4月からインターンをしている半田です。
PHJには珍しく、社会人インターンです。
週4日はキャンサースキャンというヘルスケア分野での会社で働いています。

本業と近しい分野での仕事ができること、
学生時分にJICAインターンで行ったミャンマーで活動されていること、
週1日から関われることからPHJのインターンへ応募しました。
学生時代から関心のあった国際協力のお仕事に関われる機会を頂き、とても嬉しいです。

handasan

5月23日には運営委員会に参加しました。
運営委員会には、運営委員の方のほか、いつもご支援下さっているドナーの方々、そして医療系大学の学生の方などにご参加いただきました。
大きな会議室が埋まるほどの参加者数で、その後の懇親会も盛り上がりました。

運営委員会では、カンボジアとミャンマーと南相馬の事業報告がありました。

カンボジアについては、子供の一生の健康状態を決定づける時期である「人生最初の1000日」の生存と成長を助ける事業の報告がありました。
妊婦や具合の悪そうな子供を見つけて保健センターへつなげる役割を担う母子保健ボランティアさん育成の話がありました。
母子保健ボランティアさんには気軽に相談でき知識を教えてもらえる近所の「おせっかいおばさん」を期待しているそうです。「おせっかいおばさん」を中心に子供を見守る。日本もコミュニティが希薄になる前はそうだったのかもしれませんね。


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ミャンマーについては、村の妊婦さんと助産師さんとの橋渡し役になる母子保健推進委員さんの育成及び活動状況の報告がありました。
ミャンマーの地方の助産師さんは、村と医療施設の間のアクセスも悪いなか、1人が人口約1万人!のエリアをカバーしているということです。
1人の母子保健推進委員さんが5人の妊婦さんを担当されているそうなのですが、ミャンマーでは妊婦であっても出稼ぎで急にいなくなったりとなかなか把握が難しいようです。

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カンボジアでもミャンマーでも共通していたのは、「ネットワーク」という単語だと思いました。
そして、私は2回出産しているのですが、日本の妊婦検診や予防接種などの手厚い行政サービスの有難みに今更気づいたのでした。

南相馬の事業報告では、臨床心理士の米倉先生から、震災時のトラウマを抱えた女性の生々しいトラウマ治療のお話がありました。
医師の診療と臨床心理士のカウンセリングを同時に行うと全診療が自由診療となることも初めて知りました。米倉先生はほぼお休みなく、全国を動き回っているエネルギッシュな女性でした!


これからスタッフ日記を随時更新していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!