2006年04月26日
第8回 耐性菌と戦う自然パワー
こんにちは、獣医師のsinです。
前回に続いて耐性菌の話題です。
なぜこれほど耐性菌が問題になっているのか・・・。
それには2つの理由があります。
1つは、新しい抗生物質の開発が間に合っておらず、今までの抗生物質で勝負しなければならないこと。
もう1つは、現在までにおびただしい抗生物質が生まれ、医者や獣医師が何を使ったらいいのか分からず、やみくもに使うことです。
つまり、やみくもにいろいろな抗生物質を中途半端に使用しながら、徐々に耐性菌が生まれてきて、今ある抗生物質に対して耐性ができたとしても、新しい薬の登場は望みにくい状況に立たされています。
そこでにわかに注目されてきているのが、自然界に存在するものの利用です。
最注目株は「緑茶」です。
緑茶に含まれる成分が、なんとMRSAのメチシリン(ペニシリン)耐性になる仕組みを防ぐらしいのです。
どの成分が、どんな理由で耐性になる仕組みに立ち向かっているのかはまだまだ研究段階ですが驚きですね。
もっとも、緑茶をただ飲むだけでは、体の中に緑茶の成分はほとんど吸収されません。
緑茶の成分を解明しつつ、体に安全な薬を開発し、注射や飲み薬として販売しなければなりませんね。
ほかにも、バラやうるしの成分なども注目株となっています。
自然のパワーは本当にすばらしいです。
人も動物たちも自然界からどんどん離れていってしまっています。
耐性菌は、そんな自然界から離れていく私たちに、自然のすばらしさをもう一度教えてくれているのかもしれません。
前回に続いて耐性菌の話題です。
なぜこれほど耐性菌が問題になっているのか・・・。
それには2つの理由があります。
1つは、新しい抗生物質の開発が間に合っておらず、今までの抗生物質で勝負しなければならないこと。
もう1つは、現在までにおびただしい抗生物質が生まれ、医者や獣医師が何を使ったらいいのか分からず、やみくもに使うことです。
つまり、やみくもにいろいろな抗生物質を中途半端に使用しながら、徐々に耐性菌が生まれてきて、今ある抗生物質に対して耐性ができたとしても、新しい薬の登場は望みにくい状況に立たされています。
そこでにわかに注目されてきているのが、自然界に存在するものの利用です。
最注目株は「緑茶」です。
緑茶に含まれる成分が、なんとMRSAのメチシリン(ペニシリン)耐性になる仕組みを防ぐらしいのです。
どの成分が、どんな理由で耐性になる仕組みに立ち向かっているのかはまだまだ研究段階ですが驚きですね。
もっとも、緑茶をただ飲むだけでは、体の中に緑茶の成分はほとんど吸収されません。
緑茶の成分を解明しつつ、体に安全な薬を開発し、注射や飲み薬として販売しなければなりませんね。
ほかにも、バラやうるしの成分なども注目株となっています。
自然のパワーは本当にすばらしいです。
人も動物たちも自然界からどんどん離れていってしまっています。
耐性菌は、そんな自然界から離れていく私たちに、自然のすばらしさをもう一度教えてくれているのかもしれません。