福嶋さん面会記  2013.1

(その2)

内藤雄二

世界的な大不況への突入の中で、予算の削減を口実に、刑務所の民営化・外注化・職員の非正規職化が始まっています。アメリカでは1980年代から、刑務所の民営化が始まり、90年代に爆発的に増加しました。被収容者の「改善更正、社会復帰」のためとする作業が、実は超々低賃金労働力として資本の餌食とされ、まさに奴隷労働を強制されているのです。労働者としての団結権などありませんから、恐るべき実態となっています。(堤未果著『ルポ貧困大国アメリカ供抻仮函

アメリカに一周遅れで、同様の攻撃を労働者民衆に加えてきたのが日本であり、国鉄分割・民営化として本格化してきました。すでに民営化された刑務所もあります。予算の削減が最優先であり、被収容者の「人権」「生存権」「安全」などをかなぐり捨てて、被収容者を管理の対象としてしか見ない方向が一挙に強化されました。

新自由主義攻撃は労働者民衆の生活、生存を根底から突き崩しています。


だからこそ、当然にも全世界で数百万、数千万の労働者民衆が「生きさせろ!」と叫び、デモ、ストライキ、暴動に決起しているではありませんか。

日本でも動労千葉のJR外注化・非正規職化阻止闘争、20万首相官邸前決起として始まっています。この怒りと一体で、獄中闘争をたたかいぬき、再審闘争を決意している福嶋さんをなんとしても守り抜き、ともに勝利に向かってたたかいぬいていきたいと思います。そのためにも違法・不当な友人面会拒否と徹底的に対決し、友人面会をかちとっていきましょう。

『無罪!』第94号より