08.07.26 東日本フェリー「ナッチャンRera」 函館-青森

就航時に関東地方でもガンガンCMやってて、その時は乗りたいと思っていたものの運賃の高さに躊躇していたところ、最近、ネット+早期予約で30%OFFになる割引を始めたのでついに乗船。
船体

ゴメンナサイ。現物見るまでナッチャンの事ナメてました。乗るまでは予約や乗船手続きがまんま航空機だったり、予約確認メールで「乗船」の事を「搭乗」と書いてあったり、徹底した航空機演出はどうよ?と疑問だったんだけど、見て、乗ったらその考えは一転。これ、船の常識を越えてます。

入港
双胴船
概念では分かっていたけど、これだけの大型船、しかもカーフェリーで、双胴船なのはすごい不思議。

着岸
逆噴射1逆噴射2ディーゼルウォータージェット
なんだ、この水しぶきは。バックしてるのに船尾でものすごい水しぶきが上がってるんだけど。どうやら、ジェットエンジンの逆噴射と同じ仕組みらしく、後方4つのジェット推進ノズルのノズル形状を変える事によって、無理矢理後方推進力を得てる模様。
で、船内構造図を見るかぎり、スラスタ装置も持っていないので、横推進も逆噴射の組み合わせで得ているものと思われます。
モヤイレッコも人力じゃなくて、発射管を使った機械式だし。
Wikipedia情報によるとブリッジも3人乗りのまんま航空機仕様だそうで。まさにコックピット。

キャビンアテンダント
CA搭乗
なんと、キャビンアテンダント乗船。しかも、飛行機よろしく、着岸と同時に、交代クルーが乗り込んでてまんま航空機。

乗船待ち行列
搭乗口搭乗列
乗船ゲート前の行列。その待合室と共にこれまた空港。
なお、バスツアーや、高速バス等との連携を強化しているようで、思いの外、徒歩乗船客多数(車両客は同乗者も車に乗って乗船する仕組み)。

甲板・デッキ立ち入り不可
て言うか、そもそも甲板部分がないですが。
船ヲタ的にはデッキに出られないのは不満なれど、他のジェット船とかの高速船も同様なんで、これはしょうがないところ。揺れは大型船にしては意外にあって、双胴船のせいかもしれない。
そうそう、車両甲板はどうやら扉のない開きっぱなし構造のようです。

船体デザイン
船体デザインマット
船体の画、本物かわいすぎます。で、乗船口にもwelcomカーペットでキャラクターのマットが敷いてあるんだけど、乗船時と下船時で向きを変える芸の細かさ。あまりにかわいくて、売店のなっちゃんグッズ買いそうになったくらい。

緊急脱出案内
保安ビデオ安全のしおり
行きのゆうかりでもやってたけど見てなかった出航前の案内。
船の緊急案内、初めてちゃんと見たんだけど、船では脱出の指示があったら、持ってる上着等を全部着て可能な限り暖かくしなくちゃいけないんだね。(飛行機でも状況によっては保温が必要だと思うけど、地上脱出ではそんなこと言ってられないんで脱出項目には入ってないんだと思う)
んで、全席ポケットには安全のしおりとゲロ袋装備。
でもって、定員座席じゃないと思っていた、船首展望席にもしっかり救命胴衣が入っていてびっくり。

船内モニター
船首カメラ海運ナビ
船首カメラと航海ナビが表示。で、見てたんだけど、なんか、20Knotしかだしてないんだけど。船体性能は40Knot近く出せるはずなんだけど、夜間対応ですかね?でも、2時間で着くからそんなに飛ばさなくてもOKってこと?
てかね、このモニター、レーダー表示もしていて、灯台やブイ、回りの他の船の情報も全部表示されてるんだけど。
船内モニター、どうせだったら、短めの映画を上映すればいいのにね。

客室
エコノミー
エコノミー、ビジネス、ファーストの3クラス。これもまんま航空機。
そうそう、床宴会禁止みたいです。乗船すぐに船首のちょっと空いてるスペースにシートを敷いて宴会してるグループが居て、「おぉ、どこでも強者いるなぁ」と思ってたけど、出航前には撤収されたました。
3クラスですが、下級クラスから上級クラスへの立ち入りは厳しく制限されていて、また、ファーストには専用カフェもあって独立しているので、どのクラスに乗っても実質モノクラスな感覚。どの等級に乗っても船内をウロウロできる普通の客船とは大違い。
いちおう、全席指定ですが、みんな空席があったら勝手に移動していて守られてません。
エコノミーにはキッズコーナーがあり、ちびっ子で大にぎわい。
なお、船内ワゴンサービスによる販売あり。

売店
エコノミーにカフェと売店。ファーストに専用売店あり。カフェ横にはフリーのテーブル席のあり。
船内ビールは観光地価格350円です。強気な設定なれど、何故か買ってしまう罠。
で、あんパンとか現地のお弁当もあって、この辺だけ何故か庶民的。

インテリア
インテリア
えと、オーストラリア製の船体なわけですが、椅子とか船内モニターとかもオーストラリアで取り付けた物で、日本独自なのは、英語表記の案内に追記した日本語表示と、船体デザインだけみたい。
てか、カフェのガラス、そのまま「G'day」って。でもって、船内モニターもオーストラリア製らしく、マルチシグナルなんだけどデフォがPALらしく、しょっちゅうPALに切り替わって映像が乱れる罠

総評
製造番号 No.64安全計面図
船旅ならではの楽しさを全部切り捨てて、全く別の航海を提供している船。おそらく、2時間航路だから許されるチャレンジ。それぞれの港へのアクセスを考えると定価での利用はC/Pが悪いですが、各種割引やパックを使えばお得かと。また乗りたいか?と言われると微妙。
船旅だとは思わずに、飛行機だと思って乗って、飛行機で出来なかったあれこれを試してみるのが正解な気がします。


Posted by RST at 2008年07月29日 16:16│Comments(0)
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