メールニュース1月号にも掲載しているカンボジアでのトイレ支援ですが、現地から心温まるエピソードが届いたいますのでご紹介したいと思います。

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PHJが行っているトイレ支援は基本的なトイレ資材のみで、残りの必要な資材費、建設の労働費などは世帯主が賄っています。

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たいていは一家のお父さんが自分で建てます。(お父さんにスキルが無ければ村の大工さんにお金を払って建ててもらうこともあります。)



ですので、出来上がるトイレは世帯ごとに個性が出ます。作りについてそれぞれに細かく質問してみると屋根の高さ、穴の深さ、水を流す仕組みなど、それぞれの家で工夫してありとても興味深いです。

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こちらのトイレは建屋をずいぶん高くしてあります。立てる土地によって雨季の水が溜まるので、雨対策で考えられたものです。



また、ほとんどの家では下の写真のようにトイレの中に小さなプールを作り、流す用(もちろん自動ではなく桶を使って手動で流します。)の水を外から汲んでそこに溜めておきます。水が無くなるたびに何度も水を汲みに行かなければならないのは大変手間です。

そこで、雨水を直接トイレの中に引いて利用できる仕組みにしている家もあります。ちょっとした工夫で生活は飛躍的に便利になるのです。

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今回トイレ支援をしたのは4つの衛生モデル村の中の60世帯のみ。
幾つかの世帯のトイレ建設現場に行きましたが、どの世帯も「ご近所とトイレを共有する」と言っていました。

そこで、「トイレ使用料を取るのか?」「建設費を近所と折半しているのか?」と聞いてみました。というのも、上記のようにPHJの支援は基本的な資材のみで、残りの建設費は村人たちにとっては決して小さな額ではないからです。



私が聞いた限り、どの世帯も「建設費は折半せず、使用料も取らない」とのことでした。自分の世帯だけでNGOの支援を独占しないという村人たちの姿勢に触れ、とても嬉しく感じ、改めて良い支援活動だなと感じました。