みなさまおはようございます、こんにちは、こんばんは。
実在する架空の人物、薬剤師wです。

ビタミン1000本ノックどんどん行きます。

今回はビタミンB12について。 

ビタミンB12まとめ

・水溶性のビタミンで一部の食品に含まれ自然界に存在する。

・水に溶けた時に赤色を呈する。

・ミネラル(コバルト)を構成成分に含む唯一のビタミンである。

・計量の単位はμg(1/1000mg)で表す。

・数種類の形で存在し、鉱物のコバルトを含む。

・成長を促進し子供の食欲を増進させる。

・水溶性ビタミンで唯一体内に長く留まる性質があり供給不足からの欠乏症状が出るまでに2〜3年かかる。

・人体の代謝ではメチルコバラミンと5-デオキシアデノコバラミンが活性型のビタミンB12である。

・正常な赤血球の形成、神経機能、DNA、アミノ酸合成に必須。

・メチオニン合成酵素、L-メチルマロニル-CoAムターゼの補助因子として機能する。

・メチオニン合成酵素はホモシステインからメチオニンへの転換を助け(触媒す)る。

・メチオニンはDNA、RNA、ホルモン、タンパク質、脂質といった100種類近くの様々な物質に対してのメチル基供与体であるSーアデノシルメチオニンの形成に必須。
(ナイアシンの肝機能障害はメチル基供与体の不足で起こります。)

・L-メチルマロニル-CoAムターゼは脂質・タンパク質の代謝に不可欠なプロピオン酸分解の際にL-メチルマロニル-CoAをスクシニルCoAへ変換する。

・スクシニルCoAはヘモグロビン合成に必須

・食品中ではタンパク質と結合しており、胃の内部で胃酸とタンパク分解酵素によって切り出され(遊離す)る。

・栄養強化食品やサプリメントのビタミンB12は上記過程は不要。

・切り出されたビタミンB12は内因子(胃の壁細胞から分泌される糖タンパク質)と結合して吸収される
(胃がん術後の貧血は胃酸と内因子の分泌が共になくなることで起こります。)

・吸収は遠位回腸で行われる。

・内因子が十分であれば経口摂取量の約56%が吸収されるが、内因子の量を越えると著しく吸収率が落ちる。

・悪性貧血は胃粘膜が冒されることで胃の収縮を引き起こす自己免疫系疾患で、壁細胞の破壊、胃酸欠乏ん内因子の生産不良を起こすことでビタミンB12の吸収不全が生じる。

・悪性貧血を治療せずに放置するとビタミンB12をたとえビタミンB12を食事から適切に摂取していてもビタミンB12欠乏症になり、巨赤芽球性貧血や神経疾患の原因となる。

・ビタミンB12の状態は血清または血漿中のビタミンB12値で評価する。

・成人では約720pg/mL(0.72μg)を下回ると欠乏症との判断になる。

・血清ビタミンB12濃度は細胞内濃度を正確に示さない場合がある。

・血清ホモシステイン値の増加もビタミンB12欠乏の指標になるが、ビタミンB6他の要因でも他の要因でも起こるため確実な指標ではない。(特異性が高くない)

・メチルマロン酸値上昇はビタミンB12欠乏の信頼性が高い

・ビタミンB12を多く含む食品は量順に
ハマグリ、レバー、牛肉、ニジマス(天然)、紅鱒、ニジマス(養殖)、マグロ、コダラ(魚です)、牛乳、ヨーグルト、チーズ、ビーフ・タコス、ハム、卵、鶏胸肉。
 
・サプリメント中に含まれるビタミンB12はシアノコバラミンで、体内でメチルコバラミンや5-でオキシアデノ汁コバラミンに変換される。

・吸収は内因子生産量により制限される。通常500μgのうち約10μgしか吸収されない。

・舌下錠やトローチなど口腔粘膜から吸収される製剤もある。

・ビタミンB12欠乏症の症状は巨赤芽球性貧血、疲労感、衰弱、便秘、食欲不振、体重減少

・手足のしびれ、刺激痛、平行機能障害、うつ症状、錯乱、認知症、記憶力低下、口や舌の痛み
 
・不可逆の障害を回避するためには早期のビタミン補充が大切。

・乳児期の欠乏症は発育不全、運動障害、成長遅延、巨赤芽球性貧血など。

・ 葉酸の大量摂取によりビタミンB12欠乏で併発した神経障害を修復しないままに巨赤芽球性貧血を改善するなど、ビタミンB12欠乏をマスクしてしまう可能性がある。
 
・そのためビタミンB12を補充せずに葉酸のみの大量摂取は避けるべき。

・ビタミンB12は食事からの吸収不全、悪性貧血、術後の吸収不良で不足する。

・高齢者では萎縮性胃炎、胃酸分泌低下でビタミンB12の吸収が低下する。

・胃酸量が減少するとVB12を利用する常在菌が増えるため、人体が利用できるビタミンB12がさらに減少する。

・萎縮性胃炎の人は自然食品中のビタミンB12吸収は低下するが、サプリメントのビタミンB12であれば吸収できる。

・米国医学研究所(IOM)は50歳以上の成人は栄養強化食品またはサプリメントからのビタミンB12を推奨している。

・天然のビタミンB12供給源は動物性食品に限られるため、厳格・完全な菜食主義者ではビタミンB12欠乏のリスクが極めて高い。

・栄養強化されたシリアルはビタミンB12供給源として有用。

・動物性食品を全く摂取しない母親からの母乳のみで育てられる乳児はビタミンB12が不足する可能性がある。重篤で永続的な神経障害が生じる可能性があり、要注意。

・米国栄養士会では妊娠中および授乳中にビタミンB12が行きわたるよう強化食品やサプリメントを推奨している。

・ビタミンB12は心筋梗塞等のリスクになるホモシステイン値を減少させる。
(血管障害のある糖尿病患者、若年女性と対象にした試験)

・高齢者のホモシステイン値も低下させた。

・ビタミンB12のサプリメントを7.3年間飲み続けた人たちの試験ではホモシステイン値が減少したにも関わらず、心血管イベントの低下は見られなかった。

・ビタミンB12低値とホモシステイン高値はアルツハイマー病、認知症と明白な因果関係がある。

・ビタミンB12 1000μg +葉酸400μg24週投与で血中ホモシステイン濃度が36%低下した

・ビタミンB12 1000μg +葉酸2500μg +ビタミンB6 50mg連日投与で認知機能の低下率が緩くなった。

・米国医学研究所ではビタミンB12摂取過剰による有毒作用がおこる可能性は低いので上限を設けていない。

・健康な人で食品やサプリメントから過剰なビタミンB12を摂取した場合の有害事象は見られていない。

・ビタミンB12 4000mg(4000000μg)を40ヶ月(3年4ヶ月)投与しても有害事象は一切起こらなかった。

・クロラムフェニコール(抗菌薬の一種)はビタミンB12の赤血球に対する反応を妨げる可能性がある。

・プロトンポンプ阻害薬(制酸剤)はビタミンB12の利用を低下させる可能性がある。

・H2受容体阻害薬(制酸剤)を2年以上連用しているてビタミンB12の貯蔵量が不十分な人は臨床上の問題が多く見られる。

・メトホルミン(糖新生阻害)は腸管運動の変動、腸内細菌過剰繁殖の促進、回腸細胞での取り込みの変化により吸収が低下すると考えられている。(カルシウム補給が吸収改善に有用な可能性あり)

・4.3年間のメトホルミン治療でビタミンB12値が19%減少した。対象群と比べてビタミンB12欠乏症のリスクが7.2%上昇した。


今回は以上です。

ビタミンB12もやはり重要ですね。

B50でビタミンB群として摂取していただいた方が体内でのパフォーマンスは上がります。
ではまた(*≧∀≦)ノシノシ