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重度の自己愛性人格障害者 ある会社の上司編3の続き

それからというもの、日に日にUへの河田からの無茶ぶりは増えていった。そして、河田の発言の節々に彼が抱えている強いコンプレックスと情緒不安定な様子が窺い知れたという。

例えば仕事でUが小さなミスをしてしまった時など、河田は学歴に絡めた嫌味をよく言っていたらしい。

河田:「なんで、間違えたの?ねえ、なんで?君のお母さんは勉強だけしてればいいって言ってたの?いい大学出ただけじゃ、何の意味もないの。俺の言ってる事分かる?」

また、何桁にもなる数字の足し算を間違えた時には

河田:「あれ?あなた、足し算できない人?なんで?なんで、足し算できないのに大学行けたの?いつから足し算できないの?ねえ、なんで?君が行ってた大学は足し算できなくてもいける大学だったの?」

しかし、何と河田はキャバクラでなどでは、大学名こそ言わなかったものの、自分が難関の国立大学を卒業して超大手企業に勤めていて、英語もペラペラだとと嘘をつく事が度々、あったらしい。その時の会話を聞いた人(Aさん)は次のように語ってくれた。

Aさん、曰く河田はキャバクラ嬢に対して少し疲れたように、うつむき加減だが、自信ありげにすました顔で次のような内容の嘘をつくらしい。

河田:「俺みたいな・・・、まあ、自分で言うのもなんだけど、エリートとして、生きていくのってけっこう、シンドいもんだよ。まあ、俺の気持ちや考えを理解してくれるレベルの人ってのも、なかなかいないけどね。みんな、俺を羨ましがって嫉妬したり、俺になりがったりしてるけど、全然、エリートが何かって分かってないんだよ。」

その際、それを聞いていたキャバクラ嬢はおだてるように、「へぇ~、すごいんですね」と相槌をうってあげると、余計に調子に乗ってしまい、どんどん嘘が吐いていたらしい。

河田:「そうなんだよ、俺の知り合いってさー、政治家とか芸能人とか、大企業の重役ばっかりだから、少しは庶民の生活とかも知らないといけないと思って、こういう所(キャバクラ)に来てるんだよ。少しは俺も一般人の事、勉強しないとな。セレブな世界しか知らないと世間知らずになっちゃったりしてな、アッハッハッハ(笑)」

ここまでくると、完全に病気である。余程、セレブな世界やエリートに憧れがあるのだろう。そして、河田自信もセレブなエリートだと思われたがっているのだろう。

そして、Uが入社してから1ヶ月位経った頃、Uや他の社員が夜遅くまで仕事をしていると、会社に河田が接待から帰ってきた放った言葉があまりにも病的だった。河田は少し酔っ払いながら、演説をするように数名の社員の前でこう言った。

河田:「人間の命の重さってよ~、平等じゃねぇ~んだよ。お前ら、人間って平等だと思ってるだろ?人間の命は平等じゃねぇ~んだよ。俺とお前らの命は平等じゃないの!!! 俺の命の重さに比べれば、お前らの命の重さはアリンコ程度なんだよ!!!」、と吐き捨てるように言った。

それを聞いていた、周りの社員達は全員顔を見合わせ、笑いをこらえるのに必死だったらしい。何故なら、河田を長く知っている人達からしてみれば、「また、発作が出たぞ」といった感じだったそうだ。発作とは河田が奇行やキチガイじみた発言をする事らしい。


重度の自己愛性人格障害者 ある会社の上司編5に続く


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