2017年09月11日

大卒以上が受験資格の国家試験

制度発足以来、「大卒以上」が受験資格である国家資格は、「医師」「薬剤師」「歯科医師」のみであることは周知のことだと思います。

まずは、国民の三大義務の一つである「義務教育」の意味ですが、親が子供に受けさせる義務がある教育ですから
いわば、憲法第25条の生存権
 「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」
この権利に対する対価に該当するのが「義務教育」でしょう。

平たく言えば、「小中学校のお勉強は、大人になって、健康で文化的な最低限度の生活を営むための教養だよ。」という意味です。

「知っておかなければ、生きていくために支障がある」程度の内容ですから、全部理解できているのが当たり前です。

しかし、現実はそうもいかず、学力の進捗状況によって進学する高校は振り分けられます。

薬剤師は大学卒以上しかなれない職ですから、薬学部は
その地域のTOP校在籍。
そうでなければ高校入試で間に合わなかった分まで取り戻した子(中くらい以上の
高校でTOP争いしているくらい)が入学するところでした。
(広島市が丁度、日本全国の中ぐらいなので基準になりやすい)

と言うことで、薬学部が乱立し始めた2002年以前なら、「大卒以上」の国家試験に受かるに足りる妥当な学力がある子しか入学していませんし、勉強が難しいことなど承知の上で、入学していますから、これと言った大きな社会現象にはならなかったのですが・・・

2003年以降約5年間で、薬学部増設がブームとなり
2倍以上にも増え、既存の薬学部の定員増も相まって、2倍以上の定員になっています。

薬学部が大増設になったので、レベルが下がることは必須です。
高校創設以来誰も薬学部に入学した子がいないような高校から沢山入学しています。

4年制終盤には、大手予備校(当時は東京・大阪・福岡しかなかった)では、国家試験不合格者があふれ満員御礼状態でした。

今では、大学の講義の中に予備校講師が侵入しているところがたくさんあります。
(国の「薬学部の専門学校化は禁ずる」に抵触するかしないかは別として)

薬学部数の大増設の途中に6年制移行にもなったため、さらに混乱。

国は、「国家試験で調節するから、薬剤師の質を落とさない。」と公言しました。

6年制国家試験は、「必須問題」という簡単な問題が出題され、問題数がふえました。この「必須問題」は、正答率70%以上、科目ごとは正答率50%以上が足切ラインでした。

6年制の2期生までなら、まだ4年制の優秀な子達が先輩に居たので、学力の差もわかっていたし、それなりに努力もしていたでしょうから、半数以下しか入学できなかった時代よりも国家試験の合格者数は減っていても、妥当だと知っていたので、大騒ぎにはなりませんでした。

案の定、3期生からはますます、合格率がガタ落ち。

自己採点の段階で、簡単な「必須問題」で、すでに足切りにかかっていた子が約60%いました。もちろん、国家試験の受験資格を得るまでに留年していている子もいますし、入学者の
平均学力を勘案すると、至極妥当な数字でした。
さすがに、「国は『質を落とさない』と公言しただけのことはあるなあ・・・」と感心しました。

ところが、「国家試験が急に難しくなった」とか、マスコミを利用して大騒ぎ。

高校の進路指導が悪い⇔大学の指導が悪い⇔厚労省が悪い⇔文化省が悪い⇔国家試験問題が悪い
等々・・・
責任のなすりあいで、結局厚生労働省が責任をとって、問題を簡単にし、「必須問題」の足切ラインを下げ、その他の問題は足切ライン撤廃して、さらには、全体の正答率65%以上という固定合格ラインも変動制にしたため、合格者数は確保できるようになった。(実質人数制)
と言う経緯があります。

これでは、さすがに「使えない薬剤師」が急増しているようです。

大学の募集定員が急増したことが大きな原因ではありますが「薬剤師を知らない人」
つまり、「看護婦さんと同じ」と思うような人がどっと入学していることも大きな原因でしょう。

単科の薬科大学として新設されたのは、都築学園グループの日本薬科と横浜薬科だけで、他は定員割れ大学に新増設されたものです。
大概、前後して、看護学部も新増設されており、今では、「看護に入れない人が薬学」になってしまっています。
もちろん大学側も、薬剤師が優秀な人しかなれない職業だとは教えません。
それどころか、
「病院のはしっこで、ちまちま調剤していた」やら、言いたい放題。。。

最近、全国的に高学歴の看護婦さんが急増しているそうです。

もっとも、何をもって「高学歴」と称するか?に疑問がありますが。
平成に入り、国立大学病院付属看護学校が大学に昇格しているところもあるので、それをさすのでしょうか?

4年制時代は、「地元の国立大学の看護にはいれないから、遠くの薬科大学に行っていた。」そうですから。。。
薬科大学(伝統校)なんてところは各県で上位に名を連ねていなければ、はいれない大学だったのに

看護は、病気やけがをした人のお世話や、医師の補助が仕事ですから、実務実習さえできればそれで充分です。准看をとって、実務経験さえ積めば、中卒でも受けられる程度の試験ですから、国家試験と言えども簡単なものです。大卒以上が受ける試験のような複雑な思考など要求されません。

4年制薬学部は、「実務もなかった」と言われます。
看護婦さんはblue collar ,薬剤師は white collar
ですよ〜(一時は差別用語だったけど最近は古語のようなので使いました)

看護のように 実務だけでよいのは専門学校だから。
看護婦さんは中卒でも大卒でも同じ業務をするのですから、大学といえども専門とほぼ同じ教育をしなければ支障があるから当然でしょう。

医療関係で、医師以外ならみんな「おんなじ」と思うようです。
看護が理系に分類されているのもそんな原因かと思われます。
根拠などなく、「白衣を着ているから」と、ビジュアル的にそう決めつけただけでしょう。

薬剤師は論理的に物事を考えられなければ。

国家試験は簡単になっているけれど、それ以上に入学者の平均学力が下がり過ぎているので、相対的に「ものすごく難しくなった」ということですね。

勉強がわからない子と言うのは、大抵、小学生のときから、「今日の給食なんじゃらほい。」で生きてきていて、授業など聞いていない子です。

因果応報とはこのことで、往々にして、御プライドが高い人は「努力するなんてみっともない。」「自分が偉いように口先で言っておくだけ」、になりがちなのが世の常のようですが。。。

薬学部に入学して、薬剤師になりたいのなら、惜しみなく勉学に時間を費やせば良いのです。
小学生のようなところから勉強し直せばよいのです。
6年間もあるのですから追いつけないことはないはずです。

せっかくもらえたチャンスです。

国の、「大学数を増やして入り易くするけど、6年制にするよ。」には、
そういう意図があると思っています。


 9月に入り、カープは9連勝 M5 

今期は、「トリプルA](アベ・アイザワ・アンパンマン)のようですね
優勝記念に何を買おうかな〜♪ ワクワク・・・
これは和菓子です。



wagasi




















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