富山で飲み食い・おぼえ書きブログ

富山で見つけたおいしいお店やこじゃれたお店を書いていく、富山なグルメのブログだよ。どこへ行ったか忘れてしまわないようにね。 ボクの好みだから、「それはちがう」とか言わないでね。

 11月2日、3日、4日の3連休には、富山マラソンをはじめとして県内各所で実にいろんなイベントをやってるんだ。インドアなボクは、富山地鉄本線上市駅で「上市えきなか古本市」をやってる、っていううわさを聞いて、電車に乗ってやってきたよ。2日、3日の2日間開催だったみたい。

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88_31←ここに行けば富山の情報がいっぱいあるよ

 駅構内の通路に、何軒もの古本屋さんがぎっしりと本を並べていたんだ。たぶん、富山駅でやってる「BOOK DAY とやま」と、店の数ではそんなに変わんないと思うけど、スペースの広さが違う分、ぎっしり感も大きいんだよね。

 そして、古本市ならば、こんな風にせまいところにぎっしりある方が気分が出ると思うのだ。

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 電車で来た人には、500円のクーポンが配られていたから、何ともありがたい。

 この日購入したのは、博物学や幻想文学の作家として知られる荒俣宏さんの『帯をとくフクスケ』という、絵図に秘められたメッセージを読み解く1冊と、富山の歴史研究家、高瀬重雄先生の『北前船長者丸の漂流』。

 江戸時代に全国各地を交易に回っていた北前船は、時に、にわかに悪天候に見舞われると、強風の抵抗をしのぐ最後の手段として、帆柱を倒してしまうことがあったんだというよ。

 ただ、そうやって命を長らえても、その後は、潮の流れに身を任せるしかなく、誰かに助けてもらうまで漂流を続けたんだって。島に漂着した後、何年もその島で命をつなぐ話は、吉村昭さんの時代小説『漂流』にも見ることができて、小説とはいえ、実に壮絶な物語なんだよね。


 高瀬先生の著作は、1974年出版。西岩瀬を母港としていた北前船が遭難し、アメリカの捕鯨船に助けられた後の顛末と、その出来事を伝える加賀藩の秘蔵本などをもとに表した1冊みたいだよ。今となっては歴史の中に埋もれた事実を伝える、貴重な1冊だと思って買ってみたけど、価格がなんと300円だったから、あまりの安値にちょっと驚いてしまったな。

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 富山地鉄本線上市駅は、線路が行き止まりになっていて、上りの電車も下りの電車も折り返すという珍しい駅。駅から出たところで線路は、北行き(滑川方面)と西行き(富山方面)に分かれているんだ。

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 枕木を置いただけの簡単な車止め。

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 昭和な頃には、実に大勢の人が乗り降りしていたという上市駅。この日は、イベントのおかげで、とても賑々しかったけど、普段はどんな風なんだろうと思ったよ。

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 この日は、千石町通りにある老舗の喫茶店「イソップ」でランチ。このお店は、遠い昔は、「赤田屋食堂」という街の食堂だったんだってね。だから、今でも、アイスクリームは赤田屋の名前で売っているんだ。

 メニューにも、丼やらそば、うどんやらの定食メニューが並んでいるんだよね。かくして、この日注文したのが『カツ丼定食』。

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 カツは小ぶりだけど、揚げたての熱々。玉ねぎもシャキシャキしていて、それでいて味はちゃんと染みているから、何とも素晴らしいんだ。何よりも、超つゆだくで、ご飯に味が染み染みなのがすごいよね。さすが老舗の食堂の味と感服したのだった。

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 出汁のきいたみそ汁もまた素晴らしい。喫茶店というよりは定食屋さんクオリティの味わいだったんだ。

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 こちらが喫茶店的メニュー。

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 ページをめくれば、定食がぎっしり。

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 中華そばや鍋焼きうどんまであるというから、恐れ入るではないか。

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 昭和の純喫茶の名残を残す店内もまた素晴らしき、富山遺産といってよいお店だよ。

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 この日は、久しぶりに朝マック。休日の朝、何にしようかとぐるりとカウンターの後ろのメニューを見回して選んだのは『メガマフィン』のセットなのだ。

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 『メガマフィン』は、イングリッシュマフィンに、2枚のソーセージ、チーズ、エッグ、ベーコンをはさんだボリュームある一品。チープな味わいがたまらなくマクドナルドらしいよね。朝から元気に盛り盛りいただけば、一日の活力がみなぎるのだ。

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 この日は、地鉄南富山駅前の商店街でずっと昔からやってる居酒屋「たけ」に入ってみたよ。アーケードの駅から向かって一番左の端っこにあるこのお店は、ここに構えてからかれこれ40年ほどにもなるだろうか。

 「うちの店、魚がいいんだよ」と自信たっぷりのマスターにおすすめされた中から、ボクが選んだのは『しめ鯖』。

 これが、かなり生っぽさを残していながら、しっかり酢で締まっているという超絶品。塩加減、酢の締まり加減のあんばいが絶妙なんだよね。今が一番食べごろのタイミングで出された素晴らしき一皿。マスターの言葉も納得の一品だったんだ。

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 こんな素敵な『しめ鯖』は、『SAPPORO赤星』と一緒にいただくしかあるまい。

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 お通しは『冬瓜の煮物』。これも、味が染みしみの見事な逸品だったよ。

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 『銀だらの照り焼き』もまた絶妙。焦げ具合が、見るだけで旨いに決まってるビジュアルを演出。実際に口にすれば、箸が止まらない照り焼きだったよ。

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 手書きのメニューが秀逸だよね。気になるラインナップも幾多あるけど、まぁ、マスターのおススメに従っておけば間違いはなかろう。

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 南富山駅前商店街は、遠い昔のにぎやかだったころは、本屋さんがあったり、薬局があったり、八百屋さんがあったりしていたんだ。この「たけ」がある場所も喫茶店だったというよ。

 近頃、この南富山駅前エリアの再開発を考え始めてるというニュースをときどき目にするんだ。駅舎も含めて、この辺りが様変わりするとしたら、それはそれで楽しみなお話だね。

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 この日は、総曲輪の外れにある古書店「ブックエンド2」にふらりと立ち寄ってみたんだ。

 古本屋さん、っていうのは、狭い店内にぎっしり書棚があって、高いところまで本が詰まっている上に、通路の間にはみ出した本を積み上げてるでしょ。そんな中で古書に包まれて時間を過ごしていると、たまらなく落ち着くんだよね。

 この日購入したのは、『日中戦争全史』と、今は亡き杉浦日向子さんの描く『百物語』3巻。日本人として、ぜひとも知っておきたい日中の歴史や江戸文化に触れられる、いずれも素晴らしき書籍なのだ。

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 古書店に並んでいる本は、新刊書店ではなかなか目にすることのないジャンルや書籍がいっぱい。そういう古書店の品ぞろえが、ボクのストライクゾーンのど真ん中をつくんだよね。新刊書店でも買えるのかもしれないけど、古書店でのこういう出会いこそが、一期一会なのだと思うんだ。

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 以前に、「BOOK DAY とやま」で購入した『ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争』。かなり読み進んでるんだけど、なかなかに興味深い。

 北朝鮮に侵攻された韓国が、なぜに短時間で釜山まで追い詰められたのか、仁川上陸で形勢逆転した連合国軍と韓国が、なぜに38度線を越え北朝鮮の奥深くまで逆に侵攻したのか、中国の参戦で戦況はどう変わったのか、といったあたりを、当時最前線にいた元軍人から取材した情報を元に構築された物語に、なるほど納得と思うばかり。

 日本の占領政策を進めながら朝鮮戦争の指揮を執ったマッカーサーという人物は、なかなかに自己顕示欲が強く根拠のない自信家だったことが、この書籍からは伝わってくる。それは、ある一面をデフォルメした書き方なのかもしれないけど、そういう風に受け止められる事実が、確かにあったということだろう。

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 この日は、西町にある老舗の純喫茶「ツタヤ」で、バスの時間待ち。開業してからかれこれ100年は経とうかという、富山屈指の名店で、この日注文したのは『コーヒーゼリーパフェ』。

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 苦味が強く、甘さ控えめのゼリーが、ぎっしりグラスの中に入っていたよ。底の方に少しのシリアルとコーヒーに入れるクリーム。上にはバニラアイス。このアイスの甘みが、苦味の効いたゼリーとマッチしていたんだ。

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 この店では、前々からツタヤライス(ツタヤ特製のハヤシライス)を食べてみたいと思っているのだけど、空腹時にこの店の前を通ることがなかなかなくて、出会えていないのが残念だね。

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 この日は、太田口通りにある老舗の町中華「なにわ飯店」に、散歩の途中に立ち寄ってみたんだ。ランチタイムだったから、皆さん食べてるのは、ラーメン、チャーハン、うま煮そばといった感じだったけど、ボクが注文したのは『鶏唐揚げ』。中華料理屋さんの鶏唐で、ビールをいただこうではないか。

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 町中華ならば、ビールだって瓶入りだよね。この店では、サッポロ赤ラベルの中瓶。

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 大ぶりな鶏唐は、揚げた後、半分に切って食べやすくしてくれるんだ。下味はついてるけど、思ったよりも薄味だったから、胡椒入り塩をまぶして食べるとちょうどよい。サクッと揚がった素晴らしき鶏唐揚げだったよ。

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 『チャーハン+ラーメン』といったランチメニューは、ボリューミーでお得だね。

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 鶏唐揚げ一人前とビールですっかりお腹がふくれたのだった。

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 それは、九州を旅した日のお話。今年の夏訪れた街のうち、長崎、熊本、鹿児島には、路面電車があったんだ。どの街も、富山以上に大勢の人に利用されていて、とても元気に走っていたよ。

 長崎の路面電車は、昔ながらの1両スタイル。新旧取り混ぜていろんな車両が走っているし、色も多彩でカラフルだから、見ているだけでも楽しいんだよね。

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 長崎電気軌道の路線図はこちら。

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 主な観光地の近くを走っているし、平和公園の方へとつながる路線もあるしで、市民だけでなく、観光客も相当利用していて、どの車両もいつも満員といった印象だったんだ。

 長崎駅前には、長い停留所があって、電車が溜まれるようになっていたよ。

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 こちらは、新型の車両。

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 川のほとりをガタゴト走る路面電車の雄姿。

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 長崎の路面電車は、Suica、ICOCAといった、交通系ICカードが使えるんだ。「IC乗り換え」の指定停留所で乗り換えると、乗り継いだ電車料金が割引されるなど、ICTを活用したサービスも工夫されていて、素晴らしかったな。

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 熊本の路面電車も、トラッドな雰囲気。こちらも、平日の昼日中なのにたくさんの人が乗り降りして、とても賑わっていたんだ。

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 熊本市交通局の路線図はこちら。路線は少ないけど、市民には大事な路線として利用されていたよ。

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 鹿児島の路面電車は、軌道敷に芝が敷かれていたり、架線を軌道敷内のセンターポールにかけていたりして、けっこうアグレッシブに運営している様子が見て取れたよ。

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 2両編成車両や低床車両もたくさん走っていて、かなり近代的な印象。

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 こんな、おもちゃみたいにかわいい車両もあったんだ。

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 これは、何両編成といえばよいのだろう。

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 つり革がこんな具合になっていて、普段は邪魔にならない高さにあるだけど、つかんだら下がってきて安定するという、素晴らしき工夫があったんだ。

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 こんな風に、路面電車の路線が町の美観に潤いを与えている、っていうのが素晴らしいと思ったよ。

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 いずれの路面電車も、これからも市民に大切にされつつ走り続けるに違いない。

 この日は、大泉にある居酒屋「門出」で、一人飲み。ご近所なんだけどなかなか行けないこのお店で、この夜はしっぽりと呑んでみたんだよね。まずは、生ビールといこうではないか。お通しの『たらこの煮付け』は、しっかり味がしみしみで素晴らしき一皿だったよ。

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 この夜は、『揚げ出し豆腐』を頼んでみたよ。

 ボクって、遠い昔、居酒屋でアルバイトしてたことがあるだけど、その時に覚えたのが『揚げ出し豆腐』の味。片栗粉をまぶして表面だけカリッと揚げた豆腐に、出し汁をかけたシンプルな一品だけど、その豆腐の揚げ具合とか出し汁の味加減とかが絶妙な一品だったんだ。

 その後、その時の味にはなかなかな出会うことがなかったんだけど、この夜の『揚げ出し豆腐』は、そんなボクの記憶にどんぴしゃりの、素晴らしき一品だったんだ。これに出会うために、この夜、この店がボクを呼んだに違いない。

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 この夜は、銀色に光る太刀魚の美しさにも心惹かれたよ。思ったよりスリムな太刀魚だったけど、塩焼きにすれば、その味もまた絶品。

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 よい肴とよい酒に出会える、素敵なお店だよ。こちらは、小さな川に面した入り口。広い駐車場がこちら側にあるよ。

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 広い通りに面した方からも、入ることができるみたいだけどね。

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 この日は、上大久保にあるランチ&ヘルシーケーキのお店「ユース丸」でランチしてみたよ。子供の頃、両親に連れられて訪れた記憶がかすかにあって、こんな小洒落たレストランで食事できることが無性にうれしかったことも覚えているよ。それ以来、いったい何年ぶりだろうか。

 今は、おそらく代替わりもして、西町にも総菜の店を出すといった具合に、アグレッシブに経営しているといった感じ。そんな「ユース丸」でこの日いただいたのは『玄米ドリア』。いかにも、洋食屋さん的なメニューでしょ。

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 帆立、えび、ムール貝がのったグラタンのホワイトソースが、玄米ケチャップライスを包み込む、洋食屋さんらしい見事な仕上がり。一見、量が少なめなんだけど、食べてしまえば、十分な量だったよ。

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 『豆乳こんにゃくヌードル』『玄米ご飯セット』と、なにやら健康志向なラインナップが目立つんだ。

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 ソフトクリームだって、豆乳でつくられてるんだね。

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 お店に入ってすぐのところにあるショーケースには、ケーキの他に、お惣菜も売っているんだ。店の中にも大きな棚があって、店で作った総菜やサンドイッチ、チャーハンなんかも売っているんだよね。この店でも、テイクアウトに力を入れている様子。

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 観葉植物を並べたウッディな空間が素敵なお店だよ。

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 外観は、国道41号線側から見ると船の形をしているんだ。だから、ユース“丸”なんだね。

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 時々、無性に食べたくなる金沢カレー。この日は、掛尾にある「ゴーゴーカレー&フジヤマ55 富山掛尾店」に行ってみたよ。実に久々のゴーゴーカレー。

 この日は、『ロースカツカレー小』に『目玉焼き』をトッピング。目玉焼きといっても、フライにしてあるのがゴーゴーカレーらしいと思ったよ。使うのはフライヤーのみで、フライパンは置いてない、といった感じがね。

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 「チャンピオンカレー」よりは、辛さが控えめだと思ったよ。でも、コクの深さは同等。キャベツで一休みする、というのも安心するね。

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 店の中央の円卓カウンターは、真ん中にゴリラがそびえ立っていたよ。ゴジラ松井選手の背番号55番から始まった店名だけど、今は、ゴリラのゴーゴーなのだろうか。

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 券売機がタブレットになっていたよ。タッチパネル式だから、価格の変動も、プログラウムで対応できていいよね。

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 この日は、立山町吉峰にある日帰り温泉「よしみねゆーランド」の湯につかりに行ったよ。以前に訪れてからずいぶん経ってるけど、その間に改装したって聞いてたから、どんなふうになったんだろ、って楽しみにしながら行ってみたんだ。

 大きな湯船はゆったりできるし、露天風呂もまたゆったりできるし、と、とても心地よい温泉だったよ。もっとも、前に入ったときの記憶も、ゆったりできて空を眺められるいいお湯、って感じだったから、そんなに変わらないかも(笑)。

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 まぁ、いい湯につかった後は、冷たい牛乳でも飲もうではないか。自販機には、瓶入りの八尾牛乳がずらり並んでいたよ。

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 とはいえ、『フルーツ牛乳』を見つけてしまったならば、そちらをいただくしかないではないか。こちらは、「新湊乳業」の『フルーツ牛乳』。風呂上がりをより気持ちよくする、さっぱりな1本だったよ。

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 入り口のカウンター横には、地域で栽培された野菜を売るコーナー。

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 奥には、食事をできるスペースや、ごろんと横になれる休憩所もあって、のんびりと時を過ごすには最適な温泉なのだ。

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 稲荷町あたりから「ファニチャーパークK3」辺りまで、国道41号線のちょっと北側を並行に走る細い道は、旧々国道8号線。今は、県道316号(稲荷町新庄)線と呼ばれてるけど、遠い昭和の昔は、このところどころ太さの変わる道が国道8号線だったというよ。

 その通り沿いの双代町辺りにある居酒屋が、昼営業もやってるのに気づいて気になってたんだよね。この日は、たまたま歩いて通りかかったから、フラっと入ってみたんだ。お店の名前は「〇福」。注文したのは、天ぷら、造り、焼き魚がついた『〇福定食』だよ。

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 きす、かぼちゃ、舞茸、海老と、4種の天ぷらは、サクッと揚がっていてなかなか良いのだ。

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 これだけ品数が多いなら、そりゃやっぱり昼ビールするしかないでしょ。『キリンハートランド』があったので、一緒にいただくのだ。

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 焼き魚は『かます』。干物だったけど、久々にかますを食べられてうれしかったよ。

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 バイ貝の入った造りもまた素晴らしい。富山の食材を生かしたランチは、酒のおつまみとしてもぴったりなのだ。

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 ご近所の方は、かなり利用されている様子。社食のように食べに来ている人もいたけど、どこかの会社と契約しているのかもね。

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 この日は、上富居にある人気のラーメン専門店「万里」に、久しぶりに立ち寄ったよ。注文するのは、もちろんの『チャーシューメン』。登場したのがこちらだよ。

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 長いカウンターが向かい合ってる、他にはないお店のレイアウト。

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 そして、これまた、他では見ないチャーシューがのった見事な『チャーシューメン』。てのひらにのせればはみ出すサイズの巨大なチャーシューは、スープにひたすと脂がトロトロと溶けて、バラバラとほどけていくんだ。

 溶けだした脂の甘みとチャーシューの旨味がスープに混じると、味わいがステップアップするのが素晴らしいんだよね。

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 さらに個性的なのがこの麺。ちょっと太めで、それでいてちりちり縮れていて、つるつるした麺は唯一無二なんだ。麺とスープとチャーシューが三位一体となった素敵なチャーシューメンがここにある。

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 メニューには、食べ方が指南してあるよ。麺追加を頼むと、両端部分を細切れにしたチャーシューを一皿つけてくれるのもうれしいのだ。

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 近頃は、いつお店の前を通っても、駐車場は車で一杯で、なかなか入れないんだよね。ある日は、駐車場が空だったから、どうしたのかと思ったら、その日の麺が売り切れだったり。まだ、1時半ごろだったんだけどね。

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 だから、この日は、地鉄本線に乗って行ってみたよ。最寄り駅の「新庄田中」からは、歩いて10分ほど。

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 途中に、韓国の自動車メーカー「Hyundai(ヒョンデ)」の販売店があるのを見つけたよ。2001年頃、「ヒュンダイ」という名で日本進出を果たしながら、10年足らずで撤退した同社だけど、2020年には「ヒョンデ」という呼称で世界統一を果たし、2022年には、日本市場に再参入。現在は、EVのみを販売しているんだよね。

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 そういえば、この間、総曲輪で実車の展示をしていたよ。「IONIQ5」っていう電気自動車はなかなかスタイリッシュだし、スピードメータ等が完全液晶化されてフラットになってるコクピットも、未来的でいい感じ。こういう車なら、乗ってみたいと思ったんだ。

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 その販売を、この店で行ってるってことだよね。EV用のチャージポイントも設けてあったんだ。QUICKということは、急速充電器なのかな。

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 こちらの充電器は、なんだかパワーがありそう。電気自動車の普及には、こういう充電スポットが、もう一段増えるといいんだと思ったよ。

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 この日は、新庄にある自家焙煎珈琲店「MicT(ミクト)」でコーヒーブレイク。『カプチーノ』と一緒に、しばしの読書タイムを過ごしたよ。最近、家ではなかなか本を読む気にならないから、こうして場所を変えて読むことにしているんだ。

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 『カプチーノ』には、木の葉の模様のラテアート。こんな小父さんの注文にも、ちゃんとアートしてくれるとは、何ともうれしいねぇ。

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 コーヒー専門店でも、これだけメニューが並ぶと、選ぶのが楽しくなるね。

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 ウッディな内装で落ち着いた雰囲気が素敵なお店だよ。

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 それは、九州を旅した時に気づいたお話。九州の大きな都市には、どこにもアーケードの通りがあって、そこがまたとってもにぎやかだったんだよね。富山だって、休日の総曲輪はそこそこの人出だけど、九州各都市は平日なのに大にぎわいなんだ。

 こちらは、長崎の「浜町アーケード」。長崎で、昔から最もにぎわっていた通りなんだって。喫茶「ツル茶ん」側の入り口は、市内電車の「浜町アーケード駅」から見たら出口になるのかな。

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 カステラの名店「文明堂」の支店は、とても渋い構え。

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 昔からやってるだろう洋傘の専門店。富山にも昔はあったけど、今は、なくなってしまったからね。こういうお店が今でもちゃんと残っているところに、歴史ある街の矜持を感じるのだ。

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 真昼間なのに、老若男女いろんな人が歩いていたんだ。

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 老舗の呉服店は、和柄の洋服も並べて、現代のニーズに合わせていたよ。

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 創業明治5年という老舗の薬局。故きを温ねて新しきを知るといった風情の店がたくさん並んでいたんだ。

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 続いて、熊本の「上通りアーケード」。ずいぶん幅の広いアーケードが、360mにもわたって続いているんだって。これは朝撮った写真だから人影は少ないけど、お昼には、休日かと思うようなにぎわいだったんだ。

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 途中には、百貨店やブティック、飲食店が軒を連ねていて、とても元気がいい感じがしたよ。富山でいえば、往年の総曲輪通りといった印象。それも、昭和の頃の、まだ夜店とかをやってた時代のね。

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 鹿児島のアーケードは、今回訪れた街の中では、最も充実していたよ。天文館商店街周辺には、いくつもアーケードの通りがあって、雨が降っていても傘をほとんど使わずに、あちこち行き来できるようになっていたんだ。

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 こちらは、鹿児島の老舗百貨店「山形屋」。宝暦元年(1751年)創業というからホントに老舗だね。さすが薩摩藩のおひざ元。

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 その山形屋の横から天文館通りへと続くアーケード。

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 昔ながらのおもちゃ屋さん。こういうお店も、富山では姿を消してしまったよね。

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 一方で、最新のアディダスショップがあるのも、現代。

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 理容道具の専門店、なんて店があって、おおぅ、と驚いたよ。歴史あるたたずまいが見事だったな。

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 いつの間にか、「天文館通り」を歩いていたんだ。

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 市電の通りをはさんで、南北につながっていたよ。

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 この天文館通りの入り口に位置するのが「Cen Terrace(センテラス)天文館」。鹿児島のランドマークとして建てられた、官民一体の施設だよ。下層のフロアには、ファッション、グッズ、グルメのお店がいっぱい。7階から上は、「ロイネットホテル鹿児島天文館」が入ってるんだ。

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 どこが「官」かというと、4階、5階に「鹿児島市立天文館図書館」が入っていること。

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 鹿児島の中心地に存する図書館にふさわしい、実にスタイリッシュな空間なんだ。ちょっぴり暗い雰囲気が落ち着きを作り出していて、ここなら、買い物途中にゆったりと時を過ごせそう。

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 街が元気という点では、JR小倉駅周辺もとても賑わっていたな。小倉は、北九州市の中心地。古くから大陸とつながる歴史の豊かな街は、ここもたくさんの人が行き来する街だったよ。

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 駅も新しくて立派なのだ。

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 九州の街々は、夜もネオンがこうこうとついていて明るかったし、人の往来も活発で、コロナ前の元気さをすっかり取り戻している感じがしたな。むしろ、コロナ前以上なのかも。富山の街も、かなりにぎやかになってきたけど、もう一段、ステップアップできたらいいのにね。

 この日は、海沿いの道を滑川までドライブ。何となく、車を走らせてみたい気分になったんだ。ほたるいかミュージアムの手前当たりに、カフェの看板を見つけたから、一休みすることにしたよ。

 「WHITE(ホワイト)」は、滑川市常磐町にある自家焙煎珈琲店。

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 1階では、この店で焙煎したコーヒー豆を売り、2階にカフェスペースを設けて、コーヒーが飲めるようにしていたよ。奥の階段を上るんだけど、なかなかに急なのが、隠れ家に忍んでいく感じがして面白い。

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 窓からは、かすかに海が見下ろせる2階。静かにコーヒーを飲んでいると、ゆったり落ち着いてしまう、ホントに隠れ家みたいなスペース。とても素敵な空間で、すっかり気に入ってしまったんだ。

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 コーヒーは、深煎りのブレンド。酸味を抑え、程よい苦みと豊かな香り。この香りが鼻の奥に広がると、さらに落ち着くのだ。

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 民家の間に、ひっそりとたたずむお店だよ。

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 それは、あいの風とやま鉄道鉄道小杉駅からコミュニティバスに乗って射水市内川を訪れた日のお話。バスから車窓を眺めていると、内川にほど近い「あゆの風センター」バス停付近に、何やらすごく人の出入りの多い店があったんだ。店の中では、行列をつくってるみたいに見えたんだよね。

 内川散歩のついでに、そのお店にも寄ってみたよ。店の名前は「中川餅店」。ボクが立ち寄ったときには、ちょうどお客さんの波が引いたところだったんだ。何を買っていたのだろうと店先を見回すと、目に入ったのがすでにパックに入っていくつも売られている「きなこだんご」。

 購入したのがこちらだよ。こんなにパック一杯にきなこがぎっしりつまってるのには、はじめてお目にかかったよね。見事なまでにきなこまみれ。柔らかだんごもよかったけど、ほぼきなこを食べてるみたいになって、何とも面白かったんだ。

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 おはぎとかささげ餅とか、どれをとっても美味しそう。

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 たくさんのお客さんが集まるのも納得のお店だったよ。

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 この日は、窪新町にある中華料理店「香華」でランチしてみたよ。ボリュームたっぷり、味もまたストライクなこのお店で、この日注文したのは、鶏唐とバーロー炒めが一皿に盛られた『Aセット』。登場したのがこちらだよ。

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 このバーロー炒めというのが、にんにくの効いたしょうゆベースのソース炒めで、パンチがあって、実に素晴らしい。昔、こんなの食べたと思うけど、どこで食べたかは思い出せない、でも懐かしい、そんな味なんだ。

 鶏唐も下味がよくしみていて、そのままでも十分なおかず。こちらも、相当レベルが高いのだけど、バーロー炒めの前には、沈黙を強いられるといった具合なんだ。

 バーローって、中国では『爆肉』と書くみたいだけど、この字も納得の素晴らしき逸品だったよ。

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 添えられた2品も、箸休めにはちょうど良い。

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 次回も、この店のセットメニューをいただきたいものだね。

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 この日は、小杉駅からコミュニティバスに乗って内川までやって来たよ。目的は、街歩きだったんだけど、老舗のパン屋さん「みなとや製パン」の前を通ったら営業していたから、これは立ち寄らねばなるまい。

 購入したのは『ツイスト』。生地をねじねじにしてあげたドーナツは、日によっては売り切れているけど、この日は山積みで売っていたから、5個ばかり購入してみたよ。

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88_31←ここへ行けば富山にくわしくなれるよね

 いかにも昭和からやってます風の構えが素敵。

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 ツイストは、ショーケースの中に並んでいるんだ。

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 午後の早い時間だったけど、商品棚はほぼ空っぽ。

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 そしたら、お店のお母さんが「今いろいろ焼けたところだけど、なんか買ってく?」と言ってくれたんだ。そんな風に言われたら、そりゃもう買うでしょ。かくして『たまご』と『ウインナー』も一緒に購入したよ。家に持ち帰ったら、速攻でなくなったけどね。

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 内川といえば、この風景だよね。川の両脇に白と水色のツートンの漁船が点々と停まっている風景に、何ともいえない郷愁を感じるんだ。

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 こんな風に、橋のたもとに船が停まっているのも素敵。

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