投資戦略の一つであるコア・サテライト戦略の基本は、ポートフォリオをコア(中核)となる部分と、サテライト(非中核)に分けて構築するものです。
その際に、コア部分では低コストで広範に分散投資されたインデックスファンドを利用し、サテライト部分では、アクティブ運用型の商品や個別銘柄などを活用するというものです。
コア部分にインデックスファンドを、サテライト部分にアクティブ運用型の金融商品にすることで、コア部分で市場平均程度のリターンを確保しつつも、サテライト部分で市場平均を上回るリターンの獲得を目指し、ポートフォリオ全体としても、リスクとコストを抑えながら、市場平均に勝つ可能性を追求することが可能であるという考え方を基本としています。
実際にコアとサテライトにどのようなファンドや商品を利用するか、コアとサテライトの配分をどの程度とするかなどは、投資家の保有資産の額や内訳、リスク許容度、志向、ニーズにより異なります。

コア・サテライト戦略に入る前に最初にアセットアロケーションを決める必要があります。
アセットアロケーションは、株式や債券、現金、不動産、金や銀などへの資産配分を決定することです。
例えば、株式には30%、債券には50%、金などコモディティに5%、ヘッジファンドに10%、現金に5%などといった具合に資産配分を決定します。