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自己愛性パーソナリティ障害のDSM-Ⅳによる診断基準
DSM-IVでは以下の診断基準が用いられている。誇大性(空想または行動における)、賞賛されたいという欲求、共感の欠如の広範な様式で、成人期早期に始まり、種々の状況で明らかになる。以下のうち5つ(またはそれ以上)当てはまれば自己愛性パーソナリティ障害だと診断される。
- 自己の重要性に関する誇大な感覚。自分の業績や才能を誇張する。
- 限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。
- 自分が特別であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人や施設にしか理解されない、または関係があるべきだと信じている。
- 過剰な賞賛を求める。
- 特権意識、つまり特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由なく期待する。
- 対人関係で相手を不当に利用する、つまり自分自身の目的を達成するために他人を利用する。
- 共感性の欠如。他人の気持ちや欲求を認識しようとしない、またはそれに気づこうとしない。
- しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。
- 尊大で傲慢な行動、態度。
現時点のwikipediaの説明では「人口の1%以下」となっているが、その1%以下に入る自己愛性人格障害者は
おそらく普通に生活が出来ない程、重症なのではなかろうか。私達が迷惑を被る自己愛性人格障害と思う人達は
それ程、重症ではなく学校や職場、友人、地域コミュニティの集まり、家族の中にもいる人達のはずだ。
そこで、私は巷に溢れるやや歪んでおり、尊大で傲慢、時に滑稽な自己愛性人格障害のせわしなく、
トラブルが多く、破天荒であまり幸せではない方達を少しだけ紹介したい。
実際の人物を扱うため、その人物が特定されてしまうようなエピソードはオブラートに包むようにしつつも、
その行動内容や人生史の骨子はほとんど変わらないものにしたい。
まず、紹介したいのが私が10代の終わり頃に出会った年上の浜川さん(仮名)である。