PHJスタッフ日記

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「脱サラ僧侶の、カンボジアNGO日記」その6

PHJカンボジア事務所に赴任した神崎がつづる現地での奮闘記、6回目。

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作者の紹介:神崎敏彦(1959年7月22日生まれ。)

プラントメーカー、商社勤務などを経て2019年8月PHJ入職。

2015年僧籍(浄土真宗)を取得。2019年9月から日本に家族を残しカンボジアに単身赴任。

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【2020年3月20日】
世界的にコロナウイルス旋風が吹き荒れています。
当地カンボジアでも、最近になって海外で宗教的行事に参加した多数がコロナウイルスに罹患し
そのまま地元に帰国したことが原因でクラスター感染が発生、急速にウイルスに対する脅威が身近なものになってしまいました。

学校は全校休校、不要不急の会議の開催は控える、など対策が矢継ぎ早に打ち出されています。
私たちが活動するヘルスセンターにもコロナウイルス感染対策のポスターが貼られていました。

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手洗い、うがいといった基礎的なしかし重要な対策は万国共通です。
(一説には世界には「手を洗う」という対策が取れない(水道や手洗い水が身近にない)人々が30億人以上いるとも言われていますから石鹸で手を洗う環境にある私たちは感謝しなくてはなりません。)

4月第3週からはクメール正月で、通常ならば多くの人が故郷に帰ってくる時期ですが、今年は政府からも「不要な行き来は控えるように」とのメッセージが発せられており、なんとなく喜びも半分くらいのお正月になるかもしれません。

一刻も早く各国でコロナウイルスの猛威が治まることを祈らずにはいられません。


【2020年3月7日(土)】

コンポンチャムの乾季の風物詩である「バンブー橋」を渡ってきました。
毎年乾季の11月頃から4月頃まで竹で編んだ橋がメコン川に架けられます。
当地の人々は、この橋を渡って乾季だけ浮かび上がる中州に渡り、そこで水遊びをしたり食事を楽しんだりします。
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が、今年は水量が少なく至る所に川底がのぞいており、橋の役割は例年ほど大きくありません。
しかし「期間限定」に弱いのはカンボジア人も日本人も同じなようで、約1キロに及ぶ竹の橋の散歩を多くの人が楽しんでいます。

流石に竹の橋だけあって、一歩踏み出すごとにフワッとする感じがたまりません。網目の隙間からは川底の様子が見えて、ちょっと怖いような感じもしました。

あと1−2か月もすると雨期になりメコン川の水量が増え始めると、その水によってこの竹橋も流されてしまいます。

「へっー、増水する前に分解して材料をどこかに保管しておくのではないのだ」と一瞬思いましたが、考えてみればこれだけの竹材料を保管しておく場所の確保の方が大変だなと思った次第です。

乾季と共に現れ、雨期と共に流れていく、コンポンチャムのバンブーブリッジです。
(因みに外国人は2000リエル=約50円の通行料が掛かります。)


神崎

「脱サラ僧侶の、カンボジアNGO日記」その5

 PHJカンボジア事務所に赴任した神崎がつづる現地での奮闘記、5回目。


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作者の紹介:神崎敏彦(1959年7月22日生まれ。)

プラントメーカー、商社勤務などを経て2019年8月PHJ入職。

2015年僧籍(浄土真宗)を取得。2019年9月から日本に家族を残しカンボジアに単身赴任。

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【2020年1月1日】
あけましておめでとうございます。 

本年もよろしくお願いいたします。


カンボジアのお正月は4月で、皆さん盛大にお祝いするようです。

陰暦の旧正月(2月)もそこそこお祝いするようですが、

1月1日は「まあ、国際的に新年を祝うようだから、お付き合い程度は」という感じです。

(年末年始はカレンダー通りの勤務。元旦のみが祝日です)


 もっとも若者たちは大みそかの夜は集って新年カウントダウンを楽しんだようです。

とはいえ、そこは日本人。やはり「初日の出」参拝は欠かせません。

元旦の午前6時半にメコン川の向こうから昇る朝陽をみながら、2020年を躍進の年にできるよう祈念しました。

皆様にとっても本年が素晴らしい年になりますことをカンボジアの地よりお祈りいたします。


 

「脱サラ僧侶の、カンボジアNGO日記」その4


PHJカンボジア事務所に赴任した神崎がつづる現地での奮闘記、4回目。
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作者の紹介:神崎敏彦(1959年7月22日生まれ。)
プラントメーカー、商社勤務などを経て2019年8月PHJ入職。
2015年僧籍(浄土真宗)を取得。2019年9月から日本に家族を残しカンボジアに単身赴任。
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古人もすなるといふ日記といふものを、拙僧もしてみむと思ふてしてみるり。


【2019年10月20日】

プノンペンの名前の由来はなんだろう?
プノンはクメール(カンボジア)語で「丘」の意味だそうです。

その昔、市内を流れるトンレサップ川に小さな仏様の像が流れつきました。
「ペン」という名のお婆さんがその仏像を見つけ、近くの丘に祠を作り仏像を手厚く祀ったことから、その丘を中心に広がった地域がプノンペンとなったそうで。
ワットプノン内部

仏像のある祠は、現在ワット・プノンが建立されており、プノンペン市内の観光名所のひとつになっています。
ワットプノン

川上から流れてきた桃を拾ったおばあさんが「桃太郎」を授かった話に似ているなあ(私は岡山生まれ)と思いながら国は違えど、川とか山とか自然は我々人間の生活を形作る際に大きな影響を与えているのだなと改めて感じました。

そう言えば、川上の上は神に通じます。
紙も昔は大変貴重なものでした。何か偉大なものが川の上流に棲んでいる、という古人の思いは
日本でもカンボジアでも同じだったんでしょうね。




【2019年11月18日】
PHJの事務所があるコンポンチャム州は農業が盛んです。

米や野菜だけではなく、コショウやコーヒーといった商品作物を大型農園(プランテーション)で栽培しています。

私たちが活動している地区に行く途中にも、バナナやゴムの木のプランテーションがあります。

まっすぐに続く道路沿いに、一辺が1キロもあろうかというプランテーションが続きます。
バナナの木

バナナの写真の青色の袋の中には実が入っています。
日本でも桃やブドウに農家の方が袋掛けをしますが、それと同じですね。

カンボジアの市場で見るバナナは所謂「モンキーバナナ」ですが、この写真のバナナは輸出用で、日本で我々がイメージする大きさのものです。

ゴムの木

ゴムの木の幹には黒っぽいお椀のようなものが見えます。幹に切り込みを入れて、にじみ出るゴムの樹液を受け取ります。

「へー、ゴムの原料ってこうやって採るんだ」と今更ながら知りました。

ところで、この二つの写真とも幅広の道路沿いから撮影しました。
つまり、誰でも簡単に木々に近づけるわけです。

私はスタッフに「フェンスも無いし監視人もいないようだけれども、誰かバナナやゴムの樹液を盗んだりしないのかなあ」と聞いてみました。

スタッフ曰く「あはは、そんなことをする人なんていないですよ」と何故そんなことを訊くのかさえ不思議な様子でした。

(筆者注:スリやひったくり、置き引き事件などは他国同様に少なくありませんから、くれぐれもご注意ください。)


腑に落ちない私の脳裏を横切ったものは
「まわりを きびしくかこひたりしこそ すこしことさめて このき なからましかば と おぼえしか」(徒然草 第十一段)という一節です。

吉田兼好さんが、この場にいて囲いのない木々を見たら何と言うだろう。
「カンボジアは 良おすなあ、風情があって」でしょうか(笑)。



【2019年11月20日】
私たちが活動する地域(村)は事務所のあるコンポンチャム市内から車で約1時間から1時間半のところにあります。
道幅は狭く、一部舗装されてないことで凸凹があったりと、四輪駆動車に乗っていても
前に進むより上下に運動している時間の方が長いのではないか、と思うような場所もあります。
道

その道中にはいくつか橋がありますが、その中のひとつが雨期後半の9月に壊れてしまいました。
あまりの大雨で路肩が崩れてしまい、その影響で橋も崩落してしまったのです。

それ以降約2か月間に亘って、村に行くには30分から1時間余分な走行をする程の大回りをしなくてはなりませんでした。

が、やっと最近「仮設の橋」が架かり以前と同じ工程で村にアクセスできるようになりました。
仮設橋

本格的な橋の架け替えには、財源をどこから調達するか目途が立たないので、数年はかかるだろうと言われています。

しかし、橋の周囲にはたくさんの人々が住んでいて、日常生活には欠かせないインフラストラクチャーです。

橋は単なる建造物というだけではなく、互いを結ぶ「絆」の役割を果たします。

この土地にも再び絆が結ばれる日が一日も早く来ますように。

(筆者注:コンポンチャム市のメコン川に架かる大きな橋は日本の援助で建設されました。その名も「きづな橋」です。)



【2019年11月24日】
「水祭りの」後の週末に「クリーン アップ キャンペーン」に参加するため、プノンペンを訪問しました。
そこでキャンペーンが始まる前の早朝のプノンペンを散歩してみました。
トレンサップ河畔に併設されている遊歩道に向かう途中で中央市場の前を通りました。
中央市場朝

市場はこれから商売の準備中。その後ろにそびえる高層ビルは、前日は土曜日ということもあって深夜まで賑わったのでしょう。
心なしか疲れた表情に見えました。明け方まで騒いだ分、これからしばらく眠りにつくのかもしれません。
新旧の対立というよりも、太陽と月の関係、互いを補完する関係のように見えました。
PP朝焼け


河畔に着いたら、なんと日の出に遭遇できました。早起きは三文の得、とはよく言ったものです。

振り返ると、遊歩道にはすでに多くの市民が集まり体操をしたり、運動器具(備え付けのものがある!)を使ったりしていました。

プノンペンでも健康への関心が高まっているようです。

圧巻は、ご存じ「太極拳」です。扇子の持ち方など、先生の厳しそうな指導が印象的でした。

太極拳

そういえば、コンポンチャムでもメコン川河畔で毎夕おばさまたちがテンポの良い音楽に合わせて体を動かしています。
当事務所のスタッフからは「所長も参加したら」と言われますが、あの中に入って行ける位度胸があれば、私の人生もっと違ったものになっているだろう、と思いながらお茶を濁しています。



さて、いよいよ「クリーン アップ キャンペーン」。
プノンペンに住む日本人が中心となって、住まわせていただいているお礼に市内各地を掃除するイベントです。
ごみ拾い

今年は約1,400人の人々が集まり、私もJNNC(Japan NGO Network Community)の一員として参加しました。

当日は三上カンボジア大使、プノンペン都知事などVIPの来賓を招いた一大イベントでした。
キャンペーン会場


カンボジアの多くの街では、道路沿いには(他の途上国に比べて)あまりごみが落ちていません。

毎朝自宅や店の前を掃き掃除している人が目立ちます。

一方で急速に襲ってきた商業化・工業化の波はこの国にも大きな影響を与えており、かつ人々の意識が追い付いていない部分もあります。


私もプノンペン市内を流れる大河トレンサップ川の川べりに降りてみましたが、ペットボトルの空き瓶が「山のように」投棄されており

圧倒されてしました。当日の掃除で皆さんと大分回収しましたが、それもほんの一部でしょう。

世界的に見たときに、数十年後には海や川に投棄されたプラスチックがそこに住む魚の量よりも多くなる、というレポートもあるそうです。
プノンペンの日本人小学校に通う子供たちの絵を見ながら、
「地球にやさしく、なんていうのは人間の思い上がりだな。地球は45億年以上も生きてきたし、今後もかなり長い間生き続けるだろう。温暖化やごみ、有害物質など環境について手を打たなくて滅びるのは、人類種だよな」と思ったものでした。



【2019年12月4日】

12月4日、5日と2日間にわたり当事務所向かいのご家族のお嬢さんの結婚式がありました。

「隣のよしみ」で、私たちにも招待状をいただきました。
招待状

カンボジアの結婚式は最近でこそ2日間で終わるものの、少し前までは5日間続くこともあったそうです。

まずは、結婚式の数日前から花嫁の自宅の前でテントの会場設営が始まりました。そして前日の夕方から人々が集まってきて前夜祭です。
準備中

そして前日の夕方から人々が集まってきて前夜祭です。

前日の儀式


翌日は朝7時から大勢の人が盛装して、花嫁さんの家から新郎の待つ家(遠方出身の場合は、花嫁の家のそばに民泊します)にお菓子や果物をもって行列します。1時間ほどして皆さんが戻ってきました。

その後、音楽やお経(のように聞こえる)のにぎやかな音が辺りに長時間鳴り響きます。
結婚式当日の昼食は近親者だけで食べるようです。
そして夕方からはいよいよ披露宴で、今回は市内の高級ホテルで行われました。
当事務所のスタッフも普段とは違う装いで登場。

披露宴会場には約1,000人の招待客が、思い思いに出されたご馳走をいただきます。
日本のような来賓挨拶などはなく、食事の後はダンスを楽しむ人が沢山いました。
披露宴では列席者がダンスをする、のがカンボジア流のようです。
1時間くらいご馳走をいただいた後に、お祝い金(日本に似ていますが、祝儀袋は招待状に入っていました)を受付に渡して会場を後にしました。


【2019年12月8日】
シュムリアップ市で行われた「アンコールワット インタナショナル ハーフマラソン 2019」に参加しました。
案内板

(ハーフだけではなく、10キロ、5キロ、3キロのコースもあり)この大会は世界マラソン連盟から認定されている由緒あるものです。
参加確認

主催者によれば世界25か国から参加者が集ったそうです。スタート/ゴールは世界遺産アンコールワットの入り口正面にも設けられました。

スタート時刻の午前6時30分には、朝日を背にしたアンコールワットのシルエットが浮かび上がり、幻想的な絵巻を堪能しました。


アンコールワットはシュムリアップ市内から5キロ以上離れたところにあります。私は寺院近くのホテルを予約しましたが、それでも3.5キロ。

おまけに早朝暗い中を歩いて道に迷ったら大変とばかりにトゥクトゥクを事前予約。

ところが、翌朝はアンコールワットまでの道が他のランナーを運ぶトゥクトゥクや乗用車で大渋滞!
「これなら、道に迷うことなくスタート地点に着けたなあ」と、トゥクトゥク代金USD5ドルを散財したような気分になりました。

そんな凹みもスタートのカウントダウンの声が上がることには完全に拭い去り、いざ疾走です。
Tシャツ


歩いているのか走っているのか分からない程度の速度ですが
アンコールワットや周辺の森、池を見ながら心地よくランすることができました。
完走メダル

頂いた「完走メダル」は生涯の宝物です。

横河電機構内でカレンダー募金

126()10()の昼食時に、PHJ創立以来支援してくださっている横河電機株式会社の構内3か所で、カレンダー募金を行いました。横河電機の社員の方たち、ラグビー部 アトラスターズと女子ラグビー部のアルテミスターズの方たちも応援に駆けつけてくださり、年末恒例の募金活動を賑やかに終えることができました。

 

今年は卓上カレンダーも作成し、壁掛けと卓上カレンダー合わせて115部の募金を頂きました。

 

応援の皆様ありがとうございました。


FM


カレンダー募金 2

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2019 UHC Day @PHJ

20191212日 PHJでは月例会議を、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ デー(International Universal Health Coverage Day) に開催しました。

 

20171212日、国連総会でこの日をUHC (すべての人に健康を)Day とする決議が採択され、以来2018年、2019年世界各国で記念のイベントが開催されています。

 

月例会議では、藤野海外事業支援部長がUHC Day採択の経緯、PHJの理念・活動がUHCに沿っていること、またSDGs Goal 3UHC達成が掲げられていることなどを説明し、全員(都合がつかず出席できなかった3人のスタッフを除き)2019年のテーマ 「Keep the Promise 有言実行」のポスターを掲げて、UHC Dayの意義を認識しました。

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広報 矢崎

日本ヒューレット・パッカード(HPE)社で募金活動

今年もPHJの法人賛助会員である日本ヒューレット・パッカード(HPE)の
社員食堂にてHPEの社員の方々とともに募金活動を行いました。
募金のお礼にカレンダーをお渡ししていますが、
今年は恒例の壁掛けカレンダーに加えて卓上カレンダーも制作し、
予想以上に多くの方がお求めになりました。

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今年はHPEロゴ入りのノベルティをプレゼントするというオプションもあり、
多くの方が寄付してくださいました。
中には15部まとめて卓上カレンダーをお持ちになる方もいらっしゃいました。



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HPEの社員の方のお声がけで、卓上カレンダー、壁掛けカレンダー合わせて95部に募金をいただきました。
社員の皆さま、ご協力ありがとうございました。



「脱サラ僧侶の、カンボジアNGO日記」その3

PHJカンボジア事務所に赴任した神崎がつづる現地での奮闘記、3回目。
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作者の紹介:神崎敏彦(1959722日生まれ。)

プラントメーカー、商社勤務などを経て20198PHJ入職。
2015年僧籍(浄土真宗)を取得。20199月から日本に家族を残しカンボジアに単身赴任。

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古人もすなるといふ日記といふものを、拙僧もしてみむと思ふてしてみるり。


【2019年10月27日】
行きつけ?の散髪屋さんです。

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英語が通じませんでの、髪を指先でつかんで「ピー(クメール語で2)」と言いながら

心の中で「2センチくらい切ってね」と念じます。2センチしか残らなかったら大変ですから・・・。

何事も念じれば通じます。毎回ちゃんと2センチだけ切ってくれます。

ここでは、(私はお願いしたことがありませんが)他に「耳掃除(2ドル)、爪の手入れ(2ドル)」なども女性がしてくれます。

ここは男性サロンのようです。耳掃除なんか10秒で終わると思うのですが、わざわざここまで来る必要があるのかなあ。男性用顔パックもあるようです。これは6ドルと高め。中年のおじさんかパックをしている姿は、いまひとつ・・・。


店をでると、向かいはメコン川。9月に比べると水深が5メートルくらいは浅くなったのではないでしょうか。
こんなに川幅がある川の水深が、そんなに変わるなんて一体あの水はどこに行ったのか不思議です。

そう思いながら川面を見ていると、魚釣りの小舟が一艘。季節は違いますが、こんな詩を思い出しました。
蟄、闊

「江雪」 柳宗元

千山鳥飛ぶこと絶え

万径人しょう滅す

孤舟蓑笠の翁

ひとり寒江の雪に釣る



【2019年11月2日】

しばらく前に、当事務所を出て右側の路上で男の子たちがビー玉遊びをしているのを目撃しました。
そうなると、女の子は何して遊ぶのかなあ、と考えるのが人の常です。

そして、ついに発見!

事務所を出て左側の路上で、「ままごと」遊びをしている女の子2人を見つけました。
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野菜なのか雑草なのかわかりませんが、確かに料理支度をしている光景です。

ああ、なんと、なんと、どうして国は違えども子供たちは同じような遊びをするのでしょうか?
不思議に思う以上に「嬉しく」なります。
有り合わせの材料で遊びを思いつく子供たちの創造力と構想力は世界共通なのですね。
最近、その両方の力に陰りが見える私に、「力を与え賜え!」。




【2019年11月3日】
今年は秋になっても日本列島を大型台風が襲来し、
甚大な被害が出たことがカンボジアでも報道されています。

被害にあわれた方に、謹んでお見舞い申し上げます。

一日も早く平常の生活に戻ることができますよう、心よりお祈りいたします。



さて、一方で秋は結婚式のシーズンでもあります。

カンボジアでも雨季が明け、11月に入ると本当に過ごしやすい日が続いています。
そして、やはり当地でもどうやら結婚式シーズンはこの季節のようです。

で、どこで結婚式(披露宴)をするかといえば・・・。
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はい、ご覧の通り。
道路に即席のテントを張って、その中にテーブルと椅子を置いて「式場に早変わり」です。

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道路の一部を占領するのですから、通行は一時不自由になります。おまけに、ラウドスピーカーからはお経のような言葉が一帯に流れます。

しかし「おめでたい日に、野暮は言いっこ無し」がカンボジア流です。

おっと、披露宴に欠かせない食事はどうするのかって?ご心配なく。ちゃんと即席厨房が路上にできて、列席者にごちそうが振舞われます。
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おふたりの門出を心よりお喜び申し上げます(来年の今頃は、どこかの披露宴に紛れ込んでみたいものです)。


【2019年11月10日】 
バッタンバン州訪問 その1

カンボジアの水祭り(雨期明けを祝う)の祝日を利用して、タイと国境を接している北西部のバッタンバン州を訪問しました。


お目当てはバンブートレインです。
実は私、名前から察して竹林の中を進む列車かな、と思っていました。


実物を見て納得です。床が竹でできているんですね。
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この列車は地元の人たちが共同で運行しています。実際に荷物を運ぶのかどうかわかりませんが、私が乗車した日は

観光客がひっきりなしで、とても荷物を運ぶ余裕はありませんでした。

線路は単線で、まさに一直線です。両側には熱帯のジャングルやヤシの木、田園風景が交互に展開します。


片道約20分なのですが、途中前方から列車が来るのか見えました。


あわや衝突!




かと、目を閉じましたが

なんと私はいったん降ろされ、乗っていたバンブートレインは解体されてしまいました。

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対向車をやり過ごした後、再び組み立てて出発です。

相手が来たら道を譲れば良いのですね。

長閑な中に、生き方の基本を思い出させてくれるひと時でした。
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【2019年11月10日】
バッタンバン州訪問 その2

街の中心から約15キロ、カンボジア名物トゥクトゥクで約20分のところにある観光名所です。
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山肌を削って大きな仏様を彫っていました。石鎚とノミでの作業です。一体いつできるのかも気になりますが

垂直の岩肌に足場を作って作業する人たちは怖くないのだろうか、という思いが先行しました。


この石仏の約50メートル右側に大きなコウモリの巣があります。

夕方になると、そのコウモリが一斉に飛び立つのを見るために多くの人が集まります。

待つこと約1時間、17:55に最初のコウモリが飛び立ちました。すると後からあとから飛び出すは飛び出すは。
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私は10分で飽きてしまいましたが、トゥクトゥクのおじさんによれば全てのコウモリが巣から飛び立つには1時間くらいかかるらしいです。

一体何匹のコウモリがいるのだろう。

黄金バットだけが知っているのかあ。


ワ〜ハハハ。


「脱サラ僧侶の、カンボジアNGO日記」その2

PHJカンボジア事務所に赴任した神崎がつづる現地での奮闘記、2回目。
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作者の紹介:神崎敏彦(1959722日生まれ。)

プラントメーカー、商社勤務などを経て20198PHJ入職。2015年僧籍(浄土真宗)を取得。20199月から日本に家族を残しカンボジアに単身赴任。

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古人もすなるといふ日記といふものを、拙僧もしてみむと思ふてしてみるり。


【2019年9月20日】
事務所の前の道端で、子供たちがビー玉遊びをしていました。
なんと、それは私が半世紀以上前に遊んだ方法と全く同じです。
地面に丸を描いて、その中にビー玉をいくつかおいて
離れたところから、別のビー玉を投げてはじき出す。
その投げ方も、指をしならせてビー玉を力強く飛ばす、というもの。
そういえば、40年前にインド最南端のコモリン岬を訪問した際に
そこの村でも子供たちが、日本と全く同じ方法で「石けり」をしていました。
ああ、国は違えど子供たちの創造力は時空を超えてアジア共通なり。

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【2019年10月5日】
9月末の連休を使ってカンボジア南部のシアヌークビル市に行ってきました。
首都プノンペンから南南西にバスで約6時間。「は〜るばる来たぜ」の感あり。
だって私が住むコンポンチャム市からプノンペンまで既に3時間バスに揺られた後ですから。
シアヌークビル市は目下中国資本が「これでもか!」と投入され、観光ビーチリゾート都市として再開発の真っ最中です。真っ最中なので、お世辞にもダウンタウンは未だ奇麗とは言えず、市内の道も凸凹。楽しみと言ったらカジノくらいでしょうか?
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(シアヌークビルの海岸です。ペットボトルやごみが散乱)
それでも浜辺は東西に4キロメートル以上続いています。
私が宿泊したコテッジはその東端にありました。朝早起きして散歩していたら漁師さんが投網で魚を捕っていました。
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残念ながら「大漁」とはいきませんでしたが、ふと金子みすゞの詩が思い出されました。


「大漁」

     朝焼け小焼けだ
     大漁だ

     大羽鰮(いわし)の
     大漁だ


     浜は祭りのようだけど

     海の底では何万の
     鰮(いわし)のとむらい
     するだろう


漁師さんには気の毒ですが、今日は鰯のとむらいが少なくてよかったな、と思いました。
物事には二面あります。
どちらかの立場に固執するのではなく、お互いが幸せになるために、ほんの少し譲り合う気持ちを持つことが大切だなと思いました。
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        (シアヌークビルからフェリーで40分のところにあるクーロン島

【2019年10月9日】
母子保健ボランティアさんたちの研修は地域の保健センターで行います。
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当日は最高気温が30度を超える陽気の中、日陰とはいえ見学するだけでも体力的にきつかったです。
そのような環境の中、皆さん一生懸命に勉強してくれていて「ありがたいな〜」とつくづく思いました。
ボランティアは地域の保健センターと地元の村に住む妊産婦を結び、健康や衛生に関する情報を双方向にもたらす重要な役割を果たします。
このボランティアの選考基準のひとつは「出産経験があること」です。実は日本でも愛育班や母子保健推進員さんという名のボランティアが組織されています。
妊婦さんの健康管理はもちろんのこと、特に初めて赤ん坊を育てる’若葉マーク付き’ママさんに寄り添って見守ってくれる人の重要性は国や民族を問わず同じなのだ、と改めて気が付いた次第です。


そこで、一句「炎天下 命をつなぐ ボランティア」


【2019年10月26日】

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PHJが今年8月にボランティアに贈呈した「自転車」の必要性は、当地にきて初めて実感しました。
ボランティア達が住む村には電車は勿論、バス便もありません。
自転車を手に入れるまでは、少なからぬボランティアが妊婦や乳幼児のいる家庭を訪問するために
気温30度(暑いときは40度)を超える炎天下、舗装されていない埃っぽい田舎道を1時間以上、時として2時間近く歩かなくてはなりませんでした。
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「ああ、高が自転車、されど自転車!」ボランティアと母と子に、幸多からんことを!そして日本のドナーさんに心よりお礼申し上げます。


♪ 下町(カンボジア)の青い空  空を写して 川(メコン)が行く 川(メコン)が行く ランランラン・・・
  
  悩みに胸が曇るから 明るい声で子守唄 歌ってくれる母さんの

  ああ母さんの  川(メコン)が行く〜♪ (唄 森昌子:「下町の青い空」)






2019埼玉大学カンボジアスタディツアーその2

2019年埼玉大学のカンボジアスタディツアー続きです。

プノンペンでカンボジアの歴史を学んだり、都市の様子を見たあとに
農村地のコンポンチャム州へ。
メコン川沿いにあるコンポンチャム州では農業が盛ん。
道路の両脇にはゴム農園やたばこ畑が広がり、プノンペンとは風景ががらりと変わります。

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ここにPHJのカンボジア事務所があります。
スタディツアーではPHJの事業地で学生たちが調査をします。
今回のテーマは「公衆衛生」。
3つのチームに分かれてに合わせてそれぞれの聞きたい、知りたい内容に合わせて
農村地の人々にインタビューをします。

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まず英語でPHJのカンボジアスタッフに質問をして、スタッフはカンボジア語にして対象者に聞く。返ってくる答えも英語。日本でも知らない人に質問をする経験もないであろう学生さんが、英語で質問をしなければいけないのです。
初日のインタビューでは、質問をただ読み上げるだけだったり。
ところが、2日目は返ってきた答えに対し、ずいずい質問を重ねていきます。顔つきや態度もツアーの最初の日からまったく変わってきました。


調査の最後には自分たちで考えをまとめて、PHJカンボジア事務所で英語で発表し、
通訳をしたPHJカンボジアスタッフも、発表について質問したりや意見を交換することができました。

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プレゼンテーションをしたら、カンボジアのおやつを。こちらはドリアンのクリームが入ったお菓子。
思ったよりみなさん食べてもらえました。

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PHJカンボジア事務所のスタッフも日本の学生と交流ができたことがよい刺激になったのではと思います。
最後はアンコールワットを観光し、皆さん無事に帰国しました。

支援活動をしているフィールドが日本の学生の学びの場にもなることで、カンボジアと日本がお互いに支えあう関係性を構築できればと思います。

2019埼玉大学カンボジアスタディツアー 報告その1

こんにちは。
広報の南部です。

毎年埼玉大学が主催する夏季集中講義「異なる文化と出会う」の一環としてカンボジアへのスタディツアーをPHJ(ピープルズ・ホープ・ジャパン)の事業地で行っています。

今年も8/31から9/7にかけて先生や大学生のみなさんと行ってまいりました。

プノンペン

コンポンチャム

シェムリアップ

という流れで 都市と農村地を両方体験できる流れになっています。

1日目は朝成田出発で、夕方にプノンペンに到着。
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この日の夜は2011年のスタディツアーに参加してくれた方が
現在大学の博士課程でクメール伝統医療の研究中でプノンペンにいらっしゃるとのことで、合流しました。

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カンボジアスタディツアーに参加してくれた方と、
またスタディツアーでカンボジアで再会できる、とは感慨深いものです。
スタディツアーがその後の人生の歩み方を
考えるきっかけになったと思うと、たった一週間のツアーに重みを感じます。

2日目は内戦の歴史を知るために、午前中キリングフィールドとトゥールスレン虐殺博物館を訪問。あまりに生々しい写真や展示に毎回言葉を失います。
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たった40年前に多くの命を奪うだけでなくこの国の文化もコミュニティも崩壊させた凄まじい内戦について、一体どんなふうに向き合えばいいのか・・・。


そんなモヤモヤを抱えながらお会いしたのが、元朝日新聞の記者で2009年からカンボジアに住み、現在プノンという情報誌の編集長として活躍されている木村文さん。ポルポト派裁判の聴講や当時の人々への取材を今も続けておられます。

「ポルポトがいなければ、この内戦は起こらなかったのか。ポルポト派にになった人たちも平和をのぞむごく普通の農民だった。いつの時代も、どの国でも起こりえることなのではないか。ポルポトが極悪非道の人間だった、というだけでこの内戦の話を終わらせてはいけない。様々な立場の人たちの証言をもとに立体的に当時の状況を把握することが大切」
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内戦をテーマにワークショップをするなかで話してくださった木村さんの言葉で、カンボジアの内戦が他人事ではないことに気づかされました。
何となく目をそむけてしまいがちだけれど、内戦について知ることは、平和に向かう一歩なのだと思うと前向きな気持ちになりました。
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この日の夕食はカンボジア民話発掘・保存プロジェクトを進めている(社)ホワイトベースの石子貴久さんと一緒に。PHJのチャリティカレンダー作りのために絵本を提供していただいた経緯で、今回プノンペンでお会いすることがかないました。
石子さんはサンダルツアーズというスタディツアーも主催されるなど多方面で活躍されており、学生のみなさんもお話しに聞き入っていました。
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次回のブログでは、コンポンチャムの農村地でのスタディについて報告します。
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