決は通用しない。現に「11年、8年」を宣告しながら、権力は3同志に指一本触れられない。再収監は粉砕され、3同志は直ちに控訴し、新たな闘いへの戦闘宣言を発した。

 判決公判と同日に鳩山・小沢政権が打倒された。階級的労働運動の前進が政権を吹き飛ばし、他方で最も卑劣な反革命が生まれたのだ。爆取裁判での「有罪」判決は、三里塚反対同盟への打ち続く弾圧、星野文昭同志への「懲罰」や面会妨害と同じく、政治支配の総崩壊に直面する日帝権力の絶望的なあがきだ。

 判決粉砕の道は全情勢の革命的転換の中にある。6・13集会への大結集をかちとろう。デッチあげ粉砕に「革命家としての生涯を懸ける」(被告団声明)3同志とともに闘おう。

(写真 我々は無実だ! 怒りを込めて弾劾 23年間積み上げた真実を葬った政治弾圧むき出しの反動判決を3人の被告は激しい怒りで弾劾した【6月2日 東京地裁】)

 

 

 



週刊『前進』
244282)(2010/06/07


被告団の抗議声明


 迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧裁判被告団

 須賀武敏/十亀弘史/板垣宏

 我々被告団は激しい怒りを抑えることができない。本日、東京地裁刑事第20部(林正彦裁判長)は我々3人に対して「有罪」を宣告した。これは、判決ではない。むき出しの治安弾圧そのものだ。過去のデッチあげの追認ではない。裁判所による新たなデッチあげそのものだ。この判決を我々は絶対に許さない。

 我々は、無実である。1986年の迎賓館・横田の両事件に一切関与していない。権力は、迎賓館事件(東京サミット砲撃事件)という重大事件に虚構の決着をつけるために我々を逮捕・起訴し、未決のまま15年2カ月も東京拘置所に勾留した。被告団は、屈することなく闘い抜き、我々の無実を完全に明らかにして、2004年3月に無罪判決を勝ち取った(東京地裁・木口信之裁判長)。これに対して検察官が控訴し、東京高裁(中川武隆裁判長)は、あろうことか、全く証拠調べを行わないまま、たった2回の公判によって、16年をかけた綿密な審理の結論としての一審無罪判決を破棄し、地裁に差し戻した。証拠などなくても頭から「警察・検察は正しい」とする、「判決」という形式を採った直接の政治弾圧だ。

 こうして開始された差戻し審において、検察官は、証拠の不在をいっそう明らかにしただけであった。それに対して弁護側は、新たな証拠も提出して、我々の無罪を一切余すところなく立証した。判決は無罪以外にあり得なかった。

 今回の「有罪」判決は、法と論理に基づくものではなく、もはや裁判所による政治的暴力の直接の行使というしかない。資本主義体制の命脈が尽きているからだ。階級的労働運動が大きく前進しているからだ。その勝利への最も卑劣な反革命、それが今回の判決である。階級闘争は常に、革命の前進が生み出す新たな反革命を粉砕することによって躍動的に前進する。

 我々は新たな闘いを開始する。国鉄労働者の闘い、沖縄の闘い、三里塚の闘いと共に、そして星野文昭同志、法大闘争を闘う同志と共に、治安弾圧を打ち砕く我々の闘争を深め、強化し、拡大する。福嶋昌男同志と共に、迎賓館・横田爆取デッチあげ弾圧を必ず粉砕する。その闘いに革命家としての生涯を懸ける。

 我々は直ちに新たな闘いに突入する。ともに闘おう!

 2010年6月2日