昨年「翻訳短編SFベスト50リスト」という記事を上げたが、もうその直後から「あ、あれ忘れてた」「迷ったけど結局こっちの方がよかったんじゃ」という作品がぼろぼろ出てきてうんうんうなっていたのだが、このたびその数がキリよく50作品に達したので「プラス50」として記事にまとめることにした。

※ベストから外れたのは「自分のストライクゾーンからはボール半個分アウトコースより」であったり「単に忘れてた」「あの記事を上げた後に読んだ」とかそんな理由であって作品のレベルが落ちるからではない。
※著者五十音順である。
※収録書籍は現在最も入手しやすいであろうものを挙げている。


1.「ブルー・シャンペン」Blue Champaign ジョン・ヴァーリイ ハヤカワ文庫SF『逆行の夏 ジョン・ヴァーリイ傑作選』
2.「クッキー・モンスター」The Cookie Monster ヴァーナー・ヴィンジ SFマガジン2005年3月号
3.「デス博士の島その他の物語」The Island of Doctor Death and Other Stories ジーン・ウルフ 国書刊行会『デス博士の島その他の物語』もしくは河出文庫『20世紀SF4 1970年代 接続された女』
4.「アメリカの七夜」Seven American Nights ジーン・ウルフ 国書刊行会『デス博士の島その他の物語』
5.「冬のマーケット」The Winter Market ウィリアム・ギブスン 河出文庫『20世紀SF1980年代 冬のマーケット』
6.「辺境」Hinterlands ウィリアム・ギブスン ハヤカワ文庫SF『クローム襲撃』
7.「遥かなる地球の歌」The Songs of Distant Earth アーサー・C・クラーク ハヤカワ文庫SF『ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク2 90億の神の御名』
8.「メイルシュトレーム供Maelstrom II アーサー・C・クラーク ハヤカワ文庫SF『ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク3 メデューサとの出会い』
9.「地球の太陽面通過」Transit of Earth  アーサー・C・クラーク ハヤカワ文庫SF『ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク3 メデューサとの出会い』
10.「雪」Snow ジョン・クロウリー 国書刊行会『古代の遺物』
11.「恐竜たちの方程式」Think Like a Dinosaur ジェイムズ・パトリック・ケリー SFマガジン1997年1月号
12.「竜のグリオールに絵を描いた男」The Man Who Painted the Dragon Griaule ルーシャス・シェパード ハヤカワ文庫SF『80年代SF傑作選』
13.「カナカレデスとK2に登る」On K2 with Kanakaredes ダン・シモンズ ハヤカワ文庫SF『へリックスの孤児』
14.「フラッシュバック」Flashback ダン・シモンズ ハヤカワ文庫SF『90年代SF傑作選』
15.「去りにし日々の光」Light of Other Days ボブ・ショウ ハヤカワ文庫SF『ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選』
16.「昨日は月曜日だった」Yesterday was Monday シオドア・スタージョン  ハヤカワ文庫SF『ここがウィネトカなら、きみはジュディ 時間SF傑作選』
17.「巣」Swarm ブルース・スターリング ハヤカワ文庫SF『蝉の女王』
18.「マース・ホテルから生中継で」Live from the Mars Hotel アレン・スティール ハヤカワ文庫SF『80年代SF傑作選』
19.「マジンラ世紀末最終大決戦」Muzilla's Last Stand アレン・スティール  河出文庫『20世紀SFΑ1990年代 遺伝子戦争』
20.「鼠と竜のゲーム」The Game of Rat and Dragon コードウェイナー・スミス
21.「死者の声」Very Pulse of the Machine マイクル・スワンウィック ハヤカワ文庫SF『グリュフォンの卵』
22.「無思考ゲーム」Without a Thought フレッド・セイバーヘーゲン ハヤカワ文庫SF『バーサーカー 赤方偏移の仮面』
23.「その顔はあまたの扉、その口はあまたの灯」The Doors of His face, the Lamps of His Mouth ロジャー・ゼラズニイ ハヤカワ文庫SF『伝道の書に捧げる薔薇』
24.「理解」Understand  テッド・チャン ハヤカワ文庫SF『あなたの人生の物語』
25.「そしてわたしは失われた道をたどり、この場所を見出した」And I Have Come Upon This Place by Lost Ways  ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア ハヤカワ文庫SF『愛はさだめ、さだめは死』
26.「ドリフトグラス」Driftglass サミュエル・R・ディレイニー 国書刊行会『ドリフトグラス』
27.「無常の月」Inconstant Moon ラリイ・ニーヴン ハヤカワ文庫SF『無常の月』
28.「時は分かれて果てもなく」 All the Myriad Ways ラリイ・ニーヴン ハヤカワ文庫SF『無常の月』
29.「胎動」The Quickening マイクル・ビショップ ハヤカワ文庫SF『80年代SF傑作選』
30.「喪の山」Mountains of Mourning ロイス・マクマスター・ビジョルド 創元SF文庫『無限の境界』
31.「熊が火を発見する」Bears Discover Fire テリー・ビッスン 河出書房新社・奇想コレクション『ふたりジャネット』
32.「アイスクリームの帝国」The Empire of Ice Cream ジェフリイ・フォード  SFマガジン2005年3月号
33.「有意水準の石」Stones of Significance デイヴィッド・ブリン ハヤカワ文庫SF『スティーヴ・フィーヴァー ポストヒューマンSF傑作選』
34.「ペトラ」Petra グレッグ・ベア  ハヤカワ文庫SF『タンジェント』もしくは『ミラーシェード』
35.「姉妹たち」Sisters グレッグ・ベア  河出文庫『20世紀SF1980年代 冬のマーケット』
36.「ドゥーイング・レノン」Doing Lennon グレゴリイ・ベンフォード ハヤカワ文庫SF『時空と大河のほとり』
37.「ファン・ゴッホによる〈苦痛の王〉の未完の肖像」Unfinished Portrait of the King of Pain by Van Gogh イアン・マクドナルド SFマガジン1990年11月号
38.「ドレイクの方程式に新しい光を」New Light on the Drake Equation イアン・R・マクラウド 早川書房『夏の涯ての島』
39.「わが家のサッカーボール」The Family Football イアン・R・マクラウド 早川書房『夏の涯ての島』もしくはハヤカワ文庫SF『90年代SF傑作選』
40.「サンドキングズ」Sandkings ジョージ・R・R・マーティン  ハヤカワ文庫SF『サンドキングズ』
41.「あの飛行船をつかまえろ」Catch that Zeppelin! フリッツ・ライバー 河出文庫『20世紀SF4 1970年代 接続された女』
42.「跳躍者の時空」Space-Time for Springers フリッツ・ライバー  河出書房新社・奇想コレクション『跳躍者の時空』
43.「ディラック海のさざなみ」Ripples in the Dirac Sea ジェフリー・A・ランディス SFマガジン1990年3月号
44.「日の下を歩いて」A Walk in the Sun ジェフリー・A・ランディス 河出文庫『20世紀SFΑ1990年代 遺伝子戦争』
45.「棺」Coffin ロバート・リード  ハヤカワ文庫SF『90年代SF傑作選』
46.「世界の合言葉は森」The Word for World is Forest  アーシュラ・K・ル・グィン ハヤカワ文庫SF『世界の合言葉は森』
47.「オメラスから歩み去る人々」The Ones Who Walk Away from Omelas アーシュラ・K・ル・グィン ハヤカワ文庫SF『風の十二方位』
48.「氷河」Glacier アレステア・レナルズ ハヤカワ文庫SF『火星の長城』
49.「ナイチンゲール」Nightingale アレステア・レナルズ ハヤカワ文庫SF『銀河北極』
50.「テルミヌス」Terminus スタニスワフ・レム ハヤカワ文庫SF『宇宙飛行士ピルクス物語』