pf_kitagawa

旅・鉄道・音楽・・・pianist 北川美晃の日記

名古屋在住の私、Pianist北川美晃の、思いつくままに書き綴ってゆく備忘録がわりのブログです。小さいころから鉄道好きで、仕事であちこち出かけることが趣味を兼ねています。内容は演奏のこと、演奏会場への往復の旅、鉄道、etc.などです。 。

2010年06月

28 6月

真夏のよう

0a4ab8fe.jpg気付けば目の前に7月が!

真夏です。

相変わらず長袖のシャツにスーツ姿の出で立ちはなかなか変えられない。

男の人はスーツで大変ねぇ…と言われるが、私はその姿でないと逆に落ち着かない。夏場でもジャケット一枚羽織らないと気が済まないのです。

夜に入って風が止んだ。
ピアノ室は気温30度。7月まで冷房は入れないぞ〜!とあと数日頑張ってみるつもり。なぜなら我が家は冷暖房となれば全館一斉空調なのだ。う、電気代が……!

私が子供の頃…というより、大学に入るまで、実家には冷房はなかった。汗だくになってピアノを練習していたものだ。
もう少しそうしてみようかな…。
しかし、一気に真夏。
鹿児島から携えてきた焼酎が何故か矢鱈と美味い。暑いからなお美味い。やばい!
26 6月

再会

6月25日。この日は記念すべき日、と言うと大げさかもしれないが・・・約15年ぶりに東京音大時代の旧友に再会を果たした。

前日は南青山でライブ。午前0時前まで飲んで品川のホテルに投宿。
明けて25日。朝8時に起き出してからはこの日の夕方からのリハに向けて予習。
ベッドの上に譜面を広げて確認。
午前11時過ぎにチェックアウト。この後は音大時代の旧友に再会するべく、自由が丘へ行く。そのルートは・・・色々考えて、品川〜大井町〜自由が丘を選んだ。先ずは京浜東北線で一駅、大井町へ。J老師のお膝元だが、今回はスルーパス・・すみません。
大井町から東急大井町線に乗る。

大井町線新型車両東急オリジナル車両

新車ではなく、従来車両に乗る。大井町線初乗車。車窓はなかなか面白い。後ろ2両が踏切にかかって扉の開かない駅などもあって飽きない。

自由が丘で待ち合わせ。二子玉川に移動して15年ぶりの再会は眩しかった。
近くで鮓を食べ、いろんな話しをする。学校を出て15年、それぞれの人生がある。
ああ、そういう歳になったんだな、と改めて実感。
場所を変えてコーヒー。彼はロイヤルミルクティーのアイス。そう、彼こそ蕎麦屋の記事にも出てきたQ氏。なぜQと言うかは本人の名誉のために秘密にしておく。

仕事の合間を縫って会ってくれたQと別れ、田園都市線〜副都心線で池袋を目指す。将来、東急東横線と相互乗り入れをする副都心線渋谷駅は、線路が用意されているその上に通路があったりする。副都心線渋谷駅

池袋で先ずはスタジオを借りて練習、午後5時からご本人との合わせ。
9月20日にリリア(音楽ホール)、是非来て下さい!


しかし、本当に旧友と再会できるのは本当に嬉しい。

先日の博多でもバンド時代の盟友、東京音大時代の同級生に会えた。
仕事であちこち行くが旅先で懐かし仲間が元気で会える、というのは本当に何よりの励み。どんなご馳走より有難いこと。みんな、また会おう!いつまでも、元気でいよう! 

25 6月

電話 

スタジオの予約。出先で練習したくなったのでネットで調べてスタジオレンタルの予約の電話をかける。
「はい、スタジオ●●●●の△△です。」と女性スタッフの声。希望の時間が空いているということなのでお願いする。
ス「お名前を・・」 
私「キタガワです。」 
ス「キタザワ様ですね〜」 
私「いえ、キタガワです。」 
ス「キタザワさま・・」 
私「いえ違います、ザワではなく、「川」という字を書きます」 
ス「キタワ様、ですか?」 
私「いえ、キタワです。」 

・・ようやく通じて予約が取れた。 

朝起きぬけの声で電話したから通じなかったのだろうけれど、矢張り電話だと聞き間違いということはままあること。

キタカワさん、という呼び方は、私が学生時代から伴奏をしてきた中国人ソプラノ歌手が私のことをいつもそう呼んでいた。どうも「が」という音は発音しにくいらしい。彼女がコンサートのチラシなどを手作りすると、私の名前のフリガナはいつも「キタカワ」になっていた。ようやく最近になって「キタガワ」だと認識していただいたようで、「きたガわさん」(ガに強いアクセントがくるが)と呼んでもらえるようになった。

今日も暑そうだ。しかしこの一瞬のやり取りで何故か疲れてしまいました・・。

24 6月

男の滝汗

昨夜は鬼才、というのでしょうか・・・異色のラテン歌手、ロベルト杉浦氏のライブでピアノを弾かせていただきました。
名古屋出身で南米でテレビ番組の顔として絶大な人気を誇った歌手、といっても私と2歳しか違わない、まだ30代の歌手。この度、日本に帰ってきて大手レコード会社からデビューする、というのでそのお披露目のライブ。生まれ故郷の名古屋でのライブはほんの10日ほど前に決まったのか、ライブを企画した方から突然、「22日、あいてない??」との連絡を受け、バタバタの中で決まった共演。鹿児島に行く直前だったので、演奏予定曲目の譜面などを急きょ送っていただいたが結局見ることができたのは前日。本格的なラテンは未知の領域であり、氏のオフィシャルサイトやyou tubeなどで見る彼のステージは本当に独特のもの、私が付いて行けるかどうか、先ずはその心配が先に立ってしまった。
ライブ当日。名古屋市内の新栄町駅にほど近い老舗のライブハウス。
レコード会社の方、所属事務所のマネージャー、彼を追い続けるドキュメントカメラマンとともに現れたロベルト氏は、そのままステージに立てるのではないかというくらいの出で立ち。渋い話し声、本格的なラテンはピアノ1本だとサマにならない(パーカッションなどが不可欠)し、私のラテンの腕前など、ラテンやタンゴを知り尽くした彼の前だと素人にも等しい。そういう意味でCDのカラオケを多用することに。
音チェックの段階でCDをかけた途端に「熱唱」の域を超える「絶唱」モードに入るのは彼の独特の世界。少々大げさなパフォーマンスを交えながらの歌唱はド迫力、という感じがする。
さて私のほうのピアノとの合わせは・・緊張。

先ずはボレロという種類の曲から。ゆったりした流れの中で熱い流れがある曲ばかり。譜面を追うのが必至の私、絶唱する氏。
タンゴも1曲、譜面はさほどでもないが、非常に難しい。タンゴピアニストではないので恐らく物足りなかっただろう。
終演後の打ち上げではカメラマンが私のタンゴ演奏について、「普通のピアノですね、タンゴ弾きではないピアノです。」と言った言葉が耳に残る。

ボレロ、タンゴの他はカンツォーネ、日本の古い歌謡曲というプログラミング。
結局、CDカラオケは4曲+デビュー曲、残り7,8曲をピアノで、ということになった。
スタートは20時。スタート時には満席を超えて立ち見も出る大盛況、しかし後から後から来場者があり、まさにぎゅう詰め。
緊張しながら何とか氏の熱唱、いや、絶唱を阻害することがないように弾く。
いろんなものをよく勉強されている、経験がすごい、という内容のライブ。
日本デビューも曲もラテンのリズムに日本歌謡曲のエッセンスが詰まったもの。今日23日が発売だそうである。

しかし、ライブハウスというものはいわゆる「控室」というものがなく、バックヤードも狭いから居場所がない。カメラマンは氏を追うので私がそこに入ると邪魔になる。そりゃそうでしょう、氏を追っかけるのが役目の人にとってその近くをウロウロする私はさぞかし邪魔であったろう。バックヤード(いわゆる楽屋)に入ろうとして「あ、すみません・・」と開けたドアを閉めることも幾度かあり、カメラマンの目を盗んで着替えたり準備をしたり、とにかく小さくなって過ごす。(他に控える場所がなく、客席は超満員だし・・入り口に立って受付をしたり・・・ある意味、非常に気疲れしたのは事実。

CD伴奏の曲が終わり、氏が私を紹介するも、いきなり今日初めてお会いして共演だから無理もない、口から名前が出てこない・・・思わず別の名前を呼ばれる・・いいのです、氏のデビューライブですからバックの私は別に誰であろうが一向に関係ないことで・・。とにかく、間奏などの間のパフォーマンスもすごい迫力。入り込んでしまった指揮者!?というほど音楽を体現して・・・私は譜面に必死だから・・・ごめんなさい〜!!ということに・・・。

ジャンルの異なる内容だから客席でお客さんの立場でいたいなぁと思うほど。
大盛況の中で終演。ふと氏を見ると、折角本番前に着替えた白いにストライプの入ったスーツが上着まで汗で濡れている。一晩でこんなに汗をかく方は私は初めてでした。それだけ、熱い魂を削っているのでしょう。氏は、今日は全国有名CDショップで発売されるデビュー曲、「ダメウンベソ」のコマーシャルとして某駅前広場でイベントを行ったそうだ。できれば客席で聴いて見てみたい!と本当に思ってしまった。
プロフィールによれば、本当に波乱の音楽生活、という感じがいたします。
木曜日は某笑っていいとも、の番組で1コーナーですが出演されるそうです。
熱いラテンの夜は終演後に打ち上げに移り、御器所の近くで。
延々続きそうだったので抜けるタイミングを失い(打ち上げに来て30分で本当は出ないと電車がなくなる」という時間だったが)私は結局、御器所から今池まで歩きました。(今池からは深夜バス) 結構、歩き甲斐がありました・・・。本当に熱いラテン、氏の名前をネットで調べたならばいろいろなパフォーマンスや絶唱が見られるでしょう。貴重な体験でした。












21 6月

九州 南から北へ

6月20日の旅の様子をもう少し書いてみる。

前日の打ち上げで遅くまで・・と言っても午前0時にはならなかったが、とにかく降りだした雨の中をホテルに戻り、支度をして就寝。
20日、午前5時半に目が覚める。ちょっと迷ったが起きてしまったからには!と始発のバスに乗ることに決定。身支度を整えて土砂降りの雨の中を加世田ステーションへ。
始発の鹿児島行きバスは「準急」。
始発の鹿児島交通
この車、扉が前しかないいわゆる、ワンロマと呼ばれるタイプ?でしょうか。
土砂降りの日曜日の朝、誰が乗るのかなと思ったら女子高校生と若い女性の二人が乗り込み、計3名で出発。前が見えないくらいの雨を突いて走る。市街はバス停数個で抜け、川を挟んで田園風景となったと思えば山にかかる。ダイヤはゆったりしているようで、運転手は時折バスを路肩に寄せて後ろから来る乗用車などを先に通す。
山は結構険しく、周りの家々はその山裾やそうでなければ鬱蒼とした木々を家の周りを囲む平屋建てばかり。 台風から逃れるためだろう。
最初は時速50キロくらいで走っていたバスは、雨の止んだ伊作という集落(町?)を出ると途端に速度を落とし、およそ時速30キロでの走行となった。ダイヤが余裕ありすぎるのだろう。峠を越える。登坂車線を時速30キロで険しいカーブを切って「伊作峠」を過ぎ、再び集落が見える。峠からは雨も再びひどくなった。
鹿児島市内に入り、ビルが再び見えて来る。加世田を出て1時間。
谷山から路面電車と並走、こちらは準急となる(加世田から谷山は普通)。
城山が見え、甲突川を渡り、7時45分、定刻より2分早く鹿児島中央駅に着く。車はこの先、鹿児島駅まで行く。

鹿児島中央駅運転状況

駅の構内には大雨による運転規制がかかっている旨を知らせるボードが出ていた。

大雨だから駅から外へはどこにも行かなかった。自動券売機で8時45分の「つばめ2号とリレーつばめ2号」の指定券と乗車券を買う。シートマップから席を選べるのが嬉しい。
高架のホームに上がると真後ろに桜島。しかし雨でかすんでおぼろげにしか見えない。火山活動が前年を更新した桜島、今回は雨のおかげか降灰は免れた。
つばめ2号。停車駅が少ない速達便だが、私が乗り込んだ2号車は3人だけ。

九州新幹線つばめ客室内
車内は木の香りがするような気分。座席間隔も広い。何より2列+2列だからゆったりしている。8時45分、モーター音高らかに出発。すぐに城山トンネルに突入。
落ち着いた内装にはそぐわない、ポップなメロディーの前置きに続いて案内放送が入る。ちょっとメロディーと車両があってないかも知れない。
出水は鶴の飛来地。途中は通過で新八代に着く。あっという間だ。しかし新八代の手前では不知火で知られる海がちらりちらりと見えた。東シナ海が見られてちょっとほっとした。新幹線車窓は山ばかりだから折角の南九州らしさが感じられなかったが、一瞬見えた海でほっとした。
新八代では博多行きのリレーつばめに3分の接続。もっとも、鹿児島中央での案内は「九州新幹線、博多行きつばめ2号・・」などと、博多直通というニュアンスの案内をしている。リレーつばめは在来線特急だが、新幹線と一体化した直通列車として周知させているらしい。名阪近鉄特急がその昔、(伊勢)中川駅で大阪線と名古屋線の連絡(平面乗り換え)を以て直通とした時代がありましたが、今回も同じですね・・・。

リレーつばめrire- tubame

乗り換えて「リレーつばめ2号」、今度は3号車。車内に入ると驚いた。結構乗っている!
すぐに新八代発車。私は荷物を座席とデッキ壁の合間に置きたかったので一番後ろの列を指定。しかしよく揺れる。大変でした・・・。
熊本を過ぎ、大牟田、久留米、鳥栖と止まり、次は博多終点。鳥栖を出てからノロノロ運転がちになり、数度となく停車してしまった。何でも、車両故障があったため、ダイヤが遅れている、ということでした。

博多12時16分(3分遅れ)で着。途中下車して急いでコインロッカーにスーツケースを入れ、肩掛けカバン一つを持って再び改札を通り、1番線へ行く。列車は数分遅れている。811系4両の海老津行きの電車。しばらく込んでいたけれど、東郷などではガラガラに。私は福間で後から来る門司港行き準快速に乗り換えた。終点海老津で乗り換えてもいいのだが、反対側のホームに着くと階段の上り下りがあるかな、と思い、折しも車掌が準快速への乗り換えを案内したこの駅で待つことにした。
数分後に準快速が退避線に這入り、乗りこんだら白いソニックが矢のように駆け抜けて行った。準快速も程よく空いている。赤いJR九州の電車
遠賀川を出て駅名となった遠賀川を豪快な音を立てて渡る。ほどなく折尾に到着。
折尾駅進入!
折尾は私の好きな駅の一つ。かしわ弁当が有名。ホームには何と今では珍しい立ち売りのおじさんもいる。今回は買おうかどうしようか迷ったが接続列車もあって見送る。次の機会には絶対食べるぞ!
さてホーム突端の階段を下りると昔ながらのレンガ積みのトンネルが一部利用されている様子も分かり、何となく探検ごっこをするような気分で筑豊線のホームに出た。
ここからは若松までディーゼル列車で行く。
筑豊線乗り場の駅名板若松行き
キハ47の2両編成、結構乗っている。北九州は炭鉱や海運などの町。無法松という響きも懐かしく、車内にはそのような雰囲気の人もいる。重々しいディーゼルエンジンの音を響かせて発車したもののスピードは出ない。藤の木、二島など民家の裏を走り、20分そこらで若松到着。
さてここから私は母方の墓参りに行く。事前に調べたバスのルートは、若松駅というバス停から乗る予定だった。果たして、駅前に出てみるとロータリーがあるがタクシーばかりでバス停はない。右手向こうにバス停が見えた。あれかな?と思って駆け寄るとそれは「市民会館前」。なるほど、目の前に大きな建物があって何か公演があると見えて(ご年配の女性を中心に)大勢の人が列を作っている。演歌歌手の公演かしら・・などと考えている余裕はない!バス停の時刻表を見ても目的地へ行くバスは通らないらしい。これではいけない。今度は駅を背に左手に行ってみた。大きな通りの向こうにバス停があり、多くの人がバスを待っている。そこに間違いない!と行ってみると・・・そこは「大橋通り」というバス停。え?若松駅バス停は・・・ときょろきょろ。何せ北九州市営バスの若松地区は乗り場が分かりにくい。以前は若松区役所と名のつく、周囲50メートル範囲内に点在する各方面別になった乗り場で、霊園のある方面に行くバス乗り場をとうとう探し出せなかった経験があるが、今回も同じような目に逢ってしまった。バス停の時刻表を見ると、それでも目的地に行くバスは来るみたいだが、時計と照合すると・・・え、2時間くらい来ない!?目の前に小倉行きのバスが来て大勢を乗せて発車して行った。・・・どうしよう、もう一度区役所まで歩いて、そこで探そうか、区役所なら恐らくどの路線も立ち寄るだろうから・・と思い、歩こうとして顔を上げると何と、向こうから「上原経由:若松営業所」行きのバスがすっとやってきて目の前に停車した。これだ!と乗りこんで、のんびり車外放送をしている運転手に確認する。合っていた。
若松地区のバスルートは本当に複雑で、このバスも中川交差点、若松郵便局というバス停はあるが、そこを2回通る。2回目に通る時はバス停が違っていて、中川町という名前になっていたり、若松郵便局は一旦目の前を通り過ぎて隣の病院玄関に横付けしてお客を乗り降りさせてからようやく次に郵便局に止まる、ということだったり、要は、郊外からやってきて若松中心部をくるっと渦巻きのように一回りしてからそれぞれの方面へ散ってゆく、という走り方らしい。
ともかく、乗れたのでよかった。目的地近くでバスを降りてすぐ目の前のスーパーまで歩いて行くと・・・実はその目の前にもう一つ先のバス停があった。そうか、もう一つ先まで乗ると便利なんだ・・と思いつつ、そこでお花を買い、歩いて霊園に行き、簡単に掃除をして花を供える。九州だから母もなかなか来られない。今まで私も山口に行ったついでや長崎に仕事で行った帰りに立ち寄っており、今回は鹿児島からの帰りがけだ。しばらく手を合わせた後、再び近くのバス停からバスに乗る。ここまで来ると気が楽だ。乗り場は1つしかないし、行き先も小倉駅か渡場のどちらかを選べば私としては用が足るのでのんびり構える。バス停に着いて数分後、先に小倉行きが来たが見送った。その後、間髪いれずに渡場行きが来たから乗った。乗客は私一人。中心部を回って洞海湾の海辺に出て、若戸大橋の下にある渡場に着いた。
洞海湾を望む(渡船場より)
ここは、対岸の戸畑との間に渡船が出ている。10〜15分おきに小さな船が往復して人や自転車を運ぶ。運賃は大人100円。上空には若戸大橋の赤い巨大な構造物。
 
渡場対岸は戸畑若戸渡船乗船は大人100円!
向こうからやってきた船が着岸して大勢の人が荷物を持って自転車を押して降りて来る。映画のワンシーンのようだ。こちらも入れ替えに乗り込む。後部甲板に座る。
ベルが鳴り、笛が鳴り、出港。戸畑行きは若戸大橋の下をくぐって橋脚をぐるっと回りこんで戸畑に着くルートを取る。ようは、戸畑と若松を船はぐるっと一周するわけだ。今日は潮の流れがきついらしい。小さな船は潮の流れを直角に越えて行かないとどんどん外海へ流されてしまう。えいや!とばかりにディーゼルエンジンの音高らかに潮を横切る。船が90度舵を切った時、波が大きく、甲板横の排水口、というのでしょうか、その穴から豪快に海水が浸入、波が船の横っ腹にどばーんとぶつかり、甲板まで飛沫が飛んできて、手すりにもたれて景色を眺めていた男性が思わず飛び退いた。かくいう私も排水口の真ん前に足を置いていたからズボンの裾が水浸しになった。さすがに船長も橋脚を回りこんでもう一度90度舵を切る時は上手く波間を読んで慎重にターンしてくれたのか、先ほどのような大荒れとはならなかった。
若戸大橋の下をくぐる

戸畑に着いたから下船し、まっすぐの通りを行くと戸畑駅に出る。
ホームに上がれば準快速羽犬塚行きが来た。数分ながら遅れてきてくれたから乗れたようなものだ。
そこから1時間ちょっと、博多に戻る。すぐさま友人と合流。焼き鳥屋でビールで乾杯。様々な話しをする。
結構飲んだがまだ外は明るい。もう一軒!といいながら結局20分以上歩いたが見事に休みで撃沈。だんだん夕暮れが暮れて、私の乗る20時発、最終の「のぞみ」98号の時間が迫ってきた。キャナルシティを右手で眺め、繁華街のようなことろからバスで博多駅に向かう。発車5分ほど前に荷物も取ってようやくホームに上がった。
この辺りは携帯の電池切れで写真が取れず、文章だけです。
最終名古屋行きのぞみ98号は結構な乗車率。私は窓側だが、小倉から通路側の隣席に座った男性は京都まで乗っていた。
京都まで私はほとんど寝ていました。気付けば京都を出て・・というところで、23時20分に定時名古屋着。長い一日でした・・・・。

21 6月

縦断

11e41b0e.jpg
6月20日は西日本縦断の日となりました。

加世田6時20分のバス〜鹿児島中央〜(九州新幹線&リレーつばめ)〜折尾〜若松〜北九州市営バス〜母方の墓参〜バス〜若戸渡舟〜戸畑〜博多〜(友人と夕食と名のつく飲み会)〜博多散歩〜最終名古屋行きのぞみ98号〜名古屋23時20分定時着。


西日本縦断の一日です。なかなかの長旅となりました。

写真は、雨に煙る桜島を望む九州新幹線つばめ号。

追記
昼くらいから鹿児島地方大雨のため、九州新幹線も在来線も運転見合わせになったとか。午前中に乗ってよかった〜! 下手したら鹿児島から帰れなかったかも…!
20 6月

南のコンサート

大雨が止んで明けた6月19日、今日は夜本番のコンサート。
午後2時からゲネなので午前中はフリー。とはいえ、鹿児島市内ではなく、南さつま市の加世田。第二次世界大戦中の加世田は特攻最後の出撃地だったという悲しい歴史を持つ。ビルがほとんどない、そして昭和30年代、40年代に建てられたと思われる建物の残る町は静かだった。
午前中、町を歩いた。時計店があったので懐中時計の電池を交換する。すると「10時まであと待ちますか?」と店のおかみさん。ご夫婦で営むメガネと時計の店。この日は町中の商店有志が「100円市」というものを開催する日だった。10時の号砲を合図に市に賛同する商店がそれぞれの商品を出して100円で売る。その店は10時からだと時計の電池交換が100円ということだった。私は町を見て歩きたかったという気持ちもあり、「いえいえ、それには及びません・・」と言いかけたら店主のご主人は既に時計の裏蓋を開けて電池を交換する作業中。
本来の値段よりかなり安くしていただいて店を出た。ふらふら歩いているうちに、そういえば加世田は鉄道があった町だったよなぁと思いだす。台風で壊滅的な被害を受け、再生不可能とされて廃線になってしまった鹿児島交通(でしたっけ?)
枕崎‐加世田‐伊集院を結んだローカル私鉄だったが今やその影はない。
ホテルに戻る途中、何となく行きあたったのが加世田ターミナル。鹿児島、空港、知覧、伊集院などへ向かうバスが発着するターミナルだが、実はそこがもともと鉄道の駅だった。広いバスターミナルには更にぞの前身の南薩鉄道時代の蒸気機関車やその後のディーゼル機関車が雨ざらしながら展示されている。
加世田ステーション南薩摩鉄道時代の蒸気機関車

折しも鹿児島行きバスが入線してきた。
「準急」バス。

鉄道では準急という種別は私鉄では時折見かけるがバスでは珍しい。
準急とは珍しい
明日(・・・もう今日か)、鹿児島へはこの準急バスで向かうことになる。

ホールは6年ほど前に出来た新しいホール。スタインウェイのフルコンが入っている。
歌手と二人でおしゃべりを交えながら2時間のコンサート。とてもいい雰囲気で終えることができました。関係者の皆様、またこのコンサートをプロデュースしていただいた皆様、本当にありがとうございました。

さぁ、明日は九州新幹線とリレーつばめ&のぞみ で名古屋へ帰ります。
雨はどうかなぁ・・・・。
18 6月

目的地に

天候が心配されましたが無事に鹿児島空港に降りてくれました。機内はガラガラ。
迎えのタクシーで大雨の中、鹿児島市内を通り越して加世田(南さつま市)へ移動中。宿は鹿児島市内かと思ったら宿も仕事先の南さつま市だった。
空港から約1時間半、なかなか険しい山を越えて行きます…。
18 6月

うーむ

天候不良のため着地変更または出発地に引き返すかもしれないとな。梅雨だ…。
搭乗券
17 6月

初の共演、しかも突然決まったライブ

つい数日前、緊急ライブのピアノをお願いします、と電話が入った。
ラテン歌手であり、メキシコの人気テレビ番組でタレントとしても爆発的な大人気となったロベルト杉浦氏(名古屋出身)http://zen-a.co.jp/roberto/ のライブ。
レコード大手会社から正式に日本デビューする、ということでの緊急ライブ開催となったようです。本格的なラテンは未経験の領域ですが、これを機に範囲を広げることにもなり、勉強です。ロベルト杉浦氏は私と2歳くらいしか違わない方なのですが・・・とにかく、キャラが凄い。マリアッチやボレロを歌うカンタンテ(歌手)でありながら、コメディアン?・・・お名前は私も存じ上げていましたが、そのようなキャラだとはツユも知らず・・ヨシモトですか?みたいな感じです。そのステージに私が一緒に付いて行けるかどうか・・・彼のブログを拝見いたしましたところ、14日の東京で行われたデビュー直前緊急ライブの記事には「熱く激しく」とか「忘我の境地」「狂騒の」などという言葉が並んでいた。さて、どうなるのか・・!私が付いて行けるのか・・・心配です。


ライブは6月22日火曜日の夜8時から(午後7時オープン)
場所は名古屋の新栄、「名古屋Caballero Club」 http://www.caballero-club.com/(名古屋市東区東桜2-15-28 小島ビル1階奥)
ライブチャージは2500円です。

ご興味あられる方は私にご連絡いただくか、下記の要領にて直接ロベルト氏のオフィシャルサイトhttp://zen-a.co.jp/roberto/">宛へメールでお申し込みをお願いいたします。

宛先: roberto@zen-a.co.jp
タイトル:名古屋ライブ希望
本文:お名前・ご住所・お電話番号・希望枚数

お申し込みが完了しましたら、オフィシャルサイトから確認のメールがあるそうです。(チケットのお渡しは、当日会場の受付にて行います、とのことでした。)

熱い夜になるのか・・もし宜しければご来場ください。宜しくお願い致します。

北川美晃
メッセージ

名前
メール
本文
livedoor プロフィール

Yoshiaki.K

カウンター
ギャラリー
  • 演奏会ご案内(その1)
  • 演奏会ご案内(その1)
  • 演奏会ご案内(その1)
  • 演奏会ご案内(その1)
  • この春〜夏へのご案内
  • 3月11日 コンサート
  • 中山晋平音楽賞優秀賞入選曲発表会と渋温泉
  • 中山晋平音楽賞優秀賞入選曲発表会と渋温泉
  • 中山晋平音楽賞優秀賞入選曲発表会と渋温泉
  • 中山晋平音楽賞優秀賞入選曲発表会と渋温泉
  • 中山晋平音楽賞優秀賞入選曲発表会と渋温泉
  • 中山晋平音楽賞優秀賞入選曲発表会と渋温泉
ニュース
RSS
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ