パーソナリティ障害 ブログランキングへ 今まで成人になったから出会った人間でここまで、あからさまな嘘を息を吐くように喋る人間に数人程、遭遇した事がある。この人達に共通している嘘の内容は実際の自分よりも大きく見せようとする嘘が大半であったと思う。
しかし、時には同情を引くような嘘も多かった。そして、その二人が発言した事は度々、言った後で全く矛盾する内容をさらに嘘で固めて、言ってなかった事にしたり、 上手くその話題をかわしていた。
こういった虚言癖の人で多い嘘は「外国語がペラペラだぜ」、「有名人の友達や知り合いがいる」、「ステータスがある(と思われる)学校や企業にいた」、「自分は異性から凄くモテて、恋愛経験豊富だ」、「金はもってる」などなど。
そして、不思議な事は一見、ちょっと話しただけでバレバレの嘘を吐いているのに、それを本気で信じてしまう人が意外な程、少なくない事である。嘘を信じてしまう人は大抵、そのウソツキを長い間、「スゴい人」だと信じ続けているが、最終的にはウソツキに利用されたと分かった時に気付くか、第三者からの助言で疑り始めて関係が終焉しているように思える。
私が以前、超虚言癖君と話していた時、「コイツの頭の中って、一体どうなってんだろう??」と不思議を通り越して気味が悪く感じた。具体的に虚言癖との会話は以下の様な やり取りが多い。
虚言癖君(以下:虚) 「俺、フランスでそこの〇〇って企業で働いてたんだよね。知ってますよね?その会社」
自分 「知ってますよ。〇〇の業界では最近、有名になりましたよね。」
虚 「そうなんですよ~、儲かり過ぎて困っちゃいますよ。」
自分 「えっ、でも、会社の売上とか利益があなたに直接反映される訳じゃないですよね?」
虚 「ん~っと、そうですね(いきなりテンションが下がる)、(そして思い付いたように)でも、僕がいた時は
従業員にも会社の売上に応じて給料が高くなったんですよ。 」
そして何故か話しを逸すように
虚 「その時、まだ入社してから2年目だったけど、年収で900万円もらってましたね。」
自分 「900万円???すごいですね。それって相当すごいですよ。普通の人はそんなにもらえませんよ」
虚 「(得意気に)そうなんですよ~、(ニヤけながら)900万円も銀行にあると使い道に困っちゃいますよ」
自分 「あれ?でも、それはフランスにいた時ですよね?給料はユーロでもらうんじゃないんですか?」
虚 「???(また思い付いたように)そうそう、たしかユーロでしたね。うん、ユーロでもらってたとおもいますよ」
自分でもらってた給料がどんな通貨だったのか間違えたり、思い出せないなんて事は絶対ないのに。
この時点で自分は「コイツ、ウソツキ確定だわ」と思いつつも、更に突っ込んでみた。
自分 「でも、フランスとかって税金も高いらしいじゃないですか。額面からどんくらい税金って引かれるんですか?それと、家賃とか光熱費とかは日本と比べてどうなんですか?」
虚 「ん?え~っと、その、あの、フランスでも色々あるから一概には言えないんだけど、税金とかはけっこう高かったですよ。」
自分 「家賃とか生活雑貨とかは?」
虚 「それも色々なんですよ。人によっても違うし。住む所によっても違うし、そう、色々なんですよ。」
虚言癖の奴らは直ぐに嘘と分かる事を堂々と臆面もなく言ってしまう。きっと、自分の妄想を制御する脳の働きに問題があるんじゃないかと思ってしまう。そして、こんな話しを信じてしまう人は明らかに知識や経験が不足している。
こういう虚言癖さん達は大人に中年になったら治るのだろうか?それとも、死ぬまでホラを吹き続きるのだろうか?