今年で3年目になりますが、北里大学看護学部の授業でピープルズ・ホープ・ジャパンのカンボジア事業について話す機会をいただきました。

3時間の授業だったので、講義だけでは退屈してしまうかも、と思い、講義の他に「ロールプレイ」を企画しました。「カンボジア農村の人の気持ちになってみよう!」と題してグループ分けし、村人同士の会話を再現してもらいました。

学生たちには簡単な指示書のみを渡し、後は想像でそれぞれの課題に取り組んでもらいました。考え方が対立している二人に扮して、お互いを説得しましょうという設定です。準備中は各グループで熱心に話し合い、分からないところを私に質問したり、全員が現地の人の様子を理解しようと努めていることが伝わってきました。

臨場感(?)を出すために、演じる前に妊婦役はカンボジアの女性が普段着に着用するサロンをスカートのように腰に巻き、腹にはお人形を入れました。そして頭にはクロマー(カンボジアのスカーフ)を巻き、役になりきります。伝統的産婆役もサロンを巻きました。(クロマーの巻き方が甘いのは私のせいです。すいません…)

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一番手 若夫婦の「妊婦役」と「夫役」               二番手 「妊婦役」と「保健センターの助産師役」

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三番手 「妊婦役」と「伝統的産婆役」…PHJ作成の「安全なお産」についてのポスターを見せながら妊婦を説得する伝統的産婆。優秀です。

カンボジアに行ったことのない学生さんたちばかりでしたが、一生懸命に遠い国にいて会ったことのない人の生活状況を考えて、会話を作り上げていました。看護学を学び患者さんの気持ちを考える訓練ができているからでしょうか、学生たちは現地の人たちの気持ちをしっかりと理解し表現することができました。

ocha06翌日には、お茶の水女子大学の学生たちにも授業でカンボジア事業を紹介しました。今年、初めてカンボジアでお茶大スタディツアーのグループを受け入れることになり、事前学習としての講義に呼んでいただきました。実は私はお茶大出身なので、母校で講義ができるなんて非常に光栄でした。

こちらでは様々な学科の学生が参加しており、必ずしも保健医療に強い関心を持つ人ばかりではないので、草の根レベルの開発や農村の生活習慣、NGOの役割にも言及しながら講義をすすめました。受講した学生たちが積極的に質問してくださり、これから行く国ということもあって、関心が高まったのではないかと思います。講義で伝えられることには限界があるのですが、これから現地に行っていろいろなことを見聞きした時に私の話を思い出してもらえたら、うれしいです。
 
今年の夏はカンボジア事務所では埼玉大学、お茶の水女子大学のスタディツアーを受け入れます。参加学生の皆さまにとってかけがえのない出会いと経験になりますよう、PHJスタッフ一同、精一杯サポートしていきたいと思っています。

海外事業担当 中田