どっちのiが好きですか? 感想

今月の大本命とも言えたHOOKSOFTの新作。
間違いなく今年トップのキャラゲーだったと思う。
小柚子先輩が頭一つ抜けていた。


aisuki
今年におけるHOOKSOFT2作目ということで、正直不安の方が大きかった。
「リードする・リードされる」というコンセプトに惹かれはしたが、如何せん前作のEスクールライフが微妙だったために、期待はそれほどしていなかった。


概観

まず中だるみしない。これが強い。
共通が長すぎて飽きる、似たような展開が続く、最後によくわからんシリアスな展開を持ってきて萎える、なんてことがよくある。
特にキャラゲーにおいて、共通が無駄に長くて既読スキップが続く、ということはもはや定番だ。
ところが、本作はほぼ既読スキップがない。
共通のみである。
しかも、ヒロインのルートを2通り楽しめる、というコンセプトであるのに、同じ展開がない
ここには素直に驚いた。
全く飽きずに進められたことも自分では衝撃であった。
長すぎず無駄な展開がなく、ヒロインの魅力のみを伝えられている。
無駄な展開といえば、主人公の成長のためにヒロインと一時的に別れる(マジで謎)、親の反対で別れる、過去にとらわれて精神不安定になる、などというものがある。(例:初恋1/1)
正直プレイしている側としては「は??」となるのだ。
そういった無駄を最低限まで省き、ヒロインとイチャつく展開のみこちらが飽きない程度に描くことで、よりこちらがヒロインの魅力が理解できた。


ヒロインについて

リードする、される展開というのは、それぞれのヒロインの良さを感じさせてくれた。
小柚子先輩:リードされたい
ハンナ:リードしたい
芽愛:リードしたい
摩耶:リードされたい
上記が自分の好みであるが、これは人によるだろう。

小柚子


ヒロインの描き方としては、小柚子先輩の担当ライターが頭一つ抜けていた。
先輩という特徴を思う存分に発揮してリードしてくれていた。
本当に好みのキャラクターだった。
この作品における一番の推し。
なにも言うことはないですね。
強いて言うなら、立ち絵・CGには全く問題ないのだから特典タペストリーの絵をもっと上手く描いてほしかった。
【共通-07-】 2019_12_07 11_30_24


摩耶

摩耶は、少しキャラがブレ気味だったようにも感じる。
もう少しツンデレキャラを前面に出しても可愛かったかもしれない。
キャラは立っていたし良かったのだが、小柚子先輩のルートには見劣りした。
だが、これまたキャラクターとしては非常に魅力的であった。
本当にライターの力量の問題かも。
特にBルートの最後のよくわからん迷子になってうんたらの件は必要だったのか?
あれこそまさに蛇足ではないか。

【共通-07-】 2019_12_12 11_49_21



芽愛

後輩ポンコツキャラとして、ストレスは何もなかった。
あまり後輩キャラというのは好きではないのだが、この子に不快感は一切なかった。
どちらかというと他キャラのルートをプレイしてからの方が魅力が伝わりやすいかもしれない。
最初にこの子を攻略したのは失敗だったと感じている。
他ルートの方が魅力が伝わるヒロインというのもあまりないのでは?(苦笑)

【ハンナ -01B-】 2019_12_11 13_20_15


ハンナ

誰しもがお嬢様ハーフヒロインという人種に憧れを抱くはずだ。
そういう意味では理想の具現とでもいうのか。
いやあんな彼女いたら最高でしょ。
そりゃ自慢して回るわ。
ただ、良くも悪くも上記3人と比べて突出する何かがなかったかな…。
リードする・されるの差異をもう少しつけても良かったと思う。

【ハンナ -01A-】 2019_12_10 14_53_47

モブキャラについて

大八木優…お前ホント良いキャラしてるよ。
あのアホさ加減大好きだわ。
それに加えて声優も上手い。
しかも主人公を素直に祝福できる懐の深さ
やはり親友キャラが良い作品は良作やね。

aisuki5



全体として

全く期待していなかったために、良い意味で裏切られた。
テキスト量もちょうど良かった。
絵にもほとんど問題はなく、満足している。
特典タペストリーに摩耶を付けなかったのは犯罪であるが。
これは次回作にも期待できる。
この調子で作品を作り続けてほしい。