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境界知能(軽度知的障害者)の自己愛性人格障害者 大学・社会人時代6の続き

ブログ主です。かなり時間が空いてしまい申し訳ございませんでした。

山田君の大学生生活は多くの自己愛性人格障害者と同じく彼の自尊心及び自己愛の振れ幅は
まるでジェットコースターのようだった。

お世辞でも少し褒められれば、有頂天になって他の人を貶したかと思えば、彼の馬鹿さ加減に嫌気が差した人に強く叱責されるなど、彼の自尊心は激しい躁鬱状態だった。

ここで、また一つ山田君の印象的なエピソードを紹介したい。

前回、少し書いたが彼は大学生になってから高学歴の人達と友達だと思われたがっていた。

しかし、山田君がそうした理由は、頭が良さそうな人達と一緒にいれば、自分も賢い人だと周りが思ってくれるはず、だという打算的なものだった。

そして、そんな打算的な関係は本人も周りも面白くないし、山田君自身、段々と窮屈に感じてきたのかもしれない。

そんな時、彼には新しいグループと接点を持つようになり、彼らと遊ぶようにもなっていった。その新しいグループとは彼の通うFラン大学の同級生とその友達で、ちょっとチャラくて遊びに積極的な人達である。

彼にとってクラブで遊んだり、合コンしたりオシャレをする友達は地元で彼の恥部を知っている人達とは全く違って、眩しく羨望の眼差しで見ていたのかもしれない。

山田君がチャラい友達との交流が増えていくにしたがい、地元の賢く高学歴だが少し垢抜けない旧知の友人達を馬鹿にする発言が目立っていった。

もともと地元で仲良くしていた賢い友人達は女性には奥手で彼女がいない人も少なくなったので、山田くんは地元の友達と チャラい友達たちと比較して地元の友達を公然と馬鹿にするような発言をするようになった。 以下は飲み屋で地元の友達を山田君がバカにする会話の様子である。


山田君:「そういえばさぁ~、お前らって彼女いないよな」


地元の友達「いないけど、お前もいないじゃん」


山田君:「でも俺の東京の友達はみんな彼女いるぜ、そんでいつも合コンしてるし、クラブで遊んだりしてるし、すげー忙しいんだよ」


地元の友達:「お前の友達はリア充してるかもしれないけど、お前は彼らの金魚の糞になってくっついて行ってるだけじゃん」

山田君: 
「お前俺のこと嫉妬してるんだろ? 俺らみたいに、すげー人生満喫してるの見るとムカつくんだろ?」

山田君:「お前らは大切な青春を勉強しかしてこなかったけど、みんな合コンしたり彼女作ったりして遊んでるぞ www」


※ すぐに他人に嫉妬する、また他人に嫉妬されてると思い込むのは自己愛性人格障害の特徴である


地元の友人も山田くんとの付き合いに疲れてしまい、もう、うんざりしていた。

地元の友達:「だったらその新しい東京の友達と遊んでればいいじゃん。」

山田君:「怒った?怒ってるの? クソ真面目に勉強ばっかして、心の中じゃリア充が羨ましいんだろ? 俺は明日も合コンで飲み会だよ。毎日遊びばっかりでも疲れるよ www」

山田君:「お前らがもう少しかっこよければ俺の友達とか女にも紹介出来るんだけどな~、お前らってなんか残念だよな。ごめんだから東京の友達にはまだ、紹介できないよ。ごめんな。」


山田君:「だってお前らクラブとか行ったことないだろ、合コンとかしたことある?女と付き合ったことあったっけ?」

 

地元の友達:「合コンはしてみたいけど清楚で真面目な子がいいな。ケバい子とかちょっと苦手だしお前の合コンはギャルとか来るんじゃないの?」


山田君:「全然そんなことないよ。ギャルとかケバいのも、たまにいるけどほとんど清楚な感じの子だよ」

 

山田君にとって合コン、クラブ、女の子との交流というキーワードは他人に対してプライオリティを持てるステータスのようなものだったのかもしれない。

このような感じで地元の飲み会に参加しては昔からの賢い友達をバカにしていた。しかし、実は彼が東京のチャラい友達に 本当に友達として扱われていたかは甚だ疑問である。



次回は、東京のチャラい友達たちと山田君のトラブルについて書く


境界知能(軽度知的障害者)の自己愛性人格障害者 大学・社会人時代8に続く
 

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