2006年05月24日
獣医師が見るペットオーナー その2
こんにちは、獣医師のsinです。
前回に引き続き、獣医師はペットオーナーさんをどう見ているかを書いていこうと思います。
前回では歯がきれいなこと挙げましたが、それ以外にも信頼できるペットオーナーさんのポイントを挙げていこうと思います。
まず、
「普段のペットの状態、くせをよく知っている」
ことですね。
これは、新しい異常を発見するときにはきわめて大事なことです。
獣医師もペットの異常を見つける努力はしますが、観察力だけはペットオーナーさんには全く持って負けます。
診察室で
「この子最近、歩き方が変なんですけど・・・」
と言われて初めて関節の病気が分かることもありますし、
「この子昨日から、少し呼吸が速いんですけど・・・」
と言われて、レンドゲン写真を撮ったら、胸に水がたまっていた場合もありました。
このように、とても観察力の鋭いペットオーナーさんの場合だと、私はたとえばペットが入院していた場合でも、少し調子が良くなったくらいで家に帰ってもらうようにしています。
それは、入院中はストレスがかかりやすく、院内感染で変な病原体をもらってしまうこともあるからです。
このようなペットオーナーさんはちょっと調子が悪くなってもいいタイミングでまた病院に連れてきてくれますので安心です。
逆に、あんまりペットの観察をしないペットオーナーさんの場合、完全に病気が改善してからでないと自宅に連れて帰ってもらうのが心配になります。
よく観察すること、これはとても大事なことで、そんなペットオーナーさんに感心させられることが何度もありました。
ただし、観察も程々に。
あんまり観察してばかりだと、返ってストレスになることもありますので。
その辺のバランスをきちんとつかんでいるペットオーナーさんはこちらもとても信頼して一緒に治療ができます。
前回に引き続き、獣医師はペットオーナーさんをどう見ているかを書いていこうと思います。
前回では歯がきれいなこと挙げましたが、それ以外にも信頼できるペットオーナーさんのポイントを挙げていこうと思います。
まず、
「普段のペットの状態、くせをよく知っている」
ことですね。
これは、新しい異常を発見するときにはきわめて大事なことです。
獣医師もペットの異常を見つける努力はしますが、観察力だけはペットオーナーさんには全く持って負けます。
診察室で
「この子最近、歩き方が変なんですけど・・・」
と言われて初めて関節の病気が分かることもありますし、
「この子昨日から、少し呼吸が速いんですけど・・・」
と言われて、レンドゲン写真を撮ったら、胸に水がたまっていた場合もありました。
このように、とても観察力の鋭いペットオーナーさんの場合だと、私はたとえばペットが入院していた場合でも、少し調子が良くなったくらいで家に帰ってもらうようにしています。
それは、入院中はストレスがかかりやすく、院内感染で変な病原体をもらってしまうこともあるからです。
このようなペットオーナーさんはちょっと調子が悪くなってもいいタイミングでまた病院に連れてきてくれますので安心です。
逆に、あんまりペットの観察をしないペットオーナーさんの場合、完全に病気が改善してからでないと自宅に連れて帰ってもらうのが心配になります。
よく観察すること、これはとても大事なことで、そんなペットオーナーさんに感心させられることが何度もありました。
ただし、観察も程々に。
あんまり観察してばかりだと、返ってストレスになることもありますので。
その辺のバランスをきちんとつかんでいるペットオーナーさんはこちらもとても信頼して一緒に治療ができます。