ど素人さんのリクエストにお答えして、雑談コーナーを作りました。
各記事に直接の関係がないコメント・議論等はこちらの「雑談コーナー」のコメント欄にお願いします。
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「世界三大不正」の1つとも呼ばれる、STAP細胞ねつ造事件の正しい理解を社会に広めることが急務だと思い作成致しました。 現在この件について、科学的見地から正しい説明をしようとする研究者および良心的な方々に対し、STAP細胞(実際には小保方氏の虚構)があるものと思い込んだ人々からの脅迫行為なども行われています。その結果、良心的な研究者がほとんどSTAP細胞について発言できなくなりました。この異常事態を改善し、STAP細胞についての正しい知識を社会に広めるため、このブログを立ち上げました。
コメント
コメント一覧 (6279)
新型コロナ検出のために設計された〔抗体検査〕キットに、 今回のパンデミックが発生する前に蓄えられた血液サンプルをかけてみたら 偽陽性が発生した、みたいな記事をみかけたことがあります。
そんなものだろうなあ、とは思いました。
成田でも、PCR検査する都度、毎回、偽陽性になってしまった事件がありました。 試薬が検査室を汚染していたからだということでした。
このあたり、本当は感度だの特異度などではなくて、
陽性的中率に注目すべきなのではないかと思います。
陽性的中率は勿論、検体の精度と機械の精度と操作の精度と環境の精度から決まるのですが。
PCRの方は、試薬の汚染とか、そういうレベルは勘弁して欲しいです。全ての検体でネガコンを一緒に流すのが普通だと思うのですが、どうなってるのでしょう? 中国の方がしっかりしている(武漢のマススクリーニング)という事でしょうか? ちょっと悲しいです。
一研究者さんのところの学とめ子さん、この道の方だと思います。色々聞いてみると勉強になると思います。TSさんもリードが足りないとか言ってないで、25%で切る意味を考えて下さいね 。ちなみにこれは129/B6 SNPの話ではなくnon-SNP(変異がなければホモでB6 referenceと一致する)領域で検出されたSNV(BCAにはきちんと書かれてませんが、以前の感想さんとの議論で 確認済み )の話ですね。
「初期に発生した細胞の突然点変異」は増殖にニュートラルでもprogenyに引き継がれるので、例えばES細胞樹立の過程では1細胞からコロニーに育つ間に入った変異は固定される可能性が高いです。樹立の過程で クローン化(と言っても核移植ではないですので誤解しないでくださいね)されれば更に固定される変異は増えるでしょう。これらは樹立までに起きるので、以前の議論に出た "at or after" のatの時点での変異を想定する理論根拠になります。継代培養(after)のフェーズに入ると、ニュートラルな変異が1細胞に入っても、他の細胞に対して増殖advantageがないと増えてこないですから、通常のシーケンシングでは検出されません。よって、継代培養に入った後に検出される獲得変異は、増殖advantageをもたらす変異である必要があり、樹立までに入る変異と比べると敷居が高くなります。
ES細胞は増殖が早い細胞ですから、更なる増殖advantageをもたらす変異(アレル頻度25%以上で検出されるようなヘテロ変異)がafterで蓄積するスピードがどれくらいになるのか、私には分かりません。ガン遺伝子変異みたいなのが入るとES細胞は使い物にならなくなりますし、そんなに簡単には入らない気もします。一方で、長期にわたって凍結されていたES細胞を解凍した場合など、コロニーが数えられるくらいしか増えてこない場合があり、このようなケースでは、クローン化に近い状況となり、増殖advantageをもたらす変異がなくてもニュートラルな変異が固定されやすくなります。長期凍結されていたFES1を起こす際にこのような事が起きた可能性を想定するのは、そんなにおかしな事ではないように思います。
なお、経験の浅い研究者が起こすと全滅してしまうような保存状態のES細胞でも、熟練した研究者が起こせば数コロニーくらいはレスキューできるかもしれませんね。逆に、熟練した研究者が起こせば問題ない良好な保存状態のES細胞でも、未熟な研究者が起こせば数コロニーになってしまう事もあるかもしれません。色々な可能性があるという事です。
培養するなら、例えばSTAP樹立用の培地でFES1と129/GFP ESを培養してみると、違いがあるかもしれないと思ったりします。もし私がFES1をSTAP樹立培養に混入するなら、混入前にSTAP培地で培養できないかどうか試し、培養可能な亜株を作って混入に使うかなと、思ったりします。このような細胞機能検討も、混入ルートの推定には有用だったかもしれません。獲得点変異(SNVs)の違いと細胞機能の違いが関連づけられると、結構面白いかも、とも思います(just curiosity)。
中国のCOVID対策についてHNKがリポートしていましたのでURLを記載します
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/world-situation/detail/china.html
私には”奴隷状態の幸せ”に見えますが、ユートピアとみるかディストピアと見るかは所詮価値観次第。
昨年来、北京・石家荘・青島等でのマススクリーニング検査の都度、中国のマススクリーニングでは原理的に擬陽性が発生しえない(無症候陽性者はカウントしていない)のではないかとのコメントが散見され、私の知る限り中国側からのリプライは有りません。中国の例については、疫学的議論は有益と思いますが、検査精度の議論にはなじまないと思います。もし中国でのマススクリーニングにつぃての査読済み論文なり政府機関報告なりをご存じでしたら、ご教示いただければ幸甚です。
Lさん
だいぶ端折ってはいる*のですが、漸く入口、今しばらくお付き合いいただければ幸いです。
*19世紀初頭中期の大陸ヨーロッパ、1830/1848年革命、プロシャ憲法等については全く言及いたしておりません。
>中国でのマススクリーニングにつぃての査読済み論文なり政府機関報告なり
気をつけているつもりですけれどもその存在を知りません。
――
一般に、陽性反応的中率が調査可能なのかどうか、つらつら考えてみたことがあります。
調査可能でないならば、すなわち、測定においての原理的な側面による確立された定石に従うほかありません。
すなわち、偽陽性と偽陰性とは互いにトレードオフ、どちらかを退治すれば他方が幅をきかせる、というやつです。
――
陽性反応的中率が調査可能なのかどうか、以下、メモです。
まず論文紹介。
ダイアモンドプリンセス号で、PCR検査が陽性の集団でも、無症状例の 46%,有症状例の 20%に、CT 陰性(偽陰性)(無所見)例が存在する。
Chest CT Findings in Cases from the Cruise Ship Diamond Princess with Coronavirus Disease (COVID-19)
( https://doi.org/10.1148/ryct.2020200110 )
…… 勿論、私は「肺に影がないので非感染」とかいう馬鹿なことは申しません。
この中に一定の割合で偽陽性の人がいたのではないかと思うだけで、根拠は薄いのですが…
DP号はクラスタが発生し船ごと隔離されていたので、母集団での有病率は高く偽陽性の人は少ないはずとは思います。
ところで我が国では…陽性者は感染の有無に関わらず一定期間隔離されていて、本人に症状が出ないまま一定日数が経てば隔離終了となっている現実があります。
DP号の事例や我が国での自主隔離の運用を考えますと、真の陽性反応的中率の推定は現実的には困難と考えられます。
―――
蛇足。
陰性反応的中率の推定は容易であることからくるのか、何本か論文が出ていたはずです。
詳細なコメントを先日頂きながら、ご返信出来ておりませんで、誠に申し訳ありません。現在、危機管理の業務で泊まり込みが続いているものですから。
「気に触るかもしれません」とお気遣い頂いていますが、とんでもありません。意見の不一致こそ貴重だと思ってます。
しかし、眠い目をこすりながら、流れ込んでくるニュースを見るたびに、いわゆるリベラル系政党、マスコミに幻滅してしまいます。そう、現政権にはコロナ対応や不祥事への「怒り」ですが、野党には、本来期待したいのに「幻滅」というしかないのが悲しいです。
米英の様に、2大政党制といっても、どちらが政権とっても現実的かつ実効性のある政策が実行可能な体制と違い、現状の日本では、それが不可能なのが現実です。
ですから、日本でマスコミが「政権批判はマスコミの役目」と強調するなら、現実的政策をとれる野党の育成とセットであるべきです。
Ooboe氏は本人が無断引用と認識していますので、当該コメントの削除願います。
現野党もメディアの多数派も、民主党政権での経験にこりて、昔懐かしい55年体制に回帰しているのだと考えています。
1.5大政党体制の0.5に安住して、”危機”にあたっては左翼ばねを効かせることにより固定客を確保する戦術を取った”日本社会党”への回帰と、0.5の穴埋め機能を果たすことにより”公正”を担うと称してこれまた固定客を囲い込む”社会の木鐸”を自任するメディア。そして、野党・メディアの振る舞いを見切った上での政権・与党の高を括った対応。すべて保護領下の無責任体制への回帰。それも”一度目は悲劇、二度目は茶番”。
対症療法でしかないのですが、政治家・官僚・評論家・メディアの言うことは、鵜呑みにせず、原資料をチェックする。孫引き/プレプリントを平気で引用する人・メディアは見切る。欧米では・遅れている・”安心・安全”等評定不能な枕詞を使用する人・メディアは無視する。これでほぼ全員フィルタリング!(^^)!
”奴隷状態の幸せ”の呪縛を自らの力で一歩一歩解き放つしかないと思っています。それでは迂遠に過ぎるとお考えだと思いますが、時間切れも我々(Japanese People)がみずから招いたものと存じます。
毎回、様々な考えのヒントになる素晴らしいコメントありがとうございます。笑っちゃうんですが、ここ1か月ばかり、ほぼ泊まり込みです。
危機管理とコンプライアンス関係で、様々な人々とヒアリングや折衝を重ねていて日々感じるのは、とにかく具体論です。人的にも予算的にも時間的にも資源が有限の中、具体策を伴わずに述べられる理想論歩ど、いらだたされるものはありません。私が、リベラルを自称する野党やマスコミや学者にやたら厳しい意見を述べるのは、そのためです。
例えばよく国際問題を扱う新聞社説の末尾で「話し合いで解決せよ」といいます。それは、給料を貰っている人間がベストを目指して最善を尽くす、という当たり前のことをいうだけで、紙より薄い言葉です。
必要なのは、外交について「何の利益を優先し、何を放棄するのか、血を流すべき部分はここだと思うが覚悟はいいか」と提示することだと思うのですが。
余談ですが、私がSTAPに殆ど触れなくなったのも、同じ理由ですよ。
二度目はその違和感は全く感じられなかった。体の方が馴染んだと言うべきなのか、知人が発熱に備えてカコナール200を送ってくれていたが、使わなくても済みそうだ・・・
これで免罪符を得られたという分けではないだろうが、少しは人の前に、中に入れる勇気はえられたのだろう・・・
自己判断で(ワクチン接種済みなどの理由で)マスクをはずすことは、【あくまでも現時点では】おおまかに言えば、公益に反します。
もっと政府は指針を広報すべきです。
反ワクチンの闘志に変貌していました。ガックシ
言葉の端々からは陰謀論者からの歪んだ影響を感じました。
入力するデータソースに気を付けないとこうなってしまうのかなあ。
この人は物理学の修士です。リテラシーくらいありそうなものなのですが……
なにぶんにも命に関わることですからねえ…
反ワクチンの人を良い方向に導く優良サイトはありませんでしょうか。この人に紹介したいので。
https://covnavi.jp/category/faq_public/
を先方におくりました。
かなり難しい事かと.
管見の及ぶ限りでの揣摩臆測でしかありませんが、
❶範疇のずれた排中律の使用:Ex.有罪VS無罪ではなく有罪VS無実
❷決定論の信奉:EX.測定誤差・較正・閾値の相違を無視した一意的0/1判定
❸条件が揃えられない/揃えない判断:
①実施環境の相違無視:EX.譽エンジン 研究環境での名機
②Partial Outtの概念不在:Ex.Pearson相関係数の乱用
COVID‐19の世界でも随分と見せつけられた現象です。どれか一つでも当てはまれば重症。二つ以上該当すれば、これはもう信心の世界。
これも与太話になりますが、日本語世界に於ける中等教育での哲学・論理学教育不在の帰結かと存じます。<重いコンダラ:ローラーかタイヤチューブをコンダラと呼ぶと思い込んだ同時代人を何人か知っています。!(^^)!>
しれん~の~み~ち~⤴を~♪
まず、世界的にワクチン接種が始まってからまだ1年未満、初期の臨床成績はかなり有効であるものの、1年以上の成績はまだですし、抗体価(?)が下がった状態での感染、あるいは変異種による感染に対して、ワクチン接種者の方が悪化するというような可能性もまだ不明かと思われます。
(ワクチン接種が国民の過半数まで進んだイスラエルや英国で再びインド株変異種による感染が拡大しつつあるということで、ワクチン接種者の感染症例も蓄積してしているようなので、感染後の経緯などで接種者・非接種者にどのような違いが出るのかの報告が待たれるところです。)
またワクチン接種直後の副反応に関して、基本的に当局側の報告では問題ないとの論調が主流ですが、、 昨日28日の厚生労働省医薬品等行政評価・監視委員会では委員である薬学部教授から、新型コロナウイルスワクチン接種後の死亡例について「委員会としてなんらかの提言や意見をまとめて、厚労相に提出するべき」という意見も出ていたようです。
13日までに報告された死亡例数277例を接種人数で割ると、「100万人あたりで16.2件の死亡件数」となり、問題ないではすまされない数字だとの見解も理解できますし、アナフィラキシーショックについても、別のワクチンに比べて「10倍くらいの高い頻度」という指摘もあるようです。
長期および短期それぞれの懸念は、単純に陰謀論者の影響による反ワクチン闘士という人とは別に、科学的に検討されるべきかと。
たとえば
indeep.jp/we-made-a-mistake-says-the-developer-of-the-mrna-corona-vaccine/
このページはかなり無茶苦茶なのですよね。
・PEGが卵巣にたまる
・Sタンパク質は毒素
みたいな標語を使ったりしています。
先日、河野太郎大臣(ワクチン担当)のblogでは、
・PEGが卵巣にたまるのは一時的
…みたいな話が出ていてまあまあ理解できますし、
スパイクタンパク質が有害なのははなからわかっている話で、問題となるのは、ウイルスに感染した人体内ではスパイクの量が指数関数的に増加することに対して、ワクチンでは、mRNAを取り込む細胞がスパイクを産生するにせよ、そうした細胞の数には、上限があり、しかも、キラーT細胞がそうした細胞を殺していくので、スパイクの量がどんどん減っていく…2週間もあればスパイクはほぼゼロになる…治験でもって明らかに有害であるほどにはスパイクは産生されないことを確かめ済み… こうした安全装置付きで短期間に【毒であるところの】スパイクに対する学習を免疫機構にさせる意義…みたいな細かな話を…いちいちしていかなくてはいけないのが………
https://fij.info/coronavirus-feature/
‖引用はじめ‖
筋肉に注射するタイプのワクチンが呼吸器感染症に効くというのは、合理的じゃない
ー2021/1/17、読売テレビ『そこまで言って委員会NP』京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授の宮沢孝幸さんの発言
‖引用おわり‖
●私の感想。
《京都大学ウイルス・再生医科学研究所准教授》の肩書きをもつ人が
上記のような発言をするなど、合理的ではない。
まあ宮沢孝幸だからしょうがないか。(肩をすくめるばかり)
ほぼ100%在宅勤務なのに、ワクチン接種のため、勤務先に行くってどうなんでしょ???
・ナファモスタット(吸入製剤版のほう)
・カモスタット
両方とも治験おわりなのねん。
前者は人体に危険を与える可能性がみられる。
後者は効かなかった。
(≧ω≦*)
静注版のほうのナファモスタットの治験結果はそろそろ出ていても不思議ではないんだけど、ニュースをみつけられていません。
どなたか御存知で?
職域接種体験談を有り難うございます。
2回目が遅延しないことをお祈りいたします。
モデルナ、約束の6割しか供給されていないとニュースで見まして…残念です。
こらあ、ビル!!
なかなか抗ウイルスな治療薬がみつからないなか、最近、以下の記事にぶつかりました。
Ivermectin systematic review confirms efficacy in covid-19 – Medical Update Online
( https://medicalupdateonline.com/2021/06/ivermectin-systematic-review-confirms-efficacy-in-covid-19/ )
メタ解析のなんたるかについて見当がつきませんが、これが朗報であればよいのにと思います。
澪標さん、宜しければ統計の嘘があるかどうかご教示を頂けないでしょうか。
原論文を見つけましたので読んでみます。
ご案内の通りですので少し時間がかかりますが、お許しください。
有り難うございます。
ゆっくりで結構です、御時間がとれるようになりましたならばお願いいたします。
ご照会の論文ざっと目を通しました。
❶メタアナリシスとして、データの網羅性、分析手法の正則性については問題ないものと考えます。I^2]インデックスの採用については疑念がありますが、これはこの論文の問題ではなくメタアナリシス全般にわたる問題です。
❷研究デザインのばらつき、不明な組み込み基準等を考えると、推論を下すのは聊か乱暴に過ぎると考えます。(私は保守反動ですので、Triple Blindedでない限りアネクドータルな症例集積にしか見えません。)
❸データの評価開示は極めて正直です。研究デザイン的に疑念がある研究の寄与率が高いことが一目でわかります。EX. Table1、Fiigure1~
<私の暫定的結論>
有益な症例集積ですが、Inferenceは勇み足。
本当に有り難うございます。
「不明な組み込み基準等」… ああ……………………
悪い予感が当たってしまいました。
統計的Inferenceとしては何かを結論できるほどではなかったとのこと、個人的にはとても残念です。
――
北里方面でかなり前から第二相の治験をしていますがなかなか終わりません。
最近では別途、別の製薬会社が治験を始めました。もうからないのにしてくれて有難いところです。
上記メタアナリシス論文のキーとなる研究の一つ、
「.Elgazzar A, Eltaweel A, Youssef SA, et al. Efficacy and safety o ivermectin for treatment and prophylaxis of covid-19 pandemic. Res Square. 2020. doi: 10.21203/rs. 3.rs-100956/v2.Preprint.]
がRetractになりました。
https://www.theguardian.com/science/2021/jul/16/huge-study-supporting-ivermectin-as-covid-treatment-withdrawn-over-ethical-concerns
アネクドータルな症例集積と言う評価の妥当性が高くなったと考えます。
Why Was a Major Study on Ivermectin for COVID-19 Just Retracted? - Grftr News
( https://grftr.news/why-was-a-major-study-on-ivermectin-for-covid-19-just-retracted/ )
RCTがretractedとか、どういうことなのでしょうか(嘆)
横から失礼します。
ちょうど最新の日経メディカル(7/19付)の 「イベルメクチン論文は捏造? プレプリントの闇」というコラムで、この件が取り上げられていますね。
澪標さんが6254で示した、Elgazzar AらのRCTが捏造論文であるとの指摘を受けて、Retractに至ったようです。
また澪標さんが触れられたように、Elgazzar Aらの研究を加えたメタアナリシス論文ではイベルメクチンは有効という結果ですが、Elgazzar Aらの研究を含めていない別のメタアナリシス論文(下記)では、イベルメクチンがCOVID-19に有効とは言えないと結論付けているようです。
ご参考まで。
■Roman YM, et al. Ivermectin for the treatment of COVID-19: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Clin Infect Dis . 2021 Jun 28;ciab591. doi:10.1093/cid/ciab591.
ご紹介ありがとうございます。
読んでみます。いずれにせよメタアナリシスは、むき身それも諸刃の刃みたいな物だと考えています。
とても参考になります。
有り難うございます。
――
抗ウイルスな治療薬、なかなかに吉報がないですねえ
接種後、約4時間経過しています。少し接種場所付近に痛みを感じますが、その他の異状はありません。
1回目、こちらに投稿後、腕の痛みが3、4日続きました。副反応か微妙なのが、首回りの違和感。寝違えた感じ。腕の痛みの消失と共に解消しました。
2回目の副反応は、結構な頻度で発生しているようなので、これから若干心配。発熱するのか???
家内が、念のためと称して、市販薬を買ってきてくれた。使わずに済むことを祈りたいです。
貴重な情報を有り難うございます。
参考にさせていただきます。
ご無沙汰しております。お変わりはございませんか。
この数ヶ月、非常に多忙な状況が続く中で、政治や民主主義の問題等で、澪標さんから頂いた様々なヒントを元に、色々考えておりました。その中で一点お話したい事があります。
数ヶ月前、確かご紹介があった論文の中で、ロシア革命絡みの話があり、何か引っかかる点がありましたが、最近、ロシアの歴史に精通している、とある仕事先の取締役と近年の政治の問題点を話しているうちに、ストンとおちるものがありました。
(続きます)
昨日の続きです。遅れましたが、夕べ、地方紙の記者をしてる知人とも話が出来ましたので、その内容も踏まえ、お伝えします。
①現状の与野党の主要メンバーのまま、マスコミが与党批判を繰り返し、衆議院選挙で何らかの「風」が野党にふき(ないし力学の変化に伴い)、野党第一党党首を首班とする、いわゆる野党連合政権(ないし某革新政党が閣外協力の形で多大な影響を行使し得る状況が生じる)が組閣された場合、ロシア革命(二月革命)時に発足した臨時政府並みに脆弱かつ意思決定を欠いたな政府となり、コロナ禍を始めとした内外の危機は一層深刻なものとなる。
②現在の某野党第一党党首は、七月革命で首相に就任したケレンスキーと、存在がダブって映る。両者とも、某革新政党やボルシェビキよりは遥かに中道であるものの、政治基盤が脆弱である点などはそっくりである。
③ロシア革命時の臨時政府メンバーは、帝政を打破するまでは、組織力に秀でたボルシェビキに利用価値があると考え、共闘していたが、ボルシェビキは遥かにしたたかで、二月革命の雌伏を経て、いつのまにか臨時政府から実権を奪いとってしまった。
あとは敢えていわなくても、お伝えしたい危険性はご理解いただけるでしょう。
以上、こじ付けといわれればそれまでですが、現政権憎し(憎まれて当然の部分が山ほどあるのは当然と思いますが)で、とにかく政権交代を、と現状の政治体制下で囃し立てる危険性(混乱)をもっと認識すべし、という点は私が話をした方々の共通認識でした。
なお、上記の某革新政党に知り合いが何人かおり、弱者救済等で献身的な活動をされていることは、実際みて充分承知しているところで、そういった方々を誹謗する意図はありません。
昨日の続きです。遅れましたが、夕べ、地方紙の記者をしてる知人とも話が出来ましたので、その内容も踏まえ、お伝えします。
①現状の与野党の主要メンバーのまま、マスコミが与党批判を繰り返し、衆議院選挙で何らかの「風」が野党にふき(ないし力学の変化に伴い)、野党第一党党首を首班とする、いわゆる野党連合政権(ないし某革新政党が閣外協力の形で多大な影響を行使し得る状況が生じる)が組閣された場合、ロシア革命(二月革命)時に発足した臨時政府並みに脆弱かつ意思決定を欠いたな政府となり、コロナ禍を始めとした内外の危機は一層深刻なものとなる。
②現在の某野党第一党党首は、七月革命で首相に就任したケレンスキーと、存在がダブって映る。両者とも、某革新政党やボルシェビキよりは遥かに中道であるものの、政治基盤が脆弱である点などはそっくりである。
③ロシア革命時の臨時政府メンバーは、帝政を打破するまでは、組織力に秀でたボルシェビキに利用価値があると考え、共闘していたが、ボルシェビキは遥かにしたたかで、二月革命の雌伏を経て、いつのまにか臨時政府から実権を奪いとってしまった。
あとは敢えていわなくても、お伝えしたい危険性はご理解いただけるでしょう。
以上、こじ付けといわれればそれまでですが、現政権憎し(憎まれて当然の部分が山ほどあるのは当然と思いますが)で、とにかく政権交代を、と現状の政治体制下で囃し立てる危険性(混乱)をもっと認識すべし、という点は私が話をした方々の共通認識でした。
なお、上記の某革新政党に知り合いが何人かおり、弱者救済等で献身的な活動をされていることは、実際みて充分承知しているところで、そういった方々を誹謗する意図はありません。
熱帯夜にはまずならずエアコンを使わずに寝られる分、夏は暮らしやすいところですので、どうにか無事に過ごしております。(その分、冬は寒い所です)数日前から、昼は蝉、夜は秋の虫が雨の合間に聞こえてきます。
お話の件については、あまり心配いたしておりません。
①左翼SR、海軍のアナーキストなどにあたる、大衆との継ぎてとなる組織・運動が存在しない事
②基本的に占領下にある保護領と言う枠組みを変更するには、
マルキストでもなく、レーニン主義者でもなく、コミュニストですらない”かの政党の支持者達は老化・保守化しており、革命を行うにはパトスが足りない事
(中間階級・年金生活の共産趣味者の集合体である事は、仮にマヌーヴァーであれ、"憲法施行74周年にあたって"* なる声明をだすパルタイの体たらくから明らかと存じます。)
*https://www.jcp.or.jp/web_policy/2021/05/post-873.html
③革命に必要な、暴力装置の支持が期待できない事。
以上ロシア革命とは事情が全く異なります。
であるならば、どちらが/だれが勝っても、”詰んでいる”ことには変わりない状態となると考えています。<大恐慌時代以降のワイマール共和国、1960~1980の間のGBとパラレル>
共産趣味者管理の鶏舎のブロイラー.VS.「泥鰍鉆豆腐」の鰌。なかなか憂鬱な選択肢ではありますが、同時にスラプステッィクな選択でもあるとも考えています。
ご返信ありがとうございます。
ご指摘のとおりと思います。
ただ、構図として、野党第一党党首の、連合と革新政党の間の右往左往ぶり(現実論に立脚した野党の存在は必要なので、ある程度応援したいのは山々なのですが)は、立ち位置、振る舞いからして、悲しいものがあります。
ケレンスキーに失礼だったかもしれませんね。
私は、リベラリズムを決して否定するものではないのですが、今の某首相の被爆地訪問時のぶっ飛んだ振る舞いを見せつけられても尚、現政権の「安定」(ここは捉え方によりますが)、政権交代に伴う「混乱」の選択を迫られた際、混乱を選ぶ気にはなりません。
新体制、秩序への移行時の、産みの苦しみとしての「混乱」になるとは、現状思えないからです。そう思わせる理由は何日か後に書き込みます。これも、マスコミの知人との会話で受けた心証に拠ります。
ここまで書いていて、タリバンがアフガニスタン全土をほぼ掌握したとのニュースが飛び込んできました。「力なき正義は無能」私が和製リベラルに批判的な理由の一端です。
ワクチン接種でデルタ株の新規感染を完全には抑制できない事は確定と考えて良さそうですが、死亡者数が前回のピーク時ほど増えてこない事から、 重症化は予防できると解釈されています 。ただし、死亡者の推移をログで見ると上昇傾向にはあります。死亡者数の絶対値では前回のピークの10分の1程度なので、医療崩壊のような状態にはありませんが、通常の手術が再度減ってきています。死亡者数の推移を今後も注意して見ていく必要がありますが、今のレベルで頭打ちになれば、英国の医療システムで十分対応可能な範囲内に収まりそうです。
日本のニュースなど見ると、一日あたり新規感染者数が取り上げられていますが、英国と比べれば依然として少なく、東京で見ても英国の平均と同じくらいです。死亡者数が以前のようには上がってこない事も同じです。ワクチン接種が進めば、自粛解除してもいけそうな感じ(病床問題が解決すれば、という条件が日本では付きますが)です。この冬を乗り切れば、出口が見えてくるような気がしますが、楽観的に過ぎますでしょうか?
緊急事態宣言下で再生産数が 1.4 ほどになっています。
お盆の前には、瞬間最大ですが、東京で、救急車が全部出動しきった事態が発生したほどにまで追い詰められています。
受け入れ先を100回以上問い合わせた事例もあったと報道されていて、小心者の私としては日夜震えるばかりです。
複利計算ができない人たちが国のリーダーなので大変です。
ラムダ株を忘れていますよ・・・
残暑が続きますが、如何お過ごしですか。
横浜市長選の結果を見ても、今年は政局も大きく動きそうな気配ではありますが、どう転んだところで、政治と経済の混迷は避けられそうにないのが悲しいところです。日本丸の前途は多難ですね。
さて、様々なマスコミ等の知人達と話した内容ですが、リベラルから保守系まで、全国紙や地方紙まで、果ては大手出版社からゴシップ系まで、記者の知人達は意外と皆ニュートラルで、極端な姿勢、主張で臨む人達はいないのですね。ただ、それでもいわゆるマスコミの主流たるリベラル系論壇の方向性は、社是に引っ張られてか、以下の様に収れんされるようですね。まあ、こんな事はある程度皆周知のことですが。
(続きます)
すみません。時間が無く、書き込みに数日かかるかもしれません。
①有権者は、リベラル政権育成の義務あり
長期政権が腐敗なり各種綻びが出るのは必然。よって定期的な政権交代は絶対に必要(これは当然だし大抵の人は同意するハズ)。
そして、保守とのバランスをとるため。政策の軸足が中道ないしやや左系寄り(※外国人参政権、死刑に慎重、夫婦別姓、二重国籍容認、難民受け入れ拡充等〕の、政権を担える政党の育成は、国民のためであり、義務である。対外的イメージの改善が図れれば、国益にもなる。
(※私は、この様な政策の採用ないし議論を頭越しに否定してる訳ではないので、念のため)
よって、現政権(これには流石に批判されて当然、の部分が多々ありますが)を引きずりおろし、野党一党(マスコミも、批判ばかりでなく政策提言をと苦言を呈してるのは承知してます)をヨイショするのは、非常に合理的かつ必要なことであり、国民が中長期的視点から、政権を担い得るリベラル(この言葉を使って良いのか)政党を育て、力をつけさせてこなかったのは、不作為である。
今後、リベラル系野党が政権を担った場合、不慣れからくる多少の混乱はある程度容認するべきであり、民主主義国家の国民としては、政策の結果がすぐ出なくても、受忍義務がある、とのこと。
これ、平成21年の某党による政権交代時の、マスコミ擁護そのままではないでしょうか?世の大混乱期に、受任義務などと説かれて納得する人いますか?
(続きます)
どうぞごゆっくり、手空きの時に。
なかなか意見の続きが書けなくて、失礼してます。業務で泊り込みが続いてます。情けない。
ただ、一言最近の新聞(かのA新聞を主に念頭に置いてますが)の、アフガニスタンの米軍撤退政策に関して、長年の溜飲をさげるがごとく、ボロクソ批判について。
では、「9.11」の発生後、隠忍自重し、「右の頬を叩かれて左の頬を差し出せ」の姿勢で臨めば良かったと?
アフガニスタン人に殉じた、偉大な中村医師の様な、草の根活動に注力すべきだってと?
違うでしょうね。私のお粗末な知識でも、この20年の米国の政策以外のいかなる国、機関の政策、介入を以てしても、今日のタリバン復権の現状以上の良好な状況を成し得たとは考えられません。
悲しく、失礼な言い方ですが、中村医師の崇高な活動は、全体として悪化するアフガンの状況の中の、そう部分最適?はもたらし得たかもしれませんが、それ以上では無かったのです。
そろそろ、日本の論壇も、米国の背中で泣きべそ書いてる赤子に過ぎない現状を直視し、そこから現実的な解を見つける方向に舵を切って貰いたいです。
――
■B細胞を作る最初の分子スイッチを発見 | 理化学研究所
h◎◎ps://www.riken.jp/press/2018/20180213_1/index.html
このページから引用します。
《B細胞は他の免疫細胞と同様に造血幹細胞から作られます。造血幹細胞は骨髄中で徐々に分化能が限定され、最終的にB細胞にしかなれない前駆細胞(B前駆細胞)となった後にB細胞へと成熟します。》
――
■B細胞とは何か?
h◎◎ps://www.cellsignal.jp/science-resources/b-cell-signaling-phenotyping
このページから引用します。
《Bリンパ球の発生
B細胞は骨髄にある造血細胞から分化します。免疫グロブリン (Ig) 受容体はB細胞の表面で組み立てられ、単一抗原を特異的に認識します。B細胞の発生段階で免疫グロブリン遺伝子の再編成が起こり、細胞表面のIgGに多様性がもたらされます。成熟したB細胞はリンパ節と脾臓に遊走し、その後さらにメモリーB細胞または形質細胞になります。》
――
二次リンパ組織で起きることのひとつに、直接的に抗原に出会ったりヘルパーT細胞と出会ったりして形質細胞ができること、これは《活性化》と言えばよいのであって、《成熟》というのは、ちょっと不思議です。
素人考えにすぎないのかもしれませんが。
突発的外的要因でもない限り、多少のブレはあっても混迷(迷走)はつづくと思いますので、時間はたっぷりとあると思います。
今回ご指摘の件、”Nation Stateとその連合体”と言う”お話の枠組み”が、いかにもほころびやすい所でほころびた例の一つと考えています
直接のコメントではありませんが、アフガ二スタン社会の構造に触れた本を二冊ご紹介しておきます。「アフガニスタン紀行ーモゴール族の村を求めて(岩村忍)」、「モゴール族探検記(梅棹忠夫)」。
いささか古い本ですし、西北研究所出身者らしいバイアスはありますが、アフガニスタンという特異な多民族社会を覗くプローブとしてはお勧めできます。
これはもう少し直截なコメントですが、タリバンとその活動への眼差しと、ゼーゴイセン(ネーデルランド戦争)・アメリカ独立戦争・イースター蜂起~独立戦争(アイルランド)への眼差しとは大きく異なっていると感じています。
独立戦争の末裔たる”アメリカ人”が、そのような視座を持ち合わせている事(建国の英雄VSテロリスト)の当否はともかく、歴史的・宗教的バックグラウンドが異なる者が、謂わば借り物の眼鏡で、しかも借り物である事を当然として(もしくは気づきもせず)世界を見る/解釈してはいないかと顧みるべきと考えています。
コメントありがとうございます。
実は10年以上前、アフガニスタンからの留学生だったか、大学院生だったか忘れましたが、あるセミナーの後で酒を飲んだ事がありました。
私にダリー語が分かる筈もなく、片言と英語の通訳を介してですが、タリバンのバーミヤン遺跡破壊に対し、意外に淡々としてました。どうでもいいともとれました。
「そんな、あんな歴史的な価値のある」といいかけたとき、「そういう言い方を外国の人間が偉そうにいってくるのを聞くのが、我々の国の街角の人間は一番しらけるんだよね」とムスッとした表情で返されました。
多様性の尊重、ということは、折り合えない相手がいる事も認めて、理解し合えないながら、しぶしぶ共存する道を探ることではないか、と捉えました。この問題は引き続き考察していくつもりです。
コメントありがとうございます。
実は10年以上前、アフガニスタンからの留学生だったか、大学院生だったか忘れましたが、あるセミナーの後で酒を飲んだ事がありました。
私にダリー語が分かる筈もなく、片言と英語の通訳を介してですが、タリバンのバーミヤン遺跡破壊に対し、意外に淡々としてました。どうでもいいともとれました。
「そんな、あんな歴史的な価値のある」といいかけたとき、「そういう言い方を外国の人間が偉そうにいってくるのを聞くのが、我々の国の街角の人間は一番しらけるんだよね」とムスッとした表情で返されました。
多様性の尊重、ということは、折り合えない相手がいる事も認めて、理解し合えないながら、しぶしぶ共存する道を探ることではないか、と捉えました。この問題は引き続き考察していくつもりです。
民主主義の話の続きが、かなり遅れてますが、本日の東京新聞社説をお時間のあるとき、お読み頂けたら幸いです。これも今後のお話しの土台になり得る記事です。
まあ壮士芝居と思えばよいのかと。
Yahoo Newsで見つけた古谷経衛さんの以下のURLの記事
https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20210920-00259285
ご紹介いただいた毎日新聞の記事と合わせ鏡です。
他者のいない無限鏡像世界の中での、”分裂し対蹠点に立つ2つの視点”だと思います。ご一読を。
STAPの時も、査読者からの指摘にかかわらず通してしまったのは編集側だったと記憶しています。査読者の判断に従っていれば、STAP論文が日の目を見る事はなかったかもしれませんし、笹井先生が亡くなられる事もなかったかもしれません。7年経ってもあまり改善されてないですが、 当時からこの手の問題を含めた学術研究全般を議論されていた一研究者さんが、今も健在でいらっしゃる事が一研究者ブログのコメント欄で分かり、ちょっと嬉しいです。
英国のCOVIDですが、セカンダリースクール(日本の中学生相当)のワクチン接種が始まりました。任意ですが、希望者はかなり多いようです。昨日Office for National Statisticsから出たデータを見る限り、セカンダリー世代の新規感染者数(人口比)はワクチン接種が進んだ成人の4倍です。ワクチンによる心筋炎リスクがあり、リスク・ベネフィットの観点から成人と同じ2回打ちで強行する訳にはいかないようで 、ファイザーを一回に減量して打ちます。タダでさえ低いこの世代の重症化率を、このプロトコルでどの程度下げられるかは未知数です。
プレプリントだけでなく査読済論文も含めての問題の指摘、学術商業雑誌の編集の現状を含めてその通りと存じます。
合わせて、一般メディアのセンセーショナルな取り上げ方とそれを受けた急速な社会的受容と廃棄(COVIDの例では”K値”、直近の理研のモデル*にも同様の危険を感じます。)
更に、統計分野にひきつけて言えば、手法のパッケージ化とブラックボックス化、結果としての数値エヴィデンスの物神崇拝。
WEB、SNSを含めた情報集積と氾濫を含め、難儀ですが共存するしかないと考えています。個人的処方は、ソースに当たれないものについての評価・判断・発言を控える事。これくらいしか思いつきません。
https://www.riken.jp/pr/news/2021/20210914_1/index.html
東京新聞の社説をわざわざご覧頂き、ありがとうございました。
強調しますが、私はリベラル思想が嫌いなのではありません。ただ、今の与党憎しに凝り固まり、是々非々すら放棄したマスコミや文化人に苦言を呈しているのです。
アフガンを例に出せば、邦人救出の遅れを非難するかと思えば、一方で安保法制に反対する、ならどうすれば、何をすれば良いのでしょうねえ。
また、中村医師を引き合いに出すのは失礼かもしれませんが、リベラルマスコミが強調するように、同氏の活動を普遍化し、海外協力かくあるべし、と持っていくことは無理がありすぎます。同氏の活動は、並外れた意思と能力が伴いなし得たことであり、一般の国民は、アフガンの現状に憂慮しながらも、自衛隊なり武装で守られた支援団体の活動を遠くで暖かく見守るというのが、まあ無難なあり方だと思うんですけどね。中村医師の活動や言動を利用し、自衛隊の活動まで否定に持っていくやり方は、やはりイデオロギーの押し付けになりかねないですよ。
リベラル思想を大事に思うからこそ、これからも日本流リベラルマスコミへの厳しい視線を持ち続けるつもりです
ご無沙汰しております。欧州の状況は如何ですか。
EU離脱後の英国の(イングランドの)経済の状況はかなり変化もあったことでしょう。
論文不正の話でまた恐縮ですが、中国の科学コミュニティの何人かの知人達は、今日本でここ数年顕在化している研究不正の原因に注目してます。
10年後あたりから、中国でノーベル賞受賞者が増え始めたとき、後からとんでもない不正が発覚し、問題にならないよう、芽はつんどく考えのようです。
日本も反面教師としつ注目されるとは情けないですね、
不思議な偶然もあったものだなあとため息をついています。
私は学生時代に週あたり3時間のバイトで月3万円(たぶん)稼いでいました。
ずばり、カルマンフィルターを作成するお仕事です。
※以前お話しさせて頂いたデーモスをホストにした時間借りバッチ処理でシミュレーションの計算をしていました。
当時は不規則信号論関連の参考書を多量に購入したため、バイト代がかなり目減りしたことが思い起こされます。
極めて優秀なカーブフィッティングだというのが当時の感想でした。
ただし極めて優秀なブラックボックスでもあります。
たしかに巡る因果の小車(摩尼車)、不思議なものです。
統計学は”因果の存在可能性”の検出”までが仕事、自然科学は”因果の説明モデルの構築”が仕事と考えている保守反動ですので、多多ますます弁ず型のシミュレーションモデルには???
単純な疑問は、カタストロフィックな現象は定常的なモデルでは予測不能予測に組み込めば、恣意と過敏を内包し定常時の予測精度を有意に低下させると考えています。このトレードオフはAIの世界の問題ではなく、意思決定理論の範疇です、しかしながらPayoff行列はシミュレータモデルとその評価に大きく依存します。・・・・
解けない無限ループとどう共存するか、AI科学の方は楽観的にすぎるのでは(もっと露骨に言えば人文・社会科学の知識と視座が欠落してしているのでは*)と考えています。
*人文・社会科学の方は、おじいさんランプ・ネオ・ラッダイトが多いようで…
BrexitはCOVIDで吹き飛んだ感じでしたが、COVIDとともに生きていく道筋が見えつつある今、もう一度思い出さないといけませんね。ラボでは注文した物品のデリバリーが遅延しがちとか細かい点はありますが、日常生活一般ではBrexitで不便を実感する事はあまりなく、経済的な打撃も肌感覚としてはほとんど感じません。あえて言えば、日本企業の英国駐在員の知り合いの方々が、次々と帰国されたりヨーロッパに移動されたりして、寂しくなってしまったのが、一番の変化かもしれませんね。
COVID下で暮らすうちに、それ程お金を使わなくても生きていける事に気づいた英国人の一部で、フルタイムからパートタイムに仕事を変えたり、早期退職を選ぶ人(私のボスもその一人です)が出てきています。英国人に仕事を回すためのBrexitだったのに、こんな感じなので逆に人手不足になり、物流に影響が出始めています。急いでヨーロッパ人向け短期労働ビザを準備しているようで、何のためのBrexitだかよく分からなくなってます。
中国では研究不正を、死刑まで含めた刑事罰で扱える様なので、コントロールできるんじゃないかと想像しますが、それで良いかはまた別問題ですね。
「手法のパッケージ化とブラックボックス化、結果としての数値エヴィデンスの物神崇拝」、何か 今の私のプロジェクトがそんな感じ(AI packageを入れた形態観察)で、数値化された大量のoutputを前にして「物神崇拝」するしかない感じです。病理医や顕微鏡エキスパートが集まると、この手の話題になりますが、機械は形態観察が得意ですからね。この状況が続いて、経費削減のため病理医が絶滅、AIが取って変わるなんて日が来ると、training dataが存在しない新規疾患には対処できなくなります。数理疫学も新規疾患に対しては役に立たない事が COVIDで明らかになったと感じてますが、かといって従来の古典的医学が十分役に立ったとも言い難く、将来的な医療の形はまだまだ模索が続く感じでしょうか。
類縁・新規事象への適用の際にも、たしかに同様のジレンマがありますね、リードタイムを設けて、iterationしながらと言う事になるのでしょうが、うーん。あまり好みではありません。
SIR系のモデルについては、比較的閉塞的で、かつ隔離が効くコミュニティでの疫病モデルだと思っています。The Great Wenと呼ばれた時代のLondonと現在の大都市における移動形態(通勤/通学、都市間・国家間移)、インフラ(上水道システム、メディア、コミュニケーション)等の気の遠くなるような相違を考慮する必要があると思います。言うは易し行うは難しですが(;'∀')
今週のニュースをご覧になってどう思われますか?件の野党第一党ケレンスキー氏と革新政党の、限定的閣外協力とは!
朝日新聞がよくしたり顔で、「歴史は繰り返さないが韻を踏む」と与党政治に警鐘を鳴らしたつもりになってますが、万一政権交代なんて起きたら、なるほどほぼ百年前の露国臨時政府の二の舞、劣化コピーを目の当たりにすることになる訳ですね(まず有り得ないでしょうが)。
例えば日本の会社組織などでは、「愚直」という言葉は、まだまだ意外な程悪い意味で使われません。目に見える成果を出せない人間でも、組織の潤滑油的、ないし反面教師的存在として、どこか存在意義、生き残る余地が残されてます(規模が大きくないとダメかもしれませんが)。
でも政治の世界では違います。無能はそれ自体が悪です。
中道政治の政党ならともかく、今の日本の内外の現状下で、左にブレた政治を辛抱強く見守るいわれはありません。マスコミもその辺わかってるんでしょうかね(わかっててお戯れしてるのでしょうけど)
前にも書いたと思いますが。あまり心配していません。非礼を承知で月旦すれば、ノスタルジックなロマンティスト(立憲民主党)を中心とした政権が成立し、それに共産趣味者が閣外協力したところで、何ほどのこともないと考えています。所詮保護領国家における左翼的補完物の域を超えるものではないと思っています。
個人的にはれいわ新選組的なポピュリズムと維新型のUltra Reactionalismが融合した場合に生じる南米型の急進主義が力を持つ事の方が悪夢だと考えています。
記事自体は、インターネット上の医薬品輸入代行サイトが「コロナに対する効果で話題沸騰!不安払拭で売れてます!」というようなうたい文句でイベルメクチンを紹介しているという事実、メルクやWHOやFDAがイベルメクチンの新型コロナ感染症に対する治療効果を示す科学的根拠はないという主旨の声明を出していること、医療関係者の中でも意見が分かれていることなどを記したもので、基本的に間違いはないと思われます。
しかしながら、、、
Yahooニュースには誰でもコメントできるコメント欄があるのはご存知かと思いますが、なんというか、そのコメントが何とも酷いというか、あまりにも医薬品の有効性・安全性・承認の仕組みなどが理解されていないことや、すぐに陰謀論に飛びつく人が多いことに、暗澹たる気持ちになっております。
まあ、いちいち、このコメントのここがおかしいとか噛みつくのも大人げないのですが、、 基本的に、有効性によるメリットが安全性のデメリットを上回るかどうかが承認のポイントであり、有効性についてはエビデンスレベルの高い臨床試験で確認されるべきことがあまりにも理解されていないのだなあ、、と。
まあ、愚痴ですけどね。 政治の世界には興味なし。
国会の浜田聡参院議員の質問主意書に対して、政府がの答弁書を閣議決定したそうで、主な内容は
駆虫薬「イベルメクチン」について「新型コロナウイルス感染症の治療薬としての評価が定まっているものではない」、「医師は患者に適切な説明を行い、その理解を得るよう努めたうえで患者の状態など個々の事例に応じて適切に適応外使用を行う」との見解を示し、さらに、欧州医薬品庁(EMA)や米国疾病予防管理センター(CDC)が、まだ新型コロナへの効果が証明されていないイベルメクチンの使用に注意を呼び掛けている事実についても認識しているとしたものです。
また、浜田議員の質問主意書では、新型コロナ感染症に対する予防・治療効果を期待してイベルメクチンを服用し続けることにより、イベルメクチンに耐性を持つヒゼンダニが出現した場合を懸念。07~08年にオランダ・アムステルダムの老人介護施設でイベルメクチン耐性と考えられる疥癬が流行し、国内未承認の殺虫剤「ペルメトリン」の投与により感染が収まった事例に触れ、日本でも耐性化が起こると「疥癬への対処が困難になる患者が多数発生する可能性がある」と訴えていたと。
病原性生物に対する治療薬の場合には、このような耐性発現についても注意が必要ということで、勉強になりました。
6294/6295
Risk/Benefit,理解してくれるようになることを期待していますが、無理な願いだとも思っています。
東洋経済掲載の「メジャーリーガーが「ゴロ狙い」やめた意外な理由」https://toyokeizai.net/articles/-/462601
アネクドートばかりで構成された記事が、”野村総合研究所 データサイエンスラボ長”の文責で掲載されるようでは、編集者・読者ともにエビデンスよりお筆先・宣命がお気に入りだという事だと思います。
CAG-GFPやOct4-GFPマウスに入っているGFPはEGFPなので、UVより長い、可視光レンジの励起波長レーザーで蛍光観察するのが一般的と思います。理研では、体外からレーザーを当ててマウス体表のGFPを確認していたでしょうが、私が過去に所属した施設ではそのような体制が整ってなかったので、細胞や組織を体外に取り出してFACSや顕微鏡でGFPを確認(488nm argon laser)してました。
STAPのテラトーマの場合、3胚葉分化を組織像で確認するのが主目的ですから、切り出した腫瘍のGFPチェックは後回しにし、迅速に固定作業に入ったとしても不思議ではなく、一回固定されればGFPは光りません(人工的に光らなくなったと言えなくもない?)。この場合、GFPの確認は組織切片上での免疫染色で行う事になります。テラトーマの確認にGFPは必須ではなく、使う場合もOct4かCAGかは実験目的によりどちらもあり得ます。宿主由来の組織ではない事を明らかにしたければCAGだし、未分化細胞が残存してない事を示したいならOct4になります。
岡部先生のCAG-GFPマウス論文を見る限り、光るマウスの撮影は360nm UV laserで行われたようですが、胸腺や脾臓の細胞はFACSですから、488nm argon laser で励起されています。すなわち、CAG-GFPマウスの脾臓細胞に360nm UVを当てても、光るかどうかは示されていません。脾臓細胞のEGFPがUVでどれだけ光るか、自分では経験がなく分からないので、「(UV laserで)絶対光る」とは、私は断言できません。
個人的には、CAG-GFPマウスを使った事はありませんが、Cre recombinaseでレポーターがLacZからEGFPに変換されるマウスを使った事があり、このマウスのEGFPのプロモーターがCAGでした。MEFを使った予備実験では、EGFPがあまり明るくなかったので、CAGプロモーターにはあまり良い印象を持っていません。もちろん、挿入部位やコピー数が異なるでしょうから、岡部マウスでどうかは、また別問題ですが。
京大霊長研に関して個人的に気になるのは、お金より不正論文の方です。責任者の方は引退されているとの事で、この方が現役の間に不正調査が進まなかった事を問題視してます。何らかの圧力があったなら、そこが最大の問題だと感じます。そういう意味では、7年前、自らをリスクに晒して体制と戦った遠藤先生の姿勢は称賛に値しますが、一方で、いま残っているテキストや論文を読むと、あまりに感情的とも思えます。マウスではロバートソニアン転座の系を用いた研究があり、全細胞でのトリソミーは胎生致死で間違いないと考えられますが、モザイクのトリソミー8なら生存可能です。造血系だけトリソミーとか、可能性0ではないです。最も重要なのは、129B6のESでトリソミー8のラインは同定されていない点で、トリソミー8を理由にあれだけ強くES混入を主張した以上、この点についてはきちんと釈明すべきだったと思います。129/GFP ESの核型解析きちんとやってあるのでしょうか?
減少局面の説明、および発生数の周期性の説明に多大な補助仮設な必要となることから、SIR型モデルの適合性の悪さは自明と考えています。
その意味では、中村祐輔さんの批判に頷けるところが多々あるのですが、一方集団免疫論(形成モデル)や人種差(ハログループ等による層別化)、地域性(過去の近縁ウイルスの伝搬モデル)もカッコ内に記載した類の検証可能なモデルとサンプリングが行われない限り、新たなカーブフィッテイングでしかないと思います。
中村さんの場合サンプリング理論の素養に欠ける所(EX.患者数抑制に最適化されたPCR検査と感染率推定に最適化されたPCR検査はまったくことなります。両方が成立するのは悉皆検査の場合だけです。)が露呈していますので、お筆先と思って読みました。
著名な医学者に散見される、統計学的知識の欠如はかねてから関心の対象でしたが、COVID関係のPREPRINとりわけイベルメクチン関連のメタアナリシスに代表される、虚喝ともいえるラフ極まりない統計的手法適用を見るにつけ、日本だけでなく世界的な傾向かも知れないと考え始めています。
非常に遅い返信で申し訳ありません。体調は如何ですか。第6波襲来の恐れもまだ払拭出来ないと感じており、これからの時期、ご自愛ください。
繰り言の様な私のコメントについて、何度も丁寧です回答頂き、恐縮です。某革新政党の党勢が中長期的に下落していくのは明らかで、国政への影響力は限られたものになる
はとは思います。
しかし、私は短期スパンにおける国政への悪影響を、むしろ懸念する立場です。今回の衆議院選で、与野党逆転はないにせよ、「与党へのお灸」「野党候補一本化」のシナジー効果により、与野党伯仲に近づく結果となった場合、某革新政党が一定のキャスティングボードをとりえることです。その場合の、国政の審議の停滞と意思決定の遅延は憂慮すべきです。
この状態を「国会の正常化」とかマスコミに持ち上げられてはたまりません。プロセスが自己目的化して、パフォーマンス(法案や予算成立等型)が低下する
国会のパフォーマンスを低下させてまで、与野党伯仲化してプロセスを重視するのは、正直どうかと思いますよ。中国の様な独断先行の意思決定もどうかとは思いますが、正直今日本の国政における時間的、人的資源からみて、建設的な議論抜きので審議等を延々と行い、そのプロセスを重視した、とマスコミが褒め称えても、私には茶番にしか見えません。
民主主義やリベラル価値観は大切に思いますが、その分私は日本の偽装リベラルには厳しくあたりたくなってしまいます。
イスラエルは三回目のブースターが効き始めた様子ですね。
でもこのずる賢いウイルスは、4回目のワクチンを求めるかも知れない。
ノルウェーの様に大道で裸になって、さぁ殺せと言う分けにもいかない。
集団免疫と言う言葉は、有難い呪文で人々を安楽死させてくれるかも知れない。僕は三回目のワクチンを喜々として待つ立場で、胎児の細胞から実験されて来たとしても、赤んぼが大人を救ってくれると考えてみる・・・
すみません、全体の流れを追えていないので、少しずれた疑問なのですが、
>モザイクのトリソミー8なら生存可能
STAP細胞を作る時には数匹のマウスを使いますが、同時に生まれたマウス全部モザイクでそれぞれが造血系だけトリソミーになることはありうるのでしょうか?
すこしシニックな返答になるかもしれませんが、安倍政権への評価によっては以下のような評価も可能と存じます。
”一極集中で間違い続けるより、混沌の方がまし。” ”混沌より一極集中がまし”とした選択への評価次第です。
”混沌の方がまし”とする意見には与しませんが、一概に否定できないものとも考えます。この場合の参照系はペロポネソス戦争とその後のアテネ。
私自身は”如何に穏やかに衰亡するか”がターゲットだと考えています。参照系は英蘭戦争後のネーデルランドです。
ご返信ありがとうございます。
ご指摘の歴史の話し、急いで概略だけ調べてみましたが、日本の現状に照らし、どうなのでしょうか。
頂いたヒントに色々思いつつも、はや明日は投票日。今回ばかりは与野党伯仲が望ましいとき思いつつ、何とか連携の連携先を見て一気にそのきが失せる自分です。政策の具体性を伴った、宏池会の再来の様な野党の出現を今回望みつつも、無いものねだりでしたね。
結局、「鼻をつまみながら⚫️⚫️へ投票」「現在の与党は最悪の政治形態である。但し戦後日本に現れた他の全ての政党を除いてだか」に帰結するしかないのでしょうか。
>この点についてはきちんと釈明すべきだったと思います。
なぜ釈明すべきなのかが分からず、頭の中で?がグルグル回っています。
「129B6のESでトリソミー8のラインは同定されていない」
しばらく見ていなかった報告書や会見動画などを見返してみましたが、確かに調査委員会ではRNA-seq(SMARTer)のデータでは同定できるだけの精度で情報が得られないと判断して踏み込んだ解析がなされずRNA-seq(SMARTer)STAP細胞データからは同定までいきませんでした。
しかし同定されないと釈明が必要になるのでしょうか?
トリソミー8はES細胞の長期培養で発生するようですが、トリソミー8のRNA-seqサンプルがFES1由来だったとしても、元のFES1が最初からトリソミー8である必要はなく、株分けしたものの1つを長期培養すればそれがトリソミー8になり得るはずです。そして129/GFP ESとして残っていたものはトリソミー8になる前のサブストックだったとしてもおかしくありません。
報告書では残存サンプルの解析により、STAP幹細胞FLS3、FI幹細胞CTS1、および129/GFP ESはFES1由来と結論付けられました。
一方遠藤氏の解析によると公開NGSデータの中のFI幹細胞(ChIP-seqデータ)にはAcr-GFPが入っていて、トリソミー8があったそうです。このトリソミー8についてはGeorge Q. Daley氏らの論文でも指摘されています。
ChIP-seqに出されたFI幹細胞のサンプルが調査委員会が指摘したFES1由来のCTS1だったのなら、当時FES1由来のトリソミー8の細胞はあったと言えるかもしれません。
しかしFES1や129/GFP ESが残っていたのに RNA-seq(SMARTer)のデータでは同定までは難しいとされていたことから考えると、仮にそのトリソミー8の細胞が残っていたとしても同定はされなかったでしょう。
すると結局釈明が必要になってしまうのでしょうか?
と元に戻ってしまいました。
で、やはりなぜ釈明が必要なのか今も分かりません。
調査委員会会見で増殖しないSTAP細胞のChIP-seqサンプルは、来る日も来る日も作製して大量のディッシュからかき集めたと証言していたそうですが、このサンプルはOCT4-GFPマウスではないので蛍光で選別したものでもなく、かき集めた大量の細胞がすべてオスだけになり得るのか。
2014年3月には遠藤氏の解析からオスだけの細胞だったことは知られていましたが、どれほどの細胞数が必要な実験なのかも分からなかったので、当時はそれほど気に留めていませんでした。
しかし今振り返ると、画像の疑義云々は関係なく、NGSの解析ができる人にとってはこれだけでも十分「明らかにこの論文はおかしい」と判断できたのだなと思いました。
お久しぶりです。横からになりますが。
いくつかの仮定を入れての上ですが、かって検定してみたことがあります。 ご参考までに、URL貼っておきます。
https://blog.goo.ne.jp/diggersandranters/e/5fd53b5362cae80416180a8d8361f606
オスメス問題はもう周回遅れの話題だったようですね。
数年前のここでのコメントはROMしていたつもりでしたが、NGSデータ解析は難しいという先入観もあって、話題に上がっていてもスルーしてしまっていたみたいです。
今読み返してみると、皆さん活発に議論されていたのですね。
それにしても、NGSデータを基にSTAP問題の突破口を開いた遠藤氏のすごさを再確認しました。
出来たんです。某所電卓問題
最後の1つがどうしてもという時に
もしかしてあの手法?と思って試したら
出来たんです(^^♪
意味不明で済みません。
近い!
多分同じところで悩んだと思います。
最後のひと工夫のところで
学さん指摘の論文で言えば、
(1)「マウスから取り出した時からすでに小さい」細胞は初期化しにくい(Fig.4DのD0)細胞ですから、D2以後の小型細胞とは別物です。D2以後の小型細胞初期化培養の過程で小さくなったと考えるのが普通。
(2)D0のCAG:GFPで見ても、GFPが低い細胞の初期化は、高い細胞と変わりないです(Fig.2G)。GFPが低く初期化しやすい細胞はD2以後現れます。マウスから取り出した時点(D0)で光りが弱い少数の細胞が他より早く初期化を始めるわけではありません。
(3)Fig.1Cを見る限り、初期化というより山中因子の発現自体がCAGプロモーターの活性を下げるようです。その中でも特にプロモーター活性が低い(=CAG:H2B-GFP発現が低い)細胞が初期化するようですが、D4-D6のCAG:H2B-GFP発現が低い細胞は、ほとんど光ってないようです(Fig.1B-C)。 必ずしも「一貫して光っている」わけではなく、初期化の過程でCAG:GFPがどう変化するかは確認実験が必要ですね。
そうですか
1つのものに拘りそれだけで解決しようとしてもうまくいかない。
周りにも同じ理屈のものがないだろうか?
それと組み合わせれば1つのものだけではできなかったことが出来るかも。
矢張り、毛が3本足りないって言われているな・・
毛ケケケケケと笑っているから、抜け毛が多くなっている。
いい加減・・
養毛剤を使いなよ、下に塗っても効かないよ・・・
√((√(√(√(2^(5!)))))-(2+5)) = (2 +5!)/2 +5!
ニコニコの実を食べたい今日このごろです。
√((√(√(√(2^(5!)))))-(2+5))はさすがに思いつかないです。
もしや2の奇数乗から7を引くと何かの2乗になっているのかと思って、
√((2^5)-7)=5
√((2^7)-7)=11
よもやよもやと続けてみたら、ここまでで、あとは問題の15乗までありませんでした。
それにしても、ガウス記号や√の連打のような柔軟で自由な発想がとてもいいです。
要するに、CAG-GFPの脾臓細胞が光って見えるかは、若山研の培養室の顕微鏡の設定に依存し、それを正しく評価するにはネガコンが必要。実験していた当人達が光ってるか正しく判断できてないのに、素人に分かるはずないでしょう。もう少し謙虚になりましょうね。
実際のところ、CAG-GFPであれば、光ってるかどうか確認する意義はin vivoのマウス実験にしかなく、マウスでも免疫染色の方が有用なので、GFPが光ってるか確認しないで実験したとしても不思議ではない。
GFPプロモーターの誤認が実験の根幹に関わるかどうかは、何を見ようとしていたかによるので、遠藤先生の一方的な意見は科学的とは言えず、かなり感情的に見える。GFPプロモーターの誤認を引き起こす原因が研究チーム内での意思疎通の悪さにあったなら、責任はチーム内でシェアされるべき。
正論だな。小保方嬢は情念を引きずっている。科学者にはなれない・・・
2回目の時に高熱が出ていたので、3回目は週末の接種を希望しました。
すでに3回目を接種した人達の様子を聞くと、2回目とほぼ同等の副反応だったとのことなので、OS-1を多めに購入、今回はロキソニンも用意していざ接種へ。
前回と同じ医師から接種を受けました。
今回も看護師さんから緊張しないで肩の力を抜いてと指摘を受けてしまいました。
接種時の痛みは刺されたなと感じる程度で、薬液注入時の痛みはなく、15分回の待機時に接種部位の重だるさが少しあるものの、体調は変わらずそのまま帰宅。
接種日夕刻やや体温が高めでしたが、体調は変わりなし、でも腰(背中下部)が少しだるいかも。
それから接種部位の痛みが2回目よりの早く感じ始めました。
翌日、日中は37℃台で熱が推移。体調は特に悪くならず、寝て過ごす必要はなく、しかし、接種部位の痛みは静かにしていれば気にならないものの、ちょっと腕を動かしたり、歩く振動でも痛みが出てきて、2回目よりも痛みは強く感じました。
夕方に38℃前半になった時に、少しだるいかなと感じ、頭痛も始まったのでロキソニンを飲みました。
間もなく熱も頭痛もおさまって、1日寝込むことなく過ごせました。
翌々日、平熱に戻り体調問題なし。
接種部位の痛みが軽減してきたところで、接種した側のわきの下が時々痛むことに気づきました。
触ってもしこりや腫れている様子はないので、まあ問題ないでしょう。
総合すると副反応は2回目よりも軽く済んでほっとしています。
某所の経緯をほとんど見ていませんでしたが、コメントが目についたので、
>先生の事後MTAの129B6F1ESの樹立日は2012/5/25です。桂報告書の細胞リストでは2012/4/19になっていて、その解離の理由も書かれていない。
調査報告書も最初は5/25でした。
樹立日を知っているのは若山先生なので、どこかの段階で間違いに気づかれたのでしょう。
*ttps://www.riken.jp/pr/news/2014/20140327_1/#ctg1
【研究不正の調査を行いました】
調査報告書(全文)(外部サイト) (2014年12月26日修正※5、2015年1月8日修正※6、2015年1月23日修正※7)
ページの最後の方に↓
※7:調査報告書(全文)について、一部に記載の間違いがあったため修正しました。
1ページ 25行目:【誤】当該2報の論文 【正】Nature 505: 641-647
3ページ 表中「樹立日」の2段目:【誤】5/25~7/9 【正】5/25, 7/9
3ページ 表中「樹立日」の7段目:【誤】5/25 【正】4/19