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境界知能(軽度知的障害者)の自己愛性人格障害者 大学・社会人時代3の続き

山田君が大学生活をおくっていくうちにどんどん自己愛性人格障害的な言動が増えてきていた。彼は自分の話しを聞いてくれそうな相手を見つけると、政治経済や社会問題の話しを知ったかぶりしては、間違いを指摘されて、ふてくされてる、という事を繰り返していた。

また、当時はホリエモン全盛期の時であったため、山田君はホリエモンにとてつもなく感化され、「あんな風に俺もセレブになるはすだ」とでも思っていたようである。それは、彼の会話の端々に現れていた。

そして、彼が浅はかな知識を誰かにひけらかそうとする時に、相手の知識レベルを確認しようともしないし、そもそも話す相手が何をどれだけ知っているのか、分からないし、分かろうともしなかった。

そんな状態で知ったかぶりをするので、聞いている友達はみんな辟易したものだ。ある時、合コンがあった際に、プライドだけは非常に高い彼にはこんな屈辱的な事があった。

男子大学生3人と女子大生3人で合コンをする事になり、その中に私と山田君も含まれていた。合コンが始まるなり、山田君が自信満々に政治経済の知ったかぶりを披露し始めた。

山田君は女子達に向かって、まず、彼女たちが何を大学で学んでいるか聞いた。
山田君:「みんなも大学生なんでしょ?短大じゃないよね?4大だよね?何学部?」

女子達は山田君が「短大じゃないよね?」の一言に少し、気を悪くしている様子であったが、親切にも応えてくれた。女子達はみんな四大制の大学でそのうち二人は文学部なのだと言う。

山田君は文学部だと聞いた瞬間に女子達に向かって見下すようにこう言った。
「へぇ~、文学部なんだ。でも、政治経済も勉強しなきゃダメだよ。世の中の動きについていけなくなっちゃうからさ。俺は経営学部だから、政治とか経済の事も勉強しなきゃいけないから大変だよ。」


境界知能(軽度知的障害者)の自己愛性人格障害者 大学・社会人時代5に続く
 

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