2009年02月01日

福島県からペトロフピアノ ホームコンサートのレポートを頂きました!

映像を見ながら福島県の長瀬様からホームコン
サートの丁寧なレポートをいただきましたので
ご紹介させていただきます
今回は、わざわざ一流ピアニストを東京から
お招きしての贅沢なコンサートとなりました


昨年ペトロフのグランドピアノをご購入いただいたのですが、ちょうど結婚10周
年になられるそうで、その10周年を記念して、日頃の奥様の愛に、感謝の気持ちを
込めて、心に残るプレゼントをと考えられて、企画すること半年、このたび奥様に
捧げる記念すべきホームコンサートが実現したようです


以下頂いたレポートをそのまま貼ってみますので、お読み下さい

         ホームコンサートのご報告

この度、昨年8月に購入いたしました「ペトロフ P210 Pasat」を使いま
して、ホームコンサートを1月24日に開催いたしましたので、ご報告申し上げます。

もともとこの企画はピアノを購入した際に、浜松ピアノ店の植田さんから「せっかくコンサートホール仕様のピアノをご購入されたのですから、プロのピアニストをご自宅に招いてホームコンサートなど開かれたらいかがでしょう?

お願いすれば、ピアニストの考え方(哲学?)にもよりますが、一流の方でも、趣旨に賛同いただける方であれば来ていただけますよ!」と、ご提案をいただいたところから始まったものす。

ちょうど今年は私達夫婦にとりまして結婚10年目でもありますし、1月には妻の誕生日もあることから、ここは「スイート・テン・ダイヤモンドならぬスイート・テン・ホームコンサートを開催しよう!」と一念発起し、実現に向けて取り掛かりました。

しかしプロのピアニストをお呼びすると言っても、どうやって頼んだらよいのかもわからず、植田さんにご相談申し上げたところ、懇意になさっておられる川井綾子さんというピアニストをご紹介してくださいました。

川井綾子さんは、国内外を問わず数々の著名なピアノコンクールを制するなど輝かしい経歴をお持ちの方で、ヨーロッパではパリを拠点に活動なさっておられ、国内での演奏活動を本格的に始めたばかりのまさに「Young Virtuoso」とお呼びするに相応しい若手女性ピアニスト、とのお話しでした。

ピアニスト 川井綾子さんのホームページです

そんな凄い方が、本当に自宅までいらしてくださるのかちょっと心配でしたが、
企画意図をお話してみましたところ「私でよろしければ、是非お手伝いさせてくだ
さい!」という大変嬉しいお返事をいただきました!

ところが、川井さんは、日本各地でのコンサート活動の他に大学での講師も務めら
れており、その合間を縫ってはパリと日本を行き来する超多忙な方で、また私の不
規則な仕事と相まってなかなかスケジュールのご都合がつかず、結局、実現するまでに5ヶ月もの月日を要してしまいました。

そうして迎えた当日。まずは遥々浜松から駆けつけてくださいました調律師・山原満弘さんによる入念な調整から始まりました。

山原さんこの日はコンサートホールのピアノと全く同じ
調整を施してくださるということで、午前8時半過ぎ
から作業に入られました。後で知ったのですが、この
調整には大変時間が掛かることから、朝一で作業を始
めるために山原さんは前日に福島入りしておられた
そうです。

改めて山原さんのプロ精神に感服いたしました!この日は川井さんの指慣らしを間に挟んで合計3回、本番直前ギリギリまで調整しておられました。

真上からそして、いよいよ川井綾子さんの登場
です!午後2時頃からみっちり3時間、今日の
曲目を次々と、しかも終止リラックスしたムードで
指慣らししておられました。
実を言いますとこの日、私がもっとも至福を感じた
のはこの「指慣らし」の時です。

この時私は会場の準備に追われ、夢中で家の中を慌しく動き回っていたのですが、ふと我に返ると、今までに聴いたことがない美しいピアノの音色が、家中に響き渡っていることに気が付きました。吹き抜けになっている2階の廊下から下を眺めると、そこにはとてもリラックスした表情で演奏しているプロのピアニストの姿があったのです。

「指慣らしとは言え、プロの演奏をBGMに家の片付けをする・・・なんて贅沢なんだろう!」そう思った瞬間にとても幸せな気分になり、真上からしばらく川井さんの演奏を眺めておりました。(お陰で本番直前まで準備に追われることになってしまいましたが・・・笑)

映像を見ながら2午後5時。日も落ちて
雰囲気もグッとムードになり、コンサート開始です!
オープニングは、バッハの「平均律クラヴィーア曲集
第1巻より第1番プレリュード」で厳かに始まりました。



コンサートの前半は音楽の歴史をたどる構成になっており、小学1年生の娘もいる
ことから作曲家の映像や世界地図などを使い、時折クイズなども織り交ぜながらト
ークコンサート風に進みました。

川井さん演奏特にベートーヴェンのピアノ
ソナタ第8番「悲愴」第1楽章では、難聴だった
ベートーヴェンがどうやって音を感じていたのか?
を体験するために、演奏中のピアノの下にもぐり
込んで音を空気の振動として感じるなど、娘に
とっても大変興味深いものとなったようです。

続いて、ショパンの練習曲作品10第3番「別れの曲」、第12番「革命」と進み、前半最大のヤマ場“娘との連弾”を迎えます!

連弾これはピアノを習い始めたばかりの娘のために、川井さんが
申し出てくださったもので、娘もこの日のために
5ヵ月間ずっと練習を重ねて来ました。曲目は
映画ピノキオより「星に願いを」。

実は、指慣らしの際に何度か合わせてみたのですが、
やはりいつもひとりで練習しているせいか何となく
勝手が違うようで、ちょっと戸惑った様子でした。

そして迎えた本番・・・。なんとノー・ミスタッチで完璧に、しかもサラッと演奏してのけたではありませんか!(なんて本番に強いんでしょう!私と大違いです・・・笑)大きな拍手喝采を浴びて、娘も満足そうな表情です!

川井さん前から後半は、グッと雰囲気を変えて
大人のためのコンサート。川井さんが撮影なさった
パリの美しい風景を観ながら、フランス人作曲家の
作品を演奏。


エリック・サティの「ジムノペディ第1番」、「ジュ・トゥ・ヴ」に続いて、私の大好きなドビュッシーのベルガマスク組曲から「月の光」、そして「喜びの島」へと続きます。

ペトロフ特有の「ぽわ〜ん」というまあるい音色は、フランスの作曲家と相性がとても良いようで、気持ち良さそうに弾いておられる川井さんのお姿がとても印象的でした。聴き手の方も思い思いに場所を変え(聴く場所によって響き方が全く違うんですねー)、2階から鑑賞するなど(山原さん曰く、ここがベストポジション!)ホームコンサートならではの光景も見られました。そして、いよいよ感動のフィナーレへ向けて、舞台の模様替えも兼ねて、しばし休憩。

キャンドルの中でフィナーレは今までの雰囲気
から一変して、床一面に60個のキャンドルを
敷き詰め幻想的な空間へ。そして静かに始まる
坂本龍一の「メリー・クリスマス・ミスター・
ローレンス」(ピアノ・バージョン)。

後ろ姿この曲は、私がどうしてもペトロフの
音色で聴いてみたかった曲で、川井さんにご
無理を申し上げて実現したものです。
これもホームコンサートならでは?(笑)


いやぁ〜思っていたとおり、自分の描いていたイメージとあまりにもピッタリだったので、私自身かなり感情移入してしまい、とても感情が高ぶってしまいました・・・。(まさかこのことが次の演出に影響を及ぼすとは・・・)

そして、ここでサプライズ!!!私から10年間の感謝の気持ちを込めた「妻への
手紙」の朗読です!

当初このサプライズは、最後の曲は妻の大好きな福山雅治の「桜坂」を川井さんに
演奏していただき、その曲を私からの「音楽のプレゼント」として妻へ贈り、妻を
泣かせる!という演出だったのですが、「奥様への日ごろの想いをお手紙にされて、桜坂をBGMにお読みになられてはいかがでしょう?」という川井さんのアイデア
を受けて、さらにバージョンアップ!したものです。

ここで、私と川井さんに課せられた最大の使命は「何が何でも妻を泣かせると!」。そのために5ヵ月間、何通ものメールをやりとりしながら、秘密裏に作戦
を練ってきたのです!しかし・・・。「最愛の妻へ・・・」冒頭部分を読み始めた
途端、涙が止めどなく溢れて来るではありませんか!(妻ではなく私がです・・・)

なんと妻を泣かせるどころか、誰よりも先に私が泣いてしまったのです・・・。(笑)あまりの号泣に(何度も言うようですが、私がです・・・)もう手紙を読む
どころではありませんでしたが、やっと声を振り絞ってなんとか最後まで読み終え、あとは川井さんにバトンタッチ!

キャンドル真上「音が少ない曲なので感動的に弾く
のは難しいですねー、泣かせられるか・・・」
とおっしゃっておりましたが、そこはさすがプロ
のピアニストです。叙情的かつ量感たっぷりに、
またペトロフのまあるい音とも相まって、とても
素敵な「桜坂」を演奏してくださいました!

妻への手紙

愛する妻へ
の一部を抜粋させていただきました
前略
「もう10年!」「まだ10年!」感じ方は人それぞれですが、間違いなく言えることはこんなにも波乱万丈でこれほど楽しい人生は、今までに経験したことがないということです。

私にこんな素晴らしい人生をくれたに感謝の気持ちを込めて、今日は、細やかではありますが音楽の贈り物を贈らせていただきました。気に入っていただけたでしょうか?

「え〜、スイート・テン・ダイヤモンドじゃないの〜」とあなたには言われそうですが・・・。(笑)私からのプレゼントは、あえて形の無いものです!それはどうしてか、わかりますか?「音楽」それは目には見えないけれど、心に深くいつまでも残る「愛」と同じだからです

どうぞこれからも、良き妻、良き母、そして良きケンカ相手として私達を支えてくださいね!こんな私ですが、全力であなた達を守っていきますので。これまでの10年ありがとう!そして、これからの10年もよろしくお願いたします!
後略

途中、妻の方をチラッと見ましたら、こちらも私以上に号泣しておりました。(笑)大成功!!!コンサートの主催者そして夫として、やっと肩の荷が下りた瞬間でした。そして最後はその余韻に浸るかのごとく、ショパンのノクターン第20番(遺作)が静かに流れてきてコンサートは幕を下ろしました。

今回初めて企画いたしましたホームコンサートですが、やはりその醍醐味はピアニストの息遣いや鍵盤にタッチする音まで聴こえる、迫力ある演奏にあると思います

今回改めて感じましたことは、こうやって直接プロのピアニストの方とお会いし、お人柄に触れ、音楽に関するお考え方を伺うことにより、今まで以上に音楽に対して造詣を深めることができることも、もうひとつの楽しみなのかなとも思いました。
でも、何といっても一番は、「自分のためだけに弾いてくれる!」ことですけどね!(笑)

記念写真

最後になりましたがこの場をお借りいたしまして、今回のホームコンサートの実現にご尽力いただきました浜松ピアノ店の植田信五様、調律師の山原満弘様、そしてピアニストの川井綾子様に心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

                           2009年1月24日
                                  長瀬 

私からみると、ご夫婦仲がとてもよく(我が家に比べ)羨ましい限りです
でも、これだけご主人も優しいと、自然に奥様も優しくなりますよね

私の場合、そのような意味で反省することばかりです(もう完全に手遅れか〜!)
でも、いただいたレポートを読んでいると、不覚にも私も涙が出できました、
まだまだ、私も感動する心が残っていることに気がつき、自分を少し好きになりま
した
長瀬様、ステキなレポート、ありがとうございました    植田信五

ペトロフピアノを解説しています。

ペトロフピアノ本社のホームページ

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