無 罪! 201号

  本誌201号(2022年新年特別号) 目次

  ★年頭アピール
   須賀武敏/十亀弘史/板垣宏/福嶋昌男/藤沢抱一/青木秀樹/桜井善作/藤井高弘/星野暁子/
   座覇光子/宮本麻子/鶴田ひさ子/全学連/竹見智恵子/吉川健明/斉藤征二/小泉義秀/山田和広/
   羽廣憲/富田剛/早川恵子/松尾光武/宮本弘典/宮川一樹/岸田悟/豊島耕一/須賀陽子/福嶋明宏
  ★1・28横浜刑務所申し入れ行動へ                  事務局


   獄中に激励の手紙を送って下さい
 須賀武敏さん
  〒233-8501  横浜市港南区港南 4‐2‐2
 
 大坂正明さん
  〒105-0004  港区新橋2−8−16石田ビル4F 大坂正明さん救援会気付

  1月28日(金)
    横浜刑務所申し入れ行動にご参加を!

        2022年1月28日(金) 午後2時集合
    横浜市港南区役所1階ロビー(横浜市営地下鉄港南中央駅下車2分)

2022年 年 頭 ア ピ ー ル

20210723五輪開会式粉砕闘争1
「五輪やめろ!」全学連を先頭に、五輪開会式会場の国立競技場前で怒りの声をたたきつけた。
学生たちは「五輪はもはや戦争だ!」と言い切って機動隊と激突する実力闘争をうちぬいた(2021.7.23 東京)

  米日帝国主義による中国侵略戦争を絶対に阻止しよう!
                  横浜刑務所在監   須賀武敏

 再び世界戦争前夜を彷彿させる緊迫した情勢が接近しています。米帝バイデン政権は、トランプ以上に世界を二分する米中激突を一気に加速させる中国侵略戦争推進に踏み切りました。日帝の軍事費は不可避に、GDP1%が2%へ倍増し、最後には国家予算の半分を占めるでしょう。その負担を労働者民衆に強制すれば、〈コロナ×大恐慌〉の中で生死の瀬戸際に立たされるのは明らかです。
 「命より金」の新自由主義体制護持の延命策の安保とは日本を焦土と化す生き地獄を民衆に強制するものです。冗談じゃない。22年こそ「徴兵は命かけてもはばむべし、母祖母おみな牢に満つるとも」の精神で闘い、改憲・戦争阻止・米軍事基地撤去・安保粉砕の一大旋風を沖縄、日本全土に巻き起こしましょう。私もその一翼を担い、獄死攻撃を打ち破って勝利者として合流する決意です。共に勝利に向かって前進しよう。

  ともかく、前へと進みます
                     十亀 弘史

 刑務所当局は、本誌で「新たな闘い」を提起していることもあり、相当身構えていました。この間、対応している庶務課長補佐・佐藤某が数人の職員を引き連れて、門前で対応。まず、「申入書」を十亀さんが力を込めて読み上げたうえで、家族の陽子さんから「なぜMRI検査を行わないのか、その理由を明らかにしてほしい。当局には受刑者の命と健康を守る責務があり、担当官として答える責任がある」と単刀直入の質問がなされました。それに対して佐藤の対応はいつになく、緊張した面持ちで「個別の案件に対しては答えられません」という硬直的対応に出てきました。「刑務所に申し入れする人は誰だって、個別の問題を抱えているからここに来るんだ。あなたは刑務所を代表しているんだから、答える義務がある」「命にかかわる問題だ。官僚答弁などするな!」などと声が飛び、全員の怒りのボルテージが一挙にあがりました。
 申し入れが始まって30分も経っていないのですが、立ち往生する佐藤の助け舟で、庶務課長・相川某が前面に出てきました。この課長は、前回7月12日の申し入れ行動の際、初めて出てきたのですが、その際は低姿勢そのもので、1時間弱にわたってこちらの話を遮ることなく聞き続けたという経緯があります。しかし、今回は打って変わって強面(こわもて)対応で、「すでに申入書も受け取りました。刑務所として検討します。大勢で来られると出入りにも支障が生じます。ここで打ち切りとしますので、どうぞお引き取りください」と言って、職員たち全員を引き上げさせ、みずから鉄門を閉鎖してしまいました。


00199-08
昨年の11・7全国労働者総決起集会は一昨年を上回る2150人が結集して闘いぬかれた。
あらゆる産別・職場で階級的労働運動の実践に挑戦し、奮闘しぬいた成果だ(2021.11.7 東京日比谷公園野外音楽堂)

  須賀さんの命と健康を守れ!
                     板垣  宏

 昨年1月3日に前橋刑務所を満期出獄してから早くも1年が経ちました。爆取弾圧との30年以上にわたる闘い、その内16年は東京拘置所での未決勾留、加えて4年7カ月の前橋刑務所での実刑という中で、失われた社会生活や家族との絆を取り戻すことは容易ではなく、今もまだ道半ばです。今年の目標の第1は、この失われた社会生活の基盤を回復・確立して新たな闘いに出発できるようにしたいということです。
 第2は、須賀武敏さんの命と健康を守るために刑の執行停止を勝ち取り、外部の医療機関での検査と治療を勝ち取ることです。須賀さんは、このままでは一生歩けなくなる危険性があります。新年1月28日、横浜刑務所への申入れ行動を行います。この闘いは、星野さんの国賠闘争・大坂さんを取り戻す闘いと一体であり、改憲・戦争阻止の闘いの一環です。そして、すべての拘禁施設に収容されている人々の命と健康を守る闘いでもあります。皆さんのご参加・ご支援を。


  ここ前橋の地で前進します
                     福嶋 昌男

 米日帝の中国侵略戦争の情勢下、私は次の闘いを決意しています。まず、昨年の気持ち・成果として、(1)板垣さん、十亀さんの出獄、(2)第2次再審への押捺指紋の簡易実験―指紋を押印した際の力の大きさや方向で、指紋の隆線はずれません。(3)星野文昭さんの国賠訴訟署名運動、(4)高崎金曜行動との連帯、(5)学習会への出席、(6)気候変動問題への取り組み、以上の諸闘争の基礎は犒鮃の基瓩任里寺の掃除・草取り、ポスティングの労働によります。健康・生活あっての諸闘争であることをひときわ感じています。
 今年は、特に、米日帝の中国侵略戦争阻止! 須賀武敏さんの奪還、第2次再審貫徹・準備そして気候変動問題への本格的取り組みです。
 帝国主義とスターリン主義の五大国は、欺瞞的な核戦争回避の声明を出しました。米日帝は1月、次世代高速炉の合意をします。ここ前橋の地で前進します。


   弁 護 団 年 頭 あ い さ つ
  新たな展開
             須賀・十亀・板垣再審主任弁護人 藤沢 抱一

 昨年、年明け早々板垣・十亀さんが出獄した。弁護団会議に参加し、外での活動に復帰した。
 須賀さんは、家族、弁護団と定期的に面談、文書での交流を行っている。拘束により健康上の疾患が発生している。横浜刑務所に適切な治療を要求し、東日本成人矯正医療センターへの移監を要求している。外部医師の適切な指導を受ける為、両刑務所に対し、医療行為に関する情報の開示を求めている。非開示とした刑務所の処分の違法が、昨年最高裁判所で判断されていることから、妨害はあるものの実現することとなる。
 本件で押収された物品の返還が近々実行される予定である。無罪の根拠は証拠に有り。還付された物品の検討が可能となる。膨大な作業となると予想されるが、二人の復帰と弁護団の取り組みにより、その実現が可能となる。本年も支援、協力宜しくお願い致します。


  「疑わしきは被告人の利益」の原則を徹底すれば無罪
             福嶋再審主任弁護人 青木 秀樹

 新年明けましておめでとうございます。昨年は、福嶋弁護団の集まりを一度も持つことが出来ないままに終わりました。福嶋さんの無罪への取り組みは、本誌で見ていましたが、それを展開できないことが残念でなりません。
 新型ウイルスが世界に広がってから、今年で丸2年になります。持病がある人、高齢者は要注意と言われているので、それを無視して集まることはできません。未だ、この新型ウイルスの発生機序、それに対する防護対策が明瞭になっていない状態では、悩みは尽きません。今後どのようなゴールを想定して、それに向けて何をすべきなのか、いくつものウイルスを克服してきた筈なのに、分からないものです。
 それに比べれば、福嶋さんの事件は筋道が明瞭で、そもそもあやふやな筆跡鑑定と指紋鑑定を証拠として有罪とされたものであり、疑わしきは被告人の利益の原則を徹底すれば無罪となるべき事件で、再審開始決定は当然なされるべき事件です。新規性、明白性の壁を突き破る新鑑定を携えて再審開始決定を勝ち取りたいと思います。


   共 同 代 表 年 頭 あ い さ つ
  控え目に、新年のご挨拶を申し上げます
                    共同代表 桜井 善作

 私は、十年来介護中の妻と、重篤乍らも残された人生を精一杯生き抜こうとして懸命な息子とに向き合い寄り添う明け暮れです。
 私自身も多発病体故に、すっかり会の活動から遠退いており、その任を果たしていません。この機会に、皆様方に対し、心からお詫びいたします。
  「水掛けて 消さぬ熾火(おきび)は 火事の元」(川柳もどき)
 ところで、安倍晋三断罪・追放が放置されたまま政治が流され、今やこの男は院政気取りで、牴憲、戦時下社会瓩悗半綉い靴討い泙后お腹ポンポンが痛くて二度も逃亡退陣したことなど無かった様な無恥・無責任極まりない奴、一刻を急いで己の大罪を自覚させねばなりません。真っ当な社会を作るために先ずは七月参院戦に圧勝し、須賀さんの「刑の執行停止」と、安倍断罪・地球外追放を実現する、輝ける年にしたいものだ、との思いを強くしているところです。


  「獄からの解放=真っ当な治療」を!
                    共同代表 藤井 高弘

 昨年1月、私たちは板垣さん・十亀さんの相次ぐ満期出獄を実現したが、22年冒頭にあたり今年は何としても須賀さんの解放(刑の執行停止)を闘い取ることを堅く決意したいと思います。須賀さんの高齢化と脊柱管狭窄症の症状悪化を見すえる時、一刻も早い「獄からの解放」=「基本的人権に基づく真っ当な治療」こそ喫緊の課題です。
 昨年11月まで数度に及ぶ横刑当局に対する「治療の保障」に向けた申入れ行動を重ねてきたが、今こそ本件デッチあげ弾圧を打ち破る運動の現下最大の環として「須賀さん解放・刑の執行停止」の早期実現をかかげ運動の一大飛躍を闘い取りましょう。
 星野国賠・再審闘争、指名手配46年・獄中4年の大坂正明さんのデッチあげ粉砕裁判闘争と連携し、本件爆取デッチあげ粉砕を!
 中国侵略戦争阻止、安保・沖縄闘争と改憲阻止の反戦政治闘争の一環として、私たち「かちとる会」は今こそ全力で爆取デッチあげ弾圧粉砕・須賀さん奪還へ共に闘いましょう!



2021.11.28-02
「沖縄返還協定批准阻止闘争から50 年、星野さん大坂さん奥深山さんと団結し、
改憲・戦争と闘う全国集会」が400 人の参加で勝ち取られた(11 月28日、東京・葛飾かめありリリオホール)

  「刑のルールブック」という韓国映画を23時間観続けました
      星野さんをとり戻そう! 全国再審連絡会議共同代表 星野暁子

 おめでとうございます。昨年は、出所した十亀弘史さん、板垣宏さんの元気な活躍が見られて、うれしいことでした。須賀武敏さんの「刑の執行停止」の闘いも開始されました。大晦日の夜9時から元日の夜8時まで、「刑のルールブック」という韓国映画を観ました。妹を強姦しようとした男を暴行した件で、「1年」の刑を受けた野球選手が出所するまでの物語です。素晴らしいドラマで、徹夜で食事も忘れて、23時間観続けました。
 シャワーをお湯に変えさせたり、班長を選挙で選べるように働きかけ、実現したり、日本の刑務所とのなんという違いだろう。看守と目を合わせるだけでも懲罰になるという日本の刑務所は、なんという情けなさだろう。世界に置いていかれるのではないか、目の離せないドラマを見ながら、そんなことばかり思いました。


  強い糸になりたい
                        座覇 光子

 年々生き難くなって行くような気がする。支配者一%、労働者階級九十九%なら、戦争は「ノー」と云ったら勝てる筈だ。
 須賀さんは「中で絶対病気をしてはいけない。ロクな治療は行われないから。世の中が悪くなれば刑務所は満杯になる。年寄りから先に出される」と云って、彼は楽天的であった。手紙しか書けない自分は細い糸である。やっぱり外も格子なき牢獄だ!
 アフガンの九歳の女の子が家族のために二十五万円で五十五歳の男に幼な妻として売られ、オドオドとした足取りでその男について行った。胸潰れる想いと、須賀さんへの理不尽さを合わせて、強い糸になろうと決めた春である。


2022三里旗開き3
「市東さんの農地絶対守る」と団結うち固め、新年デモを
うちぬき、旗開きをかちとった反対同盟と支援(1月9日)

  星野さんの闘い引継ぎ今年も闘う
           三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊 宮本 麻子

 2022年、新しい年が始まりました。三里塚は昨年、強制執行攻撃から市東孝雄さんの土地を守り抜きました。コロナ禍で成田空港は閑古鳥、機能強化も拡張も空港そのものも必要なしです。
 岸田政権は、「新しい資本主義」を掲げ、軍拡、改憲の道へ進んでいます。許せません。様々な場から、反戦・反核を闘いましょう。岸田政権を打倒しましょう。
 星野さんの闘いを引き継ぎ、今年も皆さんと連帯して、農地死守、空港絶対反対、労農連帯、反戦・反核で闘います。
 寒さがいちばん厳しい季節です。くれぐれもお身体に気を付け毎日を過ごしてください。またお会いしましょう。


20210308婦人デー
2021 国際婦人デー行動は全国各地で取り組まれた。
東京では「新宿大リレートーク&デモ」が200 人を集めて意気高くかちとられた

  資本家が危機と言う時にやったことは戦争じゃなかったか?
                婦人民主クラブ全国協議会 鶴田 ひさ子

 激動の新年を、元旦郵便局ビラと、4日塢遊彩浬蠎辺宣伝、ビラ配りに参加して迎えられたことを誇りに思っています。資本家ども自身が「資本主義を創り直す」(日経新聞元旦号)と言わなければならないところにきています。曰く「三度目の危機」と。彼らが危機と言う時にやったことは戦争じゃなかったか?「台湾危機は日本の有事」、「敵基地攻撃能力確保」と中国への侵略戦争構え、改憲に突進する現政権と対決しよう。
 第一次大戦時に軍隊の大移動とともにスペイン風邪が世界を覆ったが、米軍の対中戦争訓練激化の中で沖縄、岩国の米軍基地を先端にコロナが再度急拡大していることを見逃すまい。女性の現実を見ても、社会全体、自然・気候も破壊し尽くしてきた連中の言う「創り直す」のどこにも展望はない。社会を創り直すのは、私たち労働者階級の仕事だ!
 今こそ婦民の綱領「女性の解放・子どもの幸福、職場・地域に生活を守る自主的な力を築く、二度と侵略戦争は許さない」を掲げて邁進します。その柱に反弾圧闘争をしっかり据えて!


20211210京大集会
処分された学生たちが集会場を動き回る巨大みこしの中から登場し、
たたかいのアピールを行い、大いに盛り上がった。(12 月10 日 京大吉田南キャンパス総人広場)

  沖縄大学の赤嶺委員長新体制のもと、全学連は闘います
                    全日本学生自治会総連合

 明けましておめでとうございます!  旧年は7・23五輪開会式粉砕闘争、12・10京大処分撤回集会の大爆発を先頭に、学生運動の一大前進の年となりました。
 沖縄のペテン的「本土復帰」から50周年という節目を迎える中、日帝・岸田政権は「中国脅威論」を煽り、中国侵略戦争のための改憲・戦争へと猛烈に突進しています。
 今なお獄中に囚われている須賀、大坂両同志への医療放棄は、反戦の闘いに立ち上がる労働者・学生は殺すことすら厭わないという、国家権力の反戦運動への恐喝そのものです。
 沖縄大学の赤嶺委員長新体制のもと、獄中と獄外の分断、沖縄と「本土」の分断を打ち破り、昨年の成果をさらに発展させるべく、私たち全学連は改憲・戦争阻止の一大決戦へと全力で闘います。



  恐れることはない、前に進もう
                   ジャーナリスト 竹見 智恵子

 去年暮れ、フィリピンからうれしいニュースが届いた。ドゥテルテ大統領の麻薬政策を批判して闘うジャーナリスト、マリア・レッサさんがノーベル平和賞を受賞したという。彼女の仕事ぶりは、たとえ相手が大統領であっても後に引かない徹底した対決姿勢。そのため、ドゥテルテ大統領から名指しでののしられたり、側近から名誉毀損で訴えられ、逮捕された。
 裁判では禁固6年の判決を受け、保釈中の身で授賞式に臨んだそうだ。今、世界的に言論の自由がおびやかされていて、投獄されたり、殺害されるジャーナリストが増えている。同時受賞のロシアのジャーナリスト、ドミトリー・ムラートフさんも、彼が編集長もつとめる「ノーバヤ・ガゼータ」では、プーチン政権下で敏腕記者6人が殺害されたそうだ。ふたりの受賞は、今や戦争や紛争の危機が高まり、人びとの自由や人権が圧迫されていることの証左だと思う。そんな中で、マリア・レッサさんが受賞スピーチの中で言った言葉が光っていた。
  ―わたしたちが屈すれば、民主主義は死ぬ。権利は行使しなければ、失われる。
  恐れることはない、前に進もう
 マリアさんの言葉を噛み締めて、前に進みたい。


  獄中医療の改善を! 須賀さん、大坂さんの生命を守ろう! 星野医療国賠勝利!
                        医師 吉川 健明

 星野文昭さんは、徳島刑務所で、必要な検査が遅れたため、肝臓癌を大きくさせられ、ようやく手術のできた医療センターでも術後放置で、殺されてしまいました。こうした獄中の医療過誤を告発するため国家賠償請求訴訟が闘われてます。年末に肝臓外科の専門医の意見書も提出され、星野さんは、術後出血でも再開腹して止血すれば十分助かったということが証明されています。日本の獄中医療の杜撰さ、いい加減さが満天下に明らかになりました。横浜刑務所にいる須賀武敏さんは、ひどい腰痛で自力歩行が困難となり、心臓病も悪化してるのに必要な検査治療を拒否され、無理な懲役作業を強制されています。もはや刑の執行自体を中止させねば生命にかかわります。大坂正明さんは、鼻ポリープの治療も拒絶され、呼吸も苦しいのに不当な勾留を強制されています。日本の最低最悪の獄中医療を改善させ、不当拘禁をやめさせよう。

  老いも若きも闘う労働組合へ
                        元下請原発労働者 斉藤 征二

 日清戦争(1894年4月〜1896年3月)から51年間も続いた、我が国の侵略戦争、終わってみれば無条件降伏。この経緯も検証せず、戦後77年目を迎える。
 今一度顧みれば、行き詰まった自公政権が浮き彫りになる。また敗戦の代償として、米帝に突き付けられた憲法のもとで、沖縄に基地を提供した昭和天皇の責任こそが問われなければならない。
 さらに東条内閣の閣僚で、戦争の火付け役と云われるA級戦犯から総理に成り上がり、1960年安保改定を強行した岸信介はあの侵略戦争を聖戦と位置付けた。この言動を受け継ぎ、安倍元総理も「定義が定まっていない」と国会で答弁した。
 この事柄の深刻さ、重大さを平和を求める子どもたちに告げるため、老いも若きも闘う労働組合に結集し、帝国主義者たちを打倒する以外道はない。
 原発汚染水は全ての国会議員は飲んでみよと言いたい。2〜3年間飲んだ後に良し悪しを確認してから結論すべきだ。


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「大坂さんを取り戻すぞー!」 真っ青な冬空の下、
シュプレヒコールをあげながら、150 人で東拘包囲デモ(2021 年11月28 日 東京・小菅)

  大坂さん、須賀さんを直ちに奪還しよう
                 大坂正明さん救援会事務局長 小泉 義秀

 豊田屋に入りそびれて年暮るる 

   JR平井駅―蔵前橋通り沿いに豊田屋という居酒屋がある。争議支援、地区労の会議の後などよく寄った。当時、江戸川区労協の事務所の最寄り駅が平井だった。私が労働運動にかかわった時にすでにあった店なので創業何年なのかはわからない。十亀弘史さんから豊田屋が新装開店したと聞いたので待ち合わせたのだが、入れなかった。予約しないと無理な人気店になっている。白子鍋、鮟鱇鍋などが人気メニューだ。三里塚現闘だった横井さんが白子鍋を好んでいたことを思い出す。
 仕方なく別の居酒屋で鍋を囲んで映画の話や、獄中同志奪還の論議になった。大坂さん、須賀さんを直ちに奪還しなければならない。


  鍵を握っているのは闘う労働組合だ!
                    動労西日本書記長 山田 和広

 日本帝国主義・岸田政権打倒! 改憲・中国侵略戦争阻止! 沖縄を絶対戦場にさせるな! 三軒屋弾薬庫・日本原基地撤去の闘いを爆発させよう。改憲・戦争阻止!大行進岡山はその先頭で闘う。
   国鉄分割・民営化が破綻しJR体制は崩壊している。動労西日本は、労働組合解体を狙う一時帰休(整理解雇攻撃)を粘り強い職場闘争で打ち破った。また、JR西日本の子会社である西日本メンテックでの組合員過労死弾劾労働委員会闘争、その子会社である中国メンテックでの非正規労働者の労働災害や雇い止め解雇との闘いを、勝利的に前進させてきた。鍵を握っているのは闘う労働組合だ。動労西日本とともに闘おう。


  須賀さんを奪還し治療で私たちの隊列に!
                    動労総連合・九州委員長 羽廣  憲

 明けましておめでとうございます。
 須賀さんの命を守るための「刑の執行停止」要求は、今現在治療しないと歩けなくなる恐れがあるとの診断があり、放置しているのは強烈な痛みを伴う拷問そのものであり、それだけでも許しがたいことです。一刻も早く「刑の執行停止」を勝ち取るために全力を尽くしましょう。
 無実は無罪という当たり前の主張が支配者にとって都合が悪かろうが、無実は無罪。新自由主義が大破産し、戦争と改憲が焦点化する今年に何としても須賀さんを奪還、治療で私たちの隊列へ。
 星野国賠と大坂奪還、再審勝利に向かって意気軒昂と闘いましょう。


  〈私たちの元気のモト〉
                    たみとや副店長 富田  剛

 年末、嬉しいことがありました。
 たみとやでは、小学校先生経験者たちの無料こども塾が250回。昨年から、プチ労働者学校常連の青年を講師に、その中学・高校生バージョン爍技たみ甞始。
 そして、こども塾最初の卒業生で、5時たみの高校女子3年が、11月の反原発しゃべり場とプチ労に初参加♪
 しゃべり場発案の反五輪を「しゃべり楽しく」闘ってきて、プチ労も民衆の歴史をやって4年、今回テーマは南京大虐殺。
 大虐殺の歴史なんて知りたいかと恐る恐る聞いた彼女の答え。
「学校では自分の意見を問われない、もっと知って自分の考えを持ちたい」
 やってて良かった!
 バクさん(十亀弘史さんのこと)たちの闘いを学んで伝えていけたと思う瞬間!!
 今年もよろしく!!!


20211226入管闘争2
2021年12月26日 入管闘争

  谷口幸子さんのこと
                   東京北部ユニオン 早川 恵子

 1970年代はじめ、東大分院職組の委員長だった、谷口幸子さんが昨年急逝されました。お悔み申します。
 新聞『婦人民主クラブ』1991年1月1日付号に掲載された「反戦と職場の権利は一つ」という記事が婦民全国協、鶴田さんの奮闘で日の目をみることができました。本当に感謝です。谷口さんの主張は、体験からにじみでたものです。本当の人道主義を貫いてほしい。これは私たちへのエールであります。あらためて肝に銘じて参ります。


  体調がイマイチ…ボチボチとマイペースで
                   岡山マスカットユニオン 松尾 光武

 うつ病になって早いもので20年。身体が思うように動かないもどかしさに慣れることはあり得ません。そのような現実に向き合いつつ、とりあえず出来ることを可能な範囲でやっていくしかありません。
 帝国主義による侵略戦争が激化する中で、右翼・ファシスト勢力が台頭していきます。私たちの存在意義が問われています。
 情勢ときちんと向き合い、それぞれができることを、着実にやっていきましょう。


  統治の腐敗と社会の喪失は常に同時因果
                    関東学院大学 宮本 弘典

 冤罪被害の防止と救済に冷淡で後ろ向きな国家/社会がまともな国家/社会であろうはずがない。治安維持法体制下さながらに政治犯について意図的に冤罪を生み出す国家、それに対する批判と抵抗を失った社会は尚更であろう。統治の腐敗と社会の喪失は常に同時因果である。
  「われわれは、自分自身が生きているこの社会がこのまま腐り果ててゆくのを座視するのか、座視した
  ままでいるような人生に生きる価値があるのか。統治の崩壊が進むなかで、私たちに突きつけられるの
  はこうした実存的かつ倫理的な問い」(白井聡『主権者のいない国』)
であるとすれば、迎賓館・横田事件の当事者の運動は、生きるに値する生と社会の奪還の試みであり、実存的かつ倫理的な闘いに外ならない。理は彼岸ではなく此岸に存する。


  ゾンビよ、去れ!
    愛、寛容、共生、平和、自由絶対平和主義者、国際吟遊詩人 宮川 一樹

 ゾンビが日本国中を徘徊している。新資本主義という名のゾンビが。米国の帝国主義から生まれた新保守主義と新グローバル資本主義経済という名の悪魔の仲間入りをしようとしている。しかし、彼らの命運は、もう尽きたようなものだ。
 なぜなら、私たち市民が、Covid-19 のパンデミック(これも一種の戦争である)の災禍を契機に、社会的弱者が日々犠牲になっている惨状を目の当たりにし、つまり、彼らの虚飾がはげ落ち、彼らの悪行が露わになり、明日は我が身か、と恐怖を感じつつも、もうきっぱりと悪魔とゾンビとおさらばしよう、と意識しだしているからだ。世界中の誰もが生きていて楽しいと心底感じられ、日々の衣食住に安心でき、軍隊と戦力と戦争の無い、貧困の無い、死刑の無い、原発の無い、差別と構造的暴力の無い、平和で公正な市民社会を作るのは、私たち市民一人一人の知恵と創意工夫と行動力にかかっている。悪魔よ、去れ! ゾンビよ、去れ!       2022年1月7日(金)



  裁判でお世話になっている先生方から新年のメッセージです
  真に社会のための役立つ研究成果は一つの学問分野だけでは不十分
                   鳥取大学名誉教授 岸田  悟

 新年明けましておめでとうございます。
 皆様は牾愃殕珊膈(interdisciplinary)という言葉をご存知ですか。二十数年前に留学した英国ケンブリッジ大学の「超伝導に関する学際融合研究センタ」から私は、この言葉を知りました。今、退職して4年が経過しようとしておりますが、この牾愃殕珊膈瓩箸いΠ嫐が分かるようになりました。つまり、「研究者として先端的な学術成果を公表するのではなく、真に社会のための役立つ研究成果は一つの学問分野だけでは不十分である」ということです。
 我々が取り組んできた事件では証拠が少なく、「不鮮明な指紋判定の結果」が「有罪」の有力な証拠となりました。この「不鮮明な指紋」は時が経過しても物理的に変化しない証拠であり、科学技術の進歩により、以前の鑑定官による「指紋に対する鑑定結果」を明確に否定し続けてきました。これは、「過去の判例に基づいて判決を下す」という態度に固執して、科学技術の進歩を学ぼうとしないことによる弊害ですね。裁判における刑罰の重さは犹実認定(殺意等を含む)瓩飽預犬垢襪噺世錣譴討い泙后I堊明な証拠を指紋による個人認証技術に関わっている研究者が「本人の指紋とは異なっている」との意見を無視する理由を理解することができません。
 犁嫖勝μ戯甅瓩貌海朗報、つまり「事件を有罪とした唯一無比の指紋の鑑定法が間違っていた」という情報が最近、得られました。このような時こそ、学際融合研究の成果を活かすべきではないでしょうか。


  抵抗の文化の記憶喪失からの回復を
                  国立大学法人佐賀大学名誉教授 豊島 耕一

 世界で日本だけ賃金が上がらないという話は主要メディアでも言われるようになりましたが、そのことと労働争議との相関に触れたものは見かけません。労働政策研究・研修機構によれば、2018年の日本のストライキの延べ日数は韓国の550分の1、アメリカのなんと2800分の1です。要するに、闘わないから賃金が上がらない、ということでしょう。最近出版された Full Spectrum Resistance瓩箸いλ棔Aric McBay 著)の、「文化的記憶喪失」という言葉に目が止まりました。
 独裁は人々の闘いの記憶を破壊することで可能になる。ひとたび文化的記憶喪失に陥ると、独裁は永遠に続いているように感じられ、抵抗は無意味で、ありえないことのように感じられる。しかしこの記憶喪失は、たとえ長い時間が経っても元に戻すことができる、およそこのようなことが書いてありました。
 我々はまさに抵抗の文化の記憶喪失状態にあり、昨年もこの年頭メッセージ欄で繰り返し触れたところですが、膨大な百姓一揆の記憶も含め、抵抗の記憶を呼び起こすことが大事ではないでしょうか。



 平和橋過ぎて二つ目忍橋(しのぶばし)バス停の名に滲む戦後史
              十亀弘史(1月9日付朝日新聞「朝日歌壇」掲載)



  家族からみなさまへ
2021.11.26-02
須賀さんの「刑の執行停止」・獄外治療実現に向けた、
新たな闘いの出発点となった、申し入れ行動(2021 年11 月26 日 横浜刑務所前)

  最後に勝つのは私たち
                          須賀 陽子

 大晦日からの大寒波。新年早々に東京でも久しぶりの雪。雪景色は美しいけれど、この正月を懐も体も、さらに心も、凍えそうな状況で迎えた人も多いはず。
 人の命がいとも簡単に踏みにじられ、労働者が人間ではなく動物のように扱われるのは、もはや「塀の中」だけではありません。行きつく先は戦争。それがもう目の前に来ています。
 必要なのはただ一つ、「社会変革」「資本主義社会の転覆」という言葉をただの言葉ではなく現実の強力な闘いに変えること。獄中と獄外の団結をそのためにこそさらに強化しましょう。最後に勝つのは私たちであることを確信して。


  『熊鷹の生態』について
                          福嶋 明宏

 私が、20歳の頃の話です。山形在住の、日本最後の鷹匠(たかじょう)と言われた沓澤朝治氏(くつざわあさじ)(1896〜1983)を訪ね、それこそ、「三顧の礼」を重ねて、氏と十日間ほど寝食を共にしたうえで、鷹匠としての熊鷹の生態、研究、体験、技の体得などの集大成を聞くことができました。氏がまとめた直筆の原稿もいただきました。それをもとに2007年『熊鷹の生態』という30ページの冊子を作りました。(ネットで検索すれば、アマゾンで今でも購入できます)
 熊鷹は、絶滅危惧種ですが、それは自然や環境の破壊が熊鷹の餌を激減させた結果でした。沓澤氏との出会いは、私の忘れがたい青春の思い出です。
 今年もよろしくお願いします。



  1・28横浜刑務所申し入れ行動へ
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年末、一挙に寒さがやってきました。
須賀さんは4度目の冬の寒さと闘いぬいています。ガンバレ! 須賀さん! すべての受刑者!

 明けましておめでとうございます
 新年早々、4日、神奈川・星野文昭さんを取り戻す会に集う神奈川労組交流センターと婦人民主クラブ全国協議会・相模原支部の方々とともに、宣伝カーを仕立てて須賀武敏さん激励と周辺住民へのアピール、刑務所に隣接する港南区役所前でのビラまきを行いました。
 須賀さんへの医療の放棄、獄中処遇のひどさを弾劾し、須賀さんの「刑の執行停止」、即時釈放を訴えました。神奈川の皆さんが年末、周辺住宅へのビラ入れを行ってくださったこともあって、ビラの受け取りは、2人に1人という感じで、とても好反応でした。中には「年末、うちに入っていたビラを読みましたよ。がんばって!」という人、「前にもここでやってましたよね」と私たちのことを覚えていてくれる人もいて、大変励まされました。
 入管施設や、刑務所など収容施設で人権・命・健康が踏みにじられています。労働者民衆の貧困・格差を顧みず、命も踏みにじる政治は、改憲・戦争につながるものだと訴えれば、通じるものだと確信しました。
 来る1月28日、須賀さんの刑の執行を停止し、須賀さんが信頼できる医療機関での検査と治療を保障せよと要求する申し入れ行動を行います。ぜひご参加ください。