July 16, 2011

海外ドラマ

去年巨大?TVセット購入と同時にケーブルに再加入したのを機に、自宅でオペラを始め色々なプログラムを簡単に録画できるようになりました。
今、こんなに簡単になってるんですねぇ
ブルーレイHDDにどんどこ撮れるので最初はちょこっとでも興味のあるものは際限なく撮ってたんですが、どうあがいても、全て観られないので録画も適度にセーブ。

特にドラマは観だすとキリがないので、あまり観ないようにしてるんですが先日ふと読んだ番組紹介で気になったのが『SEXとアートと美しき男たち』(原題は『Desperate Romantics』)7

・・・19世紀半ばのロンドンを舞台に、当時の画壇のアカデミックで保守的な表現に反発し、初期ルネサンス芸術を理想に掲げて自然の姿を詩情豊かに表現しようとした若き芸術家集団をモチーフにしたドラマ・・・

これって・・・もしや、ラファエロ前派のお話なのでは???
な、なんでこんなタイトルに???

観たいみたい〜、しかし録画リストに載ったこのタイトルを子供達が見ちゃったら、どうなのか、どうなのか、とツマラナイ事でもじもじ

結局夜中に一人鑑賞したんですけどね。

やっぱり、そうだった〜♪
ロセッティ、ミレイ、ハントが主人公。
どちらかというとコメディタッチで描かれてますが、史実ではラファエル前派の未来は明るくないじゃないですか。この先どうなるんだろう。特にロセッティとリジーの関係は決してコメディタッチでは描けないと思うのですが。

第1回ではラスキンやディケンズも登場。この後きっとウイリアム・モリスやジェイン・バーデンも出てくるでしょう。

ミレイの「オフィーリア」のモデルで後のロセッティの妻になるリジー役の女優さんが、本当に彼らの絵画の中から出て来たような美しい人で、燃えるような真っ赤な髪が綺麗でした。

3人の芸術家の友人で支援者、フレッド役(実在したんでしょうか?)の俳優さん、どこかで見た事があるけど、思い出せない、とずっと思っていました。そしたら批評家ラスキンの妻が、これまた見たことある、誰〜?とずっとと考えていて、ついに二人一ぺんに思い出しました。
NHKで去年だったか放送されたんですけど、イギリスのグローブ座の『オセロ』にそれぞれ、ロダリーゴ役とデズデモーナ役で出てました。これもすごく良い舞台だったんですよ〜。
イギリスの若手の俳優さんなんて全然しらないんですけど、ロセッティ役のエイダン・ターナー君(カウフマン似)は、「ロード・オブ・ザ・リング」の前章にあたる「ホビット」という映画にも出るんだそうですよ。
images

放送予定等はこちら↓
LaLaTV BBC エンターテイメントプレミアムシアター



petit_viora at 14:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日記&色々 

June 18, 2011

『ウェルテル』2010年 バスティーユオペラ

まるで絵画の様に美しいセットでした。
1幕や2幕の屋外はモネの様にフランス的な色調で、3幕のシャルロッテの部屋ではフェルメールの絵のごとく窓から差し込む光と暗い部屋の陰影を作り出して、なんとマスネーの音楽と心地よく溶けることか、あぁ、それだけでもこのオペラすごく好きです。 カメラワークも映画見たいで素晴らしい。
もっと言うならウェルテルに青い上着と黄色のチョッキを着せてくれたのも嬉しい(原作通り)。

カウフマンの「オシアンの歌」は圧倒的に暗くて、どうしようもなく絶望に満ちている。
そしてシャルロッテへの激情が苛立ちを通り越して殆ど怒りの様にも見える。

許婚のある女性(シャルロッテ)を好きになってしまったウェルテルは、彼女が結婚してからも自分の思いを振り切れない。
しばらく、もしかしたら永遠に、離れている事を決心していたのだが、クリスマスの前にシャルロッテの元へ帰ってくる。
シャルロッテも本当はウェルテルを思っていて、ただならぬ雰囲気のウェルテルを宥めようと「ほら、あなたが昔翻訳に手をつけていた、オシアンの歌よ」と言って一篇の詩を差し出す。

その時に歌われるのがこの「春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」です。


オペラでは曖昧にされているのですが、原作ではウェルテルは本当は死を決心した後にシャルロッテに会いに来ます。
もしシャルロッテが自分に傾いてくれたら、生き延びようとか、どこかに一緒に逃げようとかそんな「もし」は一切なく、何日もかけて積み重ねた思いがついに、自殺という確固とした結論となってウェルテルを捕えるのです。
そしてシャルロッテに会いに来る。
そこで「オシアンの歌」の朗読をするのです(実際はもっともっと長い詩です)。

「春風よ。われを呼び起こししは何ゆえぞ。媚びて語るや、『われは天の雫もてうるおす者』と。されどわが凋落の時は近く、わが葉を振い落とすあらしは迫れり。さすらい人は明日きたるべし、わが美しかりし姿を見しさすらい人はきたるべし、きたりてわれを野面に求めさすらうべし。されどわれを見出さざるべし−」(若きウェルテルの悩み 高橋義孝訳 より)

ウェルテルは自分はもうすぐ死ぬという身の上を詩の中の英雄達に投影します。

目を閉じて詩に聞き入っていたシャルロッテは2コーラス目から振り返り、ウェルテルに吸い寄せられるように近づいていき、ウェルテルはシャルロッテを見つめ、詩を落としてしまった事にも気づかず我を忘れたように歌います。

今までになかった演出とカメラワークです。(シャルロッテはたいてい部屋の隅っこで聞いてるだけ、ウェルテルも客席に向かって歌うだけ)
原作でウェルテルとシャルロッテが詩の中で自分たちを結びつけ、涙する場面、その部分をよく表現出来ていると思います。

第4幕は原作とは全く違う部分で、こんなに変えていいのか、と思う部分ではあります。
というのも、ウェルテルの死に際にはロッテじゃなくアルベールやロッテの家族達が来るんです。
でも雪の降りしきる中、小さな部屋でウェルテルとロッテが愛する気持ちを確かめ合えたというのは、オペラには必要な場面だったとも思います。
原作では、ロッテは一言もウェルテルに愛の気持ちを伝えません。読者には明らかなのですが。

30ウン年ぶりに原作を読み返してみましたが、あの時よりも面白く読めました。一気読みで。

[演目]ジュール・マスネ:歌劇『ウェルテル』
[台本]エドゥアール・ブロー、ポール・ミリエ、ジョルジョ・アルトマン
[原作]ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
[出演]ヨナス・カウフマン(ウェルテル)ソフィー・コッシュ(シャルロット)リュドヴィク・テジエ(アルベール)アンヌ=カトリーヌ・ジレ(ソフィー)アラン・ヴェルネ(大法官)
[演出]ブノワ・ジャコ
[指揮]ミシェル・プラッソン
[演奏]パリ・オペラ座管弦楽団、オー・ド・セーヌ聖歌隊、パリ・オペラ座児童合唱団
[収録]2010年1月パリ・オペラ座バスティーユ

ノーブルなアルフレード・クラウスも好きです。


petit_viora at 12:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0)オペラ・クラシック 

最高のジークムント

暗いバリトンの様な響きを持つテノール、と言えばペーター・ホフマンがいましたね。

過去にも現在にもこんなに美しい双子のジークムントとジークリンデはいないです!
小鹿の様な軽やかさで舞台を駆け回り、端正なヘルデン・テノールで魅了してくれたペーター・ホフマン
長らくパーキンソン病で闘病されていましたが、去年11月30日に66歳で亡くなられたそうです

1幕エンディング

最後に剣を投げますが、なんて軽々と。。。動きの全てが美しいです!



初めてみた時は吹き替えなのかと思った程見栄えがする二人でした。

彼のスポーツで鍛えた筋肉質な身体はオペラ歌手とは思えない美しさ(第2幕で上半身のシャツを脱ぐ場面があります。是非ご覧あれ〜!)。

私にとっての最高のジークムントとジークリンデです。

2幕ブリュンヒルデに死を告げられるシーン


何故か国内版と海外版の2枚持っているDVDなのでした。
ワーグナー:楽劇《ヴァルキューレ》 [DVD]ワーグナー:楽劇《ヴァルキューレ》 [DVD]
出演:ブーレーズ(ピエール)
販売元:UNIVERSAL CLASSICS(P)(D)
(2009-11-04)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る



ワーグナー:楽劇《ヴァルキューレ》全曲
ジークムント…ペーター・ホフマン(テノール)
フンディング…マッティ・サルミネン(バス)
ヴォータン…ドナルド・マッキンタイア(バリトン)
ジークリンデ…ジャニーヌ・アルトマイア(ソプラノ)
ブリュンヒルデ…グィネス・ジョーンズ(ソプラノ)
フリッカ…ハンナ・シュヴァルツ(メッゾ・ソプラノ)
バイロイト祝祭管弦楽団
指揮:ピエール・ブーレーズ
演出:パトリス・シェロー



petit_viora at 00:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)オペラ・クラシック 

June 16, 2011

『ニーベルングの指輪』ワルキューレ (METライヴ・ビューイング2010-2011シーズン)

東日本大震災により被災された皆様、謹んでお見舞い申し上げます。
被災地の方々が、少しでも早く穏やかな日常を取り戻せるよう、
一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。


ご無沙汰しています。
今年は歌に生き恋に生き・・・をモットーに、思うぞんぶん歌に浸りたいと思っています。

METライブ・ビューイング
『ニーベルングの指輪』第1日 『ワルキューレ』
2011年5月14日収録 @メトロポリタン歌劇場
を観てきました。

指揮:ジェイムズ・レヴァイン 演出:ロベール・ルパージュ
出演:
ジークムント・・・ ヨナス・カウフマン
ヴォータン・・・ ブリン・ターフェル
ブリュンヒルデ・・・ デボラ・ヴォイト
フリッカ・・・ ステファニー・ブライズ
ジークリンデ・・・ エヴァ=マリア・ヴェストブルック
フンディング・・・ハンス=ペーター・ケーニヒ


最近、満を持して、というか少々カウフマンにはまってます
今まで出演したオペラは何本か観てたのですが、2010年バスティーユの『ウェルテル』で落ちました
この件はまた後日〜。


ライヴ・ビューイングに行くか結構迷ったんですが(期間中1日だけ行けそうな日があったので決心)、結果行ってめっちゃ良かったです
1年待てばNHKがやってくれるんでしょうけども。
ほんの1か月前に共興されたものがホヤホヤで観られるというのが値打ちですね。

さて本編ですが、セットが物語の大きさを際立たせて良かったと思いました。
シンプルな舞台ではあるのですが、コンピューターと大型の機械を駆使しての舞台装置、さすがMET、お金のかけ方が違う。。。と唸りました。後でわかった事ですが、『ラインの黄金』では既に使われていて、『指輪』全編通してこのセットを使うんだそうですね。

基本となるのは巨大な柱たち。
これが上下に回転し、そこに映像をあてて、ある時は木立になり、屋根になり、ワルキューレ達の乗る馬になり、雪山になり、と変幻自在。カメラワークも息ぴったりで、舞台下からざーっと舐める様に撮る時、セットが動いてるのか、カメラが動いてるのかわからなくなる感じが眩暈の様でとても良かった(笑)。

ジークリンデ役のエヴァ=マリア・ヴェストブルック、柔らいけどパワフルな声で、ジャニーヌ・アルトマイアのジークリンデに似てると思いました。身体はデカいがフェイスは可愛いのが〇

そしてカウフマンが想像以上に健闘
1幕目はこんな風にに歌って大丈夫なのとちょっと心配な所もあったけれど。
ワルキューレはあまり高音はないけど、ヴェ〜ルゼ〜!ヴェー〜ルゼ〜!では相当きばってる感で、喉をつぶしちゃだめよ〜〜!と本当に心配になりました。

でも「冬の嵐はさり、5月がやってきた」から以降はジークリンデもジークムントも温まってきたのかとっても良かった〜!カウフマンってこういう場面が超上手いんだなぁ。いやらしくなくセクシーなのだ。
一幕のエンディングに向かってスピードアップしていくレバインの乗せ方もいい!
めっちゃ盛りあって、拍手したい気分でした!

↓一幕のエンディング。(余談ですが、「僕達双子でそっくりなんです」って事を見せるために、束ねた髪をほどこうとするんですが、なかなか解けずにカウフマンが困っています。オペラって歌いながら色々やらなきゃならないので大変ですね!)




カウフマン、2幕目の方が声が良かったかも。
よだれを垂らしながらの熱演
ツーーーーーーって蛇口の水のように流れて本人もきっとビビったと思う(爆)。
(可哀想なので敢えて映像は貼りません

それはさて置き・・・・、暗いバリトンぽい声だと思っていたけれど、なにこれ!?まんまバリトンの声じゃん!!と仰天してしまった〜 
テノールなのにぃ低音の方が声きれ〜〜〜なんで〜〜〜

殺陣の動きはもたつくものの、40過ぎてもアップが非常に美しい人なので画面を観てるには問題なし。
一幕では腹周りのタポタポが気になって(ああ、だから太っちゃだめって言ったのにぃ、アラーニャもクーラもみんなブクブクだ!)サッシュが腹巻にしか見えなかったけど、2幕では巨漢達の間で細くみえました。

ターフェル、ブライズ、ケーニヒのお三方は、戦車のごとき(爆)。
歌声というより、轟き??

若い時、私がワーグナーの舞台が苦手だったのは、巨漢歌手がドタドタ暴れて、ガーガー歌っているという、とんでもない偏見を持っていたからなのでした。
しかし、ターフェル・・・すごい身体におなり遊ばして・・・。
昔はもちょっと恰好良かったよね



ブライズの迫力のフリッカ、気の弱そうなフンディングのケーニヒ(ヴォータン役のターフェルの方が悪そう)、恰好いいワルキューレ達。皆其々に素晴らしかった。
おきゃんな雰囲気のブリュンヒルデ(by ヴォイト)も若々しく演技してて〇。

約5時間、絶対寝ないで観るぞと決めていたけど、2幕のヴォータンの独白でウトウトしてしまった。このシーンをまともに見られた試がない
ワーグナーの音楽は催眠効果が高いとは言うけれど

3幕の最後の父と娘の別れのシーンは何度聴いても美しい・・・。
炎に囲まれたブリュンヒルデが逆さ吊り状態になるのだけど、あれはきっとスタントなんでしょうね。
最近の歌手は何でもやらされてるようですが、いくらなんでも危険すぎますもん。

今回の司会役は、本当に人の良さが滲み出ているドミンゴと、こちらもとっても性格が良さそうなディドナート。ライブ・ビューイングは幕間のインタビューが結構楽しみ。



petit_viora at 23:25|PermalinkComments(2)TrackBack(0)オペラ・クラシック 

January 21, 2011

第16回ショパン国際コンクール 入賞者ガラ・コンサート

明けましておめでとうございまーす。
本年もどうぞ宜しくお願いします
(どんだけ更新してないねん・・・

1月19日に行って参りました〜

第16回ショパン国際ピアノ・コンクール
入賞者ガラ・コンサート
@ザ・シンフォニーホール

プログラム
【フランソワ・デュモン (第5位) 】
ショパン:子守歌 変ニ長調 Op.57
ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 Op.53「英雄」
アンコール ドビュッシー: ベルガマスク組曲より第3番「月の光」

【ダニール・トリフォノフ (第3位・マズルカ賞) 】
ショパン:3つのマズルカ op.56より 第1番ロ長調・第2番ハ長調
ショパン:マズルカ風ロンド ヘ長調 Op.5
ショパン:タランテラ 変イ長調 op.43
アンコール バッハ=ラフマニノフ:
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調よりガヴォット

【ルーカス・ゲニューシャス (第2位・ポロネーズ賞) 】
ショパン:ポロネーズ 第5番
ショパン:12の練習曲op.10より 第2番 イ短調
ショパン:12の練習曲op.25より 第4番 イ短調
ショパン:12の練習曲op.25より 第11番 イ短調「木枯し」 
アンコール レオニード・デシャトニコフ: 映画「Target」より
"Foxtrot"

【インゴルフ・ヴンダー (第2位・幻想ポロネーズ賞・協奏曲賞) 】
ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11 <パデレフスキ版>
アンコール モーツァルト=ヴォロドス: トルコ行進曲

【ユリアンナ・アヴデーエワ (第1位・ソナタ賞) 】
ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11 <ナショナル・エディション>
アンコール J.S.バッハ: パルティータ第1番 変ロ長調よりジーグ

すっごい楽しかったです〜〜〜
正直、入賞者達って世界各国を行脚して同じ曲ばっかり弾かされて、同じ事ばっかり喋らされて、もうどうにでもしてってぐらい、デロデロでなんの新鮮味もなくステージにあがるんだろうな、
まぁ、その惰性の演奏(決め付けすぎ・・・)の中から素の演奏が観られたら良しとしようと思ってて。
適当に弾いて、飽き飽きしながら弾いて、どれ程のものかを観るのも面白いかと思ってて。
ひねくれすぎですな(笑)。

でも予想を裏切ってくれました、ええもん聴かせてもらいましたぁ

それぞれ全然違う個性で、1人1人の演奏を色でたとえるなら・・・
デュモン → モス・グリーン
トリフォノフ → 黄色または金色
ゲニューシャス → 深い青
ヴンダー → 白
アヴデーエワ → 朱色

トリフォノフ君は私、個人的に天才やと思いました
何がどう、と上手く言えないのですが・・・漂ってくる音と空気がどこか、「違う星から音楽を奏でる為にやってきましたぁ」と言ってるようで
ショパンファンの私でも、ショパンらしさ、とかそういう事はこの際、考えたくなくなるんです。
ただ惹きつけられるだけ、でした。
機会があれば是非スクリャービンも聴きたいです。

アンコールはバッハのガヴォットだったんですが、自分で編曲したものかしら?と思ってたらラフマニノフだそうです。皆さん一応お国ものをアンコールに持ってくるのかな?
お辞儀の仕方が微笑ましくて、一杯コンサートも経験して来ただろうに、なんでこうも不慣れな感じなのか(笑)?
少々ロボット的なのが、キーシンを彷彿とさせる。ロシアのお辞儀がこうなのか(ちゃうちゃう)。
世間をあまり知らなさそうで、悪い人に騙されたらあかんでーと、おばちゃんは思うのでした。

ゲニューシャス君はものすごく深くてパワーのある音を出します。リズム感がすっごく良くて、縦ノリなんですが、観てても聴いててもこっちまで椅子からお尻が浮きそうになります。
んでもって、ペダリングがものごっついです
ホールの外で雷でもなってんのかと思ったら、ペダリングが細かいせいで(細かいだけでなく激しい)ピアノの中で「ゴゴゴー」言うてましたわ
アンコールは聴いた事のないジャズと現代音楽の間みたいな曲でしたが、最後弾き終わりと同時に立ち上がって「どうや!」みたいで自己アピール度大。歩き方とかインタビューの時のしぐさなんておっちゃんですけどね。ピアノ弾いてると格好いいです。苦虫噛み潰したよーな表情は健在です・・・。
トリフォノフ君と同い年?らしいけど、こちらはある意味賢そう。悪い人には騙されないシールドを張ってる。トリフォノフ君ほど無防備じゃないな。

ヴンダーはコンクールのファイナルにくらべたら普通に地味に感じましたが、2楽章、3楽章はさすがでした。2楽章はコンクールの時よりも、柔らかく感じだし、3楽章はあの時と同じく、躍動感と制御感のバランスが素晴らしかった。実は1楽章はオケが眠そうで全体的に退屈な演奏でしたの。パデレフスキ版で一番聴きなれたバージョンでしたが。
あぁ、アンスピと幻ポロが聴きたかったなぁ
アンコールはトルコ行進曲・・・ヴォロドス編の
トルコ行進曲なんて、いくらお国ものでも、ちょっと〜と思ったんですけど、ヴォロドス・ヴァージョンでくるとはね

アヴデーエワのコンチェルト1番はナショナル・エディションでした。ヴァイオリン・パートの高音部がやたら目立つのですが、ナショナル・エディションという事はショパンのオリジナルに最も近い楽譜という事ですよね。
楽器編成も少し変わりました。ホルン4→ホルン2に。
版が違うとは言え、同じ曲を2曲も聴くのはどうかと思ってましたが、これほどまでに違うとは。
ホールが暖まったからなのかわかりませんが、弦楽器の鳴りがめっちゃ良くなりました。いいえ、鳴りだけではなく、艶やかに歌ってて、音楽的にもピアノとの調和という意味でもヴンダーの時とは違いました。
コンクール時の動画配信からはアヴデーエワの演奏は私は心を打たれる事は一度もなかったんですが、この日第一楽章はとても素晴らしくて、今日はヴンダーより良いかも!とさえ思いました。というのは、この日最もロマンティシズム溢れる演奏だったからです。オケもすごく甘い音を鳴らしてました。
でも第2楽章、第3楽章はそれ程でもなく。。。 フレーズの弾き終わりに独特の癖みたいなのがあって、それが気になり出すとつまらなくなってしまいました。何度も気になると言う事は、特に解釈もなく弾いてるのでは(本人は無意識でしょうが)、等と感じてしまうのです。

結局、生を聴いてもアヴデーエワの印象は大きくは覆らず・・・
デュモンもそんなに印象的でなく(さすがにドビュッシーは良かったなぁ)、
トリフォノフ、ゲニューシャス、ヴンダーの3人が今後気になる存在になりそうです。

色とりどりのコンサートでしたが、デュモンとアヴデーエワの代わりに、ボジャノフとホジャイノフが入ってたら、レインボーカラーのコンサートだっただろうなぁと、帰り道、夢の競演を頭の中で思い描いたのでした。

オーケストラはコンクール・ファイナルと同じ
アントニ・ヴィット指揮
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団でした。
ピアノは全員スタインウェイ。

petit_viora at 13:50|PermalinkComments(4)TrackBack(0)オペラ・クラシック 

October 21, 2010

ガラ・コンサートの予定など。


入賞者リスト(チケットぴあのニュースより)。残りの4人の名前がないのが寂しい。。。

◆第16回ショパン国際ピアノ・コンクール2010 最終審査結果
第1位 ユリアンナ・アヴデーエワ(25歳・ロシア) ソナタ賞
第2位 ルーカス・ゲニューシャス(20歳・ロシア/リトアニア) ポロネーズ賞
第2位 インゴルフ・ヴンダー(25歳・オーストリア) 幻想ポロネーズ賞(新設)、コンチェルト賞
第3位 ダニール・トリフォノフ(19歳・ロシア) マズルカ賞
第4位 エフゲニー・ボジャノフ(26歳・ブルガリア)
第5位 フランソワ・デュモン(25歳・フランス)
第6位 該当者なし

ガラ・コンサート。

◆第16回ショパン国際ピアノ・コンクール入賞者ガラ・コンサート
2011年
1月16日(日)仙台/東京エレクトロンホール宮城
1月18日(火)福岡/福岡シンフォニーホール
1月19日(水)大阪/ザ・シンフォニーホール
1月22日(土)東京/オーチャードホール
1月23日(日)東京/オーチャードホール
1月24日(月)名古屋/愛知県芸術劇場 コンサートホール
1月26日(水)札幌/札幌コンサートホールKitara


petit_viora at 17:26|PermalinkComments(1)TrackBack(0)オペラ・クラシック 

なんとなんと。

やはり昨日(今朝ですな)は寝ちゃった。
で、朝起きたら結果は下の様に。
きゃい〜ん。あまり感じるものがない、って言ったYulianna Avdeevaが優勝しちゃいました
私の耳は節耳なのね〜

今回のショパコンを聴き始めて最初に「おぉ」って思ったのがWunder君だったのと(2次予選)、コンチェルトがすごい良かったので、上位に食い込んで欲しいなぁと思ってました。聴いてて時々ショパンらしくないっ!て思うのですが、前回がショパンの中のショパンみたいなブレハッチ君だったので、今回は違うタイプが勝ってもいいんじゃない?ってWunder君優勝ちゃうけど。

appearanceではKhozyainov、Wakarecyの演奏時の所作や表情がとても好きです(審査の対象ではないと思いますが(´∀`*))。

今までコンクールのネット配信ってまともに見た事がなかったんですが、ショパンコンクールはカメラワークが映画のようで、素敵でしたね。第1ヴァイオリンのお顔へのフォーカスがじわっとピアニストのお顔に移ったり(こういうの何ていう技法なの?)、カメラが下から上に移動したり、コンチェルトの出だしは2階の審査員席の後ろから舞台に向かってずーんと近づいてったり、そういうのが気分を盛り上げてくれてすごく良かったです。

さてと〜時間が出来たら、皆さんの1次~3次の演奏聴いて行きたいでしゅがね。。。
まずはガラコンですかね。


1 3 Ms Yulianna Avdeeva Russia
2 14 Mr Lukas Geniusas Russia/Lithuania
2 79 Mr Ingolf Wunder Austria
3 72 Mr Daniil Trifonov Russia
4 5 Mr Evgeni Bozhanov Bulgaria
5 9 Mr Francois Dumont France
6 not awarded

Distinctions - in alphabetical order:
31 Mr Nikolay Khozyainov Russia
41 Mr Miroslav Kultyshev Russia
73 Ms Helene Tysman France
76 Mr Pawel Wakarecy Poland

The best performance of a polonaise in Stage II: Lukas Geniusas
The best performance of mazurkas: Daniil Trifonov
The best performance of a concerto: Ingolf Wunder
The best performance of a sonata: Yulianna Avdeeva
The best performance of the Polonaise-Fantasy op. 61: Ingolf Wunder



petit_viora at 09:23|PermalinkComments(5)TrackBack(0)フレデリック・ショパン 

ショパンコンクールとか・・・

ショパンコンクールいよいよ、今夜ファイナルの最後の3人の演奏ですね〜。
生でこんなに綺麗な映像と音で見られるなんて良い時代になったものですね。
私は2次予選の途中から見始めて、所々しか見てないんです。
でも、今のところ皆勤賞?でファイナルのコンチェルトは観てます。

優勝はファイナルの演奏だけでなく、1次〜3次までも考慮されるそうですね〜。
だけど、ファイナルがあまりにも素晴らしかったら大逆転もあるのかな?

ファイナルの1日目は Miroslav Kultyshevさん、トップバッターで緊張気味かも、でも切なさが感じられる、しっとりした演奏。回数は少ないのに、わかりやすい、ミスがありました。 

Daniil Trifonov、この人怪しすぎ。。。指回りすぎ、早すぎ!巧いね。面白いから嫌いじゃないけど、でもちょっと子供っぽいと思う。若々しいとは違って。指揮者の事全然みてないし、自分勝手に弾いてる〜。怖いもの無しみたいに見えるけど、やっぱり興奮と緊張していたんだろうな、弾き終わった後、指揮者と握手するのも忘れて自分ひとりでお辞儀してた〜。地に足がついてない感じだった。ショパンコンクールの1位はどうなんだろう?

Pawel Wakarecy、個人的にタイプなんですけど(笑)。2番を弾きました。音楽は好きでしたが、最初から指が震えてて(そう見えただけ?)こっちまで緊張しちゃいました。案の定、指が思う様に動かず、鍵盤をつかみきれてないみたいでした。おしいなぁ。

Evgeni Bozhanov、この日、弾いた人の中で一番調子良い風でした。最初の3人は緊張度がすっごい高かった。でもボジャノフだけは自分のやりたい事をひとつひとつ全部やってのけてる印象でした。自然な演奏、とは違ったけど、そういう解釈もいいね、なかなかいいな、と思っていたら3楽章の最後の最後で痛恨のミス。コンクールって怖いぃ。

2日目 Nikolay Khozyainov これまた、緊張度マックス(にみえる)ですな。1楽章で照明が落ちる事故もあり。う〜がんばれ〜。2楽章はすっごい天上の響きで素敵だったよ〜。

Yulianna Avdeeva 何故か、この人だけはいつもあまり感じるものがないのです。。。素敵な人なのに。

Ingolf Wunder なんという安定感だ。指揮者ともコンタクトとれていて、表情もいい。最初のパッセージを外す人が多い中、がっちり決めて来た。1楽章のピアノの弾き終わりも最後の拍が疲れて短くなる人が見受けられたけど、ここもしっかり弾けた。2楽章はソツはなかったけど、ちょっと音がカンカンしてた。もっと繊細な方がいい。3楽章は格好良かったです。楽しそうに、でもツボはきちん、きちんと決めていってて。最後のスケールもばっちり決めました。ショパンらしさ?2楽章がもう少しソフトなら、良かったかな。トータルで見てここまでの演奏者で一番良かった。

3日目 Lukas Geniusas、始まってます〜。どうなる事やら〜。ライブだと、映像が切れ切れ・・・ 。

後、Helene Tysmanと、France Francois Dumontがフランス代表?で残ってます。でも絶対最後までは起きてられません。
Dumontは聴きたかったですが。。。

ショパン生誕200年のコンクール、ポーランド国民的には、ポーランド人が残れないなら、ロシア人よりフランス人に優勝して欲しいでしょうね〜。 明日起きたらもう優勝者は決まってるのかな〜。その瞬間をみたかったよ〜。

petit_viora at 01:11|PermalinkComments(2)TrackBack(0)フレデリック・ショパン 

October 04, 2010

ラファウ・ブレハッチ リサイタル&協奏曲 2010年10月3日

ショパン生誕200年記念
ラファウ・ブレハッチ
〜ショパンの真髄〜
特別コンサート
〜リサイタル&協奏曲〜

日 時: 2010年10月3日(日) 15:00 開演
会 場:ザ・シンフォニーホール
ピアノ:ラファウ・ブレハッチ
指 揮:大友直人
管弦楽:大阪センチュリー交響楽団

*****************
≪オール・ショパン・プログラム≫
ポロネーズ 第1番 嬰ハ短調 op.26-1
ポロネーズ 第2番 変ホ短調 op.26-2
マズルカ 第26(27)番 ホ短調 op.41-1
マズルカ 第27(28)番 ロ長調 op.41-2
マズルカ 第28(29)番 変イ長調 op.41-3
マズルカ 第29(26)番 嬰ハ短調 op.41-4
バラード 第1番 ト短調 op.23
休憩
ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 op.21

アンコール
ショパン 夜想曲20番 嬰ハ短調(遺作)
ショパン マズルカ イ長調 Op50-2
***************

久しぶりです、ブレハッチ君♪

生ブレハッチ君は3回目。
奇遇ですが、前回も雨のシンフォニーホールでした。そしてショパンのコンチェルト1番でした。

実は同じ場所で17日のショパンの命日にもピアノ曲だけのプログラムでリサイタルがあるのです。どっちに行くかとても迷ったのですが、ショパコンの2番を聴いてみたくてこちらにしました。

さて、コンサート。
場内が暗くなったら心の準備をする間もなく、すっと登場して来ました。
やわらかな雰囲気はそのままで、でも颯爽としてピアニスト稼業が板についてきた感じ。
ほんの少しだけ逞しくなった?
背もすこーし伸びて、肉付きも、顔色も良くなったね!
あれは、4年前こちら
あなたは、鶏がらのように細くて、目の下にクマを飼い、サイン会の時に笑顔をつくる元気もなく、お姉さんは(え?おばちゃんでは?)本当に心配したんですよ。
でも今日は本当に健康そのものに見えました!良かった!

演奏も期待通りに素晴らしくて〜♪
特にポロネーズとマズルカがしゅばらしゅい!
なんていうか、自然で、そして新鮮で、生き生きとして、しかも高貴で・・・もしかして今、世界最高のマズルカ弾きとちゃうのん?

特にオベレクのリズムの41-3と4なんて、芸術作品を聴く態度として正しいかどうか知りませんが、目の前に民族衣装の女の人がスカートを翻してクルクル回っているのが見えて・・・。それが一番顕著だったのが、コンチェルトの第3楽章!ホルンの後、ピアノが入るまでの間が一瞬だったけれど、エネルギーが凝縮されて「きゃぁ、来る〜」みたいなワクワク感がたまりませんですたぁ。
あそこからは、民族衣装の輪の中から一番上手な男性の踊り手が飛び出してクルクル踊っている妄想〜。
あれを聴いて回転するなっちゅう方が無理やで〜
隣のおっちゃんのハゲ頭でもなんでもそこいら中のものを回したくなる!ロンドですから無理もない。

なのにバラード1番は、ブレハッチ君の良さみたいなのが出てないように思いました。ご本人の選曲ではないのかな?という感じ。上手いのはすごく上手いけど。後半ちょっと突っ走って崩壊気味にも思えたけどまだ健康的。
誰かさまの崩壊の様に、聴いてる人の首根っこ引っつかんで地獄だか天国だかまで引きずり込んでしまうよな崩壊ではないですよん。
4年前に聴いた3番の方がずっとずっと良かったです〜。

ところで、ショパコン2番のオーケストレーション、最近でこそピアノパートの魅力を引き出すためにこれでいいのだ、という見方をされる時もあるみたいですが、この曲が作られた当時はオケパートが稚拙だ未熟だと散々に扱き下ろされていたのですよね。素人が聴いても1番よりもさらに、ですよね。
私が子供の頃もまだそういう風潮が十分にありましたよ。

音源で聴いてる分には、ピアノが美しく聴こえるし、伴奏として別に問題ないじゃんと思っていたのですが、初めて2番を生で見て、なんてオケは退屈そうなんだろう!と思ってしまった!
大阪センチュリーさんが、でなくて、もし私がオケの一員だったら、と想像したらですよ。
だってさ、ヴァイオリンなんて「ターーー」と「ターーーラン」しか弾かへんやん(←わかります??)

3楽章のコル・レーニョでギョッとしたお客さんがいたぐらいで、後は皆ピアノしか聴いてないって。
コントラバスとタイミング合わせるところが唯一緊張するところかもしれないな。

そういう意味でもツィメルマンの弾き振りバージョンは本当にこのコンチェルトに新しい生命を吹き込んだんだなぁ、と今更思うのでした。

プログラム終了後は盛大な拍手で、少数ですがスタンディングオベーションもあり、会場全体が好意的に彼を受け入れて(みんな彼が大好きなんだなぁという空気)、アンコールをせがんだのでした。
ご親切にも(いや、アンコールがない方もたまにいるじゃないですかぁ)、2曲も弾いてくださって〜
オーケストラの皆さんを舞台で待たせたままなので、「ごめんねーぼくのリサイタルじゃないのに待たせちゃって」という雰囲気のラファウ君。人の良さが伺えます。

終演後、楽屋口でサインをしてくれてました。
雨でしたが、沢山の人が入り口から地下の駐車場までずらりと並んで順番を待っていました。
シンフォニーホールのスタッフの方が取り仕切っていましたが、どこぞやと違って整然としていて、あぁ、こんな風に仕切られへんもんかのう とため息でちゃいました。
あれだけの人数がいても、スムーズに流れていき、そして演奏者を取り囲んでぐちゃぐちゃになる様な事もなく、サインしてもらった人ともらえなかった人が出るわけでもなく、「サインを欲しいページを予め開けておいて下さい」「写真は一枚だけでお願いします」「撮ったらその場を離れて下さい」「同じ場所に留まらないで下さい」と簡単ですが、的確にはっきりと指示をだしていました。
こういうベルトコンベアー式のサイン会も良し悪しなのかもしれませんが、アーティストを守りつつお客様を満足させる為には結局一番いいのかもしれませんね。

ブレハッチ君、疲れた様子もなく、話しかけた事に、にこやかに目を見て返答してくれて、うーん素敵な人ですよ〜。余裕が出てきて、おばちゃん惚れ直したよ
彼女出来たんかい〜

petit_viora at 13:09|PermalinkComments(5)TrackBack(0)オペラ・クラシック 

ツィメルマン&ハーゲン弦楽四重奏団 2010年9月29日

クリスティアン・ツィメルマン
ハーゲン弦楽四重奏団
シューマン2010 〜ロマンの理想を求めて〜
I.ベートーヴェンを目指して〜室内楽の年 1842年/32歳

*********************
会場:いずみホール
開演:19:00
<プログラム>
バツェヴィッチ:ピアノ五重奏曲第1番(1952年)
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲第1番「クロイツェル・ソナタ」
休憩
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44
**********************

ご無沙汰しております〜〜〜Σ(´д`;)
前回の記事、5月のリサイタルが最後ですが、あっという間に9月。。。なんて月日の経つのは早いんじゃろう。
まぁその間、いろいろ、いろいろ、いろいろありましたが、置いておいてと。

この日の座席は1階舞台向かって中央よりちょい左手・・・最近右手に座る事が多かったので久しぶりに違う方を取ってみたのでした。近眼で乱視の私でも(コンタクトレンズは入れてますよ)、奏者の表情がみられる程度前方ですから良い席だったとは思います。
ですが、まぁ、見事にツィメルマンさん、存在すら忘れるぐらい、きれいに1stと2ndヴァイオリンに隠れてなーんも見えませんでした。
あ、手の先っちょと、足の先っちょがちらと見えてまして、
クァルテットとアイ・コンタクトとる時だけニューっとお顔が出てきて「わっ、おったんかい」ぐらいの感じでした。

ピアノの音は5月のびわ湖ホールを彷彿とさせるように、くぐもってまして、うーん、ホールのせいかなあ。座席のせいかなぁ。
クァルテットの音はクリアで前に飛んで来てました。
さすがに、クレーメルとのデュオの時と違って、ピアノとクァルテットのひとつひとつの音を集中して聴き、そしてバランスも・・・ってな芸当は出来ませんでした。
ツィメ様も伴奏・・・というかアンサンブルに徹していて決してでしゃばる事もありませんでしたし、私もオブリガート的な所で「ハっ」とツィメ様を思い出す始末で、ピアノは特に、ここが絶品やったぁ、と思う所は思い出せないのですよ。ですが、3曲ともとてもそれぞれ素晴らしかったと思います。
ハーゲンQをあんまり上手じゃないっていう方は普段、いったいどんな美味しいものを聴いているんだろう〜〜

バツェヴィチの音楽って現代音楽の割りにすごく聴きやすくて、スッと入って来ますね。リズム&和音ともに出だしからグッと聴き手の心を掴みますね。
この五重奏曲はツィメ様の解釈が色濃く反映されていたんでしょうね、きっと。チェロのクレメンスさんの音がとても良く鳴っていたな。

ヤナーチェク、2ndヴァイオリンのシュミットさん、第一楽章の始めの方、1人だけすんごい突っ込んで弾いてましたね・・目立ちすぎな気もしたけど、この曲のただならぬ感を出すのに効果的だったのかもしれないな、と後から思ったりして。
バランス的に何故かヴェロニカさんのヴィオラがあまり聴こえてこなかったかなー中間の音域なのでそうなりがちかも知れませんが、こっちを向いてる割りに。。。1stと2ndはしゃぁないかなと思ってましたが。

暗くおどろおどろしいヤナーチェクとは打って変わって、春が来た様なシューマン

シューマンではルーカスさんのヴァイオリンがとても良く歌っていて、私の席からは背中越しに聴く感じなのですが、透明感のある音色がこっちにまで響いてきて美しかったです〜。
それにしても、シューマンのOp44ってなんでこんな幸福感満タンなんでしょうね〜。どういういきさつで書かれた曲なのかちゃんと読んでないんですが、若い恋人達がおててをつないで、周り見えません状態で、裸足でかけている(もちろん花びらをとばしながらですよ)みたいな、曲ですな。

アンコールはなしです。

ツィメ様とはしばらく会えませんが、何故かあまり寂しくないです。
いってらっしゃい!ぐらいの清々しい気持ちです。
でも2年後絶対帰って来てね。待ってます♪


petit_viora at 13:02|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

May 30, 2010

クリスティアン・ツィメルマン ピアノリサイタル2010 兵庫県立芸術文化センター 5月30日

兵庫県民よ(県民だけじゃないけど)、偉いぞ、ここまで成長してくれたとは、お母さんは本当に嬉しいですよ(涙)。

*********************
オール・ショパン・プログラム(Aプロ)
夜想曲 第5番 嬰へ長調 Op.15-2
ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
スケルツォ第2番 変ロ短調 Op.31
休憩
ピアノ・ソナタ第3番 ロ短調 Op.58
舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
*********************

思い起こせば2006年5月のリサイタルの客席は本当に、本当にひどかった。携帯を鳴らすわ、物を落とすわ、ガサガサするわ、フライング拍手に、ブラボー親父、さすがのツィメ様も怒ってました(詳しくは過去記事をどうぞ)。
でも、今日は・・・あぁ皆さん、ありがとうぅぅ!曲が始まる前にピタッと止む拍手、ひどい物音も携帯音も無かったし。そりゃぁ、欲を言えば弾き終わりの余韻はもっと欲しいけれど。上出来だと思います。
びっくりしたのは、ノクターンの後、9割ぐらいの人が拍手を躊躇っていたのですよ。普通なら何も考えずに拍手すると思うんだけど、殆どの方がツィメ様がそのままソナタに突入すると思っていたかのようでした。コアなファン率が高かったのか?最初にパラパラと拍手が起きてそのまま盛り上がらなかったので、ツィメ様が「あ、別に拍手してくれていいんですよ」てな感じで立ち上がって、やっとみんなが拍手できたんです。
今日のお客さんは、4年前とは一味違うわ、と変な所で感動していました。

さて、ツィメ様はとてもご機嫌麗しい様子でした。名古屋・倉敷・兵庫と連日の移動とコンサートですが、お元気そうでした。
本日の私の座席は、(私だけの)通称「鼻歌シート」。2006年の席とほぼ同じ場所です。ツィメ様の「ふんふんふーん」という鼻歌がめっちゃ聴こえる席です。今日も最初から最後まで良く聴こえました。
お顔も正面から見えるんですけど、悲しいかな最近視力ががた落ちで、細かい表情が良く見えませんでした。
あぁ、このド近眼&ド乱視がにくい〜。この至近距離でオペラグラスを出すわけにもいかんし。
音はびわ湖で経験した『もわもわ舞台裏状態』とは全然違って、クリアだった〜。
何べんも言うけど、ここの照明も好きだぁ〜。
響きが良くない、という人もいるけど、そうかなぁ、私は結構いいと思うけどな。

ノクターン、今日も素敵でした〜。そうそう、この鼻にかかったようなコロコロした音、バッハの時に聴いた音だ。これはツィメ様独特だと思うな。
ピアノ・ソナタ2番は個人的に第1楽章と第4楽章プレストが良かった。プレストは何べん聴いても素敵ですね、メロディがあっちにもこっちにも隠されていて、浮かび上がっては沈み・・・曲の終え方も独創的でかっこいい。

スケルツォ第2番を弾く前に、ツィメ様が、客席に向かってマイク無しで何か話されました。
「(開演前の)アナウンスは、日本語だったので何を言ってるかはわからなかったけど、とにかく僕の意思でなされたものではなく、(主催者側によって)オーガナイズされていたものなんです。ごめんなさいね。」というような事をおっしゃってました。
開演前には確かに、携帯・アラーム・飲食などについての注意もありましたし、本人用に録音マイクを置いてる事もアナウンスされました。どれも、もっともで必要な説明だったと思うので、どうしてツィメ様があえて、観客に言っておきたかったのかは、わからないです。アナウンスで嫌な思いさせて(雰囲気を壊して?)ごめんね、とかそういう事なのかな?
私は声をきけて、ハッピー♪(そっちかい)

この後のスケルツォで、ハプニングが起きまして。
1回目の第2主題が、華やかな上下降のアルペッジオと4音のユニゾンで終わった瞬間、なんと拍手が!
まだ、曲が始まったばっかりやっちゅーの(笑)。
拍手の音からして、なんとなく、もみじのお手てを想像したのは私だけですか?(笑)
お子さんが、「うわぁ〜上手〜!」とあそこで思わず拍手してしまう気持ちもすごくわかるなぁ!
ほんとに見事だもの。
その時、ツィメ様はちらっと客席をみて、「ううん、まだ続くんだよ〜」と少しためてから、2回目の第1主題を弾き始めました。
その「ため」の時に会場から、安堵まじりの笑いがもれました(おっかねー)。

面白かったのが、この後、2回目の第2主題の同じ場所、華やかにアルペッジオ&ユニゾン、そして、休符になった時、またツィメ様が客席をみて、「拍手する〜?」みたいな表情で「ため」たのです。この時は結構みなさん、さっきよりも大胆に笑っていました。
私もスケルツォを聴くときはソナタを聴くときとは違う気分でいますが、当然ですが、ツィメ様もスケルツォならこういう遊び心が湧いてくるんでしょうね!
それにしても、格好良いなぁ、ツィメ様のスケルツォ!何べんでも聴きたい!

ソナタ3番は、前回と同じ事を書きますが、本当に良い曲ですね!大好きです!
1楽章は、ポリリズムで不安定な気分を引き起こしつつ、ドライブ感があり、流麗な旋律に和声・・・。時折顔を見せる対位法。ただ上手なだけでなく、これも、それも、あれも、全部引き出して魅せてくれるんですよね。
今日の私の涙のポイントは第3楽章ラルゴでしたよ。。。これは、素人が弾いたらおそらく退屈な曲になると思うのですが(長いから)、何故、何故、ツィメ様はこの様に聴く人をうっとりさせられるんでしょうね。
第4楽章は、今日はちょっと、いや、かなり、うーん、かっこいいけど、こけないで〜って心のどこかで、思ってました。こけませんでした

舟歌は、これがまた、なんていうか、ツィメ様の手にかかると、ストーリーがあるんですよね。あ、いま漕ぎ出した、とか、今オールをとめて、水の流れに任せてる、とか、あぁ、今船頭さんが歌ってる、お〜風が吹いてさざ波がたった、とか、ちょっと夕暮れになってきて、水面の光の色が変わってきた、とか、また力強く漕ぎ始めた、とか・・・etc.etc.
そういう視覚的なものと、人生を回顧するようなノスタルジックな感覚と、ショパンの晩年のどちらかと言えば不幸な時代にかかれた事なんかを思い巡らしていると、じーんとしてしまうのでした。

約2000人収容のホールは満席でした。ツィメ様は3度のカーテンコールに応えてくれました。会場は盛大な拍手とスタンディングオベイション。アンコールはなし。びわ湖は早々に会場に明かりをつけられましたが、兵庫は余韻を残すかのように2回目のカーテンコールぐらいまでは、暗くしてくれていたと思います。こういうのも、音楽で感動した後はとても大事だと思います。

ツィメ様の日々の練習が、努力がどれほどのものなのか、なんとなく、垣間見えたような気がしたツアーでした。
演奏中ごくたまに、一瞬の迷いが見えた気がするのは、何百種類もの選択肢から一つの解釈を選び抜く過程で生じたものなのかな、なんて思いました。
これで、しばらくソロ演奏は聴けないのかと思うと涙がでそうです。
つい何日か前までは、サバティカル中は、誰のコンサートに行こうかなぁ~♪なんて、不埒な浮気心満開でしたけど。
ツィメ様、素晴らしい感動をありがとうございました!
そして、コンサート会場でお目にかかった素敵な方々、また是非ご一緒して下さいね♪

petit_viora at 23:38|PermalinkComments(7)TrackBack(0)クリスティアン・ツィメルマン 

May 18, 2010

クリスティアン・ツィメルマン ピアノリサイタル2010 びわ湖ホール 5月16日

こんにちはー。
行ってきました、びわ湖ホール。
お天気が良くて、暑くも寒くもなくて、素敵な日でした。こんな日にツィメ様がこのホールにおいでになられて、良かったんじゃないかって、個人的に思っています。ホールの北側がガラス張りでロビーから湖がすぐそこに見えて、湖面がきらきらっとしてホントに素敵なんですよ。
リサイタルが終わった後なんて、また違った表情で、紫がかった、それでいて、ほんのり橙の混じった空と暗い色に変わった湖がとても綺麗で・・・なんだか、リサイタルだけじゃなくて、今日という一日が全部素敵な日になった気分でした。

実はまだプログラムも読んでいなくて、こんなんでいいんだろうかー。
でも感想書いちゃいます。日、一日と、感動は残っていても、記憶って薄れていくものなんですよね。
帰ってからすぐ書きたかったけど・・・半日いないだけで、こんなにも家の中がぐちゃぐちゃになるもんなのかー。独身時代に親と住んでた時は、出かけて、帰ってきたら綺麗になってるぐらいでしたのにねぇ。一人ぐらしの時は出て行った時のまんまですから、別に問題ないですよ。しかーし、自分の家庭を持つとえらい事になるんですな、は、は。なんでシェードランプのかさが斜めになるのか、譜面台が倒れているのか、ソファーカバーが外れているのか、一歩歩く度に足になんかあたるのか、あぁ、台所のシンクにいたっては、うーーん何人住んでるねん〜ていうぐらいてんこ盛り。ま、男3人残して行く訳ですからしゃーないですね。
いやいや、文句なんて言えませんよ〜、念願のリサイタルに行かせてもらえただけで、感謝ですわ。家族にも神様にも〜。

さて、ツィメ様のオールショパンリサイタル。
お元気そうで、表情もにこやか。私の気分もハッピー。

ノクターンOp15-2。
優しくて綺麗。こんな表現しか出来なくて申し訳ない気持ち。私、子供の頃、若きツィメ様に憧れて、この方にショパンのノクターンを弾いてもらいながら眠れたらどんなに素晴らしいだろう(当たり前!)っていつも想像していたんです。今のツィメ様にはそんなん、想像ですら滅相もないですよ、巨匠にノクターンなんか弾いてもらったら、緊張して寝られませんし
でもね、そんな昔の素直な憧れを思い出すような、私が想えば応えてくれそうな、優しい優しいノクターンでした。

今回全プログラムを通して感じた事なんですが、ソナタの緩徐楽章や、スケルツォの中間部、舟歌等、ゆったりしたテンポの曲は殊更に優しく、催眠効果があるように思いました。
退屈で眠いのとは全然違って、意図して催眠術をかけられていく過程にいるような。。。
ワンステップずつ、静かな場所へ落とされていくような感覚を何度か覚えました。
特に『葬送』の中間部、繰り返す度に、デクレッシェンドされて、テンポも緩やかになり(実際のところは同じだったのかもしれないけど)、あぁ、平穏な場所へ連れて行こうとしてる・・・という敬虔なな気持ち、なんだか涙が出そうでした。瞑想的でもあり、ちょっとワーグナーの『パルジファル』を聴いている時の様な気持ちにもなりました。

ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35
第一楽章始まって、早い、と思ったけど、きっと全然平気なんだろう、この人はと思って聴いてました。何がどうって言えないんですが(オイ)、良かったです。拍手が起きるかって思ったけど大丈夫でした。
第二楽章スケルツォは(プログラム中ソナタを含めて3曲スケルツォがありました)、すごい軽くて、鍵盤を軽くしてあるのかな?なんて(ないと思います)思う程。どのスケルツォを弾くときもツィメ様ちょっとひょうきんな弾き方をされます。視覚的にもスケルツォらしさを堪能できます(笑)。
第三楽章『葬送行進曲』は先程も書いたけれど、2006年の時に感じた怒涛の激しさよりも、中間部の優しさが際立っていました。天井の(音響)反射板に丁度ピアノの鍵盤の辺りの様子がうっすらと反射していて、ツィメ様の手がいったり来たりしているのもぼんやりと映っていて、それを見ていると余計にぐぐっとくるのでした。。。
第四楽章は、今まで聞いた事のない解釈。上手く言えないけど、すごく良かったー。好き!

スケルツォ第2番 変ロ短調oP31
この曲、メジャーすぎて、どうなんだろう、って思ってたけど、さすがっていうか、格好良かったなー!
mollに転調する中間部は、とてもゆっくり、ツィメ様にしては珍しく(?)ロマンティックな雰囲気に弾いてらっしゃる様に感じました。全体的にスピードはよくコントロールされていて、クレイジーに弾きまくって終わるような事はなかったです(いや、ほら時々いるでしょ・・・)。

休憩

ソナタ第3番 ロ短調 OP.58
やっぱり、3番はいいよなぁー。この曲が好きだ!
細かい事は書けませんが(覚えてない)、全部良かったです。第三楽章Largoを弾き始める前に最初のdisの音を鳴らして少し首をかしげていたのは、どうしてでしょうね?自分の思う調律じゃなかったのかな?
この楽章でまた、天国へと導かれた後、大好きな第四楽章フィナーレ。対比がいいよー!
コントロールが程よく効いていて、若い時の階段落ちみたいなシメではなく(あれはあれで、大変好きですが)、完璧にかっちょよくしめてくれました。このフィナーレのフィナーレ(笑)が特に好きなんですけど、う〜〜〜んぞくっとしちゃった。

舟歌 嬰ヘ長調 OP.60
私が思うに、アンコールはないんだけど、舟歌がアンコールの役目で聴衆の気持ちを満足させてくれた様に思います。ショーピース的な曲でも演奏でも決してないんだけど。
上手く言えないけど、ここでやっとショパンの顔が浮かんで来ました。今まで何を聴いてたんや〜ってつっこまれそうですが、今まではツィメルマンを聴いてましたーとでもいいましょうか。
ここへ来て、ショパンが前面にぐっと近づいて、ショパンもこんな風に弾いたかも知れないなぁなんて考えていました。
最後の曲でツィメ様とショパン様がダブルで私の頭をなでなでして下さっていました。あぁなんて贅沢。

アンコールはなし。Op64-2、どこかで弾いてくれるんでしょうかー。

2006年に私が聴いた公演では、ほぼミスタッチ無しだったと思います。だから、逆にミスする程熱い演奏が聴きたいなんて思ってましたが、最近割りと普通にそういう事はあるので、なんだか私もあんまり気にしなくなっています。彼らしくないと言えばそうかも知れないけど、それは大きなポイントでは無くなったんでしょうね。
今回ホールと座席の関係で前半は音がクリアに聴こえなかったから余計に(音に一枚ベールがかかった状態でした。1階中央席でしたが後1.5m高い位置から聴けば違ったと思います)、ひとつひとつの音の粒や響きより、彼が何を描こうとしているか、どこにボールを投げようとしてるか、みたいな所に意識を持っていってました。偉そうに言ってますが、前のめりでなく、リラックスして聴いていただけなんですけどね。
後半は急に良く聴こえてきました。休憩時間に何か変わったのでしょうか?

余談ですが、私の隣に外国人のおじ様が座っていて、開演前にお連れの方と良くおしゃべりされてたので、うわ〜ん、公演が始まってもうるさかったら(失礼)どうしよ〜って思ってたんですが、全然集中して聴いてらっしゃって、ノクターンの後は「ビユーティフォー・・・」とため息、ソナタ2番の後では「ゥワァオ」を3秒おきに10回以上言うてはりました(笑)。どの曲もすぐには拍手せず、存分にご自分の中で噛みしめてから、拍手をしてらっしゃいました。舟歌が終わった後ふと見たら、眼鏡をあげてハンカチで目元を拭ってらっしゃいました。
なんだか、私もジーンとしちゃいまして、良く考えたら失礼だったかも知れないんですが、「泣いてらっしゃったんですか・・・?」とお聞きしたら「ちょっとね・・・」と微笑み返して下さいました。
「わかりますー。本当に信じられないぐらい素晴らしかったですよね・・・。」と言うと「イヤー、イヤー」とまだ気持ちを立て直せない感じでした。
なんだか、知らない者同士が、感動を共有出来るのってすごく切なくて素敵だなって思うんですよね。
もしかしたら、彼は、全然違う事を思い出して涙したのかも知れないけど、ツィメ様のピアノって人の心の繊細な部分をそっと撫でて、引き出してしまう時がありますよね。
私も2006年の『悲愴』の2楽章でそんな瞬間がありました。

さてさて、演奏会が終わって、お帰りのツィメ様をお見送りしようと楽屋出口で待っていましたが、本日もお急ぎとかでサインは無しと言われました。
それは残念な事ですが、そう言われれば皆さん仕方ない、と思いますよね。
そんな事よりもっと残念なのは、このスタッフの方(大体いつも同じ方なのですが)のぞんざいな物の言い方です。今まで少々不満には思っていましたが、ツィメ様を守る為にしょうがないのね、と考える様にしてました。「今日はこちらから出ますが(本当は嫌だけど・・・って言いたげ)、急いでますのでサインも握手も無しです。拍手で見送って下さい。」と文章で書くと普通なんですが、所作や口調が、もう虫けらでも追い払うかのようで(言いすぎでしたらごめんなさい、私はそう感じました)、こちらとしては、何もツィメ様が困る様な事はするつもりはないのですし、見渡した感じ危なそうな人はいなかったですけどね。ファンがご本人に渡そうとした花束を取り上げたり(ツィメ様がまた取り返していましたが)、ちょっとこの日は特別にひどかったです。
彼の立場もわかります。でも、聴衆はこの日の為にチケットを取り、都合をつけ色々調整してやっとここまで来ているんです。遠くから新幹線や夜行バスで来られている方も沢山いるんです。別に何がなんでも一人一人にサインして握手して欲しいって言ってる訳じゃありませんが、せめて、善良な市民として扱って欲しいですね。本当だったら、一言「今日は来て下さってありがとうございます。」ぐらい、言ってもいいぐらいじゃないかと思うんですが。あちらが客に媚びへつらう必要もないですが、私達もぞんざいに扱われる所以はないと思います。
この日は、彼の身の上に何か不幸な事でもあって、たまたまそんな風な態度だったんだと思いたいところですが。

で、ちょっと不満を書いてしまいましたが、その後はまた楽しい集いがありまして〜♪
プチ・ファンの集い、といいますか、大分大所帯になってましたが、皆さんでお茶して帰りました〜。
遠方よりいらっしゃった方も初対面の方も一緒になってすごく楽しいひと時でした~♪
なんか、こういうのっていいですね〜!
また機会があれば是非お願い致します

petit_viora at 13:36|PermalinkComments(13)TrackBack(0)クリスティアン・ツィメルマン 

May 10, 2010

来日されたんですね。


アクセス数がしゅごいアップしててびっくり。でもなんも素敵な記事がなくてすみません。
とりあえず、ツィメ様無事に来日されたそうですね。お元気そうで何より。
↓ジャパン・アーツさんのHPに載ってました。
こちら
ウィーンでのコンサートのレポート「これ以上何を望むことがあろうか!」(どっかで聞いた事あるフレーズだが・・・)や他にもツィメ様関連の記事ありますよ〜。
今週木曜から日本ツアーのスタートです。


petit_viora at 12:29|PermalinkComments(1)TrackBack(0)クリスティアン・ツィメルマン 

March 01, 2010

お誕生日ですね〜♪

ご無沙汰しております。

ショパンさま、200年回目のお誕生日ですね〜。

おめでとうございます。

せっかくのショパン・イヤーでショパンねたをもっとアップしたい所なんですが、

ブログの更新すらままならぬ状態。。。くすん。

さて、ツィメ様は3月1日はサル・プレイエルでリサイタル予定でしたよね。

ショパンさまが降りてくるんかなぁ〜。

はぁ〜行きたかったぁ。



petit_viora at 16:33|PermalinkComments(7)TrackBack(0)フレデリック・ショパン 

February 04, 2010

2011年はお休み?

スペインのサイトにツィメ様のインタビューあり。
nortecastilla.es

スペイン語理解力ゼロなので、使った事もない翻訳ソフトで試しに日本語に訳してみたけど、ほぼちんぷんかんぷん。
英語に訳して、やっとなんとな〜く読める感じです。

それによると、2011年はサバティカルをとって、考えたり書き物をしたいそうです。
その為に2010年は沢山の公演を入れたのだそうです。
本当に実現するなら私は嬉しいですね。いや、あんまり長くお休みされても寂しいのですが、ここ数年毎年のように日本で弾いてくれてましたしね。
ツィメ様の頭の中とか心のうちを、音楽でも、それ以外の事でもいいので書きとめておいて欲しいです(そいでちゃんと出版して下さいよ〜)。リラックスしてたっぷり充電して頂きたいですしね。

「キャリアにおいて選択肢はなかった。本当は小さな教会のオルガニストになりたかった。」なんて言葉を聞くとなんだか寂しげに聞こえてしまいます。

プログラムが白紙(に近い状態?)の事にも触れて、いつもの「何を食べたいかはその時にならないとわからない」的発言をしてらっしゃいます。「ソナタの2番と3番以外はその日のムード(?)」「例えばOviedoのリサイタルではマズルカと舟歌、日曜日のリサイタルの曲目はValladolidに行って決めるよ。」とおっしゃってますが、マズルカを弾いたのかも知れませんね。
Op.〇〇?←何故か書けない・笑。

I would like to someday make a music which give disciplines think necessary, such as medicine or psychology school.
↑翻訳ソフトが英訳したものですが、一体どういう音楽をつくりたいんだろう〜?さっぱり分からない。
元々英語のインタビューだったろうにねぇ。。。


petit_viora at 01:01|PermalinkComments(5)TrackBack(0)クリスティアン・ツィメルマン 

February 03, 2010

自分用のメモとして

USのファン・サイトからお借り(?)してきた情報。

日本でのハーゲン弦楽四重奏団との共演も以下のプログラムになるのでしょうか。
すごく楽しみ!!
Salzburg Festival 2010 website

24th August 2010 Mozarteum

BACEWICZ: Piano Quintet No.1
JANACEK: String Quartet No.1 - Kreutzer Sonata
SCHUMANN: Piano Quintet in E flat, op.44

Hagen Quartet
Krystian Zimerman

***************************


European tour 2010
いやん、文字化けしてる〜
(Spain)
13/01/10: Alicante, Teatro Principal (?)
16/01/10: Oviedo, Auditorio Pr?cipe Felipe
17/01/10: Valladolid, Centro Cultural Miguel Delibes
19/01/10: Pamplona, Sociedad Filarm?ica
20/01/10: Bilbao, Palacio Euskalduna
21/01/10: Vitoria, Teatro Pincipal
23/01/10: San S饕astian, Teatro Victoria Eugenia
25/01/10: Madrid, Auditorio nacional

(France)
28/01/10: Toulouse, Halle aux grains

イタリア、1月30日のSavonaと31日のVareseではキャンセルだったという噂も。
どうしたんでしょうか。。。
(Italy)
30/01/10: Savona, Teatro Chiabrera
31/01/10: Varese, Salone Estense
01/02/10: Milan, Teatro alla Scala
03/02/10: Ferrara, Teatro Communale
04/02/10: Cremona, Teatro Ponchielli
05/02/10: Turin, Unione Musicale
06/02/10: Pavia, Teatro Fraschini
08/02/10: Florence, Teatro della Pergola
10/02/10: Rome, Sala Santa Cecilia
14/02/10: Ravenna, Teatro Alighieri

(UK)
22/02/10: London, Royal Festival Hall

(France)
01/03/10: Paris, Salle Pleyel

(Germany)
05/03/10: Hamburg, Laeiszhalle
06/03/10: Hannover, NDR-Funkhaus, Grosser Sendesaal
10/03/10: Cologne, Philharmonie

(Netherlands)
14/03/10: Amsterdam, Concertgebouw

(Belgium)
16/03/10: Brussels, Palais des Beaux Arts

(Germany)
19/03/10: Baden-Baden, Festspielhaus

(France)
23/03/10: Dijon, Op駻a

(Liechtenstein)
25/03/10: Vaduz, Vaduzer-Saal

(France)
27/03/10: Grenoble, MC2

(Switzerland)
30/03/10: Luzern, Kultur- und Kongresszentrum

(France)
02/04/10: Lyon, Auditorium Maurice Ravel

(Germany)
23/04/10: Stuttgart, Liederhalle
27/04/10: N・nberg, Meistersingerhalle

(Austria)
29/04/10: Vienna, Musikverein, Goldener Saal

(Japan)
13/05/10: Musashino, Civic Cultural Hall
03/06/10: Tokyo, Suntory Hall
05/06/10: Tokyo, Suntory Hall
10/06/10: Tokyo, Suntory Hall
11/06/10: Yokohama, Minato Mirai Hall
その他色々

(Austria)
18/08/10: Salzburg, Gro゚es Festspielhaus




petit_viora at 23:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)クリスティアン・ツィメルマン 

欧州方面の・・・(笑)

欧州トップバッターは2月8日のフィレンツェでしょうか。(追記:1月13日のスペインが最初だったようです。)
とらねこ様、レポートお待ちしています!(わぁ〜名指しでごめんなさい

TEATRO DELLA PERGOLA

ノクターン op.15 n.2
ソナタ n.2 op.35
スケルツォ n.2 op.31
ソナタ n.3 op.58
舟歌 op.60.

って出てますが。5曲もっ(/TДT)/
ノクターンがっ!舟歌がっ!

bravoRG様タレこみありがとうございました!ブラヴォー
2月10日はローマ↓
Accademia Nazionale di Santa Cecilia

2月22日のロンドン公演は去年彼の地に転勤になったママ友に「絶対損はさせないから是非行ってね♪」とお願い(?)したのですが。。。覚えてくれてるだろうか?

DGのホームページのOn Tour、全然ちゃんとアップデートされてない〜(-ε-)ブーブー

petit_viora at 01:05|PermalinkComments(7)TrackBack(0)クリスティアン・ツィメルマン 

January 11, 2010

西の方の公演情報

音友とモーストリー・クラシック、やっと見ました
方々からお洋服について色々聞いておりましたので、
「ヤ〇ザが着ているような縞柄」とか「変な色のペイズリー」とか「見た事もないような花柄」とか、若しくはそれらを全部掛け合わせたような模様・・・等を想像たくましくしてしまってたので、お写真を拝見した時は「あれ、意外とおとなしいじゃん」って思いました。事前情報なしだったら、きっと「あちゃー」と思っていたでしょうね(´∀`)

インタビューを読みましたが、ある一抹の不安が・・・。
それは無いよな、と思いつつも「蓋を開けたらプログラムはソナタの2番と3番のみ」とか、そんな事になってたりしないかな〜しないかな〜〜〜〜〜、いくら何でも時間的にそんな事はないよね
いや、すごいソナタに入れ込んでるのが感じられて、たった一音を納得の行くまで2週間ぐらい弾いてそうな気がして「今宵の公演はこの2曲で完結するので他の曲を入れたくないんだよ」とかなんとか言っちゃったら???
ヨーロッパじゃ、そんなんお客が許さんだろうな〜。

まぁ、そうなったら、そうなったで、こっちも瞬きも呼吸も止まる程に神経を研ぎ澄ませて聴く訳ですから、時間の短さとかチケット代がどうとか、関係ないぐらい濃い〜〜〜時間を過ごす事になるんですよね。
はぁ、ブレハッチ君早く来て(完全に癒し系と思っている)。

さて、西方面の公演のチケット予約がそろそろ始まりますね。
仕事してるんで、朝10時に電話にかじりつく事は出来なくなりましたよん
足をのばせそうな会場だけ情報のっけときます。このうち2つぐらい行けたらな、と思ってます。
わ〜名古屋からは3連ちゃんかぁ、兵庫は疲れてそうだなぁ
尚、料金や先行予約の日程等、確実な情報は各問い合わせ先またはホールにお尋ね下さい。


クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル
曲目:ショパン(ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調、他)

<びわ湖・滋賀>
2010年5月16日(日)
開演 17:00 / 開場 16:15
会場 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール
一般発売2010/1/30(土) 10:00発売
S席-8,000円 S席 青少年-2,000円 A席-6,000円 A席 青少年-2,000円 B席-4,000円 B席 青少年-2,000円
問い合わせ先 びわ湖ホール:077-523-7136

<名古屋・愛知>
2010年5月28日(金)
開演 18:45 / 開場 18:15
会場 愛知県芸術劇場 コンサートホール
発売中
S-10,000円 A-8,500円 B-7,000円 C-5,500円 D-4,000円
問い合わせ先 CBCイベント事業部:052-241-8118

<倉敷・岡山>
2010年5月29日(土)
開演 19:00 / 開場 18:30
会場 倉敷市民会館
一般発売2010/1/28(木) 10:00発売
S席-8,000円 A席-6,000円 B席-4,000円 学生-1,000円
問い合わせ先 くらしきコンサート:086-422-2140

<西宮・兵庫>
2010年5月30日(日)
兵庫県立芸術文化ホール
1/22(金)10:00AMよりネット先行予約も開始
・会 場 芸術文化センター KOBELCO 大ホール
・開 演 17:00 (開 場 16:15)
・料 金 A 8,000/ B 6,000 /C 4,000 /D 2,000
・発売日  先行 2010年1月22日(金) 一般 2010年1月24日(日)
・お問合せ 芸術文化センターチケットオフィス:0798-68-0255


petit_viora at 08:59|PermalinkComments(10)TrackBack(0)クリスティアン・ツィメルマン 

January 09, 2010

新年如何お過ごしですか?

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

年末年始はまた夫の実家へ帰っておりました。
すご〜く不便な所に住んでるんですが、実は彼らがそこに移り住んだのは割と最近の事で、夫は住んだ事はないのですって。
田舎で有機栽培の自給自足をやりたかったので引越ししたんだって。
行くのは大変だけど、夏は虫、冬は雪、で遊べるから子供達はそれはそれは楽しみにしています。

↓庭です。近くに温泉があるような山奥です。私は見てないけど、子供達は赤ちゃん猿を背負ったお母さん猿を見たそうです。
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↓めだかを飼っている鉢なんですが・・・かなり分厚い氷がはってました。めだかはどうなってるんでしょう?冬眠するんでしょうか?
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↓これ、なんだと思います〜?カマキリのたまごです。きゃつら、人んちの玄関でもお構いなしです
去年も持って帰って、もてあそんでたので絶対にたまごは孵らないだろうと思ってたら4月ぐらいにワサワサ赤ちゃんが出てきてぶったまげました。
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petit_viora at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)日記&色々 

December 30, 2009

今年もお世話になりました。

本日より帰省いたします。
ブログ更新は来年になるかと思います。

今年はツィメ様のリサイタルとガーシュインの両方を聴けてホクホクな年でした。
音楽を通じて新しい出会いがあり、ブログを通じてお友達になった方々ともメールや、直接お会いして素敵な時間を持つ事が出来、とても楽しく過ごさせて頂きました。本当にありがとうございました。
また来年も引き続き、どうぞ宜しくお願い致します

どうぞ良いお年をお迎え下さいませ。

p.s.今年は年賀状作成でトラブってしまいました。もし届かなかったら、ごめんなさい〜

petit_viora at 02:58|PermalinkComments(1)TrackBack(0)お知らせ&etc. 

December 24, 2009

お帰りなさいませ&ショパンと爪様

昨日はいつもブログでお世話になっています、生バラードさんとお会いしてきました。
2年ぶりの再会でわくわく致しました
前回はわたくしの庭(?)へ来て頂いたので今回はバラードさんのお庭へ馳せ参じました。
ハンガリーからアムステルダム経由で日本へ向かう途中大雪のためフライトがなんと24時間遅れ(要するに1日おくれ)で大変な思いをされてご帰国されました。
ご帰国ほやほやのバラードさんをあつかましくもつれだし、モーニングコーヒーのお付き合いをして頂きました。と〜っても楽しい時間をありがとうございました

早速ツィメルマン調査隊ハンガリー支部長=バラードさんと、ツィメ様の来年のプログラム予測について討論し(ていうか、バラードさんがネタを持って来てくれた)、1分でサンプルが決まりました。ソナタ#2、#3、バラード4番、マズルカOp24の1~4(いっつも弾いてる曲ばっかりやん、というつっこみは真のツィメ・ファンは口に出してはいけません!)。

私の希望としましては、舟歌、子守唄、幻ポロ、エチュード、Op24以外のマズルカ(ひ〜怒られるぅ〜)、ポロネーズ、スケルツォ、即興曲、ファンタジーなんかを弾いて欲しいですね。もちろんワルツ、ノクターン、プレリュードでもいいですよ〜なんでもええから、目新しいのん弾いて、なんて絶対言ったらだめですよ!(←あんたが一番言うてるやん)

ポーランド人の血が体に流れているツィメ様ですから、ここらで、ポーランド人にしか弾けないと言われるマズルカやポロネーズを湯水のごとく(?)ジャンジャン弾いて欲しいものです。
ショパンばっかり弾くと言われたくないのが世のピアニストですが、来年はショパンばっかり弾いても誰も文句は言えない年ですから、ここぞとばかりに大判ぶるまいして下さい。お願い致します

マズルカはOp.50以降の後期のものに好きなのが多いですが、前半にも好きなのがあって(プレハッチ君がアンコールで弾いたOp17-2なんて、最初の1フレーズを聴いただけでポーランドの風景−だだっ広い平野の、寂しげな柳の並木道、がパーッと目の前に広がって涙が出そうになります。)、ホント、どこから選曲して頂いてもいいですから、珍しいのんお願いします〜(しっつこいって)。

私がとくに好きなマズルカの1つはOp50-3です。主題の対位法的な手法が素敵で、曲の後半で狂ったように転調しまくりの後、スコーンとCis−mollに戻って腑に落ちる所が素晴らしいのですよね。その後まだ終焉まで名残惜しそうにブツブツ言って、やっと何かを吹っ切るようにフォルテッシモでダーン!!と終わるんです。
泣けるなぁ、ツィメ様ぜひ弾いてくださいませ。

あぁ、来年こそはポーランドでショパン三昧、ハンガリーでバラードさんにお会いするのが夢なんですが(パリも行きたい〜〜)、なんとかならんでしょうか(何、その他力本願な言い回し)。
今勤めてる会社の社長さんが、「成せばなる成さねばならぬ何事も」とおっしゃってましたが、これから毎日呪文の様に唱えてみようかな。

petit_viora at 22:20|PermalinkComments(4)TrackBack(0)クリスティアン・ツィメルマン 

December 20, 2009

のだめカンタービレ 最終楽章 前編

ご無沙汰しています。
最近仕事を始めて、バタバタしていました。
子供が帰ってくる3時にはあげてもらえるので、身体はきつくないですが、
今まで使ってなかった部分の脳がガタピシいいながら始動した感じで、
脳と身体を連携させるコードみたいなのも接触悪いみたいだし、
自分で自分にため息ついてます(_´Д`) アイーン
簡単な仕事なのにぃ〜グスン。

ツィメルマンさん、53歳になられましたね。
お誕生日、ちゃんと覚えていて、お写真の前で拝みましたよ(仏壇ちゃうって)。
考えてみたら御髪があんなに真っ白だから、少々おじいちゃんぽく見られますが(汗)、お顔だけみればお若いし、53歳というお年もまだまだ全然若いですよね!来年も元気で素晴らしい音楽を聴かせてほしいです♪

そういえば、今年の岐阜のリサイタルの休憩時間に若い男女数名が、こんな風な会話をしていました。
A子さん「ツィメルマンって格好良いよね〜、何歳ぐらいかなぁ?」
B夫くん「60何歳かだったと思うよ。((゚∇゚ ;)エッ!?)」
C子さん「えー嘘!40何歳かじゃないのぉ?(それもどうかと・・・)」
B夫くん「若く見えるけど、60歳は超えてるよ(あんた、なんでそんな自信が???)。」
A子さん「確かに、髪の毛真っ白だもんね〜。おじいちゃんなんだぁ。」
一同納得(納得すんなよ〜〜〜゜(´Д`)゜)。

よっぽどか、会話に割り込んだろうかとウズウズしておりましたが、やめました。
後でウィキペディアででも調べとけよなっも〜。

そいで、のだめですが・・・(関係ない話がなが〜〜〜い!)
今、エリーヌ・グリモーのバッハのコンチェルトを聴きながら書いております(昨日から、アダージェットやら悲愴やらドボルザークのチェロコンやら聴きまくってます。のだめ効果。あ、ジョリヴェのバソン協奏曲、初めて聴いたけど、渋い~~。CD欲しい!)。

わたくし、初日に観に行くほどのファンでもなんでもないし、原作も途中までしか読んでいません。
が、突如思いつきで(家族みんなが休みだったし)映画に行こう!って事になり、そういえば、のだめの映画やってるんじゃ?みたいなノリで行ってきました。

映画だけを、しかも初めて、観る人にはどうなんだろう〜?という長さ(121分)と説明不足な点は気になりましたけど、多分そういう人は全然ターゲットにしてないんだろうな。
私はオーディションのシーンが面白かった(もともとコンクールとかオーディションって面白いですもんね)。子供達は声を揃えて「毒カレー鍋のシーン」が良かったんですってよ。ディズニー的手法とでもいいますか、アニメチックなものと実写を上手く混ぜて、面白く作ってましたね。ディズニーの意図した所とは間反対なんでしょうけど、わざと安っぽくしてこちらの気を緩ませるんですよ。真剣な演奏シーンがあるかと思えば、そういうのも入ってて。

千秋先輩=玉木君の指揮ぶりがすっごい腕を上げてて、拍手ものでした〜。
指揮者ってオケの中で一番それらしく見せるのが難しいパート(パートかぁ?)だと思います。
今回は玉木君の動きが自信に満ちていて(これでいいのかなぁ?のような迷いがない感じ)、しかも繊細でエレガントな動きも加わってすごく良かった。
何より、顔に表情がちゃんとある!!内側から音楽が溢れて指揮に繋がっていました。
音に合わせてただ棒を振っているようには見えませんでした。

映像版のだめがいいのは、演奏シーンを疎かにしない所ですね。
もし演奏シーンがダメダメだったら、見てないと思うな。
上野樹里ちゃんの演奏シーンもTV版よりずっと良かった。黒木君も。
みんな曲を自分の中に、自分のものとして持ってる感じですね。
カメラワークも、上手なんです。例えばヴァイオリンの演奏なんて、左手のビブラートのかけかたとか、右手の弓の持ち方、動き方をみたら、多分素人でもすぐ「なんか変」ってわかっちゃうと思うんですが、上手にその辺りは映らないように、顔とヴァイオリン本体の真ん中辺だけ撮ってる。そりゃ、弾ける人がみたら分かるんですが、全然許せる範囲ですよ。きっとちゃんしたとアドヴァイザーがいるんだろうな。

演奏シーンの事ばっかり言ってますが、実は今秋観た『クララ・シューマン 愛の協奏曲』の演奏シーンがありゃりゃで〜〜
なんか、こういう映画は嘘っぽくてどっちらけするんですよね。
映画なんて、嘘でいいんですが、上手に騙して欲しいんですよ。
クララ役は『善き人のためのソナタ』のマルティナ・ゲデックなんですが、期待してたのに、ピアノを弾く姿が、あちゃぁ。
肘がまーっすぐのまま弾くんですよ。スポーツでも楽器でも身体能力の高い人ってのは、関節が柔軟で自由自在な感じがするんですが、あんな、木の枝みたいにツーンって肘をのばしたまんま・・・
顔は一応作ってるんですけどね・・・これがまた、一生懸命弾いてるって顔だけ。。。
ロベルト・シューマンの代役で指揮もするけど、これもやっぱり、目もあてられぬのでした。
演技は上手いと思うのですが、なぜでしょう。演奏シーンというのは、演技とは別ものなんでしょうか?
本当は最初『ピアニスト』のイザベル・ユペールが配役されていたらしいけど、多分彼女だったら、上手くやれただろうな〜。
『ピアニスト』の映画は超ホラーでしたが。

のだめのストーリーの根幹(の一つ?)の千秋とのだめが、この先どうなるか、に実は私は全然興味がないのです。
どうにでもなれば、って感じ(おいおい)。
若い二人が刺激しあって成長して恋を成就させるというのが今の自分にピンとこないからかなぁ?
そもそも、もう恋愛に興味ないんやろうか?それって女としてヤバイかな?
女性ホルモンが欠如してる?
いや、そんな事ないよ、ツィメ様とジェリーにはちゃんと反応しますから(何が)。
そもそも、のだめと千秋がどうになかなるっていうのが、嫌なのかな、あの距離感がいいもの。
アホな独り言はおいといて、と。

自分が子供の時はですね、『オル窓』の精神世界にわりとどっぷり入っていたから、その重くて、でも限りなく純粋な世界が、音楽に対する自分の基礎態度みたいな感じでしたね。今はもっと気楽に音楽とお付き合いしてますが
主にイザークを通して、「芸術とは売るためのものではない」「芸術とは神の高みへ向かう行為ではあるけれど、けっしてそれは神のものではなく、人間のものなんだ」なんて言葉がでてくるんだけど、純粋だった頃にはそんな言葉を良く反芻していたものです。
今は声楽家になられた原作者の池田理代子さんは「当時(オル窓を描いていた頃)は純粋な音楽の世界にいたけど、実際の音楽の世界に入ったら色々とくだらない事で動いたりする」なんておっしゃってて。
ま、それは、音楽家でない私にでも分かる事なんですが。
音楽に対する理想がすごくおありだったみたいで、音楽を描くために『オル窓』に着手したような事をどこかで読んだ気がします。

のだめはもうちょっと現実的で、そんな現実や一般人が知らない裏事情なんかも取り込んで、音楽をやる人も色んな人種がいて・・・、それでも音楽ってやっぱり宇宙を司るぐらい壮大なものなんだって事まで訴えようとしてるのかな???
え〜と、のだめは読み飛ばした感じで、ちゃんと読んでないからな〜。音楽的なセンスも感じるし、コメディとしても、本当に面白くて大好きですよ。昨日の映画をみて続きを最後まで読みたくなりましたし♪
特に来春の予告編!千秋が「それでもお前をこの舞台へと上らせたいんだ・・・!(だったっけ???)」て言うセリフでジーンとしちゃった。言われてみたい(爆)。


キャラメル味のポップコーンを食べ過ぎて気分悪くなりそうでしたぁ。
↓マングースちゃんの部分を外してストラップに出来ます♪長男セレクト。
あ、後ろに置いてあるカレンダーはワルシャワのショパン・アカデミーの写真入りのカレンダーです♪
ショパン・イヤー、イェイ♪nodame1
























トリコロールのビーズがついててかわゆいシャーペンです。兄弟でセレクト。うちの子意外とこういうの好きです。
nodame3

petit_viora at 12:30|PermalinkComments(3)TrackBack(0)映画 

November 02, 2009

2009年10月31日 シンシナティ交響楽団 @兵庫県立芸術文化センター

パーヴォ・ヤルヴィ指揮
シンシナティ交響楽団 2009年日本公演
@兵庫県立芸術文化センター 大ホール
14:00開演

ピアノ:クリスティアン・ツィメルマン

バーンスタイン:「キャンディード」序曲
バーンスタイン:ディヴェルティメント
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
アンコール:ガーシュウィン:三つの前奏曲より第三番
休憩
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調Op.95「新世界より」
アンコール:ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
シベリウス:悲しきワルツ

***********************

寒くも暑くもなく、とても過ごし易い気候でした。お天気も上々ですし。
きっとツィメ様もツィメ・ピアノもご機嫌麗しい事だろうとワクワクしながら出かけました。

2日前は愛知で違うプログラムの公演を聴きに行きましたが、己の体調管理が悪く(病み上がりに、ちょっと行事が続きすぎたってのもあるんですが)、心の底から音楽を楽しめる感じじゃなかったのです。
が、もうだいぶ復活しました♪

シンシナティと言えば、以前働いていた会社の本社がある都市です。私は行った事がないですが、夫は何度か訪れているはず、と思ってシンシナティ響やホールの話等聞いてみましたが、全然知らんといわれました。
きっとシンシナティ・レッズ(広島カープの帽子とロゴが殆ど同じで、チームカラーも赤!きっとカープがパク・・・あ、いやいや)の方が彼の興味の対象範囲なんでしょう。

私、愛知の時より今日の方が耳も目も冴えていたと思うのですが、改めてここのホールは音も照明も良いなと感じました。
特に、照明に関しては、前にも書きましたが、舞台に立つ人をとても綺麗に見せます。私が行った事のあるホールの中では最も素晴らしい照明ではないかと思うわけです。愛知では3階、兵庫では4階席でしたが、兵庫の方がずっと良く見えました(舞台からの平面的な距離も関係してると思いますが)。
めがねの度数を上げたようなクリア感です。

1〜2曲目はバーンスタインです。個性的な打楽器の使い方や澄んだ管楽器の音色を聴くと、これがバーンスタインの色なんだね〜、と納得。
実はあんまり、聴いた事がないもんですから
去年聴いた『カディッシュ』よりは2曲ともずいぶん聴きやすい曲でした。
見た目にも色々な楽器が登場するので、面白いんですよ。
『キャンディード』はオペラで、序曲は『題名のない音楽会』のオープニングでも使われています。来年の芸文センターのオペラはキャンディードをとりあげるらしいですね、やっとメジャー路線じゃないオペラ、楽しみです。

ヤルヴィさんの指揮は先日の名古屋ではあまり感じなかったスポーティな指揮ぶりで、切れが良かったように思いました。
クールであまり無駄な動きが少ないようなイメージだったんですが、結構動かれます。じっとしてる時もあるし、派手にわ〜っと動かれるときもあります。
リズムを鋭く刻みたい時など、特にチェロに対して、激しくツンツンツンツン!と指揮棒を突き刺すような振り方をします。フェンシングかぁ?
それを頻繁に、指揮棒がチェロに当たりそうなところまでやるので、私がチェロだったらヤだなぁ〜〜と思いました

さてツィメ様、今日は珍しい、グレーのスーツでお出ましでした。ステージ上で黒以外は初めて見ました。
ご機嫌は麗しそうでした。愛知の時は椅子の高さがあってなくて、演奏前に大急ぎで高さを調整していましたが(曲がはじまっちゃってて、ハラハラ)、今日はちゃんと前もって調節されていたようでした。

えっと、音楽はですね〜、やっぱり真面目です。そして美しく、あくまでも彼のスタイルを崩す気配はないようです。途中超高速で弾く所がほんっとに早くて、はぁ、よう指がまわるなぁ、なんて感心しておりましたら、あっと言う間に終わってしまいました。本当に何を弾いても格好いい方ですね〜。でも欲を言えば、酒とタバコの匂いがするぐらい、遊んで欲しかったなぁ〜〜。いえ、たまには、そういうツィメ様も見てみたいという事で、私の贅沢なわがままでございますよ。

余談ですが、愛知でも同じ動作をしていましたが、ご自分が弾かない時はよく、右手をジャケットの中に(心臓のあたり)もぐりこませて、背中をまるめていらっしゃいました。あれはお手を暖めていらっしゃるのでしょうか〜。

さて、この日はまさかのアンコールがありまして!
絶対アンコールはないと思っていたので、涙がちょちょぎれそうになりました。
「ラプソディー〜」の後のカーテンコールの時に一緒に出てきたヤルヴィさんが、何度目かで、自分だけ舞台の袖に残って、「ほら、弾いてきなよ」みたいなしぐさで、ツィメ様を舞台に押しやったのです(実際には押してはなかったと思いますが・笑)。
ヤルヴィ様!アリガトウ!!今日からあなたの大ファンです
ツィメ様、気乗りしないような態度で「しょうがないな〜〜」とでもいいたげでしたが、ピアノに向かい2006年にも弾いてくれた、ガーシュウィンの3つの前奏曲から第3番を弾いてくれました
最後の一音はやっぱり、立ち上がりながら弾きました。
ちょっぴり投げやり感ありだったのが(いつまでも「弾きたくないのに、もぉ〜パーヴォのやつぅ!」って言ってるみたいな・笑)、ガーシュウィンに合ってるんちゃうん〜?と私は思いました。すごく良かったです(ラプソディ〜より好きやわ・・・)。
クレーメルさんとのデュオの時も思ったけど、アンコールの時のリラックスした弾きっぷりがすごく好きです
あぁ、ラッキーでした

第二部以降を書く気力が無くなってしまいました、ごめんなさいシンシナティ
一言でいうなら『新世界より』と『悲しきワルツ』がすごく良かったですよ!
前半がアメリカン・プログラムだったので、僕達こんな曲も上手なんですよ〜と自信に満ちて訴えてるような気がしました。
『悲しきワルツ』の憂鬱で甘く暗く、引きずるような音運びは最高でしたね。

Melodyさんから教えて頂いた、CSO日本公演のブログ
西宮公演のビハインド・ザ・シーンもありますよ。相変わらず、ツィメ様は登場しませんの(ノд・。) グスン



petit_viora at 13:09|PermalinkComments(6)TrackBack(0)クリスティアン・ツィメルマン 

October 30, 2009

2009年10月29日 シンシナティ交響楽団 @愛知県芸術劇場コンサートホール

パーヴォ・ヤルヴィ指揮
シンシナティ交響楽団 2009年日本公演
@愛知県芸術劇場コンサートホール
18:45開演

ピアノ:クリスティアン・ツィメルマン
ヴァイオリン:庄司紗矢香

コープランド:市民のためのファンファーレ
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
アンコール バッハ無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番よりSiciliano
休憩
ガーシュウィン:ラプソディー・イン・ブルー
バーンスタイン:「ウェスト・サイド・ストーリー」よりシフォニックダンス
アンコール
バーンスタイン:「キャンディード序曲」
アンダーソン:フィドルフィドル

**************************

絶不調の体調の中、おも〜〜〜〜い腰をあげて行って参りました。
ガーシュウィンはまぁ、いいとして(おーい(`□´)コラッ!)、シベリウスは聴きたい!!

1曲目、『市民のためのファンファーレ』、初めて聴きましたが、とても素敵な曲ですよ。曲というか、ファンファーレなんです、3分程の。
出だしのトランペット独奏(?)が、3本なんですが、1本で吹いてるようにしか聞こえない。ほんのちょっとの音程のずれもなくて、澄み渡ってホールに響いて、どよんとしていた私の気持ちも晴れていくように感じました。
普段あまり、オーケストラだけっていうのは聴く機会がないのですが、管楽器の魅力がぎゅっと凝縮されたようで、弦がメインじゃないものももっと聴いてみたいな、と思いました。

2曲目、シベリウスのヴァイオリン・コンチェルト。
さやかちゃんの衣装は深い緑色のドレスを、瑠璃紺色というんでしょうか湖のような色のオーガンジーで包んだデザインで、後ろは肩のところからオーガンジーがマントみたいに長くレーンを引いていて、歩くと王女様みたいで綺麗でした。色合いは今日の曲に合わせて選んだのでしょうね

聴いてる側としては、最初のPP(楽譜みてないので、実際はPPPなのかも知れません・・・)の出だしがすごくドキドキハラハラする曲なんですよね。つい、自分だったら、そこで弓がガタガタになっちゃう〜なんて思うと緊張しちゃう!私だけ?
気づいたら、いきなり本題に入ってました、みたいな第一楽章なんですが、自分の世界に観客をぐいぐい引き込んで行きますね、さやかちゃんは。あれよあれよという間に引っ張られていくようですね。
ヴァイオリンを弾く身としては、同じ人間とは到底思えないですよ。
なんであんな事が正確な音程で出来るん〜〜〜
さやかちゃんばっかり凝視してたからか、ヤルヴィさんの印象がまるでないんですが、ごめんなさい。
2楽章もすっごく良かった〜けど、最後の最後のフラジオレットが、かすれちゃったのがちょっと残念〜。曲の途中なら忘れちゃうのにね〜最後だからホント惜しかった!
3楽章は私の好きなテンポよりは遅めだったからかな、ちょっとダレたように感じました。でも私の体調もこの辺りから悪くなってきて、あまり楽しめなかったというのも事実です。
初のさやかちゃんの生演奏ですが、CDジャケット写真なんかの可愛らしくて清楚な印象とちと違って、男前ですね。テクニックはスンバらしいですよ〜。でも男前すぎて、私の思い描くこの曲とちょっとイメージがずれてる時があったかなぁ。
神尾真由子さんの時も同じ様な印象をもったのですが、時々、『ど根性』『ど演歌』みたいな圧倒的な泣きっていうんでしょうか、そういうのが迫ってくる時があって、日本海の波がどっぱ〜ん!って見えそうな
フィンランドの森と湖はどこ〜みたいな。その辺は本当に個人の受け止め方だし、単に好むか好まざるかなんでしょうけどね。
どうでもいい事ですが、この曲ってオケのヴァイオリン・パートの休みが多いような・・・オケの左半分があんまり動いてないので上からみてて、変な感じでした〜。

さて、休憩をはさんで、いよいよガーシュウィンです。
席が遠くてツィメ様の表情がよくわかりませんでしたが、御髪が長くなられて、まじりっけなしのプラチナ・ヘアーが美しく、男前を増していらっしゃいました!
ラプソディー・イン・ブルーの予習時間はあまりなかったですが、お友達からプレヴィン(指揮じゃなくピアノ)のが良いと聞いて、あ、それを予習用に買おうかなと思ったんですが、バーンスタイン=ピアノのも面白そうだし2枚組みでお得だったんでそちらを購入して聴きました。
私、ツィメ様の出番の時かなりしんどくて、ところどころしか記憶がないんですが、印象はですね、綺麗で端整〜でしたね。
すっごい羽目をはずしてくれる事を期待してたんですけどね。
もっともっと遊んでも良かったんじゃないの〜なんて思ってしまいました。
後、印象に残っているのは、後半の盛り上がりで弦が中心になって歌うところで、ツィメ様はオーケストラの方に向いて、一緒に身体を大きく左右に揺らしてのっていました。なんか可愛いかったです

プログラムにツィメ様インタビューがあり、ラプソディー・イン・ブルーについて「曲は、ジャズを大きく発展させたものですが、私はクラシック作品と同じく、書かれた譜面を尊重します。その意味では、今日言われる即興を伴ったジャズとは違いますね。」とおっしゃってます。
ツィメ様の基本はどんな時も楽譜から多くのものを抽出してくるって事なんですかね〜。

バツェヴィチのCDは、まだ並んでませんでした〜。

31日は兵庫県立芸術文化センターに行ってまいります。


petit_viora at 14:03|PermalinkComments(6)TrackBack(0)クリスティアン・ツィメルマン 

October 16, 2009

まさかの新型!?



流行り物にはそうすぐには手を出さない方なんですが、

あーーーーまさかの新型インフルにかかってしまいました

月曜から寝込んでて、今やっと起きてちょっとした家事が出来るようになったけど、

すぐ疲れて横になってしまいます。



回復に向かったと思ったら、今度は次男が・・・

こんな一人一人かかってたら、全員終わるのいつ!?

兄弟のクラス、どっちも学級閉鎖ですし、

めっちゃピークです。


季節性の方がしんどいんだって?


うそやーーうそやーーー!!

新型、滅茶苦茶しんどいやんか〜〜〜



皆様もどうぞお気をつけて。。。

メール、コメントの返信はしばらくお待ち下さいませ。。。

petit_viora at 23:37|PermalinkComments(8)TrackBack(0)日記&色々 

October 03, 2009

やっぱりクラウスが一番好き!

うん十年ぶりにクラウスを描いてみました。女みたいになっちまいました。
claus































先日のコメント欄でユウカさんと、「ヴィルクリヒ先生がS.ネイガウスに似ている」ってお話をしたり、バラードさんから、「若き日のポゴレリッチが実生活含めてエンマーリッヒに似てる」等というお話を伺ってるうちに、実写版のオルフェウスの窓を作りたくなってしまいました。
なのに、一番思い入れのあるクラウスに該当する人がどうしても思いつかないんですよ〜。どうしましょう〜。
ユリウスだって、若い時はビョルン・アンドレセン(左)に似てますが、大人になったら誰だろう?ローレン・バコール(右)とか?
venice


Bacall_2












その昔、ベルサイユのばらが実写版になった時、オスカル役の女の人が体型ムチムチで、真っ赤な口紅をべたっと塗っておばちゃんっぽかったのが、とてもイヤでした!
ユリウスには、そんな目に遭って欲しくないよ〜。
ユリウスはスレンダーで、ペチャパイで、男に変装しても格好良くて、でも女性に戻ったら美人でなきゃならないんです。モデルさんにだったら、いそうですがモデルさんって殆ど知らないんだな〜。

さてさて、以下は独断と偏見で配役しました。選考基準は見た目、雰囲気、演技力、なんでもありです。国籍は問いません。

もし、あの人はどう?っていうの思いついたら是非教えてくださいませませ♪

ドイツ編
ユリウス: 若い時『ヴェニスに死す』のタージオ、大人になってからは???
クラウス: いくら考えても出てきません。おっさんになったら、ショーン・ビーンみたいな感じになるかな、と思ったけど、ビーンさんの若い頃とクラウスは全然似てませんでした。

イザーク: オーランド・ブルーム(7・3分けも似合うと思う)
ダーヴィド: ?(池田理代子氏はデヴィッド・ボウイをモデルにしたそうです)
マリア・バルバラ: ジャクリーン・ビセット(古・・・)
アネロッテ: パリス・ヒルトン(眉と流し目が)
レナーテ: シャーリーズ・セロン(超美形が共通点)
ヴィルクリヒ先生: スタニスラフ・ネイガウス、又は、竹脇無我
校長先生: ゲインリッヒ・ネイガウス
カタリーナ: エヴァ・グリーン(綴りはEva Green)
モーリッツ: ジュード・ロウ(格好良すぎるか)
フリデリーケ:
アルラウネ: レイチェル・ワイズ(本当に似てる
ヤーコプ: ダスティン・ホフマン(鷲鼻とアゴ)
ロベルタ:

ウィーン編
ラインハルト: 若き日のポゴレリッチ(バラード様よりアイデアを頂きました)ひょろりとしたスタイルがそっくり!
アマーリエ: ニコール・キッドマン
イングリット:
クララ: ナタリー・ポートマン
マルヴィーダ:
フランツ:
エルヴィラ:
ヴォルフィ:
エンマーリッヒ夫人:

ウィーン編はやる気がないのか、私?


ロシア編
ドミートリィ: キアヌ・リーブス?う〜〜〜〜ん
ユスーポフ候: オペラ座の怪人の時のジェリーなら!?苦しい
ああ見えて、コスプレは得意だったんですよ(過去形なのは、最近の体型がぁぁ)
phantom

















ヴェーラ: ケイト・ブランシェット(男顔)
リュドミール:
ロストフスキー大尉: ヘイデン・クリステンセン(瞳の透明感がね)
アデール:
ユーリィ・プレシコフ: エイドリアン・ブロディ(クリソツ
フョードル・ズボフスキー: ツィメ様(だって似てるんだもん
ガリーナ:
怪僧ラスプーチン: 麻〇〇〇
アントニーナ: アンジェリーナ・ジョリー(気ぃ強い)
アナスタシア:
ストラーホフ先生: ジョセフ・ファインズ(恋に落ちたシェークスピア)
シューラ: グウィネス・パルトロー(底意地悪そうな演技が出来そうね)
ミハイル:

名前を聞いてもお顔が浮かばない時は→画像検索

私って、暇人ですね

petit_viora at 01:11|PermalinkComments(16)TrackBack(0)オルフェウスの窓 

October 02, 2009

男と女の不都合な真実

uglytruth2公式サイト
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あらすじ
アメリカの地方TV局の敏腕TVプロデューサー、アビー。彼女は美人で頭が切れるのに、理想の男性を追い求め過ぎ、仕切り癖がたたって恋愛はご無沙汰。
そんな時、アビーの手がける番組に、恋愛カウンセラーのマイクがやって来る。下品でH、男性の本音をあけすけに語るマイクに嫌悪を示すアビーだが、視聴率アップのためしぶしぶ彼を受け入れる。さらにイケメン医師のハートを掴むため、マイクからの恋愛指南を受けることになるのだが…。

原題:The Ugly Truth
監督:ロバート・ルケティック
出演:キャサリン・ハイグル、ジェラルド・バトラー、シェリル・ハインズ他
2009年アメリカ映画

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今週中に映画2本を観に行くという指令のもと(ナイナイ)、大急ぎで観て来ました〜。もう1本は『クララ・シューマン』。

ジェリーの映画は、『幸せの1ページ』、『P.S.アイ・ラヴ・ユー』以来です。
『ロックンローラ』は、あ〜来てるなぁ、と気づいてはいたんですが、ミニシアター系の上映で気づいたら終わってましたわ

で、こちらの映画、B級ラヴコメという事前情報しか持たないで観に行ったのです。
とりあえず、ジェリーをスクリーンで観られたら、何でもええっちゅうか、前にラヴコメをやりたいって彼が言ってたし、これね?みたいな気持ちで行きました。

R15指定なんですけど、どんなキワドイシーンがあるっていうの、と思ったら、全然そんなシーンはなく、ひたすら、ジェリーの下品でエロいセリフが、いやジェリーだけじゃなくて、アビー役のキャサリン・ハイグルもごっついでっせ。実際にいやらしいシーンは一つもないのに、言葉と仕草と字幕が洪水のように襲ってきます(笑)。

朝から女一人でこんな映画を観て、ゲラゲラ笑ってて大丈夫なんやろか〜?って心の片隅に0.5秒ぐらい過ぎったけど、そんなんすぐ忘れてしまいました。
こんなエロいマシンガントークで大笑い出来るなんて、大人の女の特権!(そうかぃ?)
すっごい楽しかった〜。
ストーリーは、最初っから誰と誰がくっつくか分かりきったような展開をしますが、ダラダラする所がなくて、ずーっと一定の高さのテンションを保ったままラストまで突入しました。台本がいいんでしょうね〜。

このマイクの役って素のジェリーって感じがします。
本当に恋愛指南とかやってそうだもんね
あぁ、私も是非やってもらいたい〜!髪型のアドヴァイスを受けたり、お洋服を選んでもらったりしたい〜
話が脱線してきたので、この辺で・・・


petit_viora at 17:14|PermalinkComments(2)TrackBack(0)映画 

September 26, 2009

理想的なお天気

9月19~22日は、奈良方面にキャンプと温泉と歴史めぐりに行ってきました。

我が家には珍しく、爽やかな晴天に恵まれて(よっく、雨にたたられるもんで)、キャンプらしいキャンプができましたよ〜

暑くもなく(頭上に木が生い茂ってて気持ち良い!)、雨もないので、タープを張らないで、広々した所でお料理や食事が出来て、ストレスフリーでした〜。
今回はダッチオーブンを1台追加、2台のダッチオーブンを駆使して、ツートップのガスコンロと炭火の2箇所で美味しいものを作りました♪

1日目の夜は地鶏丸ごとのローストチキンとミネストローネ、ごはん(キャンプで炊くと、それなりの手間がかかるので、1品として数えます)。
写真を撮り忘れたのが心残り〜。
デザートは焼きマシュマロ うますぎ〜♪

2日目朝、トースト、ベーコンエッグ、サラダ、昨日のミネストローネ
お昼、パエリア風炊き込みご飯、地鶏の骨からとったチキンスープ
夜、海鮮鍋とバター醤油の焼きおにぎり♪、ごはん(笑)。
デザートに焼きりんご

3日目朝、海鮮鍋のスープで雑炊、サラダ。

↓パエリア風炊き込みご飯。ムール貝が入手出来なかったけど、美味しかったです。
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海鮮鍋(私はブイヤベースが良かったのにぃ)に入れられようとする、カニさん
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デザートの焼きりんご ほっぺた落ちました〜。
apple








朝夕はとても冷えるので、食事が終わった後もずっと火を残しておきます。
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コーヒーは豆を多めに持っていって、その都度挽いて飲みます。
このタイプ、アウトドア専用で使う人もいますが、我が家は家でもこれで挽いてます。私はいつも歩きながら挽いてます。。。
歯がセラミックですごく上手に挽けるんですよね。あぁ、野外で淹れたコーヒーってなんでこんな美味いんでしょう(*゚∀゚)っ(この写真はうちの庭で後から撮りました)
cofee














天川村って所にテントを張ったんですが、川が澄んでて、アマゴやなんかが釣れるんですよね。私達が行った時は丁度禁漁に入った所でつっちゃいけなかったんですが(・・・って、技術的に無理では?)。
夫が朝5時ぐらいにテントを抜け出してつって来たのがこれ↓名前知りません。
fish
食べても美味しくないそうなんで、リリースしました。









午後は長男が釣り、次男と私はボートをゆらゆら漕いでましたら、20歳前後のお兄ちゃん達が、順々にこの橋の柵を乗り越えて、川に飛び込む遊びを始めました。10メートル以上、高さがあると思うんですが、良くやるよ〜と傍観しておりました。子供達に「あんた達も大学生になったら、あんなのやらされるのよ〜」と言うとマジでビビッてました。
P1010470










橋の上からの眺め。川にせり出したコテージはとっても気持ち良さそうでした。
P1010473










夜は天体望遠鏡で星の観察。木星の衛星が見えましたよ。
望遠鏡がなくても、田舎はやっぱり星空がきれいです。お星様がザクザクって感じ。
hoshi

2泊テント内で寝て、次の日はどろかわ温泉、翌々日は飛鳥へ。

続く(続くかどうかは未定です・・・)





petit_viora at 14:36|PermalinkComments(6)TrackBack(0)日記&色々 

September 19, 2009

行ってきます。




しばらく留守にします。





おっほっほ。






海外ちゃいます。






キャンプです( ´∀`)つ (またかーっ)






お願い、雨ふらんといてーーーー!(懇願)

petit_viora at 00:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)お知らせ&etc. 

September 08, 2009

心がざわざわ・・・

昨日はスクリャービンのピアノコンチェルトOp.20の事を書きましたが、その同じLPの中に収録されていたエチュードOp.42-5がこれまた、いいんです。
短い曲ですが「血が騒ぐ」とか「心がざわめく」とでも言いましょうか・・・そういう曲です。本能的に好き。
スクリャービンのエチュードOp.8も42も全部好きですが、とくにこれはダントツです〜。

youtubeにスタニスラフ・ネイガウスの映像があります。
この人はいつも上品な哀愁を漂わせています。
かっこいい髪型です.。゚+.(・∀・)゚+.゚池田理代子の漫画にこんなキャラいそうですよ。
他の曲も聴きましたが、割と演奏にムラがあるような気がします。
ライヴだと大体熱いプレイになる事が多いようですね。

ホロヴィッツも好きだけど、敢えてキーシン、ベレゾフスキー、ソフロニツキーを貼りました。

キーシンは若くて可愛らしい時の映像で、華奢な体、細長い指で一生懸命弾いてる姿に、なんだかウルウルしてしまいました。
みよ、この左手の跳躍を
切なそうなキーシンの表情を見ているだけで、胸がキュンとするのでした。

それに比べてベレゾフスキーは熊みたいで、この難曲をスラスラっと楽チンそうに弾いているので、なんか憎たらしいです。上半身ほとんど不動やし正面からみたら、お料理でもしてるみたいやし(全く音楽的でない意見だ)。
でも良く聴いてみると、他の人と違ってこの熊ちゃん、1回目のBメロで左手による内声(というか副旋律?)を良く歌わせてるの。そこがピンポイントでイイ!(アンデルさんのバッハのトリルとか、相変わらず、ピンポイント攻撃に弱いです)

今のところ一番好きなのがソフロニツキーです。スクリャービンの演奏様式の継承者と言われていますが、なんだか師匠への愛情を感じる演奏です。力強さと優しさを併せ持っていて、時代性なのかなぁ、アゴーギクは自由奔放な感じですね。

ツィメ様にも、スクリャービンを弾いてほしいなあと思うのですが、ロシアものはお好きでないのかなぁ。


スタニスラフ・ネイガウス



キーシン


ベレゾフスキー


ソフロニツキー


petit_viora at 14:50|PermalinkComments(5)TrackBack(0)オペラ・クラシック 
petit viola
いつもコメントありがとうございます♪
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