2006年05月17日

獣医師が見るペットオーナー

こんにちは、獣医師のsinです。

病気になったときに、もっとも重要なことはペットオーナーさんの方が献身的に看病できるかどうかだと思います。

前回の話とも関係しますが、甘やかさず、心配しすぎず、かといって全く無関心でもいけない、ある程度の距離を保って看病するということが大切だと思っています。

私がペットオーナーさんに対してよく犬の面倒を見ているなぁ、、、と思う一番の判断は、

「歯がきれい」

というところです。

歯の掃除は意外と大変で、きれいに保っていれば、よく手入れをしているなぁ、と感心します。

他にも、耳がきれいだとか、毛艶がいい(もちろん年齢相応に)場合だと、とてもよく面倒を見ているなと感じます。

このようなペットオーナーさんは、お薬の飲ませる回数や時間を伝えると、とても正確に治療を行ってくれることが多いものです。

また、治療の結果もとてもよく観察してくれるので、治療の方向性もとても明確に見えてきます。

そして、そういうペットオーナーさんの方が動物の病気の治りもいい印象を持っています。

動物の病気の主治医はペットオーナーさんだとよく言われますが、本当にその通りだと思います。

私たちが歯医者に行くときに、歯をきちんと磨いてから行くとか、そういうのと同じなのかなぁ、と思います。



petiblog at 20:49│Comments(0)TrackBack(0)ペットの病気 

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