2011年01月16日

2011年 年初メモ

・2010年のTop500はGPGPUが席巻したが、Roadrunnerのときと同様でHPC Challengeのデータ提出が無く、汎用スパコンとしての疑問符は取り去れない。

・Top500の国別台数、総Tflops値は、TSUBAME1.2の消し忘れや、Grape-DRの重複申請の可能性などがあり、6月は減少する可能性あり。

・Green500はルール変更が必須。
 -本当に意味があるのはTop50とかTop100の中での順位。
 -500位に近いところでMflops/Wを伸ばすのは「まやかし」。
 -「京」のプロトタイプもクロックを500位ぎりぎり程度に落とせば、Green500で世界一になれたはず。
 -BlueGene/Qも同様。
 -Keyは、10Pflops、20PflopsにはMflops/Wを伸ばさないと、電力供給が間に合わないこと。

・ドイツのLeibniz Supercomputer Centerは2012年中頃までに3Pflopsのnon-GPGPU型のスパコンを設置。
 IBMのiDataPlex Blade-Rackで、5-6年間のOperational Cost込みで$111.2M.建物の費用は別に$67M。
 IBMを使って5-6年間のOperational Cost込みでこの程度の調達価格ということは、相場の上限がこのくらいということ。


     
・DARPAのExaflops Planの名前はUbiquitus High Performace Computing (UHPC)で、2018年までの2Phase(4+4)。
 -Research Phase4年のKey目標は、1Cabint=1Pflops&全消費電力<57Kw、電力効率5Gflops/w
 -受注したのは、Intel-SGI系、nVIDIA-Cray系、MIT系、SNL(Sandia Lab) 系の4グループ。
 -発注額は各グループ4年で$25M程度。
 -4年後のPrototype完成後にFollow-up Phaseの入札を行う。
 -1Cabinet=1PflopsでもExaflopsには1000Cabinets必要なので、実際問題としては、このSpecでは不十分。
 -1Cabinet=2.5Pflops程度は必要なのではないか。
 -DARPAのUHPCにはIBM、HP、Dellなどは入っていないが、なにか含みがあるのか?
 -SGI、Crayとも2009年の決算は赤字で、どちらも数年連続の赤字。持ちこたえられるのか?
 -SGIはDARPAのPeta Scale Projectでは、最終Phaseには残れず、その後Chapter11適用で現在再生途上
 -Crayは最終Phaseにまで残ったがAdaptive Computingを達成できず、減額措置を受ける。

・(Technology) TSVの動向
 -Memory Stack 
 -Processor+Memoy(Wide I/O)

・Intel vs NVIDIA 
 -Intel: x86+GPGPU
 -NVIDIA:ARM+GPU


<国内>

・京が筐体の出荷をスケジュールどうりにこなし、Blue WatersやBG/Q、或いは中国などの動きが無ければ、この6月のISC11で京がTop1になる可能性は残されている。11月のSC11ではBlue WatersやBG/Qが来るのでまず無理。

・2018年のExa Scaleに向けた日本のスパコン戦略は?
 -Exa Scaleの前に、文科省は次世代スパコン戦略実施結果の行政評価を公平な第3者機関で行うべし。
 -「京」の2012年頃の市場調達価値は200億円前後と考えられる。
 -厳しい責任追及は必須。
 -日本国の公務員(大学教員も含む)は、失敗の責任を回避し、無責任に生き延びてきている。
 -科学技術分野での税金支出に対する行政評価は当然であるし必須。
 -JAXAの「はやぶさ」は「Engineering 的」には失敗であることは明らか。



Posted by petaflops at 23:31│Comments(0)TrackBack(0) スパコン 04 

この記事へのトラックバックURL

http://trackback.blogsys.jp/livedoor/petaflops/51540763

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。