那珂川の背後に国土なし!

Historia Magistra Vitae est. twitter : @hms_compassrose

2017年03月

翻訳短編SFプラス50リスト


 昨年「翻訳短編SFベスト50リスト」という記事を上げたが、もうその直後から「あ、あれ忘れてた」「迷ったけど結局こっちの方がよかったんじゃ」という作品がぼろぼろ出てきてうんうんうなっていたのだが、このたびその数がキリよく50作品に達したので「プラス50」として記事にまとめることにした。

※ベストから外れたのは「自分のストライクゾーンからはボール半個分アウトコースより」であったり「単に忘れてた」「あの記事を上げた後に読んだ」とかそんな理由であって作品のレベルが落ちるからではない。
※著者五十音順である。
※収録書籍は現在最も入手しやすいであろうものを挙げている。続きを読む

ベスト50作品紹介その5:ジョン・ヴァーリイ「さようなら、ロビンソン・クルーソー」

ジョン・ヴァーリイ「さようなら、ロビンソン・クルーソー」(1978) Good-bye, Robinson Crusoe
ハヤカワ文庫SF『逆行の夏』収録




ピリは二度目の幼年期を過ごしていた。冥王星の地下に、南太平洋を模して造られた巨大ディズニーランド「パシフイカ」で。若いクローンに意識を移し、記憶の一部を抑圧して少年になりきって過ごす長い休暇。ある日ピリはパシフィカにやってきた年上の観光客の女性リーに淡い恋心を抱く。しかし、リーの登場はこの偽りの「楽園」の終焉を告げるものだったのだ…。続きを読む
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