口渇(口腔内乾燥)は抗コリン薬の副作用の一つ

抗コリン作用を持つ薬剤(頻尿治療薬、過活動膀胱治療薬、向精神薬、鼻炎用薬等)は唾液腺に存在するムスカリン受容体も遮断するため、唾液の分泌が抑制されて口が渇くといった副作用が出ることがある。


自分でできる口渇の対処法

・飴をなめる(酸味のあるもの、低カロリーのものが良い)

・ガムをかむ(シュガーレスタイプが良い)

・水を口に含む

・氷をなめる

・水分を適度にとる

・唾液腺(耳下腺、顎下腺)のマッサージ

・普段から水分を適度に摂るようにする


口渇(口の渇き)が解消されない場合は、原因薬剤の中止や変更が考慮される。

薬剤の中止や変更ができない場合は、人工唾液や内服薬が使用されることもある。


・サリベート(人工唾液)
・パロチン錠(唾液腺ホルモン)
・ビソルボン錠
・白虎加人参湯
・麦門冬湯
アシノン錠(ニザチジン塩酸塩)
・サラジェン錠(ピロカルピン塩酸塩)
・エボザック/サリグレンカプセル(セビメリン塩酸塩水和物)
・アテネントール錠(アネトールトリチオン)
(適応外処方の医薬品含む)



「口渇(口の渇き)」に使用される一般用医薬品
  ・ オーラルバランス

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