迎賓館・横田でっち上げ爆取弾圧裁判

差戻し控訴審

控訴棄却 弾劾集会

− 被告3氏の発言 −

板垣宏さん

 山崎学裁判長の反動判決は、1審の反動判決以上に反動的な内容であったと思います。差戻し1審の反動判決が、ためらって、一部弁護側の主張を認めたようなところがあったのですが、それらも、全部検察側の主張通りにひっくり返したという点で、検察べったりの判決だったと思います。徹底的に弾劾して、勝利していきたい。

 もちろん、私は東京高裁の山崎なんかに期待はしていませんし、それを、何かいい判決が出るだろうというような淡い期待は持ってはいませんでした。しかし、私たちが、差戻し審で切り開いてきた内容というのは、もう無罪判決しかないというところまで、やり切ったんです。それをいとも簡単に投げ捨てた、山崎裁判長の姿勢。しかも彼は、9月で退官するらしいんです。最後の置き土産が最も反動的な判決だった。そういう意味でも許しがたい。

 実は、私は、ここに勝利のコメントというものを持っているんです。これを判決後読む予定だったんです。世の中うまくいかないなという見本みたいなものなんですが。

 しかし、差戻し審でわれわれがかちとった内容というのは、絶対にわれわれが勝利している、ということを指し示しているんです。私たち3人が、ここにいるということ自体が、敵に敗北を強制している、そういうことです。差戻し1審で逆転有罪。控訴審でまた、控訴棄却です。なのになぜわれわれがここにいるのか、ということです。何故収監されていないのか、というと敵に後ろめたいことがあるから収監できないわけです。このことは今日行った反動判決がまったく整合性のないことを表していると思います。

 裁判長はいろいろ言っていましたが、一番決定的なのは、結論のところで述べた、「3名がいつ・どこで・どうやって信管を作って、本件に関与したのか、という事実について、明らかにできていないことは紛れもない事実である」という点です。

じゃあ、無罪じゃないですか。その後言っている有罪の理由と、この「まぎれもない事実」というのは、完全に乖離しているわけです。これが判決の一番問題なところです。「理由」というのは何かというと、「中核派に所属しているから」であり、「3人1班でやっていたから」「岩手鍋爆弾事件に関与していた」からだというんです。この3つで、どうして、私たちが本件に関与したという事実が出てくるのか。この論理のすり替え、無内容さ、これが判決の内容だと思います。

 上告審で頑張ります。そして、福嶋さんの再審も勝ち取っていくという、今日から新たなたたかいを開始していきたいと思います。

(発言要旨)

『無罪!』第99号より

板垣宏さんの発言