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こんな時こそ、私たちの役割は重い

迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会 共同代表 久保田文貞

 

25年間の迎賓館・横田裁判を資料で振り返ってみると、福嶋裁判も含めておよそ400回ぐらいの公判が開かれ、被告たちが一歩も譲らず裁判を闘ってきたことがわかる。真に無実だからこそここまで戦いえたと私は確信している。

しかしこれだけの回数と長期の公判が開催されたということは、一方からいえば、裁判所がそれなりに被告団・弁護側に防御の機会を与えたということでもあった。迎賓館・横田裁判の一審の無罪判決(2004年)も裁判所の良識を垣間見せてくれた裁判であった。

けれども、その後の控訴審と差戻し審は一変してあまりに拙速であり、被告らに反論・反証の機会を与えず、不当な裁判になっていったと言わざるを得ない。それは裁判員裁判に代表される司法改革(改悪)の時期と重なる。

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昨年は激甚な被害を出した東日本大震災と、それによって日本の高度資本主義の矛盾を暴露することになった原発事故があって、当然にも人々の耳目をさらった。

けれども、権力を握っている側に火事場泥棒ごとき好き放題をさせてはならない。司法の制度やその運用の問題というのは私ら庶民にはどうしても陰の方にあって見えにくい。こんな時こそ、この裁判の被告団、弁護団、支援する人々の役割は重いと思う。

「無罪!」第81号より雨上がりの花9月3