2009年07月31日

犬 猫の膀胱 尿道 腎臓結石について5

結石に関しては、処方食での食事管理、食事療法が、最良の治療です。

漢方は、尿道炎、膀胱炎の残尿感や、炎症をおさえる効果は、ありますが、結石自体を、溶解したり、結石を作らせないようにするような作用は、ありません。

主治医の先生と良く相談して、食事療法を、実行してください。


2007年01月15日

錦戸先生とメールをやり取りしている皆様へのお願い。


こんにちは ペットの漢方研究会事務局 中尾です。

いつもご利用頂きありがとうございます。

錦戸先生とメールのやり取りされておられる皆様方へ、
お知らせとお願いです。


現在、錦戸先生は非常に多忙で、皆様方の問合せ、ご相談内容に対し、
1日に多くのメールを診療の合間をぬってされておられる状況です。

そのため、日常の報告や、服用法の質問に対し、まれに短い文章になるとおもいますが、それは「現状維持でやっていけば心配ない」という意味で、
病気のお問合せや、事態が変わったり、獣医師の目で見てアドバイスが必要なときはちゃんと対応されますので、その点はご心配されなくても良いと思います。

皆様のご不明の際などは、事務局 門口、中尾が対応したしますので
そちらのほうにメールを送ってください。

info@petkanpo.com 事務局まで





2007年01月10日

失明したペットの目に光が…?!

新年おめでとうございます。
ペットの漢方研究会 学術担当 相談堂の中尾です。

忙しくて全然更新されないブログですが、とっても良い知らせを一つ!!

先日、夜中の23時に、研究会の門口先生から電話かかって来ました。

何でこんな夜遅くかかってくるんだろう〜?と思い電話を取ると

「中尾君、良い知らせを持ってきたよ〜。 すぐに知らせたいと思ってね!」

『え〜 なんかいいことあったんですか?』

「いや〜 さっき錦戸先生から電話があってね、中尾君にペットの漢方の新作といって調合してもらっていた例の○○の漢方で、失明していたペットの目が見えるようになったという症例が2例でたとの話だよ。 あの漢方すごいね〜!」

『えっ〜 失明していたのが治ったのはオーバーでしょうが、視神経が回復し、光が見えるようになった可能性はありますよね。 でもそれでもすごいです。 漢方にも新しい可能性が出てきましたよね。 私どもも頑張りましょう!』

「そうだね、で 頭の毛がふさふさになる薬はない? 」


『……(無言)  難しいでしょうね(涙)』



 漢方って不思議です。 

2006年09月26日

やんちゃなアンディ君、また、やっちゃった!!

こんにちは、錦戸です。
7月のブログで「大手術」のご紹介をした、ゴールデンのアンディ君。
またまた「命がけのいたずら」をやっちゃいました。
今度は柵にこぼれていた農薬をペロペロ舐めてしまったのです!

運ばれてきた時は泡を吹き、全身痙攣、のたうちまわっています。
ブライアン、ミノファーゲンetc・・・とにかく解毒しないと助かりません。
本人の「生きたい!」と言う強い気持ち、生命力との闘いです。
私がすることは(手術にしても投薬にしても)傍で見ていると難しい事をやっているように見えるみたいですが、要はその生命への欲求を助けてやる事に集約されます。ただ、それが最大限できるようにコンマ何ミリの手術をしたり、0.数mg単位の投薬に神経を注ぐ訳です。
人間も動物も、命ある者は、皆「生きていたい」はず、だからです。
・・・・・

峠を越して、念の為もう少し側に居て・・・うとうとしてしまい、ハッと目を覚ませば、そこにアンディ君のキョトンとした顔。
・・・ああ、頑張ったなアンディ、よしよし。


思わず脱力・・・。気がつけば朝です。

さあ、シャワー浴びて、メシ食って、外来だあ!!


2006年08月31日

サポートスタッフの中尾です。

相談堂の中尾です。

 ちょっとした喜びの声を頂きました。
 がんのフェレットちゃんですが、順調に推移です。
 がんばってほしいとおもいます。
 飼い主さんとペットさんの名前は伏せさせていただいています。


「相談堂様

お世話になっております。Yです。
おかげさまで”○○○”の具合いも良くなり、今では元気に走り回っています。
(腫瘍も小さくなり、肝臓の数値も下がっています)

以前に錦戸先生のほうで漢方薬をお願いしていただいたのですが、
DMSのほうの投薬量が増えてしまい(尻尾が脱毛)、
残量が少なくなってきましたので追加でお願いしたいのですが、
直接注文してもよかったでしょうか?

よろしくお願い致します。」


 一昨日まで東京に行っていましたが、門口先生も錦戸先生も
 たくさんの患者さんでいそがしそうです。

 東京の方から、新しくペットのアロマセラピー(実験結果がきちんと出ている!)
 と、ペットの尿検診により血液検査のように体内の状態がわかるものを
 ご紹介頂きました。 後日正式資料をお送りしていただき、
 皆様方にご紹介していきたいと思います。

 世の中はいろいろなものがありますね。
 


2006年08月10日

門口さんが挨拶するかも?

 こんにちわ ペットの漢方研究会サポートスタッフの 中尾典義です。

 ペットの病気とは少し関係ないのですが、私も門口さんも所属して
いる統合医療研究会が 九州がん国際フォーラムとの共催で
 市民公開講座を いたします。

 私どもが裏方となって企画していますが、そこで門口先生が挨拶を
 されるように手はずをすすめています。 

 何しろ主催者である統合医療研究会 会長ですからね。
 (ペットの病気のお世話に追われていますが… ) 



 こんなに門口先生が忙しかったら、果たして参加できるのだろうか?
 ちょっぴり心配です。



 詳細はこちらです。→ http://www.ookinaki.com/_news/gan.htm

2006年08月08日

心臓病に苦しむ小型犬に、また朗報!!

こんにちは、門口です。
シーズーをはじめとする小型犬に特の多い症状の1つが心臓肥大、心臓弁膜症です。
可愛い我が子が、いきなりキャイーンと鳴いて、バタッと倒れたり痙攣したりすると、飼主の皆さんはオロオロし、いてもたってもいられなくなります。
西洋医学ではだましだまし抑えながら付き合っていくしかない、この厄介な病いに、また嬉しい事例が生まれました。

ここにご紹介するのは7月、N件の○○岡様より、心臓肥大に苦しむ愛犬(シーズー)のご相談です。
先生とのやりとり、長くなるので途中省略していますが、どうぞご覧下さい。

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6月 9日 :・「キャイーン」と言う泣き声と共に軽い痙攣(手足を硬直させた:数秒間)、5分後は普通の状態に戻った。
6月10日 :掛かり付けの動物病院へ
         投薬:エナカルド錠を朝1回投薬
           :気管拡張剤(半分)を夜1回投薬
           :動脈拡張剤(半分)を夜1回投薬
           :抗生剤(半分)を夜1回投薬
           :利尿剤(4分の1)を夜1回投薬
           :頓服としてステロイド剤(4分の1)をもらう。
6月12日 :非常に元気に動き回るようになった。
6月13日 :突然パタっと倒れた(10秒間ぐらい)、その後は元気なくジーっとしたまま。
       その後、6〜8時間毎に白い泡を噴いて倒れる(倒れる度にステロイド剤を飲ませる)。
       16日ぐらいまで続いた(4日間)。
6月17日 :発作及び痙攣はなくなった。(但し、元気は無い)
       強制給餌を開始
7月 1日 :通院のため、車で移動中に非常に軽い痙攣
       心電図結果:不整脈はなくなっているとの診断、但し、心臓の雑音(金属音のような)はあるとの事。
7月 4日 :血圧が130〜80(病院にて計測)になり少し、元気になってきた。
       (ササミジャーキーしか食べないので並行して強制給餌)
       心電図結果:不整脈はない、心臓の雑音はあるとの事。
7月 8日 :血圧が110〜60(病院にて計測)で少し元気が無い。
7月11日 :・5時ごろに昨夜10時に強制給餌したエサを1mlぐらい吐いた。
       ・7時ごろに昨夜10時に強制給餌したエサを1mlぐらい吐いた。
       ・8時ごろに呑んだ水を3mlぐらい吐いた。(通院の車中にて)
       血圧が100〜60(病院にて計測)で元気が無い。
         抗生剤と利尿剤の投薬を停止。


注:6月20日ぐらいより、牛黄の漢方薬を朝と夜の投薬時に、
病院から頂いた薬と並行して飲ませています。

◇[ご相談・ご質問] 掛かり付けの動物病院の獣医さんには牛黄を並行して飲ませていることを告げていません。
また、獣医さんとは親しくしておりますが漢方やサプリメントには否定的な方で漢方を併用したい事を言い出しにくいのです。
錦戸先生は漢方薬と新薬を併用して心臓肥大のペットを治療したとの事を読みましたので、
何とか私の愛犬も漢方薬と新薬を併用で治療はできないものかと思い、ご相談させていただきました。
お手数をお掛けいたしますが、アドバイスを頂戴いただけませんか?

本日(7/11)は朝に吐きましたのでササミジャーキーも食べさせていませんし、
強制給餌もしていません。(落ち着かない様子でウロウロとしています)

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○○岡様へ


はじめまして、ペットの漢方研究会
   錦戸獣医科医院 獣医師 錦戸正巳です。  

私の病院でもたくさんの心臓弁膜症の子や心臓肥大の子が通院しております。 小型犬の、宿命みたいな病気です。しかし10歳で倒れるのは少しひどすぎますね。 大きな発作がきたら、命にかかわりますよ。

心臓のお薬は バソトップ、エナカルド、エースワカーなどがありますが、これほどくらいひどいとバソトップの1.25を、1日に1回半錠から始めて、これからお話しする漢方サプリを使われると非常にいい結果が期待できると思います。

その漢方サプリは、我々漢方研究会で作ったものです。

先日、元気君という14歳のシーズーの腫瘍のオペを、しました。
元気君も心臓弁膜症と心臓肥大がひどく、4年前からまず、エナカルド、2年まえから、バソトップと、心臓サポートの食事を続けていましたが、それでもちょくちょく倒れていました。
その元気君に1年ほど前から、バソトップと併用してこの漢方サプリを飲ませたら、倒れる回数が極端に減り元気も出て今回腫瘍の手術の麻酔にも耐えられるようになりました。

(以下、サプリの説明〜○○岡様も飲ませてみる事に・・・)

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錦戸正巳先生

 先生!感謝感謝です、おかげさまで掛かりつけの獣医先生が首を傾げています。
 ○○市在住の○○岡で御座います。
 7月13日からそれまで飲ませていたエナカルド(朝)、抗生剤(夜)、利尿剤(夜)、
気管支拡張剤(夜)、牛黄に加えて研究会の漢方サプリを1/4錠(朝/夜)を投薬し始めました。
 6/27 病院へ連れて行く車で興奮して軽い発作以来、本日まで痙攣及び発作は
起こしていません。
 7月16日 利尿剤の投薬を停止
 7月22日 抗生剤の投薬を停止
 7月25日 気管支拡張剤の投薬を停止
       (体重が約100g増え3600〜3700)
 8月 5日体重が約100g増え3700〜3800
 現在、体重も発作が始まる以前の体重(4200g)に戻りつつあり、順調に回復
しているようです。
 掛かりつけの獣医さんが首を傾げながら言われるのですが
『うーん、心電図を見る限り何故か分からないけど善くなってますネー』、
『うーん、なんでやろ??』といっておられます。
 6月中旬に6段階評価でレベル5ぐらいのひどい状態だった心音と心電図が
8月上旬にはレベル3ぐらいの状態になってきているとの事です。
 但し、まだ雑音はあるとの事です。

 
●親犬の事
 また、今回相談にのっていただいたシーズーの親犬(現在12歳)も心臓が悪く、
やはり9歳ぐらいから稀に(3ヶ月に一回ぐらいの頻度)パタッと倒れたり、”キャィ
ンー”と鳴いて痙攣したりしておりました。
 親犬の方は体重が7kgです。
 現在、エナカルド(朝)、利尿剤(夜)、清心丸(朝/夜)、願快清(朝/夜)を呑ませて
います。(年に一回ぐらい発作があるか無いかの常態です。)、掛かりつけの獣医先生
が言われるのに『あれ〜、最近はトビー(=親犬)も心臓が良くなってきてますヨ?、
何でやろ?』
 実は先生にお叱りを頂戴するのは覚悟の上で、この親犬にも研究会の漢方サプリを1/2錠(朝/
夜)を呑ませています。
 親犬は7Kgありますので、1/2錠を呑ませているのですが・・・・。
それから、2匹(体重4Kgと7Kg)、2匹とも痙攣、発作は無く、6段階のレベ
ル2〜3、雑音は若干あり、食欲ありです。



2006年08月03日

西洋医学と東洋医学の融合=元気くんに結実

錦戸です。
私は今でも他院で手に負えなくなった子の依頼手術を1日2〜3件は執刀しています。多い日には自分が主治医をしている子も含め10件にのぼる日さえあります。
自慢している訳ではありません。私は外科のエキスパートとして常にチャレンジしてきましたので、当然と思っています。(それなりの自負はありますが)
 しかし、どんなに頑張っても悔しい思いをしてしまった事も少なくありません。手術できない程酷い場合や、再発を繰り返し可愛い生命が消えていく時、目に見えぬ大きな壁の前に、何もできない自分を見る悔しさ・・・。
 この壁を少しでも崩せるように、自分の領域を広げようと、漢方を研究し、実践するに至った訳ですが・・・、それが間違っていなかった事を「元気くん」が教えてくれました。
 シーズーの元気くんは肛門周囲腫を患っていました。通常ならば、すぐに手術します。が、厄介な事に元気くんは心臓弁膜症と心臓肥大がひどく、4年前からまず、エナカルド、2年まえから、バソトップと、心臓サポートの食事を、続けていました。が、それでも、しょっちゅう、バタッと倒れていました。
その元気君に、1年ほど前から、バソトップと併用してペット漢方研究会で研究・開発したある漢方系サプリメントを飲ませたら、倒れる回数が極端に減り、元気もでて、遂には腫瘍の手術の麻酔にも耐えられるまでになりました。手術もパーフェクトに成功です!。
 今、定期検診がてらやってくる元気くんにペロペロされる度に「ああ、自分のやって来た、求めてきた、西洋医学と東洋医学の融合は、ここに実を結んでいるんだ」と実感しています。
 いかに生かすか?いかに再発を予防するか?大切な生命をいかにケアするか?これを私の仕事の集大成にするつもりです。

2006年07月29日

今思うこと(癌の子達に)



このペットの漢方研究会のHPを開いて3ヶ月が経ちました。

その間、多くの病気の子を抱える飼い主さんの悲痛の思いのメール相談や電話相談を頂き、「世間ではこんなに難病で困っている子がたくさん、いるのか?」「何とか、助けてあげたい」「できる限りのことをしてあげたい!」とスタッフの門口さん、中尾さんと先日話しました。



 人間もペットも癌は痛みで苦しむ病気です。 動物は言葉が話せないだけに、耐えるしかなく、とてもつらいことだと思います。 癌の場合は痛みだけでなく、吐き気、食欲不振、倦怠感、発熱などと、制癌剤の副作用で二重の苦しみになる場合が多々あります。 

当然、私どもも生存率の向上に日夜、努力をしているつもりです。



 癌を治療することはとても大事なことです。 しかしそれ以上に大事なのは可愛い子たちの限りある生命をもっと大切にすることだと私は思います。



  私は、獣医として癌で苦しんでいるその子達のQuality Of Life(生きている命の質、余生)の向上させて上げるには、抗がん剤の副作用をまず減らしてあげることと、癌がおとなしくなるような対処をしてあげたいのです。
それによって可愛い子たちが元気が出てきて、犬の場合は、わんわん尻尾を振って飼い主に甘えてくる。 猫の場合は、のどをゴロゴロさせて飼い主に擦り寄って甘える。 昼寝をのんきにする。 ごはんをおいしく食べる。
などの生活に戻る手助けをすることが本当の医療というものではないのか? 
それが、Quality Of Lifeの向上であり、可愛い子たちが生きるということではないかと思います。



 癌や難病に打ち勝つことだけが目的ではなく、可愛い子達のQOL(Quality Of Life)命の質を高めることが私の役目なのだ。 





 漢方やサプリメントもその一つの答えだろうと思い、自問自答しながら診療を行っています。



また飼い主さんたちの望みもそういうことではないかと思います。



今後とも、私たちペットの漢方研究会のメンバーは、1匹でも多く難病に苦しむ動物達を救うことができるよう、努力,研修に努めていきます



みなさま応援よろしくお願いいたします。


2006年07月25日

今年2回目のマルガリータ

4c137983.jpg門口です。
ようやく梅雨も明けかけた7月24日、わが家のウィルが錦戸先生の病院でライオンカットしてきました。今年2回目です。ウィルはペルシャよりもサイベリアンみたいな顔をした雑種ですが、(親バカで、先生にサイベリアンじゃなかろうか、と尋ねたら、そんな猫が迷子で拾えるはずがない、と大笑いされました)とにかく長毛種なので暑がりです。その為の今年2回目のカットです。
 しかし、これがまあ、見事なまでにマルガリータ(=丸刈り いた)になり、可愛いやら可笑しいやらで、いつも皆で大笑いです。以前一緒にいた兄ちゃん猫のミーからも「うにゃにゃ」と笑われ(?)ていましたし、甥っ子からは「ウィルは子供ライオンなの?」と聞かれる始末。そがんワケなかろうが!
 まあ、皆さん、親バカですみませんが、マルガリータ見て、脱力して下さい。