火曜水曜とおかしな居候たちに囲まれながら仕事をした。
やっと休みだ〜と思いきや、翌日も近頃毎月のようにある訪問ボランティアが入っていた。
でも多頭飼育の家じゃないからマシ・・。






飼い主さんが精神疾患になってしまい犬の世話ができないため、相談に乗るだけでなく譲渡先を探すことになった。




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体調の良い日にだけ、週に1~2回給餌をしているとのことで、ガリガリに痩せてしまっている。
ドライフードと缶詰1ケースにガムを持って行ったら目の色を変えて飛びかかってくる。
これ使ってください、と車に乗っていた分を全て置いてきた。






車に乗って移動中に何度も先生から電話が入っていた、なんだろう?
出てみたら切迫した声で、エイキチ君が数日前から食欲不振だと来院したのですが、鼻も口の中も真っ白で・・・検査をしたらひどい貧血でした。
脾臓が腫大していて腫瘍っぽいですが、貧血と脱水が酷くてかなり厳しい状況です。
う〜ん、脾massだったら急いで取るしかないけど、まずは輸血をしないとか。
1ヶ月前からふらつきがあったそうで、そこから引っ張っていたならDICになっているんじゃないかと。凝固検査は出しました。
そっか、調子が悪くなってから1ヶ月でいよいよ食べなくなったところで来たとしたら厳しいね。でも開けなくても助からないだろうからやれるだけやってみよう。
今日これから輸血して・・・状態をあげてから土曜にオペかな。あ、明後日は譲渡会だから、夕方の診療を午前に回して、譲渡会終わりですぐに開けるか。
そうしましょうか。とにかく輸血の準備をしておきます。

電話を切ってから、いったん着替えに自宅へ戻り、再度スケジュールを確認した。
輸血をして一旦持ち上げてから手術と思ったけれどそこまで状況が悪いなら、輸血をした後もすぐに落ちて土曜日にオペするときには厳しく助からないかもしれない。
その後の診療の予約を見たら、預かりさんのワクチン接種を断れば17時からオペに入れそうだ。
自分の予定は、着替えてから向かう予定だった夕方の約束を40分前という鬼ドタキャンすれば、その後は19:30〜誕生日会&フェスの反省会があるだけだ。
というわけで再度、先生へ連絡をした。
凝固検査の結果はいつも数時間で出るから、今日輸血してそのまま夕方からオペした方がまだ勝算がある気がする。
そうですよね、輸血してもその後どれくらい維持できるかと私も考えていました。
預かりさんのワクチンは今から断るから、マスクの血液とクロスマッチをしてオペの準備だけしておいて。

というわけでドタキャンの連絡をしてから、早めに家の居候動物たちの掃除と夜ご飯というか早めの夕飯をあげてミグノンへ向かった。
誕生日プレゼントはラッピングする時間がなくなってしまったので、買い置きのアンティークのペーパーバッグから合うものを選んで入れてそれで良しとする。






ミグノンに着き、ハシくん久しぶり〜と声をかけたけれど、お腹が痛いようで固まっている。
先生にはなぜ名前が2つあるかを説明した。
この子たちは地域猫の保護をしていた人が破綻してセンターに処分に出された子たちで、猫たちの状態も悪く、センターもいっぱいだったのでうちで選んだ子たちだけ引き取って、あとは処分機に送り込んだ。
保護されて夢の屋内生活だ、とぬくぬくしていたら、いきなり梯子を外されたようなもんだよね、とみんなで呆れていた。
はしごはクリニックにしばらくいた。
その時は怖がりで人が覗き込むと奥の壁の角に張り付いて目を合わせないようにしたりしていた。
背中の虎柄をこちらに見せ佇立している姿に、なるほどまた自分で梯子をかけてるんだね、もう大丈夫だよ、とはしごという名前になったのだ。
そこから猫シェルターへ移動して名前が変わった。

鼻も唇も肉球も真っ白で、抱き上げたら鉄板が入ったように腹部にカチカチの大きなものが触った。
これ・・・何?脾臓がこんなになってるの?
画像を見たら間違いなさそうだ。
他に貧血の要因ってあったっけ?腎臓も悪くないもんね。
塗抹で再生像もきちんと出ているので、今のところは脾臓しか考えられないです。
ここまで状態が悪い子の手術をするのは辛いね〜と言いつつ、せめて凝固検査の結果を問い合わせることにした。

先ほどお願いした凝固検査なのですが、そろそろ出たら嬉しいのですが〜。
集荷の者が病院を全て回ってから戻る予定なのでまだ検体が届いていません。
・・・そうですか。
電話を切って、凝固・・間に合わなかった、と言って2人で固まった。
いずれにせよ早く輸血をして早く脾臓を取るしかない。

術後に輸血をするか、輸血をしてからオペをするか、話し合いをしたけれど、とにかく本人の状態が悪いので輸血をしながら急いで手術をすることにした。
準備をしている間にもどんどん死に向かっているかもしれない。

開腹したら毒々しい色に腫大した脾臓が大網を纏って出てきた。
だいぶ癒着してるから、やっぱり1月前からちょっとずつ出血してたのかな。
そしてよりによって膵臓が張り付いてしまっている。
膵臓を傷つけないように剥離していたら、脾臓が破綻して出血した。
止血しようと触る側から脾臓が豆腐のように崩れてくる。
無言で手早く止血する先生の焦りが伝わってきた。

大丈夫、この程度の出血なら死なないから、膵臓を大切に守りつつ慌てないで確実に外していきましょう。
輸血もしっかりしてるし、輸血量に比べたら全然微々たるものだよ。
麻酔が安定したので手を洗って助手に入り、破綻している部分をガーゼで包んで、なるべく血液や崩れた脾臓が腹腔内へ落ちないようにした。
手早く脾臓を摘出し、全体的な出血量も少なく済んだけれど、あとはきちんと意識が戻り回復するかが問題だ。
縫合に入ってからは麻酔を少なめに維持し、スムーズに覚醒するようにした。
しっかり覚醒してくれたのでパーティに大遅刻をして顔を出した。
差し入れを渡してから黙々と御馳走を口に入れる。
せっかく準備してくれてたのにな〜と思いつつ、食べたらすぐに戻らなくては。

というわけで、周りも焦らせてしまいながら、食事をしてミグノンへ戻った。
先生とバトンタッチしてそのまま夜勤。








※お知らせ※
出荷ミスを防ぐために通販ページに保護動物用のコーナーを作りました。
いままでは備考欄へ「ミグノン寄付分」と書いていただいていましたが、今度からこちらよりお願いします。



【今後のスケジュール(譲渡会以外は要予約)】

11/9(日)14:00~16:00 水越美奈先生 犬の行動学講習会 受講料 ¥3000 ☆予約受付中☆

11/10(日)12:00~16:00 いぬ ねこ うさぎ とり いぐ 譲渡会

11/23(土)12:00~16:00 いぬ ねこ うさぎ とり いぐ 譲渡会

12/8(日)12:00~16:00 いぬ ねこ うさぎ とり いぐ 譲渡会

12/15(日)14:00~16:00 水越美奈先生 猫の行動学講習会 受講料 ¥3000

12/28(土)12:00~16:00 いぬ ねこ うさぎ とり いぐ 譲渡会



※注意※ペットサロンミグノンはトリミングサロン、ペットグッズショップです。
保護活動に関するお問い合わせはショップではお受けできませんので団体ホームページよりどうぞ。
renconrer-mignon.org




★各種問い合わせはインフォメーションのアドレスで一括して受け付けております。
担当者もすべてボランティアですので、お返事にお時間がかかります。
info☆rencontrer-mignon.org
ご協力をお願い致します。


ミグノン通販ページがリニューアルしました★
2011,2,11,商品アップしました♪


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