ムザイ

  迎 賓 館 ・ 横 田 裁 判 = 無 実 の 被 告 を 支 援 



 

爆取違憲

「3人が1つの班を構成していた」とする証拠はとても弱い (2) 内山成樹

差戻上告審

上告趣意書・第三章の解説内山

「3人が1つの班を構成していた」とする証拠はとても弱い (2)


内山成樹(弁護人)

3 板垣被告人の問題

板垣被告人についてみれば、板垣被告人は、後に加わったと認めざるをえないこととなっていますが、板垣被告人が、この事件に加わったとする証拠はさらに薄いものでしかありません。

板垣被告人についての証拠は、岩手で押収された何冊かの書籍や「文献リスト」に板垣被告人の指紋がついていたことです。しかし、どこまで行っても、板垣被告人の指紋がついていた書籍等は岩手にあったものです。そこにいたことは明らかな板垣被告人の指紋がついていて、どこかおかしいところがあるのでしょうか。

板垣被告人は、勉強のため、初歩的な知識を得ようとしていました。押収されたメモの中の「購入すべき本」には「やさしい熱力学」などの、一見して爆弾とは無関係な物理の入門書もありました。板垣被告人が初歩的な知識のための勉強をしようとしていたことは明らかです。

つづく

「3人が1つの班を構成していた」とする証拠はとても弱い (1) 内山成樹

差戻上告審内山弁

上告趣意書・第三章の解説

「3人が1つの班を構成していた」とする証拠はとても弱い (1)

 内山成樹(弁護人)


  本件は、共謀共同正犯とされる事件であるので、3人が1つの班(3人1班)ではないとなれば無罪となる。


1 金沢借家で須賀・十亀被告人はA況真管の製造等を行っていたのか

 原判決の論理は、須賀・十亀被告人が金沢借家でA況真管の製造等をしていたと認定します。

しかし、そもそも十亀被告人が金沢借家に居住していたという証拠はありません。

この点の認定は、結局メモの解釈によっていますが、この解釈は、とても恣意的なもので、十亀被告人が、A況真管の製造等に係ったとするには、全く足らない証拠です。


2 「問題のH供述」

そもそも3人が1班だったとする証拠としては、Hが1985年秋から暮れにかけて沼津のデニーズで3人に会ったとし、その際3人が親しげだったとか、須賀被告人が「おい」などと板垣被告人に呼びかけていたから須賀被告人がキャップなのではないだろうかと思ったとか、3人の様子について供述していることが直接的な証拠とされています。

しかし、3人と会ったとするH供述自体が怪しいのですが、仮にHが3人に会ったとしたとしても、それで3人が1班だとするのには相当に無理があります。そのとき、仮に沼津で3人が一緒にいたとしても、その前後で、ずっと1つの班を構成していたとするわけにはいきません。

この供述を原判決も「問題のH供述」と表現しています。原判決も、このH供述には問題があることを自ら認めていると言ってよいと思います。  

このH供述には大きな問題があり、その証拠としても価値は極めて小さいのです。

つづく


 

早期結審=上告棄却策動をうち砕け!最高裁を攻め続けよう (3) 須賀武敏

差戻上告審

須賀1早期結審=上告棄却策動をうちけ!

最高裁を攻めけよう (3)

須賀武敏

十亀さんは。「裁判所に対し、どうしても許せないことが2点ある。一つは未決勾留16年を強制したことだ。こんなことは世界中でもないこと。もう一つは、東京高裁の中川武隆裁判長が、証拠調べをすることなく、無罪判決を破棄したことだ。しかも、証拠を見てもいないはずなのに、実際にはそれらを判断していることだ。断じて許すことはできない。私たちの激しい怒りを最高裁調査官に是非伝えてほしい。最高裁は証拠によって判断しろということだ。政治的予断を持つな。改憲と戦争に向かう安倍と一緒になって進むなということだ」と激しく迫った。

私は、原判決の「有罪判決のシナリオ」は、法廷で「金沢借家は私が病気療養のために賃借した借家で、十亀さんらはその借家を全く知らない」「メモは元のメモを書き写した非オリジナルメモです」と真実を供述し、それを裏付ける専門家たちの証言、意見書によって、その真実性を裏付けたにも関わらず、こうした無罪立証を無視して、「既に時効が成立している1985年9、11月の成田事件に使用した信管を金沢借家で製造し、炸薬を装填した『犯罪』に須賀と十亀被告人らが関与したから、本件両事件にも関与したに違いない」と一方的に有罪と決めつけたのです。

最高裁調査官には、私たちの供述を真摯に読んで欲しい。原判決も認めるように、私たちの供述が真ならば、「有罪認定は決定的に崩壊する」のです。

裁判所が無実のものを有罪に陥れる権力犯罪を許すことはできません。最高裁第三小法廷は被告・弁護団が請求した無実を証明する検察官が隠匿する全ての証拠を開示させ、法廷を開いて事実審理を行い、自判して無罪判決を行うよう厳しく迫った。

最高裁に対し、あくまで攻勢的に攻め続け、なんとしても上告審闘争に勝利しましょう。



 

早期結審=上告棄却策動をうち砕け!最高裁を攻め続けよう (2) 須賀武敏

差戻上告審

2早期結審=上告棄却策動をうちけ!

最高裁を攻めけよう (2)

須賀武敏

3月20日、私たち被告団と「完全無罪をかちとる会」は最高裁申し入れ行動に決起しました。最初に、最高裁の早期結審策動を許さない緊急署名207名分を提出し、「完全無罪をかちとる会」事務局の内藤さんが「無罪判決を求める申入書」を読み上げ、犧嚢盧杪荵鮎法廷の調査官は、28年にわたる3人の「私たちは無実だ!」という真実の訴えと被告・弁護団が渾身の力を振り絞って書き上げた上告趣意書及び補充書に虚心坦懐に向き合うべきだ。そうすれば、自ずと原判決の誤りと3人の無実が明らかになる。直ちに事実審理を行い、自判して無罪判決を行うように瓩閥く要求しました。

被告団それぞれが訟廷管理官に向かって、訴えました。まず板垣さんが「28年というのはあまりにも長い。とりわけ、控訴審の一度も事実審理を行わず、無罪判決を破棄したことは許せない。国家暴力そのものだ。また、差戻し控訴審で『どこで、だれが、なにを、どうやったのか明らかに出来ないのは紛れもない事実だ』ということを判決書で書いていることに驚く。それじゃ、無罪だということじゃないか。今、安倍政権は戦争に乗り出そうとしている。だからこそ、この裁判を無罪という形で終わらせねばならない」と強く訴えました。

つづく

早期結審=上告棄却策動をうち砕け!最高裁を攻め続けよう (1) 須賀武敏

差戻上告審

須賀 3早期結審=上告棄却策動をうちけ!

最高裁を攻めけよう (1)

須賀武敏

爆取デッチあげ弾圧と28年にわたり、不屈・非妥協で闘い抜く私たち被告団と労働者人民の上告審闘争は着実に最高裁を追い詰め、3月末の上告棄却策動を打ち砕き前進しています。


3月6日、私たち被告団は、最高裁に対し早朝ビラ入れ行動に決起しました。この日の行動は、最高裁が、この3月の年度末にも、早期結審を狙っている危険性があることから、それを絶対に阻止するために取り組んだもので、最高裁全体を大きく揺るがす反響を呼び起こし、大成功しました。

「私たちは無実だ! 最高裁はただちに無罪判決をだせ!」との被告団の真実の訴えのビラは、出勤してきた最高裁の、とりわけ若い労働者の多くに手渡され、彼等はビラを真剣なまなざしで食い入るように読んでいました。用意した100枚以上のビラが30分ほどでなくなってしまいました。

昼には、「完全無罪をかちとる会」と一緒になり、昼休み街宣行動を行いました。私たち被告団がマイクを握り、かわるがわる本件裁判が証拠もなしにデッチあげられた政治的冤罪であることを明らかにし、「最高裁は無罪判決を出せ」と鋭く迫りました。

この日はさらに、昨年8月28日の上告趣意書の提出、12月16日の上告趣意補充書の提出に続いて、今後さらに上告趣意補充書を提出する予定であることを明らかにした、弁護人の「上告趣意補充書に関する申入書」を最高裁に提出しました。こうして最高裁を攻め続け、早期結審=上告棄却策動を打ち砕き、最高裁に無罪判決を出すしかないところに追い込んでいきたいと思います。

つづく

迎賓館・横田裁判闘争の勝利へ!  藤井高弘

B藤井さん 2須賀亀・板垣上告審で無罪を! 福嶋再審で無罪を!

2.21決起集会・閉会あいさつ

迎賓館・横田裁判闘争の勝利へ!

藤井高弘。共同代表

先ほどからお聞きのように、こんな強烈な被告団は、他にいないです。板垣さんの情熱、十亀さんの理を尽くした説得力あふれるアピール、須賀さんの、爆裂弾みたいな、こんな被告団はいません。

こんな強烈な被告団を恐慌と戦争を革命へというこの時代に再び、獄中に入れるわけにはいかない、というのが今日の決起集会での共通の確認になったと思います。

十亀さんが言っていましたが、裁判での書面での闘い、補充書提出をまだこれからやっていくということ。

さらに2点目として、やっぱり運動なんです。世の中、根本的にひっくり返す、その闘いの前進の中でしか4人の無罪は勝ち取れない。

そして3点目として、安倍打倒です。その声は世に満ちています。この怒りと一体にならないと「かちとる会」の勝利もない。行動提起もありましたが、これに沿って、国鉄と反原発の闘いを軸に、爆取デッチあげ弾圧との闘いの完全勝利を皆さんと一緒に勝ち取っていきましょう。


兄貴の再審請求書、ありがとうございます  福嶋明宏

福嶋須賀亀・板垣上告審で無罪を! 福嶋再審で無罪を!

2.21決起集会・家族からの挨拶

兄貴の再審請求書、ありがとうございます

福嶋明宏

今日は、お集まり頂きありがとうございます。

3同志の上告趣意書提出に続いて、兄貴の再審請求書が出ました。ありがとうございます。

青木先生との付き合いは、もう22年くらいになりますか。当時弁護士会館は平屋の建物でした。それ以来の付き合いです。これからも私も、3人も兄貴もがんばっていきますのでよろしくお願いします。

今日は書記長も来ているので、このことは兄貴に報告したいと思います。ありがとうございました。


被告団の闘い方を実践していこう 十亀トシ子

B十亀トシ子さん 1須賀亀・板垣上告審で無罪を! 福嶋再審で無罪を!

2.21決起集会・家族からの挨拶

被告団の闘い方を実践していこう

十亀トシ子

さっきの十亀の発言を聞いていて、数十年一緒に生きてきたけど、ほとんど言いたかったことが同じだったんだなと思いました。

2004年3月25日、東京地裁・木口無罪判決は、やっぱり揺るぎないものなんです。それまでの16年の裁判の中で、一つ一つ立証して行った、その積み重ねが、無罪判決になっているんですよ。それ以上のものはないということです。

私は、そのことを今日訴えたかったんですが、すでに十亀さんが言ってくれたので、特にそれに付け加えることはないんですが、考えてみれば、1986年、1987年ということで、中核派壊滅攻撃がすさまじく襲い掛かっている中で、この迎賓館・横田の被告団が、ある種、それに立ちはだかって、攻撃を打ち返し、革共同が生き抜いていく、勝ち取っていく闘いだったと思います。

今、毎日、ニュースで安倍の顔を見ていると、怒りがむらむらとわいてくる、みんなそうだと思うんですよ。ここで何とかしたいと思っているし、そういう点でこの迎賓館・横田4被告団が、真っ向から立ち向かい、闘いぬいてきた、この闘い方を、私たちが日常的な闘いで実践していくことじゃないのかと思います。

毎日毎日、予期せぬことが起こっていますが、みんなで団結して、勝利を闘いとって行きましょう。よろしくお願いします。


原則を貫いて闘えば絶対勝てる 須賀陽子

B須賀陽子須賀亀・板垣上告審で無罪を! 福嶋再審で無罪を!

2.21決起集会・家族からの挨拶

原則を貫いて闘えば絶対勝てる

須賀陽子

須賀と連れ添って、46、7年になります。1969年に法政大学の全学バリケードストライキに突入していた、その最中に、総長室で、仲間から結婚祝いをやってもらったんですが、それ以来、ずっと連れ添ってきました。

その間、一緒に暮らしたというのは、結婚した当初の1、2年と、後は保釈で出てきてからですね。しかし、おかげさまで私は非常に貴重な人生を送ることができたと思っています。

私の率直な実感として、被告団も言いましたが、基本的なところで、勝っているということなんです。

確かに判決では、重刑有罪判決です。しかし、なぜ拘束されないのか。これよく誤解されるんですが、保釈中ではないんです。つまり裁判所も、検察も、彼らを拘束しようとはしなかった。「極悪のテロリスト」と言われているんですよ。「何にも反省していない。同じことを繰り返す」と言われているんです。なんで拘束しないの。

要するに裁判所も、検察もやましいからでしょ。彼ら自身、これはデッチ上げだと百も承知なんです。それと同時に、拘束できないというのは、ほんとにあいつら危機だということです。ほんとにグラグラなんです。

だから、私たちが原則を貫いて、団結を打ち固め、労働者階級の力で、今の安倍政権と真っ向から闘えば、絶対勝てるというところに、今来ているということです。そのことを確信して、私もともに闘っていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。


福嶋再審-無罪の実現を! (4) 青木秀樹

青木須賀亀・板垣上告審で無罪を! 福嶋再審で無罪を!

2.21決起集会・弁護人の報告

福嶋再審-無罪の実現を! (4)

青木秀樹・福嶋再審弁護人

それから指紋鑑定の方では、現場指紋と押捺指紋との比較なんですが、岸田さんというのは、セキュリティー問題で指紋が一致しないとドアが開かないようにするなどの指紋認証関係の研究をしている方です。

警察における指紋の同一性認定には「12点法」というのがあり、比較する2つの指紋それぞれの12点の特徴点が一致しなくてはいけないと言われているので、岸田さんは「最適重ね合わせ指紋画像」というものを作り、警察が現場指紋と押捺指紋で12点で一致しているとそれぞれ挙げている特徴点を、この「最適重ね合わせ指紋画像」にプロットすると明らかに一致していない、まるで違うということを指摘しています。さらに、マス目を作って画像を分割し、ひとマスの大きさを、小さいものから大きいものに何種類か作って、ひとマスの面積が大きくなれば、当然その中に入ってくる、一致する現場指紋と押捺指紋の特徴点が入ってくる数が多くなる。しかし、かなり大きくしないと一致しないのだということも明らかにしています。そのように新たに作られた指紋検証報告書によって、福嶋さんがメモを書いてもいないし、触ってもいないことが明らかになったと考えています。

裁判所の方が真摯に今回の証拠を判断してくれるならば、再審の道が当然大きく開かれると考えています。裁判所に再審を認めさせて福嶋さんに無罪を判断させるように頑張りたいと思います。


以上は、『須賀・十亀・板垣上告審で無罪を! 福嶋再審で無罪を!2.21総決起集会』での青木秀樹弁護人の報告を『無罪!』事務局が講演要旨としてまとめたものです。

記事検索
迎賓館・横田裁判の完全無罪をかちとる会

賛同とカンパのお願い

 賛同会員になって下さい
 年会費一口 3000円
 「無罪!」を送付します
   郵便振替口座
  00170-2-279274

 連絡先 〒105-0004
  港区新橋2-8-16
   石田ビル4F
  電話03-3591-8224

メールアドレス
 hosyaku@mte.biglobe.
 ne.jp

須賀武敏さんに
激励の手紙を
 〒233-8501
 横浜市港南区港南4-2-2
   横浜刑務所
ア ー カ イ ブ

『序局』 第20号
改憲と闘う国際連帯
総合雑誌

安倍を倒し
社会変えよう
 
     Twitter
.
QRコード
アクセスカウンター

    .
    • 累計:

    • ライブドアブログ