2006年09月14日

インシュレーターの驚異! 

インシュP

ほとんどのピアノのキャスター(こま)の下に
インシュレーター(お皿)を敷かれています。
この写真は、最近、弊社が納品するピアノに採用
している無垢の木製のインシュレーターです。

写真の物は無垢の木製で、質感も高く、見た目も天然材ですから雰囲気が
あっていいね!といわれるのですが、問題は見た目の質感だけではありません。

実は、この木製のインシュレーターだけで、ピアノは同じでも、従来のプラス
ティック製のインシュレーターと、誰でも?音の伸びの違いがはっきりとわかる
位に違ってきます。これは体感した人でないとわからないと思いますが、実は、
これにはちょっとした秘密があります。

これが、約1万円でピアノの性能がよくなる、
魔法?の木製のインシュレーターの表と裏です。
インシュ木表インシュ木裏







従来のプラスティック製のインシュレーターの表と裏です。
インシュプラ表インシュプラ裏






肝心のプラスティック製と木製のお値段の差ですが、プラスティック製が
セット価格で¥600〜¥1.200に対し、木製は¥6.000〜10.000-と価格は約10倍
とインシュレーターとしては高価なのですが(但し、写真の弊社のものは特注品です)その効果はかなりのものです。

あまり同業他社には教えたくはないのですが、これにはちょっとした秘密がありまして、弊社の試行錯誤の研究の末発見したコツがあります。

このインシュレーターの底は、通常はキャスター(こま)の形状に合わせて底が丸くなっているのですが、弊社の場合は、底をフラット(平ら)にして、キャスターが納まる面積を通常より大きくとり、キャスターがインシュレーターと底以外では接触しないようにします。

実は、これらのアイデアは、実は浜松の職人調律師の山原氏のアイデアを元に弊社が実現したものなので、あまり自慢話にはならないのですが。

ただ、ピアノによりキャスターのサイズも個々に微妙に違いますので、これらの条件を満たすために、少し割高になり、面倒でもありますが、浜松ピアノ店用に特別にオーダーしています。

さらに、ここからが肝心なのですが、インシュレーターの木目の方向とキャスターの方向を一致させ、さらに、キャスターをインシュレーターの真ん中に置き、ピアノのキャスターが底以外では、インシュレーターに接触しないようにピアノ設置します。

このようにしますと、名人がきちんと整音をやり直してくれたくらいに、同じピアノでも、音の伸びと響きが違ってきますのでびっくりです。
たったこれだけのことで、これほどピアノの響きが変わるとは、私も本当に驚いています。
簡単なことですが、ピアノの音色や響きを気にされる割には、意外とみなさん、見落とされているように思います。

実は、この特性を利用して、浜松ピアノ店の展示ピアノでこれは!というピアノには、このインシュレターを敷いていますが、お気づきになられる方はいないようです。

浜松ピアノ店
ペトロフピアノ

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この記事へのコメント

2. Posted by ワクワク ピアノ伝道師   2011年05月14日 14:47
インシュレーターの役割は、ピアノがキャスターで動かないようにするのが主目的だ
と思います

また推測ですが、無垢の木製のインシュレーターにより、床面に音(振動)が上手く
伝わり、丁度ホールの舞台に直接ピアノを置いた感じに近くなるではないでしょうか。
その逆に、ゴムのインシュレーターと云うのがありますが、これはマンション等で階下に音を伝えないためにあります

キャスターの方向と木目の方向を一致させるのも、経験上、音の伝わりが良いからだと思います、舞台でのフルコンサートピアノのキャスター方向も、見栄えのこともありますが、結構、気を使っているようです
1. Posted by SUGU   2011年05月14日 14:07
5 こんにちは。インシュレーター一つでこんなに音の響きが違うのですね!
ここで疑問なのですが、キャスターを底以外は接触させないようにして、なおかつキャスターと木目の方向を一致させると、どうして音の響きが良くなるんでしょうか?企業秘密?に抵触しない範囲でお教えください。
なお、従来のプラスチック製の物は結局どういう意味合いで装着されていたのでしょうか?
ピアノが不意に動いたりしない為の押さえのためなんでしょうかね?

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