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新年を迎えるに当たり

迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会 前共同代表 西山 勲

 

 新年を迎えたが、例年通りのおめでとうの挨拶に違和感を覚えるのは筆者のみではあるまい。

 3・11の大震災、加えての福島第一原発の予想外?の事故は天災ではなく人災と断ずる。にも拘らず野田首相は除染着手の前に、恰も解決したかの如き声明を発した。

 被災地の悲惨な住民の声すら十分な確認なしでの政府、東電のこの声明は理解出来ない。為政者の不都合を隠す悪弊の一環か?

 伝来の父祖の地を放棄してまでの何万人かの被災者への心使いはないのか。法律論のみで哲学無く、人間論未熟の司法、裁判官こそが問題ではないのか。


 本件を10年前傍聴した際、弁護人が判事席に向かい大声で強烈批判をしたのを目のあたりにした筆者は被告必勝を確信した(実はこの時の発言者は弁護人ではなく被告であった)。

 この自信に満ちた被告の発言は忘れられない。吾が司法は法律論のみで人間学哲学を持たぬ見本である。筆者の信ずる“愚直”こそ合理的人生である。

「無罪!」第81号より冬の花 3