こんにちは。南部です。

2/23〜3/2に実施された
PHJのカンボジアスタディツアーに
広報兼アシスタントとして同行して
まいりました。

アテンドは昨年と同様にカンボジアに
駐在経験があり現在東京事務所に
勤務する中田です。
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今回の参加メンバーは9名。
テーマが「カンボジア×農村×保健」
ということでしたが、
看護学校に通っている方や、
すでに医療現場で働いている方が多いものの、
企業や財団で働いている方、
栄養や歴史を学んでいる学生の方など、
多様なバックグラウンドと年齢層のメンバーが集まりました。

カンボジアという国に行くことも、
途上国の農村や保健センターに
入ってインタビューをする、
という経験も初めてという方ばかり。
にも関わらず、
メンバー同士が初対面でありながら
仲良くなって日々盛り上がり、
ハードな8日間を楽しくこなしました。
そのタフさ、元気さに、とても助けられました
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(カンボジアの食事もみなさん気にっていただいたようです!)

さて、このツアーのもっとも大きな目的は、
2日半の調査で、農村の保健状況を把握し、
問題点を見つけ、現地の人に新たな改善策を
提案する、というもの。
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(提案のために一致団結!)

今回はPHJの活動内容に合わせて
「衛生教育チーム」と「母子保健ボランティ
アチーム」に分かれて取り組んでもらいました。
※衛生教育、母子保健ボランティアについて
は文末をごらんください。

1日目は、保健行政区の区長や病院の院長、
保健センターのスタッフ、農村に住む人に
話を聞いて、地域の保健状況を把握。
2日目は、衛生教育の一環として行われてい
る「手洗い」、母子保健ボランティアの活動
のフォローアップというPHJの活動に実際
に参加し、理解を深めました。

この二日間の内容をもとに問題点を見出し、
病院の院長、保健センターのスタッフ、
保健ボランティアさんや伝統的産婆さんなど
に改善策を提案します。
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衛生教育チームは、PHJの活動で
「手洗い」のデモを行う予定でしたが、
農村で調査した結果手洗いが
浸透していることがわかり、
その一方で土埃がひどく気管支系の
病気が増えているといった
背景から、急きょ「うがい」のデモにテーマを変更!
そこで「うがい」の必要性や方法を模造紙に
描いた絵で説明しながら、デモを行いました。
なじみのない「うがい」の教育に集まった
人々は興味深々。
最終の提案ではうがいを継続して浸透させる
いくつかの方法を紹介しました。
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また母子保健ボランティアチームは、
産前の情報は充実しているが、
新生児のケアの仕方がわからず、
不安な妊婦さんが多いことに気づきました。
そこで新生児だけでなくお母さんも
サポートすることが重要だ、
といったことを、ロールプレイングで伝えました。
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2つのチームともシンプルで現実的な提案だったため、
病院長や村人などが高い関心を寄せ、
ぜひ実行したいといっていただきました。
この難しいお題に対してここまでよい提案ができたのは、
チーム内で支えあったからことではないかと思います。
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今回のツアーでもカンボジアの医療環境に
大きな打撃を与えた内戦時代を知るため、
トゥールスレン博物館やキリングフィールドの
見学を盛り込みました。

また、さらに古い歴史を知るという意味で
アンコールワットだけでなく、
支援地のコンポントム州にある
ソンボープレイクック遺跡群を見ながら、
実際に修復を行っている方からも
お話を聞くことができました。
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今回はディープにカンボジアを味わっていただいたのでは、
と思います。
そしてPHJスタッフにとっても刺激的で学びの多い8日間でした。

スタディツアー次回は今年の夏に
タイのHIV/AIDS予防の活動を
見学するツアーを予定しています。
ご興味のある方、ぜひご参加ください!

※用語の説明
◎母子保健ボランティア育成
村人から選ばれた従来からの保健ボランティ
アや顔役となっている お母さんなど地元の
人材を活用して村の母子保健でカギを握る
女性 を母子保健ボランティアとして育成
します。
育成後は、母子保健 ボランティアが、
保健センターと連携して、村の妊産婦/
新生児宅を戸別訪問し、日常のケアを
アドバイスしたり保健センターでの
サービス利用を働き掛けられるよう
支援を行います。

◎水と衛生活動の推進
村人に衛生教育を行い、手洗いや村内
の清掃キャンペーンや飲み水 の安全
などの実践的な活動を通して衛生観念
の普及を図ります。 

上記の活動は
PHJの母子保健改善事業の一環です。
活動については下記をごらんください。
http://www.ph-japan.org/program_cambodia_maternal