


HIV抗体検査が、今では無料になったため、地域の病院がキャンパス内で保健教育や検査を行っているそうです。事業が終わって3年たった現在、学生の新規感染者はゼロだということでした。立派な成果だと思います。
PHJの各国事務所の活動をお知らせします PHJのホームページはこちらへ http://www.ph-japan.org 認定NPO法人 ピープルズ・ホープ・ジャパン 〒180-8750 東京都武蔵野市中町2-9-32 TEL:0422-52-5507 FAX:0422-52-7035



先月のブログに引き続きタイ事業フォローアップについてご紹介します。
PHJタイ事務所が2013年〜2016年の3年間、タイ王国チェンマイ県にて実施した「HIV予防教育事業」のフォローアップを先月行いました。今回の訪問先は2015年に活動を終了した5校です。それぞれの学校で活動がどのように続いているのか写真でご紹介したいと思います。
この事業では、日本政府よりご支援を受けて、チェンマイ県にある高等専門学校の学生を対象にHIVや性感染症予防を目的とした性教育を行いました。PHJが性教育を行うのではなく、それぞれの学校の学生リーダーがピア(仲間)として他の学生に正しい知識を伝えることができるようにリーダー養成、活動の場としてピア教育ルームの設置、保健局と連携するためのネットワーク作りを行いました。







昨年も実施したチェンマイ県でのHIV予防教育事業フォローアップを行いました。チェンマイ県内5ヵ所の高等専門学校を訪問し、事業終了後の活動の様子を聞き取り、視察しました。
チェンマイは折しも雨期の真っ最中で毎日雨続きでしたが、旅程は問題なく進むことができました。
支援が終わって3年後の訪問でしたが、各学校で校長先生をはじめ、学生クラブの担当教員、学生クラブのリーダーの学生たちに出迎えていただき、歓迎を受けました。PHJが開設を支援したピア教育ルームで聞き取りを行ったところ、各学校では、それぞれ状況は異なるものの、上手に学生クラブの活動とHIV予防教育事業を合わせて継続していることが分かりました。その中で特に心に残った活動を紹介します。


1.学生たちは進学のため農村から都市部に出てきて、様々なリスクや誘惑に直面します。違法薬物、性感染症、若年妊娠、喫煙・飲酒、学業不振や人間関係から生じる精神疾患など様々なケースがあります。
ある学校では、先生が学生を観察し、リスクの程度に応じて3つのグループに分けています。リスクが高いグループと判断された学生たちは、優先的にリーダーシップ教育を受けて、他の学生たちがリスクに遭わないように教え導く役割を担います。自分自身がリスクに直面した経験があるため、自分事として問題を深く理解でき、他の学生がリスクに遭わないようにサポートできるようになります。かつ自分の問題を解決する強さを身に着けることができるというメリットがあります。
先生たちは学生が学業でいい成績を修めるようにサポートすることに加えて、先輩として、一人ひとりの学生がよりよい人生を送ることができるよう導くことに喜んで取り組んでいるようでした。PHJと活動をして学んだことを深めて、より発展させるような活動をされており、とても印象に残る学校でした。
PHJが支援したピア教育ルームは、学生が先生に悩みを相談できる場所として皆に認識され、使われているといううれしい報告でした。学生ピアもまだ卒業していない人たちがおり、学生リーダーとして活躍していました。


2.別の学校では、学生の問題に正面から取り組み、"To Be Number One"というロイヤルプロジェクトの一環としてHIVエイズ予防教育活動を続けていました。"To Be Number One"自体は、違法薬物撲滅運動ですが、HIVエイズなど性感染症予防も関連する問題として含まれています。比較的PHJが支援していた時の活動を同じ形態の活動を継続しているようでした。
その活動のおかげで、昨年全国の高等専門学校を対象に行われたHIVエイズ感染予防活動の優秀校に選ばれ表彰されたそうです。担当の先生から北タイでは2校しか選ばれていないことを報告していただき、私もとても誇らしく思いました。

2016年10月までPHJタイ事務所の所長を務めたジラナンさんより、嬉しいニュースが届きました。
タイ事務所が、1998年から実施していたHOPE パートナー(慢性疾患児/障がい児支援)
プログラムは2016年10月サンサイ病院、ラジャナガリン小児発達支援センター(RICD)他に移管
しました。
ジラナンさん、ご家族とご友人は、昨年12月28日に、プログラムが支援していた患者とその家族20名
をサンサイ病院でのNew Year パーティーに招待しました。サンサイ病院のスタッフ5名とRICDの
スタッフ1名も参加しました。


プログラムはサンサイ病院の歯科スタッフ3名による歯の検査にはじまり、ゲーム、歌の後、
プレゼントを選びました。患者や家族は本当に楽しい時間を過ごしました。病院までの交通費も
ジラナンさんが手配してくれました。

上の写真は歯の検査を受ける患者達

上の写真はゲームを楽しむ患者達

上の写真はジラナンさんからプレゼントを受け取って喜んでいる患者の一人とパーティーを
企画した人たち

ジラナンさん、ご家族と友人はサンサイ病院のDr.ワラウット・コエワチャラクル院長にお会いし、
新年のご挨拶と病院でHOPEパートナーの患者と家族のためのパーティー開催に賛同していただいた
ことに感謝しました。
PHJ東京事務所はジラナンさん、ご家族、ご友人たちの温かいご配慮に心から感謝しております。
広報室 矢崎






私たちが家庭訪問した患者は、チェンマイ近郊に住むタイヤイ(シャン)族というミャンマーからの少数民族の移民の子供(もうすぐ3歳)です。母親はタイに出稼ぎに来ている時に妊娠し、出産時にお金がなかったのでビルマ側の自宅に戻り、伝統的産婆による自宅分娩を受けたそうです。その後チェンマイに戻り、子供が生後10ヶ月に予防接種を受けにサンサイ郡病院に行った時に、障がいが判明しました。(写真: 患者と家族が住む工場裏の長屋)
サンサイ郡病院の先生たちは、経済的に困難な家庭の子供であれば支援を探してでも治療をしたいと考えており、「PHJとの協力によってこのような子供たちを助けることができてうれしい」と言っていました。実際にはどれくらい支払いなしで治療ができるのかはケースごとに違うでしょうし、一慨には分からないのですが、先生たちの「自分たちで一人一人の患者に対してできる限りのことをやっていこう」という毅然とした姿勢と患者に対する優しい眼差しに非常に感銘を受けました。保険制度の枠組みからこぼれ落ちる人たち、貧しい人たちに対しての取り組みは、医療現場の心優しい方々によって支えられているように感じました。(写真:病院スタッフと記念撮影)
また、昨年の参加校に行ってきました。昨年後半に支援したピア教育ルームの様子や後輩ピアエデュケーターの活動の様子を伺ってきました。男子学生が多い学校では、性をオープンに語ってコンドームを配り、病気の蔓延を防ぐことは大切であると先生自ら語ってくれました。3月5日PHJタイ事務所では、スタッフの一人ジョイさんの勤続10年を記念し、
ささやかなお祝いをしました。
ジョイさんは2003年プロジェクト・ホープ タイ事務所でスタッフとして働き始めました。
(PHJタイ事務所では、HIV/AIDS予防教育、子宮頸がん乳がん検診推進を担当しています。)
ジョイさんは責任感にあふれたスタッフで、タイ事務所にはなくてはならない存在です。
私もジョイさんとずっと一緒に仕事をしてきて幸せでした。
私自身も11月に勤続10周年を迎えます。
タイ事務所所長 ジラナン・モンコンディー
(ニックネーム:ジー)
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ジーさん、皆さん
勤続10年を祝って下さり、感謝しています。
PHJタイ事務所、PHJ東京事務所のスタッフ全員と一緒に仕事ができて本当に幸せです。
これからもよろしくお願いします!





世界各国から東日本大震災の被災者への支援が集まっていますが、
Tシャツ1枚250バーツ(約700円)、ポロシャツ1枚300円(約840円)ですが、日本と物価が8倍〜10倍は違うタイの人々からすれば、決して安くはない価格。
このTシャツにあるタイ語「ガムランジャイ」日本語で言うところの、「励ます気持ち」「想う気持ち」に当たるでしょうか?
そこで私たちPHJは、ヘルスボランティアに子宮頸がん・乳がんの正しい知識を伝え、住民に検診に来るよう促す宣伝塔としての役割を期待し、トレーニングを実施しています。
この日ヘルスボランティアたちは、子宮頸がんと乳がんの基礎知識を講義形式で学んだ後、実際に看護師やPHJスタッフから、乳がんの自己触診法を習いました。
最後に、数名のヘルスボランティアさんに、PHJスタッフYaoと一緒にインタビュー。
※この「タイ王国チェンマイ県 子宮頸がん・乳がん早期発見・適切治療推進事業」は、外務省の日本NGO連携無償資金協力の支援により実施しています。
この2日間、看護師を対象とした、子宮頸がん・乳がん検診トレーニングを覗いてきました。
1日目は、子宮頸がん・乳がんに関する知識を伝えるための講義を実施。
私がタイに来てから10日間、様々な活動現場を回っていますが、いつも驚かされるのが、看護師さんの熱意です。
そこで登場するのが、PHJ所有の移動検診車です!
ここでちょっと検診車をご紹介。
乳がんについても、このようなモデルを使って、実際に看護師さんが自己触診の仕方を教えています。
まずは町病院での検診の様子。
集まった女性に子宮頸がん・乳がんに関する健康教育を行っています。
この日は、院内の2室と、PHJ所有の検診車両、計3か所で健診を行いました。
といっても今日は、具体的な事業のお話の前に、北方の薔薇とも言われるとても美しい街チェンマイをちょっぴりご紹介します。私にとってもチェンマイをじっくり歩くのは約2年ぶり!懐かしい光景に終始ワクワクしていました。

最後におめでたいお話を1つ。PHJタイで総務を担当するスタッフGipが、先週女の子を出産しました。お母さんは150㎝ちょっとと実に小柄なのですが、生まれてきた赤ちゃんは実に3.4キロだそう。私がお見舞いに行った時、気持ち良さそうにスヤスヤ眠っていました。このお母さん、出産の2,3週間前まで働いていた上、3ヶ月後にはまた職場復帰の予定です。働くお母さんは忙しい!