2005年07月09日

『彼女を信じないでください』〜ハヌルの動く嘘〜

kanojyo『彼女を信じないでください』
 
 
監督:ペ・ヒョンジュン
出演:キム・ハヌル カン・ドンウォン
 
【あらすじ】(動物園前シネフェスタのチラシより)
電車の中で出会ったのが運のツキ!?
突然実家に現れて、婚約者だと言い張る女詐欺師・ヨンジュに素朴な薬剤師・ヒチョル
の人生は大混乱。その上、ヒチョルの家族たちは、彼女のウソを頭から信じている。
大騒動のなか、いつしか2人の間に恋が芽生えて・・・。
 
(以下、あらすじ以外のネタバレはないはずです)
今日は梅雨らしいあいにくの「ハヌル」模様。
いつ雨が降ってもおかしくない「ハヌル」模様でした。
のみならず、私の体調も下降気味……
寝るときに扇風機を回しっぱなしにしたのがいけなかったのか、
はたまた周りの人からうつされたのか、季節はずれの風邪を引いてしまいました。
目覚めるや、のどの奥の痛みを感じ、頭もぼうっとする朝。
 
待ちに待った『彼女を信じないでくださいを』を見るべきか、見ないべきか。
ウディ・アレンの『メリンダとメリンダ』はパスして後日見るとしても、
キム・ハヌルが出演するこれだけは外せないかな、とあれこれ考え、意を決しました。
よし、見るべ! 調子が悪くなったら途中退出すればいいのだから、と。
 
よくよく考えれば、動物園前シネフェスタで映画を見るのはかなり久しぶりのこと。
ホームグラウンドのはずなのに、気がつけば2ヶ月足が遠のいていました。
会員証の裏のスタンプの日付を見れば、4月の末が最後。
この最後の日にタダ券を一枚もらって、
GWに『インファナル・アフェア掘戮鮓たのが一番最近のシネフェスタ鑑賞でした。
あと5回見ればタダ券2枚がゲットできるので、これからスパートをかけていきます。
『皇帝ペンギン』やら、大本命の『リンダ リンダ リンダ』の公開が控えていること
ですし。
 
そういうわけで、体調に多少の不安ありありで見始めたのですが……


結局エンディングまで見てしまいました。
これもキム・ハヌルの魅力のなせる技!

作品そのものの出来でいうと、先週見た『同い年の家庭教師』より良いですね。
ストーリーも練られて、脇役のキャラも立っています。

脇役の中でも、お義父さんは『殺人の追憶』の二番目のボス、
伯父さんは、同じく『殺人の追憶』の第二の容疑者と、
ついつい『殺人の追憶』を思い出してしまいました。
お義父さんが息子をしばくシーンが、これまた『殺人の追憶』と似ているんですよ。

カン・ドンウォンも、気弱な男をいい感じで演じていました。
観客の8割方はカン・ドンウォン目当てと思しき女性だったので、
さぞや満足されたことでしょう。
カン・ドンウォンも、こういうへタレ路線で押していくといいかもしれません。

そして誰より彼よりキム・ハヌル!
「ハヌル色」、すなわち「空色」の服が実に似合っていました。
くるくる変わる表情も本当にカワイイです!
鼻をピクピクさせたり、笑うと縦にうっすらシワがいくところもカワイイ!
それに、キム・ハヌルがこんなに細かったとは、ただただ驚くばかりです。
足はすらりと細長いは、二の腕も細長いはと、文句なしのスタイルですね。
カン・ドンウォンがものすごく長身だから、二人並ぶとそうは見えないのですが、
実際はかなり長身ですよ。公称ではたしか167僂里呂此
女性でこの身長は高い方の部類に入りますね。

このままキム・ハヌルばかりの話が続くとさすがに痛いので
物語の流れに触れていきますが、この作品はコメディの王道である「嘘の話」
になっているのです。

「嘘の話」の大ざっぱな流れは、

 嘘の発生 → 嘘の発展・変容 → 真実の暴露

となります。もちろん作品によって多少のバリエーションはありますが。
最後の「真実の暴露」がないケースも多々あります。
この作品は、そういう中心線をきっちり守っているからこそ、安定感があるのです。
キム・ハヌルばかり期待していたからかもしれませんが、私はまったく飽きませんでした。
こういう軽いノリの作品ですら、韓国映画の地肩の強さを感じさせますね。

今年は「韓流シネマフェスティバル2005」やらこの『彼女を信じないでください』
などでキム・ハヌル出演作が怒濤のごとく公開されているのですが、
実はもう一作控えているそうです。
それは『霊』という、ホラー作品だとか。
こちらは、大阪では10月の公開となっています。

pfwfp at 21:58│Comments(6)TrackBack(19)clip!韓国映画 

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この記事へのコメント

1. Posted by アスワド   2005年07月10日 02:25
丞相さんこんばんは。
ハヌリストとしての矜持あふれる文章、
楽しく読ませていただきました。

「同い年」がコメディエンヌとしてのスタートだとすれば
(そのぶん初々しい感じはいいんだけれど、
ちょっと特撮の多用が鼻につくのが難点)
「彼女を」のほうは、作品としても
コメディエンヌぶりも、より一歩すすんだ感じがしますね。
あと、カン・ドンウォンのどんくささぶりも○かと。
(薬局に来るお客さんの反応が、
正しくほほえましい田舎ぶりでよかったかも)
2. Posted by 丞相   2005年07月10日 21:05
>>アスワドさん
こんばんは。毎度コメントありがとうございます。
上の記事では触れなかったのですが、作品としては出来が芳しくないにもかかわらず、
私は『同い年〜』のほうがなぜか好きです。
あの「田舎娘」ファッションと可愛い表情のコントラストが良かったのかもしれません。

それにしても、韓国の田舎の風景というのは日本とほとんど同じですね。
『彼女を〜』もほのぼのとした田舎ならではの要素が、うまく活かされていたと思います。
3. Posted by sannkeneko   2005年07月12日 15:58
遅くなりましたが、TBありがとうございます。

ベタな話でしたが、キム・ハヌルの上手さに安心して見ていられました。
脇役でいうと、あの白髪のおばあちゃん。
大笑いさせて頂きました。
4. Posted by 丞相   2005年07月13日 11:55
>>sannkenekoさん
こんにちは。TB、コメントありがとうございました。
大事なところで、おばあちゃんが邪魔していましたね。
おばあちゃんをはじめ、田舎の人の純朴さがにじみ出ていたのも、
この作品のスパイスになっていたと思います。
5. Posted by かのん   2005年09月27日 23:09
「ハヌルの動く嘘」とはナイスなコピーですね(笑)。韓国と日本で公開される作品順序が違うので時系列がよくわからなくなってきました。「霊」はこれから公開なんですねぇ、確か1年くらい前に観たような記憶が。この作品はキム・ハヌルさんのテンションの高さとハジケ具合が素晴らしかったです。おかげでドンウォン君の素朴でダサ可愛いく魅力も引き出されたんじゃないでしょうか。

なんかみなさんのレビューを読んでると、劇場でも観ておけばヨカッタとちょっと後悔です(汗)
6. Posted by 丞相   2005年09月28日 07:21
>>かのんさん
こんにちは、TB&コメントありがとうございました。
キム・ハヌルはロープによじ登ったりと、案外体を張っていますよね。
『氷雨』でもロッククライミングをしていましたから。

『彼女を〜』は、劇場でもかなり観客に受けていました。
あのベタな感じは関西系のノリに近いものがあるのでしょうか。
私はほとんどホラーは見ないのですが、キム・ハヌルが出るとあっては『霊』も必ず見に行くことにします。

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