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境界知能(軽度知的障害者)の自己愛性人格障害者 大学・社会人時代5の続き
女子達はニヤニヤしながら言う
女子達:「そう言えばさぁ~、山田君って頭いいみたいだけど、どこの大学なの?」
ここで、山田君は嘘をついてしまう。流石に、今までの会話で女子達が自分の事を賢いと思ってくれているはずだと勝手に思っているので、無名大学の2部だとは言えなかったのだろう。
山田君:「わ、早稲田、早稲田大学」
女子達は一瞬、「本当に?」というような怪訝な表情で山田君に聞こえないように私に聞いてきた。
女子大生B子:「この人、早稲田って言ってるけど、本当なの?」
私は申し訳なさそうに言う。
私:「嘘です。本当は〇〇大学だよ。コイツが早稲田に行けたら、他のみんなは東大に行ってるよ」
また、女子達は私達に聞こえないように小さな声でひそひそ話をすると、山田君をいじり倒すかの如く、山田君に質問攻めをしてきた。
女子C子がニヤニヤしながら、山田君に言う。
女子C子:「へぇ~っ、山田君って早稲田大学なんだね。学部ってどこ?」
山田君は嘘がバレていないと思いつつも、少し遠慮がちな様子で言う。
山田君:「しょ、商学部だね。」
女子C子:「ふぅ~ん、商学部なんだー。さっきは経営学部って言ってなかったっけ?現役?それとも一浪?」
山田君は慌てた様子で言う。
山田君:「経営学部って言ったのは、経営学部の勉強もしてるって意味なんだよ。ほら、商学部と経営学部って似てるとこもあるじゃん。」
山田君:「一年浪人してるから一浪だね。いやぁ~、法学部と政治経済学部も受けたんだけど、補欠で落ちちゃったよ、えへへっ」
女子C子:「第二外国語は何取ってるの?」
それを言われた瞬間、山田君は表情が凍った。何故なら、山田君が通っている大学の二部は第二外国語がないからだ。その為、彼は何語と答えればよいのか、迷っていたのかもしれない。そこで、このように答えた。
山田君:「フランス語だよ。でも、全然、授業に出てないし、フランス語は勉強もしてないから分かんないけどね。」
女子C子は山田君を眺めるような、冷たい目で続けて言う。
女子C子:「サークルってどこに入ってるの?」
山田君は段々、面倒くさくなってきたような感じで質問を遮ろうとする。
山田君:「いやいや、もう俺の学校の話しはそのくらいでいいじゃん、こいつらの話も聞いてあげてよ。」と言って山田君は私達に視線を向ける。
しかし、女子C子は食い下がり、質問を続ける。
女子C子:「ねぇ、山田君、今、どこの校舎に通ってるの?」
山田君は焦った様子で何とか質問をかわそうとする。
山田君:「校舎?早稲田大学だって、早稲田の校舎だよ。もう、俺の話しはいいじゃんよ。ほら、こいつらも面白い話出来るから、こいつらに質問してよ。」
C子は落ち着いた冷たい目で山田君から視線を逸らさずに、もう一度、ゆっくりとした口調で同じ質問をした。
女子C子:「山田君、どこの校舎に通学してるの?」
山田君の顔から血の気が引いて、真っ青だった。嘘をついたことを今頃、後悔しているのだろうか。
山田君:「ちょっと、ちょっと、待ってよ。なんで、そんなに俺の学校の事、聞くの?なんで?もういいじゃん。なんで、そんなに俺の事、聞くの?」
C子は少し高いトーンで言う。
女子C子:「だって、私も早稲田の商学部だもん。学年も山田君と一緒だよ。同じ授業も受けてるはずなのに、学校で山田君の事、見たことないな~って思ったからさー」
真っ青だった山田君の顔が真っ赤になり、突然、怒りだしてこう言った。
山田君:「何なんだよ、さっきから、俺に質問ばっかりして、そうやって俺の事、ハメるつもりだったのかよ?もういいよ、話しになんないから俺、帰る」と言うと、一同、シラケてしまい、女子達は「帰るなら帰れば」と言わんばかりの態度で軽蔑の眼差しを山田君に注いでいた。
山田君は吐き捨てるように、「じゃっ、俺、ムカついたから帰るわ」とだけ言うと、3000円だけ置いて、逃げるように帰ってしまった。
山田君が帰ったあと、私達は元々知り合いだったA子から「変な奴、連れてこないでよ」と説教を食らい、他の女子二人は、「なにあのヒトー、チョウー終わってるー」や「すごいね、あの人、コンプレックスの塊みたい」など、山田君は言われ放題だった。
境界知能(軽度知的障害者)の自己愛性人格障害者 大学・社会人時代7に続く
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コメント
コメント一覧 (4)
しかし、元を辿れば、そもそも山田君が彼女達を馬鹿にするような発言をした事によって、反撃された訳ですから、自業自得だと思ってしまいます。