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社会意識の変革を奔流・本流に
前田 朗(東京造形大学教授)
東日本大震災と福島第一原発事故は大地や人々のいのちとくらしを根底から激しく揺さぶり、日本資本主義の修復不能で深刻な危機を改めて露呈させました。加えて欧州金融危機、中東「革命」、東北アジア情勢。世界はさまざまな身振り手振りで「変化、改革、革命」を経験し、痛み、傷つき、煩悶し、混迷の度を加速させています。
かくも劇的で祝祭的な変容を前に、不気味なまでに「変わらないもの」。
その第一が日本政府と東電の無責任体質。原子力政策維持にしがみつき、被災者救済などそっちのけで復興利権に群がり、総資本の人格的表現とさえ考えられない腐敗ぶりです。
第二がマスメディア。政府や東電 のばかげた発表を相変わらず横流しし、ゆがんだ情報操作に協力しています。
第三は日本社会。脱原発の動きが盛んになったとはいえ、社会全体の動きはむしろ鈍いと言わざるを得ません。
社会意識の変革を奔流・本流にさせていく課題が2012年も私たちの前にあります。ともに頑張りましょう。


